くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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2008.01.04
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カテゴリ: BL小説
今日の感想は「許可証をください!」シリーズの第三弾ですが、一作目を

購入したのですが、シャレード文庫って中々増刷しないのか...
この本はめちゃくちゃ探して、やっと購入しました!


「嵐を呼ぶ台風!?~許可証をください!3~」
烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)
二見シャレード文庫



おまえも男なんだからわかるだろ?俺たちはどんなに忙しくたって
「これ」を切り離せるわけねぇんだよ


しれないという危機に直面していた。
前原が試作していた冷却器まで持ち出し、盆休み返上で生産を試みる
製造部の面々。しかし品証の弘に手伝えることはなく、自宅で通常通りの
夏期休暇を取ることに。そこへ工場に詰めているはずの前原が現れ、
好き放題した挙句。弘を手製の拘束具でベッドへ繋いで消えてしまう。
驚き慌てる弘のもとへ、北海道にいるはずの両親が突如乗り込んできて......。


「これ」は欲情なのですが(笑)
前原は本当、飾らずにぽんっと言ってくれます...それもカッコイイ(笑)

渇水問題や大学の事で忙しくする前原に、自分は休暇をとってしまい
申し訳ないと弘は気をつかって接するのですが、前原にしてみたら、
それよりも少しでも時間を作るから会ってくれ、抱かせてくれ、という感じで。


休暇中の弘の家に前原が乗り込んでくるのですが、その手には素っ気無い弘への
お仕置きとして「ハンドメイド・オブ・マエハラ」の手枷を持っていて
うっかり弘は「製造部で使う部品なのかい?」と思っているうちに装着されて
ぽーんっとベッドに転がされてしまいます

手枷は仕事の合間に、弘の事を想いながら、半ば弘の態度にキレながら

抱き合い始めれば溺れるのに、それまでは飄々としている弘を
休暇中一時でも逃がさないようにと、執念を込めて作ったものでした(笑)

まぁ、ここから手枷で拘束プレイが始まるのですが
暴れる弘に「馬鹿野郎、暴れるんじゃねぇ」って脅してどうするんだか(笑)


さくや、実を言うと「許可証をください!」を再度読み進めているときに
あらすじをアマゾン等で見て、一番次に読みたいっ!!と思っていたのが
この「嵐を呼ぶ台風!?」の拘束シーンでした。

まだよくキャラが掴めていなくて、それでぱっとあらすじを見て
「手枷っ!?わわっ、ダークなプレイ~!」と、シュチエーションで選んで
わくわくしていたのですが......これって確かにドキドキなんですけど...。

ある程度弘も前原も性格をつかめてくると、本当に健全に相手を求める
このふたりに「手枷」は必要か?って思っちゃうのです。
普段だったらめちゃくちゃ萌えますよ、さくや!(笑)

でもこのふたりにそんな...でも、お話の中で前原は手枷に繋がられた
弘を見てゾクゾクしていますが(苦笑)

とても悪い例え方を言うと、前原みたいな人って物に頼るんじゃなくて
.........殴るとか。力で押さえつけてそれで大人しくさせるような。
(いや、うちの親も職人気質な人で、昔はそうだったので。)
(ってそんな事、普通に読んでいる方は思わないですよね(笑)
(そもそもふたりは熱い恋人同士だし♪)

だからそんなアブノーマルなプレイがどうしても違和感あるんですよね。
このふたりには...うーん。

でも弘を抱きながら切々と手枷製造の苦労を語るのには、笑いましたけど!
だったら作らなければ良いじゃんっ!て(苦笑)
やすりをかける時も「弘の手を傷付けないように...」や、優しいのかな?
仕事で忙しくて会えなくて我慢していた分、めちゃくちゃ熱いシーンで
「あぁ、たまんねぇ」と前原が喘いでいたりして、すごく弘が好きなんだな
と、我慢できなくてしょうがないのね!と照れちゃうような濃い場面でした
前原の言葉が乱暴なのが、切羽詰っている感じが伝わって。

弘も手枷を外して欲しいので、いつもより甘えたりしますが前原には
魂胆がばればれで(笑)

散々抱き合った後、朝になって起きた弘が二週間ぶりとはいえ
あまりの前原のご無体に「前原、君を見損なったぞ!」とひとりで怒鳴るのが、
もう、その気丈さが大好きです弘っ!
そんな前原が見当たらなくて、ベッドから降りようとすると今度は
右手首に繋がられた手錠から延びた鎖がベッドの足にくくりつけられていて...

.............アラブものじゃ無いんだから!!(泣)
いや、いいんですけどね。

弘も「あの野郎、手枷を外すまでさんざん僕にあれやこれややらせたくせに
今度は手錠か!?しかもまた手作りだ。信じられない!」と叫んでいるので(笑)

しかも材料は工場の備品じゃないか!と、そっちを心配しているし
いや、それが問題じゃなくて!と、本当いつも弘のひとりコントは面白いです
緊迫していても、どこか考えが変なんですよね

そんな風にばたばたしている時に、突然弘の両親が尋ねてきちゃって合鍵を
持っている為に部屋に入ってきていて、パニックに陥った弘は力任せに
鎖を切るのですが...こういうところはやっぱり男性だな!としみじみ思います
実は前原はシャワーを浴びていて、あたふたする弘に
「同僚が泊まるのは普通のこと」と格好良く落ち着けと言い放ちますが
鎖を切った弘に「もっと太くてよかったか...」と冷静なのが(苦笑)

結局両親が来たことで、弘の休暇中は自分が仕事でも連日泊まって
一緒にいたいと思っていた前原と、元々忙しくしている前原が来ると思って
いなかった弘の、ふたりの気持ちの表し方から些細な擦れ違いが起こるのですが、
両親が来たことにより、お嫁さんになる人はいないのか?と何気ない
会話をすることで、今自分は「男同士の恋愛をしているんだ」と
今更ながら弘は自覚し始めます。
久し振りに両親と一緒に家で過ごして、なんて禁忌を...と悩みつつも
でももう前原への想いをとめられない。と

何だかんだ前作でも弘は悩んでいますが
やっと、対前原だけではなくて相手は男性だというリスクの部分も
考えられるようになったんだなぁと、着実に
前原と自分の関係を思い始めていて、読んでいて嬉しく思いました!

どうしても、やっぱり前原も弘も勢いで突っ走っている感じが強いので(苦笑)
前原が真剣に想っているのも解りますが、どこか恋愛の楽しさを重視で
一先ず重大なことにはふたりとも気付かないようにしていた感じがするので
じっくりと気持ちも成長していて、嬉しいです

大型台風の影響で工場の浸水被害に立ち向かおうと、たまたま居合わせた
前原と弘がふたりで力をあわせるのですが、このシーンはすごくふたりとも
格好良くて!暴風雨の吹き荒れる中、前原がフォークリフトを動かしたり
弘も30キロある土袋を積み上げたり、喜美津の、自分の職場の為に
頑張るのが、すごく素敵で。

正直、このシーンまで萌えはあっても延々と前原と弘の夜の攻防だったり
仕事をしていても、前原が弘にちょっかいをかけたり
両親との出現からお互い悩み始めたりと、喜美津の働くふたりとしてあまり
書かれて無かったので、こういうふたりの姿は本当待ってましたっ!

特に弘が土袋を運ぶ所なんて、こんな見た目は細身の美人さんでも
やる時はやる受けキャラは他では見れませんよね~♪

なんとか浸水への対処が出来た後、そういえばふたりっきりなのに気付き
我慢できなくなった前原に抱きしめられて、俺の匂いしかしないだろう?と
ここは俺の部屋だ。と言い含められて(苦笑)、仮眠室で抱き合うのですが
ここのシーンも熱くて、前原が腕力がある分どんな抱き方も
しちゃうんですよね(笑)
まるでお互い一歩も譲らない戦いの様な勢いで
弘も無意識でも意識的にでも、想いをぶつける前原を翻弄していて。

そして朝、弘がひとりきりで目覚めてみると、今度は鎖が太くなった
ハンドメイド・オブ・マエハラの足枷が...で、本編は終わります(苦笑)

あとは恒例の書き下ろしの前原視点なのですが、結構鎖に繋がられている
弘に嗜虐心をそそられて興奮していたり、からかうだけだったのに
「いきなり腰にきちまった」から抱いたと心の中で暴露していたり(笑)
愛情深くてどうしようもないな~。という感じですね

弘の家でお風呂の残り湯を使って前原の作業着を洗濯したら
入浴剤の色が移ってムンクの叫びのように奇妙な柄がついてしまって弘が
パニックを起こす場面があるのですが、イラストまであって弘の考えが
面白くで何時読んでも大爆笑させてくれます
「メーカーに聞いて何の色素かが解れば脱色できる」とか(笑)

あと付き合っている事を知らない前原の母親が、前原の過去の女性関係を
弘に言ってしまって、「今も女の所にいるかも」と言ってしまって
ちょっと疑っている弘に気付いて「ささやかな幸福感」と、
ニヤニヤとこころの中で感動していたり(苦笑)

前原視点でもあらためて男同士だと考え始めて「正当性もありはしない」
と、考えていてももう激情を止められない、と覚悟を決めているのが
すごく潔くて良かったです
ここでも我慢できなくて、突然弘の部屋のキッチンで抱いちゃいますが(笑)
でも(ったく、我慢きかねぇ身体だ!)と自分で解っている前原が可愛いです
攻めキャラが受けを好き過ぎて焦っているのを見るのは楽しい~!

ちょっとさくや的に、いつも通り楽しいシリーズなのですが何となく
非日常が入ってしまって複雑かなぁと思ってしまいますが...好きですっ!





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Last updated  2008.01.04 21:52:49


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