~*卒業TIME*~

~*卒業TIME*~

2006.06.14
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カテゴリ: *※小説1※*
もとへ
もとは俺が引っ越してきたからの一番の友達だ。最初に、『なぁ、お前ってどこから来たの?』もとが最初に言ってくれた言葉。今でも覚えているよ。もとは覚えていないかもしれないけど。すっげー不安だったとき、もとは話し掛けてくれた。何気に。その何気なさが最高だよな。なぁ、俺にとってもとは大切な友達だよ。本当は俺、もとが海のことを好きだっていうことを知っていたよ。でも、友達だから、何も言えなかった。今、考えてみればいけないことだったと思う。ごめんな。もとにお願いがあるんだ。もし、俺が死んで、海が倒れそうになったら支えてあげてほしい。俺はもう、無力だから。頼めるのはもとしかいないから。
今まで俺の友達でいてくれたこと、感謝している。ありがとう。そして、これから海のことをよろしく。


真帆へ
真帆には病気になったときから、相談にのってくれていたな。海のことでいろいろお世話になった。真帆には何回、お礼をいっても足りないと思う。真帆に出会えてよかった。海もそう思っているよ。これからも海の友達でいてな。海には真帆が必要だから。俺のこと、怒ってくれてありがとう。もし、あの時真帆がああやって言ってくれなかったら一生俺は後悔してた。
ありがとう。


父さんへ
俺を育ててくれてありがとう。母さんが死んで、誰よりも辛かったのは父さんだと思う。それなのに、俺も逝くことになるみたいだね。ごめん。父さんに何もしてあげられてなかったな。親孝行。最後までわがまま言ってごめん。最後の人生に俺の意見を聞いてくれてありがとう。
父さんが、父さんでよかった。ありがとう。


みんなは、手紙を読み終えた。声を出さず、涙だけが流れていた
「櫂君って、『ありがとう。』ばっかだね。」
「そうだな。」
「お礼を言いたいのは私達の方なのに・・。」
「櫂って優しいやつだよな。」
「うん!」
「海に、伝えてきてもらおう。」
「私達の思い、も。」
「海には後悔させたくないな。」






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Last updated  2006.06.14 20:53:53
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