御城プロジェクト 0
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同人誌なので、在庫切れも早いと思うので画像は載せませんが...。秀香穂里先生の同人誌、「狂人推奨」あらすじは短くいきますが、友人(攻め)に突然檻の中で監禁されて全てをコントロールされることで、反発心と逃げたい気持ちから受けが友人に殺意を抱くまでの短編という感じです。思い切りネタばれをしてしまうので、お気をつけくださいませ...................正直、どこかで読んだことがあるような感じかな...。たとえ書かれているとしても秀先生の文章とは思えないし、相手を壊すまでの監禁もののお話におまけとしてBL(という言葉も違う感じ)がある雰囲気で、洋書や、昔の倒錯的な純文学にありがちな文章とお話そのままで読み終えた後は、「何だったんだろう...」とぽつりと思っちゃいました。こういう監禁ものにありがちな関係の、強者と弱者、実験者と被験者を、何となくの恋愛を混ぜて攻めと受けにしたような...。執着も間違った想いもあるけれど、既存の倒錯小説をなぞっている感じなんだもん。秀先生のカラーも癖もないし、精神的な痛さも甘いし、愛情なのか支配なのかがぼんやりしていて真ん中なのはぞくっとしますが...どこかで読んだことがある空気なのよね~(苦笑)だったら得意の身体的に逃れられない痛みと快楽を...があれば、もっと違ったと思うし登場人物をアルファベット一文字で呼ばせる言うのも新鮮ではないし硬い文章なので、何か違うとしか...。短編なので、簡潔に書かれているからかもしれませんがお話に入り込む前に、硬い文章に流されて一気にラストまで行ってしまった感じがしてラストの囚われた受けが、攻めに殺意を抱いて実行しようと壊れていないようで着々と壊れ始めているのと攻めは気付いているのか、気付いていないのか、明るく挨拶をしながら登場する場面で終わっていますが...決着は付けて欲しかったかも。この雰囲気だけで終わるのだったら、ある気がするんだもん既に。(特に攻めが明るく声をかけるという場面が、どこかで...ともやもやしちゃって)秀先生のお話は好きだけれど(苦手も多いですが)、このお話は「?」と思っちゃいました。...読んでいただけると解ると思います(苦笑)攻めが受けを監禁しようと思ったのは、積年の想いと、世の中は汚いから受けが汚されない様に自分が管理して守ってあげる...というところは、何ともいえない恐い気持ちだなぁと思えるのにですが...。いまいちこの気持ちが伝わってこないのよね...。でも、堅苦しく文学的に書かれているから、たださくやが理解できないようでむむっとするのだけれど(笑)直接的にと曖昧な表現と硬さが混在しているから、余計にシナリオの一部分みたいでお話として解らないのよね...。いや、解るのだけれど、オリジナルかというと違う気がする。言えてしまう事は、秀先生ではなくても描けるお話みたいで悲しい、ということかな。常識的な受けを追いつめる壊れた攻めも、意識的に書かれたと思う硬い文章もだから結局どうしたいの?な攻めの感情も。この攻めがもっと欲望的に壊れていれば、何か思えたし、続くのが前提のような謎が散りばめられているのも、読んでいて戸惑いました。何時までも徹底的に交わらないふたりだと思うし、ラストは最期への覚悟を決めているのに情緒的に余韻を残しておしまい、という感じで。難しいとも違うし、お話としてシンプルなのだけれどどこを読ませたいのかが...うーん。
2008.11.08
...本当に、楽天ブックスには呆れるかも(苦笑)注文した「Cool-B」と、後日セブンアンドワイに注文した品物が同じ日に届きましたセブンアンドワイの方が...サービス良いかも(ぼそり)とは言っても、セブンの方は箱の中に固定して本が入っていないので、防御のシートに包んであっても、折れていたりするのが結構今まであったのですが...。在庫表示のいい加減さと在庫が無いのに比べたらね(フッ)あと、セブンの方は、以前は新刊でも帯を取っているの!?という位、帯が無かったのですが今回の本にはちゃんと付いていて安心しました。大切な応募者サービスの券付きだし♪ぱらぱらっと見ただけですが、夜光花先生の「リアルライフゲーム」好きそうです!!しかーしっ一応は表紙下のCPが中心のような気がするけれど、4人がメインキャラとして描かれる所為か、描き分けで大変という事なのかひとりの攻めのお顔が、めちゃくちゃ悪人顔(笑)びっくりするくらい悪人顔(しつこく言いたくなるくらい)お話よりも何よりも、そのイラストで思わず笑ってしまいましただって本当に...以下略。これからじっくり読みますが......さくや、「堕ちる花」の続編云々よりこっちのお話の方が、上・下巻とかで細かく書かれても面白かったかも。ネタを解ってしまえば呆気ないのですが、それまでへの葛藤がキレイに纏められているのでもう少しドロドロとした感じで読めたら嬉しかったです。このままでも、すっきりしていて読みやすいという気持ちはあるけれど。...でも、延ばしたら延ばしたらで、テンポが崩れていっちゃうのかな。あと......ちょっとラストの事を。これから深くお話の中に入りたいので、何かを言うには早いかもしれませんが(苦笑)最後のひとことは演出的で、あまりにも狙いすぎて、嫌だなぁと思いました。映画のように...と夜光先生があとがきで書かれているので、余韻を残したいという事なのでしょうが.........「小説」にはいらない言葉だと思いました。どうも夜光先生って、最後がすっきりしない終わり方ばかりなのよね...(汗)お話がでは無くて、文の終わり方が纏まらないというか。好きな気持ちはありますが、あともうひとーつ!もし4人集まって、そのうちの2人がカリスマ的な魅力があったとしても、理不尽なゲームに従うなんてとんでもないし、普通は理性や常識が勝つと思うよ?(結構これって台無しな言葉だけれど・苦笑)まぁ...BLもお話も...ファンタジーだからね。
2008.10.08
勢いで書いちゃって、上手く言葉に出来なかったなぁと思いつつ考えていたらぴこーんっと纏めがでてきました(意味不明・笑)夜光花先生の「堕ちる花」。BLでなければ、面白いサスペンス小説だと思うのです弟の子供ながらの無意識の罪と(解っていないからこその無邪気な欲求)、それを隠そうとする弟想いの兄花にまつわる怖ろしい出来事、変わっていく友人たち...隠し事をしている村...背景がしっかりした(普通の小説にあるような)サスペンス過ぎてBL要素の必要性が、解らなくなっちゃって。罪を忘れている弟と、弟の為に思い出させ無い様に自分の元で見守る兄...だったら普通に面白かったと思います。愛情表現が薄いのに、抱き合う関係にしなくても...良かったような...。(いちゃいちゃ場面はいっぱいあるけれど、何か...伝わってこなくて)兄が弟を想っているにしては、女性関係が派手だったり、色々いい加減だったり想い合って一途になったとはいっても、女性関係のことを簡単に言うし優しい言葉は言っていても誠実さが伝わってこなかったり一番は弟を抱いた後に、ひとりで兄が逃げたのがさくやにとっては最大のあちゃー!なのですが(笑)何となく、BLの「兄弟の禁忌の恋愛」が背景と混ざらないままで、不思議な位置にあって。「兄は弟に執着している」という感じの言葉は何度か出てくるのですが言葉は出てきても、強さが無くて、さくやには伝わってきませんでした。だったら兄弟設定にしなくても別に良かったんじゃないのかな...。それかもっと、ドロドロの「お互いがいなくちゃ生きていけない」を前面に出すとか↑最初の頃の夜光花先生の作品って、特にそういう感情が強くて好きですいちゃいちゃシーンが無い方が、そのまま楽しめたお話だと思います。行き過ぎた兄弟愛だとしてもキスの描写くらいが、このお話には合った気がする...。うーん、サスペンスさとBLを「混ぜて」ドキドキさせてくれるのが夜光花先生の素敵さだと思うのだけれどな...。でも、BL要素がないと、どこかで読んだ(ドラマで見た)お話になっちゃうのよね(苦笑)特に花を燃やす場面とか。
2008.09.16
......さくやが合わないだけなのですっ!!夜光花先生の新刊と和泉桂先生がお好きな方は、この日記を読まないでくださいませ買い回りのときに、一番期待して買った本たち...かな(苦笑)「月宮を乱す虎」和泉桂先生小説リンクスで紹介されていて、お互い誤解がありつつも元主従関係で、今敵同士で攻めが受けを無理やり自分の寵妃に...なんて...なんてドキドキな!!そう思って、次に本を注文するときは一緒に買おうと思っていた本なのですがこのお話は「ファンタジー」なのです。えーっと、お話は素敵ですさすが敵対同士という感じで、想いをお互いに秘めているからこそ、受けは頑なだし攻めは誤解があるから酷い行為をどんどん受けにするし...と読んでいてふたりの想いと切なさが伝わってくるのですが...。和泉先生のお話って、途中までが長いのに、終わりはすぱっという感じじゃありませんか?あと、エピソードが込められすぎて、消化する前にEDに突入してしまって「あれっ!?」という。まだ数冊しか読んでいないさくやですが、文章は纏まっていて隙が無くて綺麗だけれど何かがぽろぽろ足りなくて、そこが苦手なのです。ED以外で一番引っかかった場面が、受けが「攻めが苦しむなら自分がいないほうが...」と次の展開を思わせるような言葉があって、「まさか...早まらないでっ」と、ドキドキしていると何事も無かったかのように、普通に生活(お話)が進んでいく...って、受けが思いつめたのを攻めが気付いて...とかいう展開を期待したのに、何も無いならどうして、終わりたいような言葉を出したのっ!!?とむむっとしちゃうような書き方があって...和泉先生って癖なのかな?不明なエピソードや余計な出来事で、文章を延ばす...では無いけれど、だらっとしちゃうイメージがあります。いちゃいちゃシーンも、萌えが散りばめられているけれど、お話と分離しているというか(他の本でこういう表現や言葉を見たな...とか)だから、延ばすだけ延ばしたのに、最後はすぱっと終わっちゃうから何だかなぁという感じで...。そして本編ラストが...そこまでが「ファンタジー」という言葉を忘れるほど「中華」という感じだけで、でもしっかりと進んでいて、さくやも最後に行くまでは、色々と違和感があるけれど好きだなぁと思えたのですが.......................最後に今までを壊すような「ファンタジーの奇跡」が。...いや、うん。ちょっと、一気に...醒めました。所々ファンタジーが散りばめられているならともかく、最後に奇跡が突然こられてもついていけないというか...今まではなんだったの(本音)前作やリンク作を読んでいれば、大丈夫なのだろうけれど途中まで、しっかりとした「戦乱期の中華風味」だったので、悲しくなっちゃいました「人間が迷いつつも頑張っている世界」だったのが...うーん。このシリーズにはこの場面が必要だったのかもしれませんが、この場面が無くてただ敵対する元主従関係の愛憎のお話の方が、無理も無くて、好きになれたと思います「堕ちる花」夜光花先生こちらが本題(苦笑).........さくやはどちらかと言えば、弟×兄好きなのだなぁと実感できました。あっ、このお話は兄×弟です元々最近の夜光花先生のお話は、合わなかったのですが、ぱらぱらっと全体を読んで、すぐにもういいやと思ったのは初めて...かも。もちろん、後でじっくりと読んでからちゃんと感想は思いますが...。過剰に期待しすぎた...の言葉に尽きると思います。そういえば、SHYNOVELSって、不思議な装丁と書き方なのですね(汗)さくやは、夜光花先生の言葉の使い方とか、場面が好きですいちゃいちゃシーンの余裕の無さとか(笑).......................えーっと、面白かった........ですか?さくやは......全て、無理でした特に兄の行動がいちいち癇に障るというか、所々夜光花先生の雰囲気なので好きになりたい、楽しみたいと思うのですが、お話も使われ切ったシチュエーションだし尚且つ、キャラも魅力的ではなかったので...。弟も、悩んでいるのは上辺だけのような感じだし、兄は自分勝手に生きているのに簡単にひとりで逃げたり、自分だけ終わらせて助かろうとしたのに最後はお互い好きだからラブラブとか...納得とかの前に何が何だか(汗)期待というのは、勝手なものだと思いますが夜光花先生だったら、もっとドロドロして内容があるお話が書けたんじゃないのかな...と他の作品が好きなさくやは思ってしまいますうーん......花の正体も...どこか昔のドラマでよく描かれたような...。あと、受けキャラの方を好きになるさくやですが夜光花先生のお話だと、「攻めキャラ」も今までは好きになったのですが今回は想いもよく解らなくて呆気なくて、がっかりしました。どういけないのか解っていないのに「兄弟同士で...」と罪悪感に夢見ている感じで。もしかしたら、兄が豹変するかな...と途中まで、最後の期待を持っていましたがラストのエピソードも..........はっきり言ってしまうと、そうだろうねということをただ書かれたとしか...。まだ、弟を同級生が襲ったから兄が同級生を...とかなら、残酷だけれど、もっと兄弟同士の絆のインパクトはあった気がします...。本当に兄が中途半端というか、何というかもう(恋愛としてはいけない愛だけれど、ただの身勝手で弱気な良い人間としか)村の事も花のことも、他のキャラたちが多かったり、エピソードがありすぎて大きい事件なのに纏まっていないというか。同級生が苦しんで叫び出したときは、他のシリーズかとびっくりしちゃったけど(苦笑)何だかねっ、BLじゃ無かった気がするの!!(汗)兄弟という禁忌も、他のエピソードも、題材や書き方は重いのに何で全体的にみるとこんなに薄くなっちゃうの?...という。バランスが悪すぎて事件性も大きく入れたから、兄弟で想い合うのが軽くなっちゃったというか元々お互い好きだったからで済まされたら、読む意味が無いというか。いちゃいちゃも弟への想いよりも、その時に「他の女とはこういうことを...」みたいな言葉が良く出るので、デリカシーの無い感じが、訳解らなくて。なんで好きなのかなぁと。...兄弟だからか(汗)どうしてかな...。ちょっと、手元に本があるのが辛いです好きな先生だからこそ。あっ、これはさくやの印象なので、お好きな方、本当にごめんなさいっ!!!...しかも、次のお話もあるみたいですが...どう広げるのかな...。...これでもう感想になっている気がしますが(笑)じっくり読んでから本の感想は書きたいので、個別にはまた後でにします夜光花先生の本は、久しぶりに気合入れて購入したのだけどなぁ
2008.09.15
いつの間にやら、榎田尤利先生のマンガ家フェアの特典が増えていますね(涙)新刊の「きみがいるなら世界の果てでも」には小冊子A既刊本を購入すると小冊子B...................いったい、いつの間に!!!(涙)確か先月見たときは、連動のフェア以外は告知が無くて、コミコミさんでも何も無くてだったらどこで購入しても良いかな~と思って、安心して忘れていたのですが(苦笑)発売日って9が付く日だったよね!?と思い立ってサイトを見てみたら.........一気にフェアが増えて...う...うえーんっ!!!はっきり言って、こういうやり方って嫌いっ!だったら全員、もしくはある程度在庫があるなら良いけれど、買えないからとかではなくて読みたくても読めない人がいるこういうやり方は...ううっ。前回のchara文庫フェアもそうだし、もう、もう。開催の本屋さんだって偏っているし、今回はどうしても...!と思ったけれど県外くらい遠いのだもんっ...ネットのお店も記載されているけれど、行ってもフェアの事何も無かったし...。榎田先生も作品も好きだけれど、好きな分突然のこういう展開は...がっくりしちゃいました。さくやがどたばたしていて、チェックできなかったのもあるしメールも読めていないのでコミコミさんのメルマガが届いていても、読んでいないのがいけないのですが、特典があるならある、無いならないで発売直前とかでは無くて発売が決まったと同時に、きっと解っているのだからはっきりさせていて欲しいです(こういうドタバタ特典ってBL系の本くらいよね...)お客様相手のお仕事していたからか、買い手の事よりも本当にこういう「特別」にさせたいようなやり方って...苦手ですヤケ起こして、泣きそうになりながら、指がふるふるしながらたった今b-boyショッピングに登録してCDだけは予約しましたよぅ!ほんと、泣く...(苦笑)小西さんと福山さんのコメントも聴きましたか、どう予想を裏切ってくれるか...です想像した感じだと、小西さんだと定番過ぎて色々と他作品と被ってしまうし福山さんのお声で甘くされても、想像はできるけれど作りすぎて「ルコちゃん」とは違うなぁと思ってしまうので(苦笑)作っているという事なら完璧に想像できるお声なのだけれど、さくやにとってはルコちゃんと東海林は何となく違うのよね...。はふーっ、今月の嬉しい事はこの作品くらいだったから本当にショック...。コミコミさんといえば、発売日のカレンダーを見ましたが夜光花先生の新刊は兄弟ものなのですねうーん、意外性は無いな...。(↑きっとこのシチュエーションは得意だろうなという感じで)
2008.09.10
八月に入ってから、ふと気付いて、いつ頃届くのだったかなぁと不安に思いつつも(苦笑)華藤えれな先生のサイトで、発送を始めていると知りわくわくしながら待っていた、「スレイヴァーズシリーズ完結フェア」の応募者サービス本ですが...昨日さくやの元にも届きましたーっ!!!わーいっ、わーいっ!(舞い上がり)しかもっ、これがなんて可愛らしいっ♪...いや、さくやはミニチュア物が好きなのですが、このプレミアムブックはページ数は半分くらいですが、全くのリンクスロマンスと同じ装丁なんですっ!なんだかリンクスロマンスのミニチュア版を見ているようでさくやには可愛く見えちゃって、きゅんとします(笑)こういう応募者サービスの本の場合、ページ数の少ない同人誌の様な、ちょっと本棚に入れると解らなくなってしまったり、背表紙だけでは何の本か解らなかったりして、色々とあたふたとしてしまうのですが、この応募者サービスの本は、まるっきり大きさは一緒なので本棚のスレイヴァーズシリーズや他の小説リンクス関連と並べてもキレイに収まります!!これって、ステキな事ですよんっまだぱらっとしか見ていませんが、雑誌に掲載されたお話と書き下ろしなのかな?それとも全部書き下ろしだったかな?(それは無いかも)久々に柊一さまと冴木の「やめろ...!」と「柊一さまのお身体は...」の最初らへんのやり取りを読んだので、懐かしく思いました(笑)でも、ちょっと今BLこころに余裕が無いというか、華藤えれな先生の文章にも離れている所為か懐かしいと思うのと同時に、綺麗な文章過ぎてちょっとだけ違和感が出てしまったかなすごく大好きな気持ちがいっぱいで読んでいると思わないけれど、華藤先生の文章は少し表現に飾った上品さと作りこまれた感じがあるから合わないときは合わないのよね...。柊一さまと冴木の関係がむむっと思えてしまうというか。いつもは柊一さま好きなさくやなんですけどね(笑)まぁ、それも読み始めたら世界観にじっくりと浸れる気がしますちなみに、どれくらいBLこころに余裕が無いかというと、先日買った沙野風結子先生の本を読めないくらいです(苦笑)うーん、発売当時はすっごく読みたかったのだけどな~。何はともあれ、華藤えれな先生のプレミアブック!!とても嬉しいですっ華藤えれな先生、小説リンクスの方、素敵な本をありがとうございます!
2008.08.09
b-boyコミックスを買ったので、何となくチラシを見てサイトに行ってみたら榎田尤利先生「マンガ家シリーズ」完結記念の応募者サービスの詳細が掲載されていて、きゃーっ!!と叫んでしまいましたっ何かフェアがあることは知っていましたが、中々詳しい情報は無かったのでまさか本が延期とか...と、嫌な事を思ってしまいましたが(苦笑)うーん、でもさくやの気持ちだけれど、マンガ家シリーズのお話がどれも好きなのでピックアップされているのは「きみがいなけりゃ息もできない」のルコちゃん関係だけなのに「マンガ家シリーズ」完結記念って纏められちゃうのは複雑かも。どう見ても他のお話はあまりフェアに関わっていないのだし「ごめんなさいと言ってみろ」とかも好きだから...。それはさておき♪小説が9月19日に発売予定で、「きみがいるなら世界の果てでも」CDが9月24日発売予定で、10月発売の「小説b-Boy 11月号」にはSSしかも「小説b-Boy 10月号」にもアフレコレポだなんて...!!いやーっ、チェックしきれない~っ!応募者サービスは、とりおろしCDドラマ「きみがいなけりゃ陽ものぼらない」......きっ、気になる!と、舞い上がって喜んだのも束の間1500円って!?(汗)しかもご親切にも、手数料が最低でも200円かかるって...。うわーおー(苦笑)最近、よくCDの応募者サービスがありますが、drapでは3000円したり何というか、商品と応募者サービスのお得感と違いが解らないままに必要なお値段だけ高くて...うーん、聴きたいけれど期待していいのか悩みます。ちょっとしたドラマと数分の挨拶トークだったら何だかなぁと思っちゃうし。だったら音だったらCDにつけて発売して欲しいかなまだ榎田尤利先生の書き下ろし小説と、コミックスの小冊子とかの方が嬉しいかなぁ。音や声って原作が大好きでも、好みが分かれるだろうし............本もCDも、為替も手数料に恐がりながら買っちゃうだろうけれど!(笑)締め切りが12月だからしょうがないけれど、発送は来年の3月という言葉に、苦笑いしちゃいましためちゃ先だな~(苦笑)しかも、b-boyのショッピングサイトで購入すると、書き下ろし小説付だなんて!!会員登録面倒~っ(笑)送料だって400円かかっちゃうよ!?ううっ、絶対注文しちゃいそうだけれど、コミコミさんとか送料無料なのに...くすん。こういうみんなが楽しみなのは共通特典がいいなしかし、さくや...以前は結構買っていたレーベルなのですがリブレになってから、敷居が高いです(苦笑)商業的過ぎるというか、なんか雰囲気が好きじゃないのよね...。あと、ショッピングサイトのトップを見て、リブレだなぁと言う絵柄ばかりで苦笑いしちゃいました。作品は違っても、イラストを描かれる方が固定されているというか。人気のイラストばかりだとは思うけれど、人気に固執していて意外性が無いというか他のレーベルと比べて、遊び心が無いなぁと思っちゃいました
2008.08.07
今日は、郵便局に行っていおかいつき先生「真昼の月」完結フェアの申し込み封筒を出してきました!うわぁ、締め切り日に余裕がある(笑)応募者サービスとかって、いつもは直前にあたふたしちゃうので、しっかりと覚えていて、余裕があるうちに……うふふっ、めちゃ珍しい(汗)あと、一昨日位に知ったのですがさくやは沙野風結子先生が、アラブものを書かれたことにびっくりしました(汗)まだ購入していませんが、このシチュエーションってお約束というか、一本道というか、萌えはあるけれど書き尽くされた雰囲気が漂っている気がするので、それを今、沙野先生が…と思うと、不安もありますが読んでみたい気持ちもありますどうやら一捻りあるみたいだし♪…まぁ、大まかなストーリーは、お約束みたいらしいのですが(苦笑)キャラの名前とかも、地域が限定されちゃう所為か、似通った名前ばかりなのも、このシチュエーションの苦しいところですよね…。うーっ、今月こそは買いたい本を纏めよう!そうしないと、読みたいはずなのに、何から買ったら良いのか解らなくなっちゃうのだもんっ(汗)
2008.07.01
一気に本が届いたので、わくわくしながら読んでいます♪でも、久し振りにタクミくんシリーズ(「プロローグ」)を読んだら、雰囲気についていくのに四苦八苦(苦笑)全然お話は進んでいないし、2年生と3年生のお話がごちゃまぜだし。昔は気力があったから、ついていけたんだなぁ(泣笑)1冊目の話題も本文では「一昨年…」とかだから、違和感がすごくて(汗)最初が発売してから何年も経ってるんだもん。あと、帯が実写バージョンで、ここで見るとは!?と大打撃を受けました(笑)あんなに避けていたのに(苦笑)そして………。久し振りに読むのがイヤになった本が一冊(苦笑)好きな方には、本当にごめんなさいっ!!さくやには無理ですっ!「主人は犬に愛される」あらすじや今までの作風を見て、たとえ不安があっても、気になった本は、さくやは納得して購入しますが……こーれーはーどうなの~?(汗)前作から苦手意識が出始めていたのですが、以前のお話は好きだから…と、ある意味覚悟や諦めも持ちつつ手に取りましたが…。まだぱらぱらと一通り読みですが、ひどい……ぞ?(苦笑)苦手な本や、合わないといっても、「キャラが魅力的だけど、お話が合わなかった」「お話は面白いのにキャラが苦手」などなど色々ありますが、お話かキャラのどちらかでも魅力的なら、その一冊はとてもでは無くても楽しめると思いますがっ!!これは…うーん(苦笑)キャラは受けも攻めも、はっきりした個性が無くて、ぐるぐる勝手にしていて意味不明だし、受けに至っては性格が変わる描写の必要性が解らないし、お話も頑張って読みたくても、訳が解らないしで、久し振りに選んだ自分に悲しくなりました(涙)…うーん、このお話はどうなのかな?さくやは「むむっ!」とまでしちゃったけどあっ!今週の「銀魂」はすごかったですね~(笑)リアルタイムで堂々とは見れませんでしたよ~!伊東鴨太郎はこのままOPにいるのかな?でも、さくやは最近まで銀魂を見ていなかったのですが、深く長くなりそうなエピソードでも、結構バサッと数話で終わりになっちゃうのですね(苦笑)ちょっとびっくりしました。もう少し描くのかなぁ?と思っていたので。しかし今回のテリプリ発言といい、ブラックジョークばかりでしたね~(笑)戦争と聞いた時の銀さんの嗤い怖いっ!あと、1~11月の名前のキャラをおひとりが演じてて、EDでずらっと並んだキャラ名とお名前に、思わず笑ってしまいました(笑)結構、アニメを録画しても、見ないままDVDに移してしまう事が多いのですが、ちょこっと見てみた「マクロスF」…(苦笑)うわぁ。何だろう、この女性キャラが軽い感じ(汗)マクロス2は、ヒロインの女の子がミステリアスだけど可愛くて、大好きだったのだけどなぁ。見ていたいけど、作風が合わないなと、思っちゃいましたオトナっぽいのでは無くて、ただ奔放な感じ(苦笑)それにキャラデザが、もうあの方じゃ無いのかな?(最近のマクロスの事は全く解らないのですが)最初はOP曲も、響きが不安定に高くて苦手でしたが、だんだんと好きになりました(苦笑)うーん、不思議とクセに。「奇跡の海」は、さくや大好きなのだけど。思わず「きーみーはー」とサビを口ずさんでしまいます
2008.05.17
「お嫁においで」、森本あき先生お夕飯を食べて、ごろんとしていたらいつの間にか寝ちゃってて、起きたら夜中でびっくりのさくやです(汗)時間がもったいなーいっ!!なので、夜中に感想ぽちぽち(苦笑).........眠いような、目が覚めているような不思議な気分です...でも眠いかも。「お嫁においで」森本あき先生(イラスト・ホームラン・拳先生)ダリア文庫パン屋で修行中の羽村杏と、大手商社営業マンの山県柾は20年の付き合いになる幼馴染。二人は同い年の26歳だが、柾は二股、三股当たり前、来る者拒まず、去る者追わずのろくでなしで、彼女が途切れたことが無い。対する杏は、生まれてこの方一度も彼女が出来た事が無い。実は、杏は密かに柾に恋心を抱いていたのだ。そんな杏に、柾はある日「偽装結婚しよう」と言ってきて――!?何となく、さくやはカワイイ感じで好きなのですが(ここまでご都合設定だとね・笑)、壁に投げたくなる思いもあります(苦笑)簡単に纏めちゃうと、遊び人だけど小学生の頃から杏を抱きたいと想っていてでも想いを受け入れられる事は無いと、せめてだったら友達でいたいと、長年他の人達を身代わりにしているろくでなしな柾と彼女が欲しいと言いながらも一途に柾を想っている、色々な事に優柔不断な杏が、遊んでばっかりの柾の結婚を心配する母親が入院した事で、退院後の母親の看護と、安心させるため、女性だと後々面倒なので幼馴染の杏と「偽装結婚」をしようと提案......というのを建前に、長年の想いに我慢できなくなった柾が、丁度良い機会だと体だけでも欲しいと、そして何となく杏の想いにも気付いているからお嫁にもらってしまおうと強引に話を持って行くという...上手く説明できない(笑)もう...何というか、森本先生じゃなかったら許されないお話だと思います(苦笑)それくらい特殊な流れのお話なのですが、「森本先生だからね~!」と念じながら読むと、不思議と楽しめるような。「花嫁シリーズ」の雰囲気とキャラが、さくやは好きだったりしますがこのお話の良さははっきりとは思い浮かびません...(汗)でも、元々柾は杏を想っていたし、専業主婦になれと言う位の束縛的な愛情なのでどこか読んでいて心地良いのかな...?ただ、さくやにとってはキャラが魅力的じゃないんですよね(苦笑)杏はパン作りが大好きで、パン屋さんで働いていても、結構簡単に辞めてしまったり(色々事情はありますが、もっと自分の仕事への誠意とか、他を紹介してもらうとか)26歳という年齢がありえない言動とか、感情表現なので、好きになれなくて。健気を通り越して、夢見がちというか自主性が無くて優柔不断さが、うーん。そもそも、昔は読めたけれど「杏」(あんず)とか、名前で拒否感が...ううっ。あまりに受けに夢見がち過ぎる名前だと、引くというか。さくや、柾は大嫌いだし(笑)森本先生の描きたい、「身勝手でも本当は受けには一途な攻め」を表現したのかなぁというのが伝わってくるのですが、理解できないというか。プライドが高くてそれまで勝手な自論で遊び歩いているくせに、突然自分の想いが我慢出来なくなったから遊び相手を切って、行動を起こすというのがね何様......という感じで(苦笑)どんなに「好きだから」で取り繕っても、傍で遊んでいる姿を見てきた杏が今までの柾の姿を無しにして流される気持ちも、今までも杏しか愛していないから、それまでの自分の行いは忘れろと言って、想いを伝える柾の気持ちも解りたくないし。本当に、攻めの為の都合をぎゅーっと凝縮したという感じ(苦笑)元々両想い同士なので、柾は旦那さんで杏はお嫁さんで、ハッピーエンドになりますがすごい力技だと思います...はい。母親の前で...したり、恥ずかしさとか無いのかと理解不能な場面が多いのですが...。(プレイとかじゃなくて、キャラたちのモラルが無い描き方というか)なーんでか、この本手放せない(笑)杏が、「偽装結婚」なのに信頼してくれる柾の母親を騙すなんて嫌だと悩む場面とか何故杏と結婚しようとしたのか、堪え切れない想いを全部言う柾とかちょこちょこっと、乙女ごころ...乙女!?(でも乙女って表現がぴったりだなぁ・笑)乙女の萌えこころをくすぐるシーンが出てくるんですよね~。ありえない設定なのに、何故か読んでしまうように惹き込むお話を書かれるのはこういうところは、森本先生ってすごいなぁと思います。でも、まだ他の本のほうが話がしっかりしているかな(笑)花嫁シリーズとかは、まだ「物語」があるけど、この本は、ハッピーだけど攻め(と、母親)の身勝手さが強く残っちゃって。......うーん、こんな攻めが書けるなんてすごいなぁ。でも、他の本でも結構「遊び人攻めだけど受けに想いが伝わったら一途」が多いですよね...。だからさくや合わないのか(はっきり言うとね・苦笑)だったら、自分だけ理屈と逃げを作って楽しんでいる前に、ある程度戸惑って遊んでも、受けへの想いを認めたら、真正面から真剣に想いを伝えようとしなよって思っちゃうから。散々自分の流れに持っていって、尚且つ受けから想いを自覚させたり告白させようとする魂胆が苦手なんだろうな、さくや。あと、杏がまるで攻めの残酷で身勝手な理想の形の様に「純粋無垢で綺麗なまま」なのもむむっとするというか、人間を描いているはずなのになのにお人形さんじゃないのだから攻めは勝手なのに受けだけ純粋性を押し付けがましいのは本当に、さくや無理...。ふたりとも「純粋」なら、まだ好きですが、なんでBLってこういうお話ばっかりなんだろう。...あっ、でも森本先生好きですよ?(苦笑)ひとつひとつの本の中に、この場面はぴったり合うっ!!というのが必ずあるので。やっぱり、読ませ方が上手なんでしょうね。何だかんだと言ってしまいましたが、攻めが強引で、受けがお嫁に行くお話が好きな方には、良いと思います♪(おすすめかどうかは別として・笑)表紙を見ていただくと解るように、美形攻めと可愛い子受けですし。設定も、結婚だけど貴族とかではなくて舞台が普通の現代でなので、どこか夢の様なかけ離れた感じじゃなくて珍しいんじゃないかなとも思うし...。あっ、新也先生の「嫁に来ないか」があったか(笑)ふふふっ、夜中から感想を書き始めましたが、朝日が出てまいりましたよ~!おはようございまーすっ(苦笑)
2008.05.07
ついに「真昼の月・中」(いおかいつき先生)がさくやのもとにっ!今日、一冊だけなのに(しかも分割発送はお願いしていないのに)、宅配便で届きました~!予約品だと、こういうシステムなのかな?一緒に注文したビーズログはメール便で、一足先に来たし。……………んんっ?発売日って4月30日だったような…?まぁ、何はともあれ♪これからゆっくり読みたいと思いますちょっとご飯前に、ぱらぱら~っと読んでしまいましたが(笑)秀一がカッコイイですっ抱かれる立場ですが、過剰な見返りを求めるのではなくて、誰に負けるでも無く、自分のカラーに染めるでもなく、淡々とした態度だけど大切な人達やポリシーは守る、なのに「受け」な秀一が好きですっ真昼の月・上も読んでいますが、好き過ぎるお話だと、中々感想が書けません(苦笑)
2008.04.28
なんとなく、そろそろ発売だなぁと思って楽天で「真昼の月・中」を検索してみたらいつの間にか表紙がアップされているじゃないですか~!「真昼の月・中」いおかいつき先生(イラスト・海老原由里先生)本当にいつの間に...(苦笑)しかも、さくやが見たときは「予約在庫数残り22冊」だったので、思わずビーズログと一緒に注文しちゃいました...。絶対、前回の経験から予約しなくても、たとえ予約終了でも、何事も無かったかのように平然と当日から販売されているって解っているけれど(泣笑)「予約しなくっちゃ!!」と勢いで...ううっ。うーん、この場合、届くのは発売日当日なのかな?それとも普通に数日過ぎてからなのかな...。昨日「真昼の月・上」を読み返していたので、早く続きも読みたいです♪書きおろし短編も楽しみ~!...しかし、この表紙のセレクトは何なのかな?(笑)これってリーフ時代の最後、4巻ですよね...あれっ、3巻?(あやふや・汗)こういう感じだとー.........「真昼の月・下」は描きおろし表紙って、期待しちゃうぞ!自分で書いていて、ありえなさそうで苦笑いが(涙)
2008.04.23
さてさて...、好きなのだけど苦手なのだけど設定は萌える本(苦笑)なので、辛口感想なのですが、惹かれちゃうのです色々ともったいない感じなのですよ~!!「黒い夜の陰謀」あすま理彩先生(イラスト・音子先生)ラヴァーズ文庫弁護士の白川佳純は、黒い噂のある若手代議士の犯罪を裏付ける決定的証拠を掴んでいた。しかし、追い込む寸前で事故に遭い記憶を失ってしまう。佳純が目覚めたのは、浩基という恋人の部屋で、浩基は佳純の体力が戻っても、マンションから一歩も外へ出そうとはしなかった。自分を監禁状態にする浩基に対して、次第に疑問を抱くようになった佳純は時折フラッシュバックする記憶の中に、以前の浩基の姿を見るようになった。鋭利な視線と、凍りつくような冷たいオーラ...。いつも優しく自分を抱く浩基とはかけ離れたその姿に、佳純は激しく動揺して――。...ねっ?さくやが好きそうな(笑)えーっと、最初に書いてしまいますが、恋人がいる佳純は黒い情報のある政治家の情報を偶然手に入れますが、その情報を表に出されては困る人間(浩基の恩師)に追いかけられ事故に遭い記憶を無くしてしまいます。傷ついた佳純を誰よりも先に見つけ、記憶喪失な事を知った浩基は恩師を裏切ってでも、以前から惹かれていた佳純を「自分が恋人だ」と偽り自分の家に、佳純の安全のために誰の目にも触れられないように閉じ込めます。記憶は思い出せなくても連日抱かれて、自分のものだと言葉で何度も言われる度に段々と浩基が恋人だということを理解していく佳純ですが、お金を持たせてもらえない、鍵を貰っていない、部屋が違和感がある...と、少しずつ今自分がいる場所が可笑しい事に気付きます。フラッシュバックで本当の恋人の事や、誰かに追われていた事、執着と愛情をぶつけてくる優しい浩基の冷徹な本性が思い浮かび、混乱していきます。最終的に記憶が戻り、浩基の部屋を逃げ出しますが、追いかけて来た浩基から佳純を守るために、そして恋人から奪いたいが為に偽ってまで閉じ込めていた事を知りもうすでに、激しく深い浩基の愛情に囚われていた事に気付くのでした。あのですね、BLも色々な方々に好みとかもあるし、数字で評価とかは難しいと思いますがこれは星で表現したい(苦笑)全体としたら星★なのですが、シチュエーション的には星★★★★です(笑)あくまで、さくやは(笑)ちょっと前にも書きましたが、ただの読み手のさくやにも、ページを延ばしているっていうのが多くの場面で解るんです。15文字くらいだけが、延々と並んでいるページが本当に多くて。そして、無駄にえ○ちシーンがあります。浩基との初めてと、あとは4~5回くらいかな?いくらさくやがBL好きでも、ただ闇雲に(ページ量の為とか)というのが伝わってきて、正直いらないと思いました。それなのに、説明も無くて...うーん。こんなにいちゃいちゃシーンがあるなら、もっとお話を入れてほしかったなぁ。恋人との関係も、これからホテルで泊まるって所で場面が切れているのに浩基に抱かれたのが初めての経験だったとか。何度も恋人の事での回想で、部屋を取っていると言われて頷いたのだ...とかあるのにだったらこのホテルでは断ったの!?どっちなの!?って(苦笑)書いてないから、どうして断ったのかとか気になっちゃって。自分も恋人を好きになっていて、部屋を取ったって誘われているのに。戸惑っている佳純ですが、恋人同士なのだからと納得というか抱かれても良いとも思っているのに...。お仕置きと称して媚薬を入れられて苦しんでいるのに、浩基が仕事でいない間に場所をつきとめた恋人(佳純は忘れているけど)から電話が来た途端、自分の事が知りたいと、何事も無かったかのように待ち合い場所に行ったり。媚薬はどうしたのっ!?て感じ(苦笑)あと突然、裸エ○ロンから始まったり(いつも何故か佳純って裸エ○ロンなの・笑)お話の繋がりが無いのも、ここまでくると泣けてきます...くすん。確かにBLにそういうシーンは求めてしまうかも知れませんが、さくやはお話も読みたい。説明も無く、意味不明な言葉の間の羅列があって、本当にもったいない。え○ちシーン飛ばすなんて、さくや滅多にしないのに(笑)ただそういうシーンを切り取ってひとつのSSとして楽しむだけなら、ドキドキしながら読めますが、これがお話に直結しているかというと違っていて。でも、ここが書きたいのねって言う魅力的な場面もあるんです。この余計な引き延ばし分が無くて、無理に長編にしないで、短編だったらさくやにとって本当に好きなお話になったと思います。だから、好きなのにもどかしい...。そういう形態がラヴァーズ文庫で無理なら、他で...とか思っちゃいますがお話の雰囲気的にはこのレーベルなんですよね。きっと、読んでいただけたら解ると思うの、この気持ち(苦笑)でも、おすすめはできないの(笑)恋人も必死で佳純の事を探すのですが、最後会った時に佳純が浩基を好きだと気付くと何も言わずに、ふたりの前から立ちさります......なんでなのよーっ!(あっ、本音が)しかも佳純も立ちさる恋人を振り返ることなく、こころの中でありがとうって...そんなっ短編だったら、それでも良いけど実は恋人も黒幕だったとか、浩基ともっと争うとか、使いやすい立場のキャラだと思うのに...っ!あっさり身を引くから、もうっ。でも、さくやは好きなのよ...ううっ。正義感溢れる弁護士の青年が、重大な情報を掴んではいるけれど、記憶喪失になってしまい敵か味方か解らない、本当に愛情なのか解らない男性に言われるがまま閉じ込められて、男性しかいない狭い世界だけで過ごして、そして...というのと、浩基はいつ佳純がお互いの立場を思い出して、自分を罵るかに緊張しながら恩師を裏切ってでも、思い出さなくても良いと思えるほど、佳純との生活を大切にしていたり...。ほらねっ!ドキドキでしょうっ(設定は好きーっ!)キャラも魅力的なんですよ?佳純は記憶を失う前の生意気さと、失った後の従順さとか。浩基は本性は冷徹でも、佳純には優しさだけで接したいという描写がよく出てきてすごく想っているのが伝わるし。佳純が見つかったら恩師の追っ手に消されるかもしれないから、必死に外に出さないようにして、自分の家が全てだと言い聞かせているし。嫉妬したらすごいし(笑)なので、読んでいてちょっと切なくなります。あすま先生の本って結構以前読んでいたし、「執事は夜の花嫁」は今でも大好きなので。好きなのですが、もどかしい。これ以上感想を書いてもしょうがないかもしれないけれど、好きだったの。先生のお話が。この本も、こう自分で「この場面の次はここっ!!」って設定して読むと良いと思います(笑)もう自分で選ぶ感じで(苦笑)設定ポイントが解るから♪......何でかなぁ、本当に部分的には素敵なのに、どうしてかなぁ。辛口感想でごめんなさい。
2008.04.20
★夜中に書いた日記ですが、突然の楽天ブログのメンテナンスで書き込みできなくて 今改めてアップしています。夜中に「眠いけどこれは書きたーいっ!!」というこの時の 気持ちのままを伝えたかったので、直さずに原文のままです(笑)★眠いけど、何となくアマゾンをうろうろしていたら、気になる記念小説はっけーんっ!!画面をうろ覚えで日記を書いているので、あやふやですが...(苦笑)ラヴァーズ文庫創刊4周年記念(ここが、アニバーサリーとか、英語だったわ・笑)「ラブコレ」執筆陣は愁堂れな先生夜光花先生いおかいつき先生イラストは奈良千春先生國沢智先生...........あれ?どうみても書いてなかったけど、イラストレーターさんがひとり足りない?(苦笑)それとも奈良先生が2作品分かな。さくやとしては、いおかいつき先生&國沢智先生(もしかして、一馬と...あの白衣の攻めの...)↑お布団の中だから、暗闇の中本棚まで名前確認に行きたくない(笑)夜光花先生&奈良千春先生愁堂れな先生&奈良千春先生この組み合わせかな?でも、この前の「ラブコレ」もだけど、数人の作家さんが参加って......さくやには読めないお話もある訳で(苦笑)あ、でも夜光花先生のシリーズものも、この本と同じ発売日だったから、夜光花先生はこのシリーズかな?多分、発売日は5月25日だったような。前回が、夜光花先生の番外編と、ラフ画とか4コマが掲載されていて好きだったので、今回も買いたいけれど......どうかな~(苦笑)いおかいつき先生のサイトにでもお邪魔してみて、情報を見たほうが良いかな♪
2008.04.20
さくやのめちゃ好きなお話です(笑).........いや、もう、そうとしか言えない(苦笑)「駆け引きのエクスタシー」あさひ木葉先生(イラスト・実相寺紫子先生)プラチナ文庫負けたら服を脱げ―。豪華客船のオーナー・藤堂との賭けに負けた、ディーラーの喬。服を取り戻す代価は、体だった。しかし喬は不感症で、ゲームにしか快感を感じない。なのに藤堂の卑猥な台詞に肌が震え、熱を孕んだものを苛められて悶えた。「四つ這いになるんだ。もっと深い愉しみを教えてやろう」初めての悦楽と感情に戸惑い、翻弄される。なぜこの男に、こんなにも感じてしまうのだろう?藤堂の官能的な眼差しに見つめられると、胸の奥底までを愛撫されているようで…。あさひ木葉先生のお話は、さくやのお家に結構あるのですが、好きか苦手か作品によって酷く差が出ます。それは、どうしても「プレイ」が描きたいが為なのが伝わってしまったり、お話が似てしまったりで、期待した分、読んでショックを受けるのですがこのお話も、最初は好きではありませんでした(苦笑)でも、今は好き(笑)だって、受けがある意味奔放で、攻めが一途だから!!(さくやの好きなタイプですね~・汗)でも以前は苦手だったのよ?攻めの性格が解らなくて。え○ちシーンが濃いかなぁとか......今じゃわくわくだけど。好みって変わるものですね(苦笑)ディーラーの喬は、負け知らずといって良いほどの腕前を持つ、美しい青年ですがギャンブルの高揚感に、人との恋愛よりも快感を感じていますその為、喬の容姿に惹かれた人々が誘いをかけますが、誰が相手でも、どんなに優しくされても、遊びでも恋人となっても、抱き合う事に感じる事が全く出来ない喬に、最初は優しくてもいつしか失望し、「不感症」と罵り離れていくのですが、「恋人」に応えられない自分の身体に、一番罪悪感を感じているのは喬自身でした。そんなある日、突然喬の前に、豪華客船のオーナーで、世界屈指の大富豪の藤堂が現れ喬自身を賭けたゲームを誘ってきますまた、自分の容姿だけを見て近づいてきた、愚かな男だと呆れながら藤堂の高慢さを崩してやりたいと、ゲームを承諾しますが圧倒的な強さに負けてしまい、勝者から敗者への命令のまま抱かれる事になってしまいます。ギャンブラーというキャラだからか、喬はこころの奥では弱さや迷いがあっても自分を優位に立たせる方に持っていけたり、常に強気でいる様なのがすごくギャンブル以外ではストイックなのに、隠し切れない艶やかさが出ていて、攻めにもただ負けることなく、立ち向かっていくという感じで好きです(照)藤堂は、少し書かれているイメージとイラストの絵のイメージは違うかな...?格好良いけど、細身でも筋肉質とは書かれているけど、やけにがっしりしていたり。でも、文章でも藤堂の描写は、ころころ変わるので何とも言えませんが(苦笑)最初は、肌に触れる藤堂を無駄な事だと嘲笑っていましたが、いつもと違う、快感を感じている自分に驚愕しつつも、初めて感じる抱き合う快感に溺れてしまいます藤堂に自分の船のディーラーとして来て欲しいと誘われた喬は、本当に引き抜きなのか、喬自身が目当てなのか、藤堂の本心が解らないまま豪華客船のカジノの様子見として、招待されますディーラーとしての面接は受けつつ、高揚感の無い、ぬるま湯の様なカジノの方針に喬は藤堂の下で働く事を拒否しますが藤堂から挑発され、仕掛けられるゲームに負ける度に、強制的に与えられる快楽に逃げれなくなっている自分に気付いても、どうして藤堂は自分を抱くのか、何故、藤堂が相手だとゲームに勝てないのかと困惑します何というか、あさひ先生マニアックだなぁと思うのですが(明るいマニアックね・笑)このお話はあさひ先生お得意のちくび描写は無いのですが(苦笑)、藤堂が喬の...をもって後ろの...に○液が流れて入るようにしたり(自分で自分の中に...だそうです・苦笑)わぁ、そう来ましたか!?という描写がありますちょっと笑ってしまうか、ドキドキするかの瀬戸際なのですが...さくや好きです!真剣にこのふたり何やってるんだ...?とも思っちゃいますが。その船内で、昔に喬から離れていった元恋人の飯塚に偶然会い、よりを戻して欲しいと請われますが、当時、一番優しく愛してくれた飯塚には感じられなかったのに、何を考えているのか解らない藤堂に抱かれている自分に、余計に罪悪感を募らせますもしかしたら誰にでも今の自分は感じられるのではないか...?と、誘われるがまま飯塚に抱かれようとしてしまいますが、何も思えない、藤堂では無いと反応しないと、はっきり解ってしまいます。自覚したショックで飯塚の泊まる客室から逃げるように出た喬ですが、出た所で藤堂に掴まり意味不明な怒りを隠さない藤堂の部屋に、乱暴に連れて来られ喬の全てである「喬の自由」と、藤堂の全てであるこの豪華客船を賭けてゲームを申し込まれます。賭けるものの大きさに唖然としつつも、今度こそはとゲームを受ける喬ですが、呆気なく負けてしまい、藤堂の部屋で軟禁状態で何日も抱かれるだけの時間を過ごす事になります無理の無いお話の展開でこういう「囚われた受け」って読んでいて良いですね~!喬のしている事は酷い事かもしれませんが、すごくその飯塚への罪悪感と藤堂は何故自分を抱くのかが解らない戸惑いが、一気に「弱さ」になって出ていてでも、自分で答えを探そうとしていて。ただ攻めに翻弄される受けではないという感じが、さくやは好きです。間違った方向でも、何かを自分で求めているのが。飯塚や藤堂にとっては嫌でしょうけど(苦笑)喬がぐーるぐる悩んでいるだけで、思いっきり藤堂は想いを暴露しているんですよねただ、喬はゲームや「不感症だったはず!」に捕らわれていて自分の事も、藤堂の事も真っ直ぐ見ていないだけで。でも、さくやも最初にこのお話を読んだときは、最後近くまでは藤堂の気持ちがはっきりと解りませんでした。「うーあーっ、だから何が言いたいの!?」って感じで。遠まわしが多いのと、喬のネガティブな気持ちにばかりリンクしてしまって。喬の気持ちで「玩具じゃない...!」ってあって、藤堂サイテー!って(苦笑)だから2年くらい本棚にしまって置いたんだもん。最近読んだら、めちゃ好きな展開だった(笑)軟禁シーンも、喬に自分の匂いが染み付く様にシャワーを頻繁には許さなかったり服は必要ないとか、私の部屋で暮らせばいいとか藤堂が面白いくらい、ツボな攻めキャラだった...!一応受けていた、この船のディーラー採用試験の結果をカジノのチーフに聞くために、喬は一時藤堂から解放されますが、それよりも飯塚の部屋から逃げてしまった、利用してしまった事を悔やんでいた喬は、謝罪したいと飯塚の事を探しますが飯塚を探していると知った藤堂に「他の男を捜すのか!」と激情をぶつけられます。今まで、喬自身は藤堂に惹かれつつあっても、藤堂からは何の言葉も言われていない喬は、藤堂の勝手な怒りに戸惑い歯向かいますが、ずっと前から喬の前に現れる前から、喬を知っていて、愛していたと言われ驚きますゲームに負けなかったのも、喬の身体が感じたのも喬の事をがむしゃらに欲しかったから、こんなにもお前を求める人間は他にいないと抱きしめられ、藤堂の強い想いに気付きます自分も藤堂を愛していると自覚していながらも、喬は強気に言い放ちます「いつか必ず、あなたに勝つ。」...めちゃ強気ちゃん受け、カワイイ~(笑)この軟禁~ラストは、本当に藤堂が可哀相なくらい喬への想いを白状していますだから、ここを読んだ後、最初からまた読むとにやにやしちゃって!この登場シーンから、喬のことを愛していたのねっ、とか。そういえば最初から藤堂は思い切りアプローチしているなぁとか(笑)だから、強気受けと一途な溺愛攻めなお話の「駆け引きのエクスタシー」はすっごくさくやにとって心地良いです。ちゃんと、お話の流れも、隠す想いのところもはっきりしているから最後まで楽しめるし♪最後まで読んで、このふたり良かったと思えるのって重要ですよね甘いですが「駆け引き」は、ちゃんとしているので、ふたりのやり取りにゾクゾクします。解っていて読むけど、面白かった。みたいな(何が言いたいんださくや・苦笑)はっきり言ってしまえば、喬が藤堂の想いに気付くまでの「すれ違いストーリー」だけど、両想いになるまでの長さもふたりの感情も丁度良くて。大富豪で物には溢れていて虚無だった藤堂が、初めて自分から求めたのが喬で、愛情を寄せられるのに慣れてしまって、本当に自分から求めたい愛情が訳が解らなくなってしまって、本物の愛情に出会えるまでの無意識の防衛手段で不感症になってしまった喬の虚無感が重なってお互いを求めていたというのが、読んでいて必要な恋愛として理解できていちゃいちゃシーンも楽しめて(笑)、さくやにとっては、大好きな本ですあさひ先生の受けは苦手な時が多いのだけどね(笑)みんな、やけに被虐的で奉仕的だったり、その場面だけ嫌なくらい○乱になるし...うん。でも「軍服の愛妾」とか、リーフの時のシリーズとか、やっぱりこの喬のような綺麗な強気受けがだんだん...なのは、好きなのよね~。前のお話なので、結構在庫切れが多いですが、大人同士の駆け引きという感じでもどかしい展開ですが(苦笑)、おすすめなお話です裏切らない展開と、お話っていうのかな?安心して、ドキドキして読めるような♪
2008.04.08
さてさて...今回は買うまではウキウキだったけど、一度読んで放置しちゃっていた本を設定好きだったよなぁと、久しぶりに読み返してみたので、感想を......めちゃ辛口ですよ?(苦笑)何で読まないのかが身にしみた一時でした...うん。「ベッド・オブ・ローズ」十掛ありい先生(イラスト・白コトラ先生)幻冬舎冷酷非道の王として知られるライオスは、服従を頑として拒む異教徒の預言者・アーロンを屈服させるため、自らの城へ攫ってくる。虜囚の身であるにも関わらず、民に慕われ、神のように崇め奉られる美貌のアーロン。一方、暗愚と陰で囁かれる自分とのあまりにも違う姿に嫉妬し、ライオスはアーロンを貶めようと決意する。しかし、体を開き快感に涙を流しはしても、アーロンは決して屈しようとしない。その高潔な心にライオスは、徐々に惹かれていくのだが…。 さくやは、初めて十掛先生の本を読んだと思うのですが(雑誌ではもしかしたらあるかも)こう、この表現が嫌だとか、遊び人攻めばかり出てくるとか自分の好きじゃないとか以前に、こんなに合わない文章もあるのかとお勉強になりましたファンの方には本当にすみませんっ!!でも設定以外は無理だったのよ~!(汗)某「王家の○章」BL版と、十掛先生もあとがきで言っているのですが(笑)古代エジプトが舞台のお話です色々理由はあっても、戦好きで傲慢に捻くれて育った言葉も意思も悪い王族の攻めのライオスと、神の声が聞こえる神子と崇められ、俗世の事は何も知らないまま、突然攫われ王家への反乱罪で捕らえられた村人たちの為に、村のリーダーとして自らを差し出したら後宮にいれられちゃった受けのアーロンのお話なのですが......設定は萌えなのよね(苦笑)若く王位を継承したから、反発する側近との摩擦や策略のストレスを戦や血を流させる事に求めたりする、ほんとーにっどうしようもない嫌な奴で(笑)そんな攻めが受けに惹かれていって、どんどん人間として成長していくというのは素敵設定なんですけどね...。「古代エジプト」にしたい所為か、すごく文章が中途半端に古代なんです。だから、説得力が無いのに、ごちゃごちゃしているというか。あとお話が無理しているような。BLだとは思うのだけど、何か色々と...というか結構足りないなぁと(苦笑)突然このイベントが始まって、これも、これも...はいっ終わり!って感じで読んでいる方は置いてけぼりのような...。正直、初めて読んださくやがこんな事を言うのはおこがましいですが、「お話」なんだけど、お話じゃないような。あと、どうしてもキャラが魅力的じゃないんですよね...。ライオスの良さがどこまで行っても見当たらないし、アーロンは「清さ」を魅せたいのだろけど、性格が悪いというか、したたかだしお話をBLでは無く、余計な方に持っていくキャラがいたり。村人の命乞いにアーロンは来たのに、生意気だと強引に襲われて、怯えるのを「お前が悪んいだ!!」とか「何故抱かれても感じないんだ!!」とか、手酷く責めたり何故かライオスに敵対する女性(義母)が、何故アーロンが感じないのかを切々とライオスに説明しだしたり(しかも下手だからだって・苦笑)ここ好きな場面かも...と思った途端、どーんって変な方に落とされるような(笑)ライオスとアーロンのお話とともに、宰相と義母が手を組んでライオスを失脚させようとするお話が同時進行であるのですが、そのエピソードが多すぎるのも、BLっぽくないと思っちゃう理由かな。お話の流れは、支配する王族りライオスと支配に反発する側のアーロンが出会って後宮で一緒に過ごすうちに、ライオスのほうにアーロンへの恋心が芽生えて宰相と義母の陰謀に負けたり(笑)、かわしながらも、アーロンにもライオスへの愛情が生まれ、ふたりで幸せだから宰相と義母も許して最後はみんな仲良く、ハッピーエンド...わぁお(汗)あと、そういういちゃいちゃシーンが全然色っぽくなくて。言葉は多用しているのに、こんなにドキドキしないのも珍しい...。まぁ、その前に「蜘蛛の褥」を読んだ所為かもしれませんが(苦笑)している様には読めないんですよね...これは読んでいただくと解るかも。これがシャレードだったら、ライト系な表現かな?って思うけど...。(それでも読みやすくないけどね)あと、そんな最中でもライオスがお子様全開で喚いているだけだし。酷く抱いて、悪いと思ったライオスが気絶しているアーロンが眠っているベッドに薔薇の花びらを撒くシーンがあるのですが素敵なのだけど、横暴キャラが突然こんなにもロマンチックな事をされても(苦笑)この場面がタイトルにかかっているのでしょうが...。アーロンが宰相に殺されそうになるのに、命を取り留めた後、皮肉な笑顔で対峙して「きれいさっぱり忘れるから、王であるライオスをこれからも助けてくれ」と宰相に言うのが、納得いかないというか...ごにょごにょ。だって、宰相と義母に、邪魔だからと殺されそうになったのに...!(しかもコブラで・笑)↑こういう風に無駄に古代エジプトなエピソードが入っているから...むむっ。なので、「王族と隠されていた穢れ無き神子」という設定は好きなのですが、残念ながら、無理だなとはっきり思ったお話でした。でも設定と、とあるページのイラストが好きだから手離せない...(苦笑)主にあまあまが好きな感想サイトさんで、この本の感想を読んだ後、うきうきしてアマゾンの評判を見たら「あらら?」だったのよね~。でも、たとえ評判は良くなくても、さくやマニアックなの好きだし(笑)評判が良いのが苦手だったりするので、大丈夫だと思っちゃったのよね。ふーっ。でも、「古代エジプト」がお好きな方には、お話の流れは好まれるんじゃないのかな?そこにさくやはBLや、細かいものを求めちゃったから駄目なのであって、広く読める方には、楽しめると思います。これが変に「古代エジプト」の形を作らないで、現代語だったり、表現だったりしたらまだ読みやすかったかも。でもこの文章の書き方、苦手だなぁ(涙)あと、もうひとつさくやの中で大問題なのが(笑)「アーロン」ってどうしても、FF10のキャラを思っちゃうのよ~!これが攻めだったらまだあれだけど、受けの名前なのがね(苦笑)辛口感想でごめんなさい!!でも、今日読んでみてもどうしても良い所が見つからなかったのっ設定は好きなんですよーっ!!(ほんとにっ!)十掛先生の普通のお話(現在とか)なら、さくやも楽しめるかな?最初がこの本だったから苦手意識を持っちゃったけど...くすん。
2008.04.02
雑誌の「シャレード」が休刊になった時に掲載されていたお話で、待て次回!(苦笑)という感じだったので、すごく発売を楽しみにしていました。「愛と混乱のレストラン」高遠琉加先生(イラスト・麻生海先生) 二見シャレード文庫あんたが決めろよ、ディレクトール。俺は別に、あんたの店がどうなろうとかまわないんだぜ?赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」復活のため本社外食事業本部から出向してきた鷺沼理人は、若手シェフ・久我修司の引き抜きを試みる。確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、理人の依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。それでも通い続けてくる理人に久我が提示した条件は「言うことをなんでも聞く」というとんでもないものだった。しかし、ある理由から店の再興を失敗できない理人は、その崖っぷちの選択を呑むことに。“夢の庭”の実現は果たして―。 えーっと...雑誌に載った分を丸々掲載ですね(苦笑)主役のふたりである理人と久我の追加エピソードや短編を期待していたんだけどなぁ。ちょっと焦らされた感じなので、主役CPよりもうっかり脇役CPに萌えました(笑)このまま、主役が...だったらそのまま理人好きでいけたのだけどなぁ。新しくオープンしたフレンチレストランで繰り広げられる、意地張っているツンデレ(でもそれは生きていく為に作った性格)支配人・理人と、それに反発を覚えながらも、ふとしたきっかけで理人の内面の弱さに気付き何ともいえない感情を持つシェフの久我のお話ですがまだこの本では、愛情どころか、友情もどうかな!?くらいの距離です(苦笑)キスシーンはありますが、しょうがなくという感じだし最初から終わり近くまで、ふたりして意見が合わず喧嘩をしているので、BLという感じはしません(笑)でも、スタート地点ではなくても、ほのかに何かしらの想いがただよっているのとレストランを軌道に乗せるという思いを持っていても、仕事に対しての意見のぶつかり合いで、みんなしてどたばたしているのがすごく読んでいて見守りたくなるというか、どうなるのか気になってしょうがないんですよね~。自分の「夢」の為に会社に入り、レストランを任されて支配人になった理人ですが、幼い頃のショックから、味覚障害を自分で引き起こしている感じで、食べる事に意義を持てないというのが、すごく読んでいてこころがズキズキします。幼い頃、父親に煌びやかなレストランに置き去りにされて、保護されたとはいえ施設などでも苦しんできた理人の「夢」は、味の解らない自分がレストランを大きくして「レストランに来る人達」を嘲笑いつつ、いつか自分が捨てられた場所のレストランを、自分のものに(買収)してやる、というある意味、方向を間違えた復讐なのですが、捨てられたレストランを自分のものにしなければ、生きていけないと強迫観念のように追い詰められている理人が、もう堪らなくやるせなくて。父親がどうなったか判らない今、憎しみを持つには、当時幼くても一番記憶に残っている「煌びやかなレストラン」しかなかったんだろうなと思うと、すごく痛いです。絶対それは間違っているし、解放されて欲しいと強く思いますが理人の、このエピソードの告白のシーンはすごくこころに残りました。だから反感をもたれたり、悪意をもたれても、理人は意地を張って受け立つしかなくて。(でも、内心では「捨てられたような俺では駄目なんだ...」と追い込まれているのがね...)そんな理人に、土下座させるくらい真正面から強く反発していながらもだからこそ段々と理人の弱さに気付いていく久我が、もう、早くボロボロな理人を包んであげてーっ!!という感じで。(でも今後このCPじゃ無かったらどうしよう・笑)でも、一巻は全く平行線な、普通なレストランの職場でのお話なんですけどね(苦笑)キャラ紹介と、雰囲気の紹介だけという感じで、これから如何様にもお話は広がるような、今後がめちゃ期待ですね♪でもちょっとしょうがないけど、たくさん登場して大騒ぎしている割には久我の印象が無いというか、掴めないんですよね(汗)ただの料理の腕は最高だけど、ガサツでいい加減にしか...。正直言っちゃうと、「あなたに理人をまかせるのか...ううっ」ってさくやが思っちゃうような(苦笑)理人は淡々としているのに、告白の衝撃が大きい所為かしかも、それもぽつりぽつり...という静かな告白なのが、余計に切なくて。だからさくやは、理人に引き込まれてしまいましたが。物語も人物も「これから」というイメージです。ここまで、感想ともいえない文を書いてしまいましたが...一巻は本当に語るのは難しい(笑)はじまりだからなぁ。お話が次に進まないと、何ともいえないです(苦笑)だからお話にちょっとでも引かれると、次もと思えるけど、興味がもてない方もたくさんいる気がするなぁ(可能性がこれから過ぎて、とりとめが無いというか)短編に理人と久我のお話かと思いきや、本編で出てくるパティシエの青年のお話なのですがこれも、よく説明が無いのが判り辛かったりするのですが、好きなお話です。高校時代人を刺して、少年院に入っていた青年が、今はパティシエになり「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」で働いているのですが、高校生の時に、幼い子供のいる教師に「一緒に暮らそう」と言われてから同居しているのですが......読んでいる時は気付かなかったけど、もしかして刺した相手って、教師の奥さんとか...なのかな?でもそれだと矛盾がありすぎるから、絶対違うだろうけど(苦笑)どうも今後の為か深くは書かれていないので、判り辛いのよね(汗)何故、教師の男性は青年に「一緒に暮らそう」と言ったのか。「口に入れるもの、全て自分が作ったものにして欲しい」と思うほど執着があるのかとか。どっちが受けなの!?とか(笑)多分、教師の方かな?でも子供と父親くらいの年齢の差がありそうだし...絵柄もリアルに年相応に老けた感じで描かれているのでプラトニックでいて欲しいけど、やけに青年側の心情が欲に塗れてるというか(苦笑)色々謎ばかりで、読んでいてもちょっともやもやするお話なのですが、優しい雰囲気で好きです(表面的だとしても)青年の愛情のかたち(意味)が解らないのですが、教師の子供にも惜しみない慈しみをもっているので、キャラは理人が好きですがお話としては、こっちの方が気になります(笑)次のタイトルは「美女と野獣と紳士」という事ですが、「美人」は理人では無いとか。だったら久我の彼女(一夜の相手)とか?(苦笑)高遠先生といえば、さくやは「天国が落ちてくる」シリーズも読みたいと思っていたのですが、ちょっと様子見かな。文章がどうこうではなくて、書き方に慣れるのに時間がかかっちゃって(汗)今回の「愛と混乱のレストラン」の書き方だけかもしれませんが、抽象的なのが...うーん。
2008.04.01
締切りが今日なので、慌ててサイトにお邪魔しました(汗)夜光花先生のサイトの日記で、カウンター10万ヒット記念の抽選でのプレゼントをしていますね~!しかもプレゼントのひとつに、さくやの大好きな「月を抱いた」番外編!!!このお話の同人を出されていたんだ…うわぁ読みたーいっ(今新しく書いて、では無くて同人ですよね?)何故かさくやには、夜光花先生のお話はめちゃくちゃ好きだろうなと解っていながら、近付いてはいけないという、変な思い込みがちょっとの間あったのですが(苦笑)今から思うと、何でだったのかなぁ?でもその後、何かのきっかけでお話を読むようになって、サイトにもお邪魔するようになり、昔ずーっと好きだったカカ○ルのお話を書いていた方だと知って、びっくりしました(笑)本当、あの頃は7~8年前だったような(苦笑)なので、すごく夜光花先生には(一方的にですが)思い入れがあります!……最近のお話は苦手ですが(汗)なので、ばっちり応募してきました♪もう絶対当たらないと思います(笑)でも、これを期に少しだけど感想も送れたから良いかな当落とかじゃなく、不思議なのですが、「月を抱いた」の番外編があったという事だけで満足で嬉しくて。好きなお話なので、夜光花先生が本を発行された後(後か前かは解らないけど・汗)も、番外編を書いてくれたのいうのが、何だか……上手く言えないけど(苦笑)あとは、さくやは全然気付いていなかったのですが、小説リンクスって、アンケートに印をして送るとSSペーパーが無料で届くのですね!?うわぁーっ(汗)三号くらい購入しているけど、全く知らなかったよ~!しかも前号は鳩村衣杏先生の「天女の眠る庭」のSSだったとか…くすん(涙)早く気付けばよかった~!今回は夜光花先生の、小説リンクスに掲載したお話のSSペーパーということなので、忘れずにアンケートを出したいと思います!…でも滅多にアンケートハガキって出さないから、忘れちゃいそう(切手はるのがね…・苦笑)
2008.03.31
諸事情ということですが、榎田尤利先生の日記とメルマガで、サイトとメルマガの休止のお知らせがありましたね(涙)昨日に突然という感じだったので、びっくりしました(汗)もしかしたら、さくやが気付かなかっただけかも知れませんが…、でも突然でしたよね?(苦笑)本当は日記の更新が大変なくらい、お忙しいのだと思いますが、書いている様子やお話の裏話、質問へのお答えなど、本でしか知ることの出来ない榎田先生の人柄が、ネットを通して、身近な感じになるようで嬉しかったんだけどなぁ。サイト休止は残念ですまた再開される事を願って、リンクはそのままにしておきますが、慌てて確認しにお邪魔したら、もうトップページと日記以外は無くて…ううっ(早いな~・苦笑)榎田先生自ら、本の予定や重版報告なども、日記に書いてくれていたので、さくやも購入予定として覚えたりできていたので、お休みは残念です
2008.03.31
ついに届きましたよ~♪「真昼の月・上」いおかいつき先生(イラスト・海老原由里先生)じっくり読んでから感想は書きますが、嬉しくてついつい、にやにやとしてしまいます(苦笑)我慢が出来ず、書きおろしSSを先に読んでしまいましたが、良いですね~!加筆修正かぁ…。どう変わったか、さくやに解るかな?(汗)イラストが、何点か無くなっているのは気付きましたが…。辰己の香港で電話シーンとか。つい、癖で「このイラストならこの場面」と覚えていたりしちゃうので、ちょっと戸惑いが(苦笑)二段表記とはいえ、途中までですが1・5冊分お話が掲載されているのは、不思議な気分ですね~。次の本を探さなくても「真昼の月2」までも読めるのが、なんだかお得気分♪(笑)
2008.03.28
アマゾンで「真昼の月・上」を注文したと書きましたが、予定日になっても全然発送にならなくて、お昼にチェックした時も、がっくりしていたのですが………やっと発送してくれた~!(涙)なんで二日も遅れたの~っとか、色々言いたいですが、それがアマゾンだし(苦笑)今日読めないのは残念ですが、明日ゆっくりじっくり読めると思えば良いかな二段書きの小説は、正直さくやは苦手なのですが…がんばろう!明日は秀一と辰己~♪
2008.03.27
うーっ、待っていました♪リンクスロマンス版、いおかいつき先生の「真昼の月・上」発売!今、ふと「そういえば…」と気が付いて、楽天で検索したら表紙画像もあって、発売なのをめちゃくちゃ実感しました(感激)さくやは楽天でも、コミコミさんでも予約締切りだったので、アマゾンに注文しましたが……、楽天…ページに「うりきれ」が書いて無いってことは、在庫あるのかな?(苦笑)だったら予約とかって一体…(汗)まぁ、マクロミルのポイント交換で1500円分のアマゾンギフト券があったので、他のコミックス一冊と一緒に、ほぼ無料で買えたので良いんですけどね(苦笑)しかし……ずーっと気になっていたのですが、このタイトル文字の表記…さくや嫌(笑)なんか変に力入れようとして、失敗したような(汗)殺伐と、淡々とした関係のお話なんだし、耽美チックにしなくったってよかったんじゃないのかなぁ?さくやは、リーフの時の方が好きです。違いを出さなくちゃいけなかったとしても。どうしても、リーフ時代の方が大好きだし、まだ慣れているので、いけないと思いつつ比べちゃいますね(汗)でも表紙絵も、はっきりとシンプルにふたりが解って一番いい絵だと思うけど、さくやは「真昼の月」の一巻目の絵が好きだから、残念だなぁ(苦笑)これって多分、CDのジャケットイラストだったような?うーん、書きおろしSSはあっても描きおろしイラストは無いのかな。なにはともあれ!いおか先生、幻冬舎さん、真昼の月シリーズ新装発売ありがとうございますーっ!道程は大変だったと思います…。イラストも、もしかしたら変わってしまうのでは…と、ハラハラしましたが、取越し苦労でしたね(笑)また作品を読めるのは、すごく嬉しいです♪明日届く予定なので、日記できゃーきゃー!言うと思います(苦笑)
2008.03.26
少し日記をいじっていて、ふと思い付いてリンクから烏城あきら先生のサイトへお邪魔したのですが、さり気なくトップページの日付が変わっていましたね(苦笑)画像は表紙がお気に入りの「嵐を呼ぶ台風」から♪攻めが自分が働く工場のタオルを頭に巻いている絵なんて、あまり無いですよ~!(笑)うーん、前原も弘もカッコイイなぁ。3月8日の更新になっていて、「放水開始!」~許可証をください!6~の予定が今冬から今春に変更になっていましたね正直、雑誌のシャレードが休刊になってから、あまり二見書房さんのはチェックをしなくなってしまったのですが(今は雑誌が無いから知りたければ二見書房さんのサイトに行かなくては解りませんものね)ゆっくりのペースでも、いつか「放水開始!」が発行されてくれれば、嬉しいです「真昼の月」が再発売してくれた嬉しさとかでいっぱいで、本が発売するという事の難しさと、ありがたさにさくやは感激しているので発売してくれれば、いつまでだって!待ちますーっ!!(でも、出来たら夏頃には読みたいなぁ・苦笑)でも、烏城先生が今「今春」と言ってくださるということは、発売日も近いと考えて良いのかな?(ちょっと期待しちゃうわ)
2008.03.18
今月発売の小説リンクスに、沙野風結子先生の「蛇恋の禊」の発売予告が掲載していますね!子蛇ちゃんシリーズの続編ですよ~♪沙野先生の日記では以前から発売予定と、レーベル移動のお話は出ていましたが、ラピスでは無く、リンクスロマンスからの発行ですねリンクスロマンスって、表現的にはおとなしめかなと思っていたけど、子蛇ちゃんの続きといい、水戸先生の「女王蜂」といい、レーベルカラーが解らないなぁ(笑)でもイラストも、レーベル移動しても、そのまま奈良千春先生なので嬉しいです!正直、さくやはお話は魅力的でも凪斗には何ともいえない気持ちなのですが、続編が出るなら読みたいのと、「蜘蛛の褥」のキャラが出て欲しいんですよね(苦笑)生きている人間なのに「蛇」にこだわる突然の行動・思想的な非現実的な異常さと、凪斗のもがいているけど達観したような語り口がアンバランスで無気味で、どうしてもお話は現代が舞台なのに、現実的じゃなくて物語に入り込むのを冷めさせちゃうんですだけど、気になっちゃう(苦笑)「蜘蛛の褥」のふたりが出たら嬉しいんだけどな~!さくやは、こちらの描かれかたの方が、止められない執着と憎しみにも似た強い愛情で、なりふり構わずどんな事をしても相手を欲しい、自分を刻み込ませたいという、生きている欲が生々しく伝わってきて、好きですなにはともあれ♪四月下旬発売の、沙野風結子先生の「蛇恋の禊」楽しみです!一緒の発売日にいおかいつき先生の「真昼の月 中」も出るから、尚更嬉しい(笑)画像は出ないみたいですが、今楽天ブックスをうろうろしていたら「蛇恋の禊」の予約ページを見つけてびっくりっ!あれれっ?楽天って本の予約は駄目だったのでは?(だからコミコミさんとか...)しかし、今もうひとつ気付きましたがリンクスロマンスということは...ラピスと違ってお値段が高くなるんですね(苦笑)一気に897円...苦笑いしかないなぁ(笑)
2008.03.16
......さくや、大ショック(苦笑)いや、本当は今めちゃくちゃ唖然としていて泣きたいです(笑)2月26日~3月15日開催だった「スレイヴァーズフェア」......コミコミスタジオさんもうフェア終了ですって(笑).........嘘でしょーっ!!?予約受付分だけで終了だなんて...そんなぁ。ちゃんとチェックしなかったさくやが悪いとは思うけど...でも、でも。ひどいよぅ。第一、26日から開催だと思うじゃん(小声・苦笑)まぁ、良いかな♪新しく買わなくても既刊のは全部持っているのだし!...ヤケです(笑)ちなみに「スレイヴァーズグレイス」の帯ってフェア開催店だけかなと思っちゃっていましたが、楽天ブックスを見たらちゃんと付いているんですねでも写真はそうでも、付いているかどうかは微妙だからなぁ(苦笑)
2008.02.29
華藤えれな先生の長年の作品がついに今月、最終巻を迎えますが、フェアがあるとは知っていましたが、まさかこんなにも大々的なものだとは思わなくてびっくりしました!!「スレイヴァーズ」シリーズ完結記念フェアという事ですが、新刊を購入して帯と為替を一緒に送るとプレミアBOOKを応募者全員サービスなんて!しかもフェア開催店では既刊でも帯が付いているらしいですが...楽天ブックスは無理だろうなぁ(苦笑)多分小説リンクスに掲載された短編と、書き下ろしなのかな?うーっ、楽しみですっそして、書店限定・特製ポストカードプレゼント......四人揃ったのが欲しいーっ!!早瀬~っ!(こらこらさくや、柊一さまじゃないのかって感じですが・苦笑)でもさくやが住んでいるところは一店しかフェア開催店が無いし、家から遠いよぅ...。しかもそのお店付近は無料駐車場は無いし...バスを乗り継いで行くしかこれだからここは...いやだわ...くすんっうーっ、楽天版のコミコミさんは本の予約が出来ないからなーっ(涙)本店に注文するしかないのかな...それ以前にネットのコミコミさんは特典つくのかな?(汗)既刊を買わなくちゃかー...もちろん買うけれど!調べに行こう...付いたらきっとパソちゃん前で泣くわ、さくや(笑)あー...でも、ネットだから種類は選べませんとかなるのかな...。一喜一憂で忙しいな、今日のさくやは(笑)幻冬舎さんのサイトでは特設ページにポストカードの絵柄が全種アップされていますが今までの表紙と解っていながらも見ていると全部欲しくなってしまいますね(早瀬って身長高いなぁ)フェアを思うとわくわくしますが、作品が終わると思うと切ないしなんだか楽しくて悲しい、不思議な気持ちです(苦笑)
2008.02.20
もぅ、もぅっ!!すごく嬉しいことだらけでびっくりですよ~!いおかいつき先生の「真昼の月」が、リンクスロマンスから3、4、5月に全三巻で発売予定で、しかも書き下ろし短編と最終話が読めるなんて!!さくやは「真昼の月」は色々な意味で、いおかいつき先生の代表作だと思っているのですが、悲しいですが発行元の倒産で、いかにもあと少し続くという雰囲気のまま終わっていて新作はもとより、発売された四冊も新しく購入するのは難しいという状況で、いおか先生が新しい作品をどんどんと書き続けているのにひとつの作品に固執するのは失礼かもしれませんが...ずっと頭から離れない作品でした。設定が特殊とか、特別にすごいとかではないのですが(すっ、すみません・汗)文章の書き方、人物、事件、全てが余計なものが無く綺麗にまとまった作品で熱は無く、淡々としているのですが(言葉の選び方と人物の背景だと思いますが)すごく艶やかで、じわじわと何かがくるような格好良い...と溜息とともに読み終わるような...好きなお話なんです。印象に残るとはいえないのですが...この作品だ~!とわくわくと思えるような。人物たちもお互いを、「こうだから好き」というのではなくて「出会ったから」という感じで、理由を並べるよりもそうなんだ、と納得されられてしまって(笑)出会って運命感じたら、色々言うよりは好意を持ちますよね(苦笑)あっ、攻めキャラの辰巳の「ワシ」には最初、笑ってしまって(失礼な・汗)なかなか慣れないときは真剣に読めませんでしたが(苦笑)だってすごい「ワシ」って「成金でぶくっとしたおじさん」ってイメージがあるんだもん!遊白の飛影の妹のお話の最初に出てきたキャラみたいな(アバウトな説明)たまたま、いおか先生のサイトにお邪魔してみたら日記で報告されていてびっくりしました(ばんざーいっ!して携帯放り投げるかと思ったわ・笑)しかもとあるネット書店さんに予約受付の情報が出ちゃったのが先というのが(苦笑)さくやは正直、文章の二段組みというのは苦手なのですが...(目がちかちかしちゃって)がっ、がんばりますっ!!表紙はどうなんだろう...描き下ろしかな?余談ですが...現在の出版社さんだと確かにリンクスロマンスかなぁと思います。さくやのイメージではSHYNOVELSなのですが、ページ数とか何か色々無理があるしリンクスロマンスだと、SHYNOVELSには無理な部分も補えると思うんですよねでも何となく、作品の淡々としたカラーには合わない気がします(苦笑)でも、ここしかないのだろうなぁ。折角発売してくださるのに、何言っているんださくや、めっ!という感じですが何でもあり(笑)な、アイノベルズのイメージがあるので...。でもわざわざ二段にして、きりが良いからと三冊にぎゅうぎゅうにまとめるよりはそのまま全五冊で行ってほしかったかなぁ。......いやいや、発売してくれるだけでも感謝しなくっちゃ!我侭はダメだ、さくや!(苦笑)いおかいつき先生、幻冬舎さん、本当にありがとうございます。待っていました。とても難しい道程だったと思いますが、また作品が読めることを心から嬉しく思います。
2008.02.20
タイトルは「オオカミ」ですが、受けだけに従順なわんこ攻と天然受という組み合わせの、ほのぼのとした、可愛い感じのお話です「オオカミ的恋愛論」麻生雪奈先生(イラスト・神葉理世先生)幻冬舎ルチル文庫カフェを営む川崎夏央は、大の犬好き。子犬の里親を募集していた夏央の店にやってきた周防朔は、夏央より四つ下の二十歳でモデルだという。里親になった朔に、犬の飼い方のアドバイスをする夏央。それ以来、朔は毎日のように夏央のカフェを訪れるようになった。なぜか朔が気になる夏央だったが、実は朔もずっと前から夏央が好きで......!?犬が大好きで自分のことには無頓着な天然の受と、芸能人で夏央の前ではちょっとは丁寧で年下の可愛らしさという感じの青年でいても、他の人には冷たい攻のお話です良くもわるくも、気楽に読める可愛いお話なのですが「まとまっている」という感じなんです。うまくまとまっている。では...無いのですが(苦笑)何て言うのか...朔と夏央の恋愛が一冊全てで、事件も何もないけれど甘いお話をあまり考えず読むには楽しいお話、という感じで。読んでいるほうが何も考えなくても最初から、全部書かれているんです。だからそれを「親切なお話だな」と思うか、物足りないと思うかなんでしょうが...。さくやは、ただふたりの恋愛を追うだけだから、気楽に読めて良いかな夏央は家族と一緒に、犬と一緒に来店できるカフェを経営しています。家族以外はカフェに来店するお客さんの名前は覚えなくても、犬の名前は覚えるというくらい人よりも、大の犬好きなので朔の気持ちには鈍感ですが朔は最初から想いを行動や言葉で表したり、カフェの夏央狙いのお客さんを威嚇したりしているので、本当お互いの気持ちが全て書かれているんです。だから夏央が、朔の元彼女が現れて未だに朔の事を好きだと知って誤解をしそうになっても、朔の強い想いは描かれちゃっているから何の問題にも波乱にもならないのが(苦笑)夏央は不安になっているのですけど、読んでいる方は焦らずにいられるし元彼女もこれだけ!?というくらいあっけなく描かれているから...うーん。お話は夏央視点なので、もうちょっと朔の気持ちが解らなかったりしたらハラハラして読めたのだと思うけど。子犬の飼い主を探している夏央のお店に朔が来るところからお話は始まりますが、夏央はわんこの幸せの為なら、何でもしたいと思っていて芸能人の朔には、子犬の世話や散歩など毎日は難しいと解ると自分が引き受けたりわんこのしつけを教えてくれといわれて朔の家に行ってみたら、毎日外食かコンビニのお弁当だと知って、お店が休みのときに朔のご飯を作りに来ると言ったり。ちょっとこれは、無いんじゃないかなぁと思いますが(しかも夏央は人に関わるよりも犬と一緒にいるほうが好きな設定なのに・汗)普通はそこまでしません、というか数回しか会っていないのに出来ませんよね。でもそこはBLファンタジーだから(笑)実は朔は、以前は大の犬嫌いでしたが、犬が好きな夏央に近づきたいと思う一心で一年かけて犬嫌いを克服して、夏央に関わる事が出来る子犬を引き取りにきた程、強い想いを持っています。もちろん犬にも愛情を持ちつつ、飼い犬を通して夏央にさりげなく会えるようにととても一途に想っていて。でも、元彼女にはとても冷たい態度をとったり(まぁ元彼女も悪い事をしたのですが)昔は遊び人で言葉遣いが乱暴だったり。夏央だけが朔にとって特別で、大好きな気持ちが溢れています夏央に好きになってもらいたいが為に、それまでの自分を大きく変えてまで夏央への気持ちでいっぱいなのが、ご主人さまにじゃれてほしくてしっぽバタバタしているわんこみたいで可愛いくて、年下だけど良いところを見せたいとムキになって猫かぶっているのが若いなぁという感じで、甘酸っぱい雰囲気でにやにやしちゃいます。朔は芸能人ですが、まだ若手という感じで、成功だけではなくオーディションの結果が思うようにいかなくて、落ち込んだりもしながら前向きに頑張っているのが読んでいて、好感が持てますただ、「彼女いるの?」とか、ご飯を作りに来る夏央に「新婚さんみたい」と言ったり、まだこれから物語がという時から受け視点なのにこんなにも攻めの気持ちを露骨に書かなくていいんじゃないかなぁと。...あまいだけのお話も素敵ですけどね(苦笑)そんな熱い想いを常に朔から向けられていれば、いくら天然で鈍感な夏央も朔の事を気になり始めてしまって、恋なのかまだ解らないまま我慢できなくなった朔に抱かれてしまうのですが、ちょっとこの場面はそれまでの流れは良いのに、突然急ぎすぎた感じがするかな...?夏央はこころの奥では朔を好きだと想っていても、自覚が無いのに簡単に抱かれてしまって。それまで結構「天然の夏央は想いに気付かない」というのが前提でゆーっくりふたりが進んできていたので、夏央にも朔への想いが生まれてきたな~!と嬉しくなりながら読んでいたのに、「あれれ?」という感じで(笑)でも恋の初めと両想いになっていく気持ちは、その場面以外はすーっと綺麗な流れで書かれているので、最後はラブラブになって良かったね!!と思えますが。想いを伝えあった後、出会うまでの事とどんなに夏央を好きなのかを朔が語るのですがまだ朔が犬嫌いの時に、大きな犬とはしゃいでいる夏央を見かけて好きになって犬嫌いなのに、夏央にかまってもらえるなら「犬になりたかった」と思っていたと告白するのが、なんだかいっぱいいっぱいさが伝わってくるようで、ドキドキしちゃいました。(犬になりたいとか書かれると、さくや違うのを想像しちゃうのが、とほほ~な感じですが・苦笑)...攻めを「犬」にするお話、面白いかも。(こんな可愛い恋のお話の感想の時に、さくや何言ってるんだか!・汗)ちょっとすれ違ったりありますが、常にふたりの気持ちだけのお話なので安心して読める感じです。だからふたりだけしか書かれていないからこそ、脇役とかこんなに個性的で良いのにと思っても顔見せくらいで中途半端になっちゃっているのが、残念だなと思います。朔のライバルになるかも!?というキャラも描かれているのに本当に「かも」で終わっちゃうし(笑)拡がらない世界なのですが、ふたりが幸せになっていくあまく可愛いお話なので色々と複雑な感想を書いてしまっていますが、さくやにとってはふと手に取りたい感じの、やわらかい好きなお話です。夏央や朔が飼っているわんこの行動が可愛いので、読んでいると触りたくなってきますハラハラするお話も良いですが、誰かを一途に想うだけのお話を読むのも良いかなぁと思います♪
2008.01.29
シンプルなお話だと頭では解っているのに、ふと気付くと何度も読んでしまう本なのですが、無くならない暗さと前向きになることへの躊躇い、新しい出会いの幸せと何か色々なものがつまっていてとても惹かれます「セカンドセッ・ク・ス」清白ミユキ先生(イラスト・巴里先生)ラピスmore文庫初めて喋っただけで しようだなんて...以前の恋人、優次が忘れられない明良は、見知らぬ男・三上と寝てしまう。一夜限りと思っていた関係はその後も続き、いつしか三上が以前の恋人よりも気になる男になっていた。そんなとき、己のことを語らない三上がいずれは大きな財閥を継ぐ男なのだと偶然知ってしまい、男との見えない壁を感じ、距離を取り始める。三上とホテルに入ることを拒んだ明良は、いつ誰かが来るかもわからないホテルの地下駐車場の車中で三上に無理やり襲われてしまい――。結構、直球のタイトルは困りますね!!(苦笑)以前も「蛇淫の血」の感想を少し書いたら嫌なTBがあったのでこういうタイトルは怖いです。(ちなみにタイトルの「・」は本には無いです・笑)でも...初めから内容を言ってしまえば明良の恋人は事故でもういなくて、お互い好きだった水族館に行くことで寂しさを紛らわせているのですが、ある日突然、水槽の前で男に話しかけられます。何故か恋人への想いはあるのに、そのままふらふらと誘われるがままについて行ってしまうのですが、その男、三上は実は恋人の異母兄弟で無意識のうちに恋人との似ている所を感じていたからでした。三上は弟がなくなった後、優次の日記でまだ当時中学生だった明良への想いと葛藤、後にお互い両想いになってからの幸せを知り、初めは物語を読んでいるようだと「恋愛ごっこ」だと可笑しく思っていましたが、読み進めるうちに日記に書かれている「明良」が実在していることを、段々と実感するようになりいつしか会ったことのない「明良」に恋心を抱き、明良の居場所と行動を調べ、水族館で以前から待ち伏せしていたのでした。そして見ているだけでは我慢が出来なくなったあの日、思わず声をかけて抱いたのだと。三上は弟への想いも解るが自分を見て欲しいと必死で明良に願い、明良は恋人よりも大きな存在になっていた三上の真剣な想いに応え、ふたりは恋人同士として、新たな一歩を踏み出します。なんというか、お話の流れは読めるんです(苦笑)所々に三上と恋人の優次との似ている点が描かれるので、そうなのかなと。ただ、読んでいて明良は高校生なのですが、優次との時間は本当に穏やかで優しくて幸せな時間だったんだろうなと思うので、すごく想いが綺麗で。三上との最初の会話でも「恋人はいる」と言って、体は三上についていっているのにまだ、もういない優次との関係をこころの中で続けて、生きていて欲しいと願っているのが痛くて。でもそれの矛盾さが人間のリアルな感情だと思うので、読んでいてさくやにも今抱える明良の切なさも、三上への隠せない気持ちへの焦りも伝わるようで胸がじくじくと痛みながらも、いつも読んでしまいますそれがしっかり「高校生」の年頃の少し生意気だけど繊細な視点なのが余計に切なくてこの歳でそんなに悟らなくても良いんだよ?と、思ってしまうような。なので強引な三上に引きずられるように関係を続けますが、常に優次のことも、一夜だけだと思っていた三上の本音がどこにあるのかも悩んでいて...。三上は、やっとまずは体だけでも手に入れた明良を手離したくなくて、痛いと明良が泣いても強引に抱いたり、常に電話やメールを送ったりとするのですが明良はこの関係に愛情は無いと思い込もうとしているし、まるで援助だなと呆れたり三上は明良が優次をまだ想っていることを明良自身の言葉で逢う度に聞いているので、想いのすれ違いに態度は余裕でも懐かしげに優次の話をされると、衝動のまま酷く抱いたり内心は焦って、嫉妬ばかりしているのが(苦笑)大人なら、ベッドの上で恋人の話はしないけど、明良はテストの結果を言うように優次のことも言葉に出してしまうのが、歳相応の切なさと隠せない悲しさで。あと、三上はこうにしか考えられない、明良はどんなに悟っていても子供だ、というのが常に言葉や文章であって、歳の差ゆえのすれ違いもお互いへの気持ちの出し方の違いも納得できる感じで、ぽんっとふたりの世界に入っていけました。三上の社会的地位を知って、自分との関係は害になると逃げようとした明良を学校帰りに車で攫って、ホテルへ入ることを拒否するのを車内で身動きが出来ないようにして抱くのですが、「怒っているからこんなことを」と騒ぐ明良に、三上は話をする余裕も無くして理性を飛ばして、「話をする前に...先に触らせてくれ」と一回では足りないと明良を求めるのが、すごく切羽詰っていてドキドキする場面でした。心配しなくても、立場よりも明良を選ぶと言ってくれた三上を好きだと想いつつもまだ躊躇いを捨てきれない明良に三上は全てのことを語り、たとえ今も優次を想っていても「手離すことはしない」と強く言いつつ、明良に考える時間をあたえて、その場はさっていきます。面白いというか、ある程度の大人の残酷さというかそう言った三上の言葉を明良はこころの中で、「手に入らないものなど今まで無かった男のプライドもかかっているのだろう」と冷静に受け止めているのが、甘い執着だと夢の中に入っていくように読んでいたさくやは、はっとさせられました。何だかやるせない言葉だなぁと。愛情だとはちゃんと解っているけれど、そこに微かに見え隠れする弟、優次への敵対心と、欲しいものは必ず手に入れると考える男性のコレクター心のような。もちろんそれと愛情を一緒にしてはいませんが「強引な男に引きずられている子供」という空気は、終始流れているので(苦笑)優次へ見守っていてほしいと、その想いも大切にこころの奥にしまいながら三上への想いをちゃんと言葉にして伝えて、初めてお互いの気持ちが繋がって抱き合うのですが、素直に若い貪欲のまま三上を体でも言葉でも欲するのが突然明良くん言葉プレイ!?という感じでびっくりしましたが(笑)、すごく色々なことを吹っ切って愛情だけに溺れて、安心して三上に任せている様ですごく幸せなふたりのシーンでしたいちゃいちゃシーンのたびに「三上は時間をかけてしつこい」と書かれているのが(笑)最後は、優次との思い出もありますがそもそも水族館が好きでまた水槽前にいる明良にまだ優次を忘れられないのかと焦る三上が「大学はここを受けてうちの会社にこい」と強引に明良の進路を自分の秘書にと決めているのですが、これは明良ずっと三上から逃げられないなぁと、思わずにやにやしちゃいました(笑)ラピスmoreなのでページ数が無く短編という感じだし、今まで中々良いお話に会えなかったのですが、このお話はずっと読んでいくだろうなと思いますお約束ストーリーなんですけど...きちんと子供と大人の恋愛で、大人の汚さも子供の我侭も、思いがけない達観した想いも、援助...と何が違うのかとか色々なものが詰まっていて、なんだかとても大好きなんです。さくや、明良の変な冷静さが切なくてすごく好きで。三上くらい強引に愛情をぶつけてくれなければ、明良は次の愛情に自分からは進まないだろうと思うので、とてもぴったりなふたりで嬉しくなります。次の恋に行くのは無意識にいつまでもある罪悪感や、色々なものが生まれて難しいものですが、たくさん傷ついているのに納得して、でもほんとは心細い明良には幸せになってほしいと思いました。たくさんおすすめしたいけど、タイトルが直球じゃなければなぁ(苦笑)でも読んでいるとこのタイトルだとインパクトありすぎて、お話が負けてしまいそうでちょっと、うーん。ですが、これ以外にと言われても「水」の言葉とかでももう合うのが思いつかないので、やっぱりこれが一番なのかな?感想サイトさんを見ると、明良の三上へのひとまわり以上の年上の人に対して失礼にも思える言葉遣いが気になる方もいるみたいですがさくやは、すーっと読めました。でも、気になる嫌な方には本当に嫌だと思います(躾がなってないとか...)何だろう...このふたりは「対等」でいなくては成り立たないような...。寂しく水族館に佇む高校生の明良に、声をかけた時点でふたり同じ位置に立った、なーんて(苦笑)そもそもどんな感情があったとはいえ、最初は「抱く、抱かれる」の契約から心の底で企みを持った大人が、寂しがっている子供を甘く誘い込んで始まったようなものだから、三上を敬う必要なんて無いと思ってしまうので(極論ですが)この明良が三上に対して、「年上だから」な態度をとっていたらさくやはこのお話は、ありきたり過ぎて好きにならなかったと思います突然の会話で、意味の解らない人間だと警戒しながら、どんどんと三上に近づいて惹かれていっても、警戒から始まったということに明良の言葉があると思うので。でも、色々とこのお話はひとつに思うには難しいのかな?(苦笑)どことなく「生きることとなくなること」が文章から常に感じられて。優次のこととは反対に、途中でイルカのいのちの誕生も描かれているのですがさくやは、この場面はいくらなんでもお決まり過ぎて嘘っぽくて嫌なのですが、必要なシーンなんだろうなとは思います。短編だからこそ、何か物足りないようなこれで良かったような、何度も読んで、何度も感想を書きたくなる。さくやにとってそんなお話です♪
2008.01.21
いおかいつき先生の本は、どちらかと言うと文が硬くて淡々としていて雰囲気で読む感じなので設定とキャラが魅力的でもお話がついていけなかったり、またその逆と好きになれる時と、なれない時があるのですが...今回の本は後者です(苦笑)「熱に溺れる。」いおかいつき先生(イラスト・桃山恵先生)ワンツーマガジン社十年前から歌舞伎役者・幸吉朗の付き人をしている彰人は「愛人ではないか」と噂されるほど美しい。ある日、幸吉朗の跡継ぎで、華と才能を生まれ持った宗春の付き人になるように命じられる。しかし噂を信じている宗春に「俺にも試させてください」と突然組み敷かれてしまう......!誰にも触れられたことのない彰人の全てを奪いつくすかのように激しく貪る宗春。そして白い肌に刻み込まれる初めての快楽に、彰人は抗うこともできずに呑み込まれ―――!?多分このお話の前に「華の檻(華藤えれな先生)」を読んでしまって、あのドロドロの執着愛にときめいてしまったのもあって、この環境の似ているお話にも期待を過剰に持って挑んでしまったのがいけないのだと思いますが(苦笑)簡単に物語をまとめてしまえば...彰人は宗春の父である幸吉朗に憧れを越えて愛情を持っていますが、噂されているような事は無く、ただ数年前に一度だけ彰人の気持ちを解っている幸吉朗に演目の為に「役柄と似たような気持ちを持つ彰人の想いを知りたい」と言われ、まるで彰人の想いを利用するかのように、幸吉朗の手で触られひとりあえぐ姿を観察するように見られただけでした。その場面を偶然見てしまった宗春は噂の確信と、彰人へ父親を惑わせた怒りと一瞬見た彰人のあえぐ姿を想い、駄目だと思いつつ自分を慰めるうちに愛情を募らせていきます。それから数年たって、宗春の付き人になった彰人を演目を真面目にする事などを条件に抱こうとするのですが、怯えながら「誰にも抱かれていない」と噂の否定とあの一夜の真相を告白する彰人に益々想いを募らせ、思うが侭に連日抱き続けます。そして段々と彰人にも自分を見てくれる宗春の気持ちが伝わり、幸吉朗を想うよりも宗春を強く求め、宗春も最初は抱いている自分を父親と錯覚して見ていた彰人がいつの間にか自分を見てくれる事に気付き、幸吉朗にばれたりと障害はありつつも想い合いこれからも歌舞伎の世界にいながら一緒に生きていくことをきめます......うーん、なんというかさっぱりとしたお話なんです(苦笑)本を手に持って読んでいるときはお話に入り込めるのですが、無いと「どんな内容だったっけ?(汗)」と思ってしまうような...。「歌舞伎」の世界が描かれますが、宗春はどちらかというと若く外にも目を向けているので、歌舞伎は好きだし父親の期待に答えたいと思っているかもしれないけどその情熱と歌舞伎役者ということが、いまいち伝わってこなかったり、彰人も幸吉朗に憧れと愛情を抱きつつも、強く抱いてくれる宗春にどんどん気持ちを傾けていくのですが...。宗春の想いは読んでいて納得できるんです。年上の綺麗な人(彰人)が乱されている姿を見て、それ以来意識してしまう気持ちは。父親の代わりにはなりたくないけど、それを利用してでも欲しいと想うのが。お話でも父親としても役者としても、彰人の想う相手としても幸吉朗への嫉妬が書かれているのですが、それでもなんとなく中途半端というか。あと彰人がいやに綺麗な感じに書かれていて。29歳になった今でも約9年前のあの一夜だけを想い出に生きているとかもっと自分から視野を広げていって、体の関係だけでも誰かとあったり幸吉朗を想って誰かに...とかあれば人間のやるせなさみたいで良いなぁと思えるのですが...付き人でずっと傍にいるのを幸せに...なんて自虐的過ぎる気が(汗)それなのに宗春には脅されてとはいえ...うーん。さくや、受けのこういう今まで耐えてきました。っていうの苦手なんですよね...。でも最初、宗春に幸吉朗との場面を見たと言われたときに「若い貴方には刺激が強すぎたでしょう」見たいな事も笑顔で言うし...清楚で儚いんだか、年下を挑発するように強気なんだか(苦笑)幸吉朗も歌舞伎役者として最高でも、「人の気持ちがわからない」という人でそのために愛の無い結婚をしたり、彰人の想いを悪気は無くても利用したり...なんでこんな人が良いんだろう?と(笑)後になって、私は人の想いは解らない。としみじみ語られても、好きになれないのでさくやはただ「貴方は最低ですね」としか思えないし。なので設定は魅かれるのですが、全てが少しずつ物足りないと言う感じで、残念だなぁと思います。どちらかと言うと、仰々しい歌舞伎の世界ではなく現代的という感じでそれも物足りなかったり、でも営利主義も垣間見れて今時っぽくて良いと思ったり。いおか先生のお話は、際立つ人物があると事件の内容があまりあっても無くても(苦笑)、本当面白いんですけどこれは全てが抑え目になってしまったと言う感じかな...。宗春の想いは強いので、それだけが印象に残ってしまって彰人や歌舞伎の設定も呑み込んでしまったような。だから宗春視点で書かれたSSは昔からの彰人への想いの何ともいえない隠れた汚さやそれでも結局、愛情になってしまう切なさが読んでいて面白かったです12歳の時にあの場面を見てから現在20歳になるまでの気持ちの変化が。あると読みたいけど...というお話で、ちょこっとさくやは残念でした。このお話が好きな方が、さくやの日記読まれていたら、本当すみませんっ!(汗)でもさくや、評判はごにょごにょ...な「残酷な逢瀬」は大好きです!!↑いや、ただ愛情を信じなくて空ろな受けに、それでも愛情を伝える攻めが好きなだけなんですけど(苦笑)受けが「好きでいてくれるはずなんて無い。いつか離れる」と思い込んでいるのに攻めは言葉でもこころの中でも、信じてもらえなくても想っている。という設定がさくや、めちゃくちゃ好きで!(照)むしろ信じない受けが攻めの前からふとした隙にきえるとか、それを追いかけて...(好き設定を語りだすと長くなります・苦笑)
2008.01.13
さてさて、昨日ブックオフから本が届きましたが、とりあえずぱぱっと読んだだけですが叫びたいことが(苦笑)愛と悲しみの迷宮(下)山藍紫姫子先生さくや、何の意識もしないで感想サイトさんを見て興味を持って購入したのですが...これってずーっと前、それこそ8年ちょっと越えるくらい前に雑誌の「ぱふ」で発売告知をしていて、すごい生々しい文章とプレイ、イラストにめちゃくちゃどきどきしつつも、当時の幼...全然幼くは無いけど(苦笑)年頃のさくやには耽美過ぎて恐れおののいて買えなかった本だった!!と実際に広告にあったのと同じ本の口絵を見て、当時をばーっ!と思い出しました。すごい...数年かかって買っちゃいましたよ(笑)まさかこの本を読むことになるなんて...何となく感慨深いです。この本が手に取れるくらい色々と成長したのだなぁ~、と(苦笑)でも今読むとそうでも無いかな?あの頃はこういう描写のは読んでなかったから...うーん、懐かしい。トゥルースいおかいつき先生...しまったー!!!という感じです(涙)あっ、お話(と、いうよりはテンポかな?)は楽しいのですが!「トゥルース」は二冊目だったのね...ううっ。最初の攻め×攻めの攻防を読みたくて購入してみたら、間違って既に攻受になってからの二冊目を買ってしまいました~!だから本当は「リロード」を買うはずで...うーっ(あたふたっ)イラストも今まで本の告知とかの白黒でした見たことが無かったのですが、こっちが受けなら意外で良いな♪と思っていたほうなのでよかったですでもでもっ、これからふたりの戦い(お話)が始まると思ってたらページ開けたらすぐに抱き合っていて、思い切りパニック起こしました(笑)うーっ、最初を読んで面白かったら次も...と思っていたのに~。しかももう受けが決まっているからか、どう読んでも受けうけしくて(汗)ここが可愛いでしょ。こういうところが誘っているでしょ、みたいな。もうちょっと抱き合うのもどたばたしたのが読めると思ったんだけどなぁあと多分この二冊目って...淡々としてません?(苦笑)まだ全部読んでいないさくやが言うのもなんですが、事件も主人公ふたり以外も淡々としているような...?まぁ。いおか先生の文章の表現がまず静かな感じなのですが。今のところふたりが抱き合っているシーン以外は、印象に残らなくて。といっても、これからじっくり読むので感想も変わると思いますが♪
2008.01.12
実はこのシリーズではこれが最新作なのに一作目の次に読みました在庫があって早く購入できたのが五作目だったので...順番ばらばら(苦笑)「君にもわかるISO~許可証をください!5~」烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)二見シャレード文庫僕は前原に感動するんです工場がISO規格を取得することになり、大忙しの弘。中でも昔ながらのやり方で製品を作り続けている製造部の説得には大苦戦。前原といえば、大学卒業資格取得のためのスクーリングで東京へ。そこに突然現れたのが前原の父と名乗る中尾だった。娘の結婚に差し障るから同性同士のつきあいは解消するべきだ、と弘に告げる中尾の真意は果たして......。一方、取得期限のあるISOを多少強引にでも推し進めようとする弘に対し、東京から戻った前原は時間が必要だと訴え、意見は真っ向から対立してしまう。二つの難題を抱えた弘の出した答えとは。同志で恋人――真剣に向き合うからこそ分かち合える熱い思いが極まる。まさかBLでISOのお話を読むとは思いませんでした(苦笑)しかも取得するまでのまだ途中の道程を詳しく書かれているので、弘の期限までにと追い込まれている故の焦りも解るし、前原の自分が関わる製造部だからこそ穏便にしたい気持ちも...でも、一応社命なのに「嫌だ」と言えてしまうのは仲間意識が強すぎるところの悪い部分という感じで、ハラハラしました。喜美津はさくやも好きだけど、何か違うんじゃないかなぁと思うのは上の命令はクリアするというところで今まで働いているからかもしれませんが。何となく、社命を聞かない。問題がおきてもフォローが出来るなら隠す。というのは嫌な体制だなぁと(苦笑)弘の推し進め方も急すぎですが、弘ひとりに押し付けているようなものだしだから読んでいて「何で素直に聞かないの~!?」とやきもきしました(笑)そんなISOに詳しくなれるBL本な今回の「君にもわかるISO」ですが。数年前にさくやが主に使っている化粧品メーカーさんが大々的にISO取得しました!と騒いでいるので知ったのが初めてかな?なので少しはパンフとかで仕組みを知ってはいたので、すーっと読めましたが結構特殊なBLシリーズですよね(笑)営業部と製造部の上司と品証の弘で集まってISOで悩むのですがおじ様たちが「磯」とか「イソ」とかでISOを呼んでいて(苦笑)今回も弘は大変で、一時東京に行ってしまった前原を想って寂しくなったりISO取得の為に製造部と気まずくなったり、前原の父親が突然現れて別れろと言ったり帰ってきた前原に夜中勝手に合鍵で部屋に入られて襲われたり(笑)この問題があって、また!?という感じで飽きずに読めましたでもやっぱり扱っている内容がどうしてもISOの説明が大半なので、言葉の意味が解らなくてページを戻ったりと、ちょっと内容を全部理解して読むには大変でした弘と前原と喜美津が好きという思いがないと...うーん(苦笑)あくまで製造部の人間である前原と、弘の意見の対立で怒鳴りあう場面があるのですが、お互い自分の仕事にプライドがあって、譲れない気持ちが真剣でそこには恋人同士なんて甘いものなんてなくて、とても闘う男という感じで、すごく言葉でぶつかり合うような熱いシーンでドキドキしました。この前原と弘の甘い関係と、一歩も譲らない同志の時とのギャップが読んでいて癖になっちゃうんですよね!そして、前原の父の中尾が現れてマシンガントークで彼なりの正論を弘に並べ立てるのですが、どこか「???」なんですよね。奇麗事とも違う、なんとも違和感のある物言いばかりしてきて、前原の父親のはずなのに娘のことばかり重点をおいてて、最初はあまりよく思えませんでした。しかもばらすみたいな脅迫めいた事を弘に言うし。それでも弘は第三者の、しかも辻本の様に同じだからばれると言うのではなく他者にばれるという経験を初めてして、面と向かって同性同士を否定されて別れる方が良い。と言われたことに焦ってどんどん深みに悩んでいってしまうのが「また前回みたいに延々と自分だけで悩むのかな~(汗)」と思いましたが、今回は何にでも前を向いていて答えはすぐ見つからなくても、歩みは止めずにISOも前原のことも喜美津のことも考えているので、すごくわくわくした楽しい気持ちのまま、読みやすく思いました。いつもさり気無くイラストも見ていたのですが、読み返してみて「ここって前原トランクスじゃん!」と、なんだか照れ照れ(笑)いや、腿あたりの絵なので絵だけ見ると普通にズボンかと思っていたから...っ。でもBLってトランクス描写って少ないですよね?(何語ってるんだか...)しかもふたりで夜を過ごした後、弘が朝ごはんをつくるところが書かれていて普通に穏やかな夫婦な雰囲気で(笑)前原が弘に逢いたいがために宿泊しないで、用事が終わってすぐに東京から4時間もバイクを飛ばしてくるのが、すごく想いがつまっていて大好きなシーンです弘、愛されているなぁと羨ましくなります♪前原とISOのことで衝突することで弘の甘くない仕事への熱意と、今でも前原に負けたくないという気持ちが叫びとなっていて。でもそれと同時に新しく色々と見えることもあって今回は前原が製造部をひとりで説得しようとしして弘が怒りましたが前回も結局は、弘が排水のことも慰安旅行のこともひとりで抱えようとしたから前原は助けようとしてくれたんだ、と言葉の裏の思いに同じ立場に立ったことで気づいて「負けたよ」と颯爽と思うのが素直に相手を認められるのが素敵だなと...中々出来ませんものね中尾にも何故前原とつきあうのか?「僕は前原に感動するんです」と恋人としてもそばにいたい、でもそれだけじゃなくて仕事でも負けたくない、追いつきたいから傍にいたいだから離れたくないと堂々と言うのが格好良かったです!ただ中尾は曲者という感じで、やっぱり嫌な感じでしたが(苦笑)でもそれも結局は遠まわし的に前原を父親として心配して、おこした行動だと言っているので、しょうがないとは思いますがでも離れていた時間が長いし、再婚しているからかな?前原パパ、結構あっさりひいたなぁと思ってしまいましただって息子が同性の恋人を持っていたら弘と駆け引きじみた事する余裕どころじゃなくもっと冷静さは無くなると思うんですけど...。前原が東京にいる時の電話で、逢えない時は鍵穴に鍵を入れるのを...と思っているとかなり「こらこら~!(照)」なことを言っていた前原ですがISOで気まずくなった時、弘の玄関前で静かに鍵を差し込んでいるのを扉の向こうで「逢いたいけど...不安で逢いたくない」と息を潜めて鍵の音と立ち去る足音を聞いているのが、さくやまで緊張してしまいました。その後弘もつい同じことを前原の家の鍵穴でしてしまうのですがそういうシーンでしないのにすごく我慢を強いているような艶っぽい場面で...。その後、中尾との話し合いの後前原の家の玄関でまた弘が同じことをするのですがこの時は「鍵を差し込む→でも前原を怒らせたし...(鍵を回すのに躊躇う)」なのに有無を言わさず玄関前に待機していた前原に連れ込まれるのが(笑)前原が弘のをわざわざ瞳を覗き込んでまで、飲むのを見せるところがあるのですがなんだか前原どんどんマニアックになってる気がする(汗)しかも弘に反撃されて「てめぇ、いい加減にしろよ」っていつ読んでも抱き合う言葉よりは喧嘩みたいな(苦笑)でもその後の「マジで、俺を、どうにかする気か?」と唸りながら言う前原にめちゃくちゃどきっとしました無意識に自分の好いように急かして煽っている弘と、焦って上擦った声で「ちょっ...っ、待て、こ、れじゃあ足んねぇだろうがっ」と言う前原が(照)うーん、このふたりって何でこんなにも余裕がないのか(苦笑)ちなみに、お話の途中で弘が「26だよ」と年齢のことを言うのですがそんなに時間が過ぎてなかったのか!?とびっくりしましたついつい発行年数と錯覚してしまいますが、物語は一年ちょっとしか過ぎてないんですね(笑)あとは一応の終わりはありますが次回に続くという感じで♪そして恒例の前原視点ですが、弘は中尾と会ったことを隠していても雰囲気が違うと解っているのが...愛だな~!!まぁ、抱いたあとの寝惚けて虚ろな弘に答えさせているのですが(笑)最初に「別れる理由が無い訳ではない」とあって、どきっとしましたが「どれだけ理にかなった理由があっても納得させられるのは弘にだけ」というのが、そう強気に思いたくても中々実行できないことを、ぽんっと思えてしまう前原が、愛情に迷いが無くて潔くて。でも冷たいかもしれないけど、父親と再会しても距離を保っていた前原に良かったと思いました。よくすぐにわだかまりが消えて~、とか仲良くとかありますが、そんな簡単なものじゃないと、はっきり言えるので。弘が寝惚けている時に、お風呂に入れてほしいとおねだりされたと言って起きた弘をバスルームに連れ込もうと必死な前原と、覚えていない!と抵抗する弘が外に出ようとして掴まえようとした前原共々床に倒れこんだり(苦笑)めちゃくちゃ痛そう(笑)プロレスをしているんじゃないんだから~!しかもシャワーの水が床まで跳ねて流れてきて焦る弘に「床なんかどうでもいい。目の前にいる男に言うことを聞かすほうが先だ」と思うのが、切羽詰っているのが伝わってきて。今回はそんなに弘のおとぼけ発言は無いのですが、洗われるのを逃げようとする弘の「遠慮じゃないぞ。僕は全身つるつるだ!」の言葉には笑ってしまいました本当、弘がその気になる前だと、色っぽさのかけらも無いのが(苦笑)弘と気まずくなってからいっさいの家事をやる気が無くてためていたというのがなんだか可愛くて(いや、実際一週間家事放棄なそんな家は嫌だけど・笑)前原視点では弘視点よりも中尾の、父親としての前原への気持ちが解るのですが...遠まわしすぎるのよね(苦笑)でも妹が婚約を中尾が破棄させたと前原に相談しに説得してほしいと来るのですが、前原は妹は悪くない。と思っていますが、そんなに婚約相手が好きなら自分でも行動しようよ。とちょっと思ったかななんとなくあまえっ子にしか見えなくて。そして前回から「母親には言っておこう」と考え始めて、今回は言う寸前で次回の「放水開始!」は言っちゃってるんですよね(汗)前編では気まずい弘と前原のお母さんの場面があって...うーっ、どうなるのか気になります!前原が弘と向き合うことで自分の弱さや甘さを自覚して、弘は弘で自分のほうが...と思っていて、別に手を取り合っているわけではないけどふたりして前に進んでいるのが伝わってくる、格好良いお話でした♪
2008.01.10
この四作目は仕事も大変ですが、弘と前原の関係ももっと濃密になっていて恋敵?が出てきたり、作業着ではなくお互いスーツを着ていたりちょっとお話の雰囲気が違うような気がします...が、好きです(笑)「ただいま定修中!~許可証をください!4~」烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)二見シャレード文庫おめぇ、背中が悦いんだろう?十月、秋の工場定期修理が始まり、営業の徳永が製造で研修をすることに。やたらになついてくる徳永をかわしつつクローズドシステムのテストを始めた弘だが、その時起こった機械トラブルを助けたのはなんと定年退職した辻本。弘の色気をいち早く見抜いた油断ならない御代の登場に、危険を察知する前原。二人で招待された社長との会食で、慰安旅行の秘め事をばらしそうになったりと相変わらず危なっかしい弘は案の定、前原と熱いひとときを過ごしたホテルを出た直後、偶然出会った辻本にさらわれ彼の自宅へ連れ込まれてしまう。弘、ついに往年の色事師の手に堕ちる!?あらすじの最初の一文...羞恥プレイかと思ったわ!(笑)「許可証をください!」の四作目ですが...実は、さくやこのお話だけはあまり印象に無いかも(苦笑)でもでも、徳永君が弘になついて前原がやきもきしたり、辻本がふたりの仲を脅かそうとしたり、慰安旅行のときに相手までは前原だとは解らなくても弘が抱き合っているのを社長が見ていたかも!?とハラハラしたり。ふたりがより一層、愛情でこころも体も繋がって熱い時間を過ごしたり...でもなんとなく、閑話休題というイメージを持ってしまって(汗)面白いのですっ!、でも...なんだろう?人との関わりが重視されて書かれているからかな?喜美津で働くふたりが好きなさくやには、だから物足りないのかな?なんだか徳永君も中途半端で、辻本も中途半端な気がしちゃうんですよねちょっと波乱を起こさせるだけの存在なのでしょうがないかも知れませんが。それに、今回は相手が先輩で遊びに慣れた辻本がちょっかいを出すからか、何時に無く毒に当てられたのか、前原も一歩下がり気味だし。前回の「嵐を呼ぶ台風!?」で書きたかったのに書き忘れてましたが(汗)、本社の徳永が喜美津化学の製造部に派遣されて来たのは、渇水や色々な問題を喜美津が抱えているのを知った営業のトップの矢野が品物が無いと困る、と代わりの品物を他社に発注して準備していたのが製造部にばれて矢野は土下座して謝りましたが、どうみても製造部から見たら信用されず内心はただ謝っておけばいいという感じで誠意が無くて「製造部の苦労を解れ」ということで、本社の営業を数週間研修に来るようにさせたのですが...どうしても読んでいると喜美津化学製造部側に思いがいってしまうので、さくやも矢野のしたことは裏切りのようで嫌な場面でした。矢野の気持ちも解るんですけどね(苦笑)品物が用意できなければ、会社が信用問題やたくさんの被害を被ることは。さくやも職場で代用品を持ってきてもらって助かったことは何十回もあるので、一概には言えませんが...BLでこんな場面がっ!?という感じでした(笑)なんだか本当に生々しい会社の現場という感じで...。その使命を受けて派遣された徳永君ですが、何故というくらい弘になついていて、でもわんこがくっつきまわっているようにしか見れないのですが、前原からしてみたら、弘にべたべたされるのは嫌でしょうがないんですよね(笑)弘にしてみても、徳永君の指導を前原が引き受けたことで一緒にいる二人を見たり大学のことで徳永君に勉強を教えてもらっていると聞いて何ともいえない気持ちになってあたふたしたりお互い徳永君に嫉妬して気まずくなったりしているのが(笑)後々で些細な嫉妬からの想いから我慢の限界がきたとき、弘は「勉強は教えられるように僕も勉強するから徳永君には教わらないで」、前原は「俺以外の男とふたりきりになるな」と本音を言い合って...そんな、ふたりして徳永君の気持ちを勝手に何決めてるの!(笑)と、笑ってしまいました。どうみても徳永君は憧れの域を脱してないと思うんですけどね(苦笑)恋は盲目だなぁ~♪でも前原の独占欲は度々ありましたが、弘の想いも嫉妬を自覚することで前原に重なってきたのが解って、仕事での関係以外ではどちらかと言うと流されていたような弘が「恋愛」に自己主張し始めて、とても読んでいて嬉しい場面でした!辻本も...何かもうちょっと前原が噛み付いたりすれば良かったけどなんだか負け気味だったのが、気になっちゃって(汗)悪役にしては物足りないし、人情を見せたいにしては中途半端で。善か悪かと言われれば「ほどよい」感じなんですけど。確かに酔った弘が辻本に襲われそうになるのですが、弘もそんな場面になってもただ疑問だけで終わっちゃって、嫌な予感で助けに来た前原に言うでもなく前原にしても、ふつう恋人が襲われていたら気遣っていても少しは何されたか聞く様な気がするんだけどなぁ(そして報復に行く・苦笑)...というのは建前で。そもそも、自分の親と同じ様なキャラが、手軽に興味があったからと誰かを抱くというのがさくやの中で嫌なんでしょうね(苦笑)偏見は持たない様にしたいですが、その歳になってまで人の恋人襲うなよ。とだから辻本の仕事の場面とふたりをからかう場面は好きでも、弘を狙う場面が気持ち悪くてしょうがないのかも。なくなった奥さんの事を今でも大切にして、こころにあるのに。社長との会食も場面は面白かったのですが、ここ必要かなぁと。この場面があることで今後弘と前原に、喜美津にとっての何かが起こるという予感は思えるのですが、弘は慰安旅行でも同室で、気にかけてもらっていましたが、世間話をするために社長と会食なんてできるものかなぁと(現実的・苦笑)でも、ふたりの想いがもっと強くなったいちゃいちゃシーンは好きです!(笑)お互い相手を好きで、気持ちよくなって欲しいと思っているからすごく言葉も行動も熱くて、流れる汗が読んでて伝わるようで。「もっと会ってくれるなら工場では悪さしない」という言葉に負けて弘は合鍵を渡すのですが、少しは安心できたのか前原も苛々しないで落ち着いてきてそれでも「表面に出さなくなった分、内面の凄みが増した」と感じてて前原、我慢しているのね~!と思わず笑ってしまいます(笑)社長との会食の場面も、前原と弘は旅行先で抱き合っているのをもしかしたら社長に見られたかと思っていて、焦った弘はもしその時の事を言われたら「お膳をひっくり返して逃げるよ」と真面目に言っているのを前原が呆れて「あほ」というのが可笑しくて!「失礼だな、僕はいつだって本気だぞ。お膳をひっくり返してから驚くなよ」という弘の言葉に、どんな脅迫なの!と大爆笑してしまいます結局社長はあの時「弘と女性」が抱き合っていたと思っていて、「どんな女の子なの?」と聞いているのに、誤解しているならと冷静な前原と違って焦った弘は「前原なんかじゃありません!」と叫んでしまって...弘が自分で台無しにしてどうするんだか!!(笑)パニックになって「ひっくり返すか?ひっくり返すしかないのか!?」と弘がもうお膳をひっくり返す気満々なのが面白くて!すかさず前原がフォローをして、社長も冗談だと思って爆笑していましたが大変だなぁ、前原...でも笑ってしまう(笑)社長の前でのうっかり発言や、冷静に対応できない自分に弘が落ち込みつつばれたらクビになる?と、どんどん悪い考えにいってしまいふたりで歩いていても周囲の目や、喜美津の人がここにいたら...と不安で前原を見つめるのを、誘っていると誤解されてホテルに連れ込まれるのですが昂奮している前原のを悪戯しながら「これ、どうしようか?」の弘の問いに「......お前はどうしたいんだ」と言われたら内心で「それはもう、いじめたい」と思っている、この弘がすごく好きで。いつも抱かれているとはいえ、なんだか気持ち的には前原を抱いているような勢いが感じられて、自分から愛したいという想いがいっぱいで。いくら弘が腰を揺らして誘うからって、「っの、野郎っ」という攻めは前原くらいしかみたことないなぁ(笑)ふたりのセリフだけ見ていると喧嘩みたいだもん(苦笑)でも、社長との会食のときから弘は悩み始めてしまって何となく気まずさがあってそんな時に前原が、弘には内緒で品証で使っている部品のメンテナンスを毎日してくれている事を知って、前原も恋人として助けたいのか、同僚としてなのか、言わないことで悩んでいるのではと気付くのが、すごく何か胸が熱くなる場面で。どうも途中から延々と弘の悩みで文章も雰囲気もくどくどしているのですが、ここから一気に何時ものように自分と喜美津の為に道をひらいていく弘になって読んでいて、ほっとしましたいつもは何処かしらおとぼけシーンがあったりするのに、本当ただ悩んでいる描写ばかりで、解るんだけどなんだかなぁ~という感じだったので(苦笑)心配事が一応無くなって、久々に素直に抱き合える期待感に前原は場所を変えようと促すのですが、すぐに抱いて欲しいと、壁の薄い室内でタオルをくわえながらで良いから、と弘が前原を誘うのが弘が切羽詰っているのが、想いが成長したな!なんて思ってしまって。いつも拒否するのは弘だったから。動きを止めた前原にくすん、と笑って「声を出したほうが...いいのかな?」なんて挑発するのが、可愛いな~!!と思いましたこの弘の「くすんと笑う」という表現が、さくや大好きなんですあとは、恒例の前原視点ですが前原が虎視眈々と弘との同居に向けて企んでいたのが読むと判明して(笑)逃がすわけにはいかない、恋愛対象が自分ひとりではないと気付かせないように...なんてそんな事を考えていたなんて!!(笑)意外と前原って回りくどいな~!ふたりで釣りデートに行って、弘がエサを平気でつけているのを見て「今更の話だが、男と付き合ってるんだ」とこころの中で再確認したり。弘が指導の為とはいえ、前原と常に一緒にいる徳永君への嫉妬をぽつりぽつり言えばもっと岩陰にいれば、連れ込んで抱けたのに!と後悔していたり(笑)同居したいと考えていたら、弘が前原の住居にしているビルに引越ししてきたと母親から聞いて、「まさか俺の部屋!?」と焦りながらもわくわくしてみたら階違いの部屋を引越し場所に決めてて、がっくりしたり(苦笑)前原の喜びと落胆の差が大きくて、無意識にでも弘が前原を振り回しているのが面白くて笑いながら読んでしまいましたちょっと辛口なことも言いましたが、ふたりの想いの進み方として読むには本当に面白かったです!だだちょっとさくやが欲張りなだけで(苦笑)
2008.01.06
ウイルスバスターの更新中に、久し振りに長くネットに繋ぐからたまにはゆっくりパソコンでネットしようかなぁと。色々な先生方の新刊情報とかが知りたくて♪まず榎田尤利先生のサイトへ行ってみたら、たいへん、たいーへーんっ!!(余談ですが、何度もへんたいって今打っちゃって...最近「へんたい」ばっかり入力しているから・苦笑)榎田先生のサイトで2007年感謝企画として「きみがいなけりゃ息もできない」のショートノベルがアップされてますね!ルコちゃんからのメールをにやにやしながら東海林が語っていますよ~!なんだか東海林がでれでれで羨まし過ぎて、さくや悔しいっ(笑)東海林の一人称なのですが、硬い言葉と表現にそうそう、東海林ってこういう感じなのよね。とじんわりお話が読めるのを実感してきて嬉しくなりましたまさか、最終巻の発売前にちょっとした榎田先生の言葉とかではなくお話として読めるとは思っていなかったので、本当に嬉しいですっ。まぁ、東海林のノロケ話なんですけど(苦笑)ルコちゃんがお願いするとおりに着信メロディを登録するなんて...甘っ立花キャンディ先生の名前まで出てくるなんて。しかも、ルコちゃんと知り合いなんだ...さくや結構設定忘れてるな~。多分「愛売る」の時は、もうひとつの小説家受けの方のお話のほうが好きだからだろうけど(苦笑)二木に頼まれて、二木にせがまれて。って東海林の言葉がルコちゃんだらけで読んでいる方が照れちゃう...っ。しかもクリスマスに原稿ほぼ徹夜で手伝っているし(笑)ここで東海林がルコちゃんを「奴の...」というのですがなんだかこういう雰囲気好きですクリスマスなのに仕事なのは奴の方、と言ってるのですが恋人同士になっても一緒に原稿に追われてて大変なんですね、東海林(苦笑)東海林だったらスウィートルームくらい予約しちゃうそうなのに。まぁ、ルコちゃんが喜ぶかどうかは微妙ですけどルコちゃんファンの茜との個展開催打ち合わせ中のお話なのですが、茜のルコちゃんのメールの興味から、段々送れるのか不安になって「ルコちゃんはメールを打てるの?」の質問の返事に「メールくらいは打てますよ」というふたりの会話の流れが可笑しくて!詰まる音がダメという事で「ラッコ」を「......らこね」「らこですね」と、ふたりでルコちゃんらしいと勝手に納得してるのが(笑)「トーン買ってきて」を変換ミスで「豚かてきて」とかいいなぁ、ルコちゃんのメール♪解読は東海林以外は無理だろうけれど...うん。東海林はそんな困ったちゃんなメールでも仕事が終わるまで数時間ずっと考えてまで、解読しようとしてあげちゃうんだもんしかも覚束ない指で携帯を操作するルコちゃんを思い出してにやにやしてるし(苦笑)でもそんな、ほのぼのしたなかに「二木自身もすべて自分で満たしてしまいたい」という言葉があって、ちょっとぞくーっときました東海林は重い愛情を溜めつつ、限界まで表に出さないようにしている感じで突然こんな風に独占欲を爆発させたり、束縛しようとする一面をだすので...ルコちゃん騙されてるなぁと(笑)でっかい愛情にがんじがらめになって、もう逃げられませんねっ打ち合わせ中なのにルコちゃんを思い出したら、早く帰りたがる東海林が重症過ぎて笑ってしまいました!ちゃんとルコちゃんの好きなケーキとチキンを予約しているし掲載は一月中だけみたいなので、お話の最初にある着メロで届いた東海林宛の可愛いルコちゃんのメールも画像で見れるので是非作品が好きな方は見て欲しいですううっ、可愛いっ
2008.01.05
今日の感想は「許可証をください!」シリーズの第三弾ですが、一作目を買って、結構時間がたってから現在までに発売されている五作目までを購入したのですが、シャレード文庫って中々増刷しないのか...この本はめちゃくちゃ探して、やっと購入しました!「嵐を呼ぶ台風!?~許可証をください!3~」烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)二見シャレード文庫おまえも男なんだからわかるだろ?俺たちはどんなに忙しくたって「これ」を切り離せるわけねぇんだよ八月。喜美津化学はかつてない渇水に見舞われ、製品が納期に間に合わないかもしれないという危機に直面していた。前原が試作していた冷却器まで持ち出し、盆休み返上で生産を試みる製造部の面々。しかし品証の弘に手伝えることはなく、自宅で通常通りの夏期休暇を取ることに。そこへ工場に詰めているはずの前原が現れ、好き放題した挙句。弘を手製の拘束具でベッドへ繋いで消えてしまう。驚き慌てる弘のもとへ、北海道にいるはずの両親が突如乗り込んできて......。「これ」は欲情なのですが(笑)前原は本当、飾らずにぽんっと言ってくれます...それもカッコイイ(笑)渇水問題や大学の事で忙しくする前原に、自分は休暇をとってしまい申し訳ないと弘は気をつかって接するのですが、前原にしてみたら、それよりも少しでも時間を作るから会ってくれ、抱かせてくれ、という感じで。前原のそういう想いを思いもつかない弘に苛ついて、仕事で疲れたまま休暇中の弘の家に前原が乗り込んでくるのですが、その手には素っ気無い弘へのお仕置きとして「ハンドメイド・オブ・マエハラ」の手枷を持っていてうっかり弘は「製造部で使う部品なのかい?」と思っているうちに装着されてぽーんっとベッドに転がされてしまいます手枷は仕事の合間に、弘の事を想いながら、半ば弘の態度にキレながら前原が自ら作ったもので...何作っているんだか、もう。抱き合い始めれば溺れるのに、それまでは飄々としている弘を休暇中一時でも逃がさないようにと、執念を込めて作ったものでした(笑)まぁ、ここから手枷で拘束プレイが始まるのですが暴れる弘に「馬鹿野郎、暴れるんじゃねぇ」って脅してどうするんだか(笑)さくや、実を言うと「許可証をください!」を再度読み進めているときにあらすじをアマゾン等で見て、一番次に読みたいっ!!と思っていたのがこの「嵐を呼ぶ台風!?」の拘束シーンでした。まだよくキャラが掴めていなくて、それでぱっとあらすじを見て「手枷っ!?わわっ、ダークなプレイ~!」と、シュチエーションで選んでわくわくしていたのですが......これって確かにドキドキなんですけど...。ある程度弘も前原も性格をつかめてくると、本当に健全に相手を求めるこのふたりに「手枷」は必要か?って思っちゃうのです。普段だったらめちゃくちゃ萌えますよ、さくや!(笑)でもこのふたりにそんな...でも、お話の中で前原は手枷に繋がられた弘を見てゾクゾクしていますが(苦笑)とても悪い例え方を言うと、前原みたいな人って物に頼るんじゃなくて.........殴るとか。力で押さえつけてそれで大人しくさせるような。(いや、うちの親も職人気質な人で、昔はそうだったので。)(ってそんな事、普通に読んでいる方は思わないですよね(笑)(そもそもふたりは熱い恋人同士だし♪)だからそんなアブノーマルなプレイがどうしても違和感あるんですよね。このふたりには...うーん。でも弘を抱きながら切々と手枷製造の苦労を語るのには、笑いましたけど!だったら作らなければ良いじゃんっ!て(苦笑)やすりをかける時も「弘の手を傷付けないように...」や、優しいのかな?仕事で忙しくて会えなくて我慢していた分、めちゃくちゃ熱いシーンで「あぁ、たまんねぇ」と前原が喘いでいたりして、すごく弘が好きなんだなと、我慢できなくてしょうがないのね!と照れちゃうような濃い場面でした前原の言葉が乱暴なのが、切羽詰っている感じが伝わって。弘も手枷を外して欲しいので、いつもより甘えたりしますが前原には魂胆がばればれで(笑)散々抱き合った後、朝になって起きた弘が二週間ぶりとはいえあまりの前原のご無体に「前原、君を見損なったぞ!」とひとりで怒鳴るのが、もう、その気丈さが大好きです弘っ!そんな前原が見当たらなくて、ベッドから降りようとすると今度は右手首に繋がられた手錠から延びた鎖がベッドの足にくくりつけられていて................アラブものじゃ無いんだから!!(泣)いや、いいんですけどね。弘も「あの野郎、手枷を外すまでさんざん僕にあれやこれややらせたくせに今度は手錠か!?しかもまた手作りだ。信じられない!」と叫んでいるので(笑)しかも材料は工場の備品じゃないか!と、そっちを心配しているしいや、それが問題じゃなくて!と、本当いつも弘のひとりコントは面白いです緊迫していても、どこか考えが変なんですよねそんな風にばたばたしている時に、突然弘の両親が尋ねてきちゃって合鍵を持っている為に部屋に入ってきていて、パニックに陥った弘は力任せに鎖を切るのですが...こういうところはやっぱり男性だな!としみじみ思います実は前原はシャワーを浴びていて、あたふたする弘に「同僚が泊まるのは普通のこと」と格好良く落ち着けと言い放ちますが鎖を切った弘に「もっと太くてよかったか...」と冷静なのが(苦笑)結局両親が来たことで、弘の休暇中は自分が仕事でも連日泊まって一緒にいたいと思っていた前原と、元々忙しくしている前原が来ると思っていなかった弘の、ふたりの気持ちの表し方から些細な擦れ違いが起こるのですが、両親が来たことにより、お嫁さんになる人はいないのか?と何気ない会話をすることで、今自分は「男同士の恋愛をしているんだ」と今更ながら弘は自覚し始めます。久し振りに両親と一緒に家で過ごして、なんて禁忌を...と悩みつつもでももう前原への想いをとめられない。と何だかんだ前作でも弘は悩んでいますがやっと、対前原だけではなくて相手は男性だというリスクの部分も考えられるようになったんだなぁと、着実に前原と自分の関係を思い始めていて、読んでいて嬉しく思いました!どうしても、やっぱり前原も弘も勢いで突っ走っている感じが強いので(苦笑)前原が真剣に想っているのも解りますが、どこか恋愛の楽しさを重視で一先ず重大なことにはふたりとも気付かないようにしていた感じがするのでじっくりと気持ちも成長していて、嬉しいです大型台風の影響で工場の浸水被害に立ち向かおうと、たまたま居合わせた前原と弘がふたりで力をあわせるのですが、このシーンはすごくふたりとも格好良くて!暴風雨の吹き荒れる中、前原がフォークリフトを動かしたり弘も30キロある土袋を積み上げたり、喜美津の、自分の職場の為に頑張るのが、すごく素敵で。正直、このシーンまで萌えはあっても延々と前原と弘の夜の攻防だったり仕事をしていても、前原が弘にちょっかいをかけたり両親との出現からお互い悩み始めたりと、喜美津の働くふたりとしてあまり書かれて無かったので、こういうふたりの姿は本当待ってましたっ!特に弘が土袋を運ぶ所なんて、こんな見た目は細身の美人さんでもやる時はやる受けキャラは他では見れませんよね~♪なんとか浸水への対処が出来た後、そういえばふたりっきりなのに気付き我慢できなくなった前原に抱きしめられて、俺の匂いしかしないだろう?とここは俺の部屋だ。と言い含められて(苦笑)、仮眠室で抱き合うのですがここのシーンも熱くて、前原が腕力がある分どんな抱き方もしちゃうんですよね(笑)まるでお互い一歩も譲らない戦いの様な勢いで弘も無意識でも意識的にでも、想いをぶつける前原を翻弄していて。そして朝、弘がひとりきりで目覚めてみると、今度は鎖が太くなったハンドメイド・オブ・マエハラの足枷が...で、本編は終わります(苦笑)あとは恒例の書き下ろしの前原視点なのですが、結構鎖に繋がられている弘に嗜虐心をそそられて興奮していたり、からかうだけだったのに「いきなり腰にきちまった」から抱いたと心の中で暴露していたり(笑)愛情深くてどうしようもないな~。という感じですね弘の家でお風呂の残り湯を使って前原の作業着を洗濯したら入浴剤の色が移ってムンクの叫びのように奇妙な柄がついてしまって弘がパニックを起こす場面があるのですが、イラストまであって弘の考えが面白くで何時読んでも大爆笑させてくれます「メーカーに聞いて何の色素かが解れば脱色できる」とか(笑)あと付き合っている事を知らない前原の母親が、前原の過去の女性関係を弘に言ってしまって、「今も女の所にいるかも」と言ってしまってちょっと疑っている弘に気付いて「ささやかな幸福感」と、ニヤニヤとこころの中で感動していたり(苦笑)前原視点でもあらためて男同士だと考え始めて「正当性もありはしない」と、考えていてももう激情を止められない、と覚悟を決めているのがすごく潔くて良かったですここでも我慢できなくて、突然弘の部屋のキッチンで抱いちゃいますが(笑)でも(ったく、我慢きかねぇ身体だ!)と自分で解っている前原が可愛いです攻めキャラが受けを好き過ぎて焦っているのを見るのは楽しい~!ちょっとさくや的に、いつも通り楽しいシリーズなのですが何となく非日常が入ってしまって複雑かなぁと思ってしまいますが...好きですっ!
2008.01.04
大好きな「許可証をください!」シリーズの第二弾です♪「慰安旅行に連れてって!」~許可証をください!2~烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)二見シャレード文庫僕は君のために喜美津に呼ばれたんだ。その責任は絶対とってもらうからな。喜美津化学五年に一度のビッグイベント、慰安旅行の幹事を任された弘だが、工場排水の水質悪化というアクシデントに見舞われ、その対応で寝る間もないほどの忙しさに追われることに。さらには将来のために大学の通信過程を受けるよう前原を説得して欲しいと、会社から頼まれごとまでされてしまう。しかし、前原が漏らしたとある一言がきっかけで、弘は「君とはもう寝ない」と宣言し、絶縁状態に!?地方の化学薬品工場を舞台に、四大卒のホープ、品証の弘と製造部の若頭、前原が繰り広げる、濃密&おとぼけワーキングデイズ。シャレードのあらすじってほんと、語りすぎと言うか、上手くまとまっているのだろうけど、「おっしゃるとおりでございます!」という感じ(苦笑)前原に追い込まれる感じで恋人同士?になった弘ですが...恋人未満かな?まだまだ前原への気持ちが恋なのか、仕事の熱意への憧れなのかいまだ解っていないので、どうにかして逃げようとしますが、前原は逃がさないのですね~♪(笑)そんな弘に直球で「おまえって、どうしてそんなに淡白なんだ?」とこの前なんて十日前だ、と真面目に聞くのが、もう...っ。恋人気取りなのが...いや、恋人なんだろうけど、うーん(苦笑)弘がまだ、抱かれている時でも「男同士で...」とか思っているし。慰安旅行の幹事を任されて本社の徳永と話し合いがあるために待ち合わせをしていた事を思い出して、家まで送ってってやると言った前原にお願いしても「送るなら家だけだ。徳永に会うならバスで行け」とか、弘には気づかれなくても結構前原の嫉妬深いのが解って。今回のお話はあらすじ通り色々な問題が起こって、特に慰安旅行、排水問題が大きな問題なので、この件が終わったらこっちの問題が!?という感じで飽きずにどんどん読めました。その問題解決に合わせてもっと弘との時間を作りたい、自分に振り向かせたい前原と色々な問題の方を真っ先に考えたくて、何でもかんでも自分で背負ってついつい前原の気持ちを後回しにしてしまう弘のちょっとした喧嘩になってしまうのを分かり合えるようになるのが今回なのですが、そのきっかけが、排水問題を話し合いたい(聞いて欲しい)と思う弘が、説明に手間取ってしまい製造部の上の理解を得られなかったのを自分に話してくれれば俺が製造部を説得するなり何でもやってやったのに。現場のことは現場に任せろ。という前原のひとことと考えに、ぷちーんっ!と切れた弘がもう寝ない!と前原を拒絶するのですが...確かにこの考えはいただけない(苦笑)仕事が忙しくて自分の事を考えてくれない不満も入っているのでしょうが一生懸命している仕事を「なに余計な事をやってるんだ?」みたいに言われたらむむっとしますよねっ。ただ...こんな話を抱き合いながらしてるのが(笑)仕事の話をそんなときにまで持ち込むな~!という感じですが、同じ職場でずっと相手を意識していると、ついついそんな時でも職場の悩みとか色々な話までしちゃうんでしょうか...ね?まぁ、その話題までは前原が弘を抱きながら「も...っと会ってくれ...よ」とお願いしていて、どっきどきな熱いシーンだったのですが(照)一瞬で喧嘩に(笑)でも「同じ男同士だから、僕は君に負けたくない」という弘の言葉がすごくその仕事等へのプライドは女性が思うのとは全く違うものだと思いますが、無意識にでも比較してしまうような「男」がたとえ自分に想いをぶつけていて、自分も愛情を覚えはじめていて心地よくても一瞬で相手に勝ちたいと願ってしまう、闘争本能がめばえるのかなと。別にこの発言は弘自体を女性視しているとか、軽く見ているとかじゃないのですが、ほんと言い方がまずいっ!と(苦笑)でもさくやも読んでいて、弘と同じ気持ちだったので「そーだそーだ!」と前原にむっとしていたら、怒った前原が弘を強○し始めて「あわわっ!?」と、さくやまで焦りましたわ(汗)このまま怒った前原と、気まずいと思う弘でお互い意識しすぎて会話が出来ないということになってしまうのですが...でも、そのわだかまりを解決するのも問題解決の仕事の成功なので♪ふたりは本当、お互いの想いも大きいですが、仕事の大切さと思いも大きくて、格好良いな!!と思えます。排水問題は専門的な話題なので、ちょっとお話の大半を問題解決のために弘たちが奔走する場面ばかりなので、引き込まれないと読むのに飽きてしまうかもしれませんが、解決後には嬉しさと充実感が読んでいる方にまで伝わってくると思います。といっても、これってBLですよね?と思ってしまうかもしれませんが(笑)排水管の問題地点を作業着を泥で汚しながらヘルメット姿でトンネル掘ってる場面が延々ですから...でもカッコイイ。あっでもそんな所なのに前原と弘の仲直りキスがあります(笑)喧嘩はしていたけど、問題が解決に向かう嬉しさで...仕事でも熱意がお互い繋がっているって良いですね!喜美津が問題をひとつひとつ、弘や前原や様々な人たちの手で解決して良くなっていくのを見ていると、さくやも嬉しくなります。あとは問題解決で楽しく慰安旅行なのですが、旅行先が2コースあって別れてしまった弘と前原ですが、連絡をずっとしていなかった旅行先近くの旧友にわざわざバイクをかりてまで、弘の泊まるホテルに会いに来る前原がっ!....っ、格好良い~!!!(ちょっとさくやさん...・汗)お酒が入った弘と、我慢できない前原の熱いいちゃいちゃシーンなので誰が来ても可笑しくない様な大浴場の着替えるところ?で息をころしてしちゃっているのですが、長い間触れられなかった飢えを必死で補おうとしているのが、めちゃくちゃドキドキです!抱き合う途中で弘が思わず腰を揺らしたのを見ただけで...ちゃったり弘も酔っているから、近くに人の気配を察して止まる前原を自分から「早く」と誘うのに、歯を喰いしばって耐える前原とかすごくお互い(といってもここでも比率は前原かな・悲)が強く欲しいというのがすごく文章から伝わってきて、BLって夢だけど、このふたりのはちゃんと人間同士のそういう場面と言う感じで(変に絶○とかとんでもじゃなくてね・苦笑)たっぷり愛情が感じられるシーンで好きですあとは、恒例の前原視点からで♪またもや弘への熱い想いで日々突っ走ってるのがよく解ります(笑)でもこのお話では、弘が自分の気持ちをはっきりさせたくて前原を車で自分にとって思い出の場所に誘うのですが、真面目に弘は語っているのにいちいち弘が言葉を言う度に「今のは誘っているよな!?」と思って小藪を目で探したり、話は良いから自分が運転変わるから弘をホテルに連れ込みたいと必死だったり......ここまで来ると怖い(笑)熱く想いを伝え合って抱き合った後、「困る」と窓から見える湖を見ながら言う弘に渇水問題か?と「お前が困ったって雨は降らない」と勘違いな事を言う前原とのやりとりが(苦笑)弘が困っているのは、仕事の充実とともに前原をどんどん好きになってく自分に困っているということなのですが...ついに弘も前原との「恋」が自分の中で認められるようになったか!と嬉しくなります...ほろり。仕事よりも前原のことが気になってしまう、とデートでは言ったくせに日常に戻り、やっぱり前原よりも仕事をワクワクしながらしている弘にこのネタで今夜また弘をいたぶる。と「俺のこと考えて仕事が手につかないなんて嘘だろう?」なーんて、ふつふつと思っている前原が...真面目に仕事しなさいという感じです...頭の中は弘だらけなのね...うんうん。あと、弘がどうみても天然でおとぼけなので(笑)めちゃ笑える場面もいっぱいあるんです!!排水問題を調べに来る山根という人のちょっと高慢な対応にむむっとしてウニみたいなのに眼鏡をかけさせた絵(山根と名前つき)を書いたミニメモをパソコンに貼って「今に見てろよ!!」と叫んだのは良いけど、その人が水質調査に来たときにうっかりメモを見られてしまい「北海道の父が大切にしている、ウニの山根(サンコン)さんです!」と叫んだ時は、大爆笑しました...なんて無理のある...そこが可愛いけどっすごく派手さはないけど、一生懸命に仕事に、毎日に失敗もありつつ実直に生きていると言う感じで読んでいて、BLということでもうきうきしますがそれ以上の何かをいっぱい貰えて大好きなお話です♪
2008.01.03
さくやが明るい(生きることと愛情が根底から光の場所にいる)攻めの中で一番好きなのが、前原です!(笑)でもこのシリーズは受けの弘も大好きなので、ふたりともこころが真っ直ぐで小説の中の人たちですが、人間として大好きなんです「許可証をください!」烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)二見シャレード文庫これから喜美津で働いていく俺とお前が、なんで寝ちゃいけないんだ。中小化学薬品製造業・喜津美化学の品証部に勤務する阿久津弘は初の四大理系卒のホープとして期待されている身。そんな弘が社命でフォークリフトの免許を取ることに。慣れない乗り物の操作に難儀する中、指導係として遣わされてきたのは製造部の若頭・前原健一郎。弘と同い年であるにもかかわらず同僚からの信頼も厚く、独特の迫力と風格を持ったこの男に、弘はとある出来事がきっかけで苦手意識を持っていたのだが、意外にも前原のほうは―――。多分ネットでかな?評判を知って「許可証をください!」を購入したのですが当時はキラキラした男子校らぶ!とか可愛い感じのBLを好んで読んでいて、今では絶対ダメな悲恋ものとか、興味のまま何でも読んでいましたが買った当初は、弘も前原も男性とか上品な言葉じゃなくて「男!」という感じでちょっと見てもリフトやら専門的な名称やら、しらみ問題とか(苦笑)あまりにもBLでも夢だけじゃなく「人間」で現実的過ぎて、拒否反応をおこし数年間本棚の奥に読みかけのまましまっていました(汗)最初は何回も読もう、読もうと頑張ったんですけど...。それをふとある日...一昨年かな?一番お仕事中心の生活の頃でBL復帰の前(笑)、何故か目に入って読んでみたら...すーっと読めてしまって。さくやが実生活で仕事の仕組みや流れを知って、営業さんと接したりクレームや様々な過程を理解できたからかもしれませんが、すごくこの物語が生き生きしてみえたんです。弘や前原に憧れを持つほどに。あらすじの印象通り、薬品で汚れていたり、受けがフォークリフトに乗ったり工場業務は男性ばかりなので仮眠用の毛布にしらみがいて、弘が背中を噛まれたり...昔はこの場面も苦手だったのよね...受けにしっ...ええーっ!?って(笑)今は、どんどん読めますが♪弘は「品証の美人さん」とお話の中では呼ばれていますが、読んでいると普通の人なんです。意識して綺麗にしているわけでも全然なくて、それどころか泥まみれになったり、品証部で忙しくて帰宅できないまま作業着でごろ寝していたり。少しの変化で結果が良くも悪くにもなる仕事と真剣に、毎日立ち向かいながら前原は目の前に現れた弘に想うがままに、難しい事を考える前に掴まえてしまいたくてちょっと強引に愛情をぶつけて、弘は前原に流されそうになったり、困惑しながらも仕事が出来る前原に、男として嫉妬を覚えながら意識してしまいだんだんと...。という感じで、すごく仕事もして、失敗もして自然の恋愛なんですもん日常で、お互い同じ職場で働いていたら意識してしまった...という感じで。前原の弘へのアピールも姑息なものから(笑)、大々的なのもあって。バイクに乗ったことのない弘が乗り方を聞いたら、腰にぎゅーっ!としがみつかせたり。痒がっている弘の背中を心配して掻きつつも、脇をさわさわしていたり(苦笑)弘も...多分、ふたりともBLじゃなくて今までのでも女性と恋愛してるのが想像つくからかな?ノーマルなふたりが、初めて同性に愛情を覚えて、初めて抱きたいと言われて戸惑いながらも相手を(特に前原が)逃がしたくないのが、真剣さが読んでいて心地よくて、それはまだ前原は愛情になっていても急に言われた弘は前原の仕事への姿勢への憧れからなのか、部下から慕われている前原への羨ましさなのか、恋なのかはっきりしませんが...天然ちゃんだし(苦笑)休憩室で仮眠中の前原に寝ぼけて?キスされて、気持ち良いのにむっとして意表返しにキスし返したり(攻めを煽ってどうするんだか・笑)しかもまだおつきあいの時じゃないし(笑)焦った弘が近くにあったお弁当箱で前原の頭を「パコン!」と思い切り殴る場面とか、所々可笑しいシーンもあって...好きだわ、弘!前原の、何が何でも相手が欲しい!と迫るのが潔くて格好良いなぁと...。言葉も飾っていなくて、全然作ってなくて。ここまで全部を求められたらすごい嬉しいな、なーんて(苦笑)弘が前原の想いにパニックを起こしている時、押し倒されてどんどんされちゃっている時にも関わらず前原が昂ぶっているのに気付いて「男だからこそわかる今の前原のやるせなさ...」と無意識に膝で刺激してあげたり......ええっ!?そういうものなの?(同情?・苦笑)そんな時、前原に電話が来て我に返った弘が「いいわけないじゃないか!!」と結局逃げ出すのですが、このシリーズは大体そういうシーンは、強い想いが止められなくてふたりともばたばたしていますが、すごく相手が欲しい衝動のまま突き進もうとする感じが...ドキドキしました!(笑)でも男同士なんだよ!?と、戸惑う受けに「何が悪いのか言ってみろ!」と怒鳴る攻めは前原くらいしか見たことないわ(苦笑)何が悪いも...開き直りとは全然違う「好きになったんだ」というのが素直に相手にぶつけていて...カッコイイな、と...こころから思いますあと、お話の中でクレームの四苦八苦があって、考えさせられました。まぁどう考えても物語は結局は良いほうに結果はなるのですが、それまでの全部門の対応とか、品物に懸ける信頼とか、証拠を探して(文字や見える物)尚且つ言葉で誠意をつくして全て揃わないと相手を納得させられないことが、ある程度現実的で。こういう真面目な部分と、でもお約束の部分があったりしてBLと気楽に読むのは設定が細かくありすぎて難しい本で、たまにお説教ではないけど悟らせる様な文もあって、それが最後は全部良い方に解決してしまうのでちょっと社会人としては違和感があってもしまうけど、このお話の登場人物の立ち位置と喜美津化学が好きになれたら本当に素敵なお話だと思います♪今までにない、これからも多分ここまで仕事に入り込んだBLストーリーはないと思うなぁ...うん。(ちゃんと一日として筋が通っているもので)同じ職場で仲間で好きだけど仕事が関われば負けたくないっという気持ち。...でも今日は何番休みだとか、何番入りとか未だによく解らないのもあるけど(苦笑)まだこれは一作目なので恋のはじまり?、これからという感じなお話ですあと書き下ろしで前原視点がもう...もう、さくや大好きで!!本編の弘から見ても、前原からの熱い想いがぼーぼー!燃えてすごいのに前原視点で読むと、射止めるために必死なのがおもしろ...ごほごほっ(汗)心も身体も熱くして本当に真剣なのが伝わってきて...!毎回書き下ろしで前原視点があるのですが、大好きですっ。うーっ、さくや前原みたいな人に会いたい~!!それでもって、弘になりたい(笑)仕事にも想いにも真剣に、失敗しても間違えても全てを前進に考えられる弘みたいになりたいよ~!ちなみに陰の雰囲気の、受けを病的に溺愛な一番好きな攻めは渓舟(もう二度と離さない・樹生かなめ先生)です!...なんでこんなに好きな攻めタイプが明暗で違うのだか(笑)
2008.01.02
シャレードのお話って華やかではないけれど、堅実な素敵な本がありますよね♪この本はとんでも設定ですが(苦笑)「この夜の果て」毬谷まり先生(イラスト・石田育絵先生)二見シャレード文庫今夜果たせなかったら、たぶん自分は狂ってしまう―――。元華族の家柄の和彰は、結婚して事務機器販売会社「オムラ」へ婿養子に入り、社長として仕事に励んでいた。しかし、会社でも家庭でも自分に求められているのは華族というブランドだけだと思い知らされる。そして、己の存在意義がわからなくなってしまった和彰は我を失いなんと自らの手で自分の局部を切断...。そんな心身ともに傷ついた和彰に救いの手を差し伸べたのは、秘書の長瀬だった。退院後、長瀬の誘いで彼の家で同居することになった和彰。だが、傷が治っても、自身を切断したため、自分ですることもできず欲を持てあまし、苦しみ悶える。そしてそのことを長瀬に知られてしまい、不本意ながらも彼と関係を結ぶことに...。シャレード文庫のあらすじって思いっきり内容が中盤まで丸解りになるくらい書いちゃってるんですね(苦笑)親切といえば親切だけど、面白みがなくなっちゃうような...。えっと......主人公の受けの和彰が...切っちゃうんです(汗)いや、さくやにはこの痛みはわかりませんが、それが自分の「価値」と思えて追いつめられてしまったら、いらないと思ってしまうのかな、と。常に意識するだろうし、胸や手や足と違って手のひらで持てるものだし、男性ということに憎悪を向けるには「別なもの(付属しているもの)」、「これがあるから」と思いやすいものなのかなぁと。...うまく言えない(苦笑)だからといって和彰の行動は、まともなことではありませんが...。元々両親や家族たちとも疎遠な関係だった和彰ですが、実家の会社が傾き始め資金援助との引き換えに、元華族としてのブランドを求めた小村家に婿養子として周囲の人間に言われるがままに、結婚します。そこで自分なりに頑張ろうとしますが、会社も妻も和彰の主張は一切聞かずただ日々社長の席に座らされ、子供をつくれと望まれるだけの存在でしかなく絶望した和彰は、入浴中に発作的に自身を剃刀で切断してしまいますしかもこの時も、小村家は世間体を気にして救急車を呼ばないで長瀬を呼ぶ有様で...みんな酷すぎる(汗)確かに長瀬のほうが、突然社長になった和彰よりも長年「オムラ」を支えてきていて、会社からも小村家からも慕われているのですが...。これが攻めキャラだな、と思いつつもラスト近くまでこれでもかと言うほど痛いくらいに、和彰が長瀬と比べられたり、追いつめられたりするので何とも、途中までは好きになれないキャラでした(苦笑)だから和彰の行為の異常性よりも、さくやも和彰の気持ちと同じく「救われたい」これが無ければ...という気持ちになってしまって、読んででこれで解放される。とほっとしてしまうくらいでした。退院後、世間体を気にして離婚を進めるでもなく誰も迎えに来ようとしない家族に代わって長瀬の家で同居することになりますが、時間や周囲を気にせずゆっくりと静養できることに、だんだん和彰の身体もこころも穏やかになっていきますこの静養の場面は長瀬が和彰に至れり尽せりで良いかも♪(笑)それまでの和彰がめちゃくちゃ不憫な分...ううっ。長瀬の部屋で数枚の写真に混じって自分の写真が飾ってあることに驚いたり、散歩で海に来て、波を見て吸い込まれるように片足をつけようとした和彰を青い顔をして、必死に肩をつかんだり...夜になって、欲が生まれても根元から切ってしまったため触ることができないから出せずに苦しむ和彰の後ろを刺激してあげたり...しかもここで長瀬興奮してるし(笑)あなた...好きだって読んでいる方にはばればれじゃないの~(苦笑)でも一度、欲を解放できると知ってしまった身体の我慢できない疼きと自身を切った自分の「雄」とは言えない身体を見られたショックで長瀬が優しく歩み寄ろうとしていても、意地で手酷く拒絶してしまい怒った長瀬に「もう男でなくなったあなたの身体を、俺が女にしてやる!」と抱かれてしまいます。なんて無茶苦茶な(笑)ここがめちゃくちゃ言葉責めで(苦笑)長瀬のを無理矢理触らされながら、それを確認させられて「どうしてあなたのここには、ないんです?」とか、「俺のはあなたと比べてどうですか?ああ...でももう無理ですね。残念だけど、比べられない。もう男じゃないから。」なんて言うものだから...えーんっ!(涙)気にしてるんだから、言わないでよっ!!とさくやが悔しくなりました(笑)これでもかというくらいもう男じゃないのに、と追いつめてくれちゃうので。でもとってもさくや、このシーン萌えた(笑)でも長瀬も、言葉では責めても自分のことよりも和彰の良いように喜ぶように尽くしているのが解るので、「好き」という言葉はお互い無くても(多分和彰はまだここで好きという気持ちは無いけど)、すごく熱い雰囲気で。後日、会社への復帰が決まり、長瀬の家でのことはお互い忘れることにして過ごそうとしていましたが、会社に戻り小村家や妻と会ううちに妻と長瀬が電話をしあったりとあやしいことに気付きます。そして悩んでいるうちに、自分は妻と噂のある長瀬にではなく妻に嫉妬していることに気付き、愕然としながらもそのまま噂を信じた和彰が長瀬と妻に、すぐにでも離婚をするからふたりで付き合えばいい、と全てを捨て会社を飛び出してしまいますが、それを追ってきた長瀬に誤解のことと、ずっと愛していた事を伝えられ自分の想いも正直に伝えて、お互い全て捨ててしまったけどふたりで新しく会社を作り、一緒に生きてみよう...と未来を思いますもう何処にも帰る場所の無い和彰に長瀬が一緒に住もう、仕事も自分の資金があるし会社を始めよう。と、微笑みながら言うのですが和彰が「じゃあ僕が君の秘書?」と言っても真顔で否定して社長はあなたです。と言うのが...揺るぎない主従関係っぽくて好き(笑)まぁ、長瀬は読んでいても「社長」とは違うなと思いますが和彰をべた褒めしているのが、もう全て好きなんだなぁというのが伝わってきて、ずっと支えていくんだろうなぁと。本当は長瀬と妻の関係とか色々語りたいのですが、これはネタばれしたら一気につまらないでしょう、という複線ばかりでうまく感想が書けなくて、ちょっとこれ納得いかないけど(苦笑)でも、和彰の自分を追い込むほどの寂しさや、傷ついても前を見たいと願う気持ちや、長瀬のさり気ない想いが(さり気なさすぎる時もあるけど)無くしてしまったものはあるけど、深い愛情がそばにあるという感じで良かったね~!と思える爽快感あるラストですごくこころに残るお話で、さくやは大好きなお話なのですが...でもでもっ!!設定とかそういうのよりも、何よりもっ!文章が読みにくいのです......(いや、さくやはだけど...ごにょごにょ)一ページに何個も「!」があったり(何でもかんでもつけるってものじゃあ...)叫び声とか、読んだ方は解っていただけると思うのですが(苦笑)「あ――――、――長瀬っ」とか...何でそこまでひとつのセリフに「―」を...という。しかもこれがあの...のシーン中ほぼ全部がこんな感じで(汗)話に入り込んだり、いちゃいちゃシーンに照れるよりもセリフの書き方が気になっちゃって...ううっ。だから設定もキャラも、お話の流れも進み方もすごく良いのに、文章がひっかかっちゃうんです...。うーん、もったいないなぁ。だから何度、途中で放り出そうとしたか(苦笑)でもすごく好きなお話なんですよ~!滅多に見れない雰囲気のお話だと思うし、何度も読みたいと思うしっ。さくや、めちゃくちゃ好きなのに、おすすめしたいのにわだかまりの残るこの切なさ...(笑)読む度に「編集部さん...」と思ってしまうのは...ないしょ(涙)
2007.12.30
遠野春日先生の本の中でも優しい雰囲気でいっぱいで好きなお話です「愛される貴族の花嫁」遠野春日先生(イラスト・あさとえいり先生)SHYNOVELS「わたしさえ黙っていれば、誰もきみと妹が入れ替わっていることなど気付くまい」双子の妹である桃子がなくなったことが確認された日、高柳一葉は妹の婚約者である滋野井伯爵家の跡継ぎ・奏から、身代わり結婚を申し込まれた。僕は男です、そう断りたかったが、家の存続のため、一葉は桃子として嫁ぐことを決意せざるをえなかった…。男の身でありながら女として扱われる屈辱感。愛する人がいながら一葉を抱き続ける奏。次第に快楽に溺れてゆく身体。孤独にさらされながらも、一葉は次第に自分の気持ちがわからなくなり…!?さくやの中では遠野先生のお話は合う時と合わない時があるのですが、このお話はすごく流れに無理がなくて、お互いへの気持ちも優しくて、それが作品の雰囲気にも漂っていて好きです。今までずっと、BLで受けが花嫁になるのを平然と読んでましたが、とある感想サイトさんの「BLの花嫁ものについて」の言葉を見て「そういえば、身代わり花嫁でしかも男性って、すごいあり得ない設定なのよね…」と、はっとしたのを思い出しますが……花嫁ものって読むと面白いんですよね~!(苦笑)確かに最初から無茶な設定から始まってるので、あらら?な本もありますが(汗)このお話は好きです♪何よりも一葉の家族や「家」を思う気持ちと、段々芽生える奏への気持ちが優しくて、切なくて。でもだだうじうじと悩んでいるだけではなくて、頑張っているのが読んでて守ってあげたくなっちゃいます。真っ直ぐで読んでいてさくやまで守ってあげたい!と一葉らぶ~♪を、思っちゃうような(苦笑)奏も結婚へのきっかけが、きっかけなので一葉に対して微妙な雰囲気から始まらせたいのが文章から伝わりますが、しぐさや言葉の端々に一葉への一心な想いが滲み出ていて。これって最初から奏って一葉の事好きだよなぁ…って(笑)最近の貴族シリーズよりも、筋書きに合わせる様に話を作り過ぎてない分、人物の想いが一気に突然…では無く、ちゃんと読んでいる方も一緒に理解できる感じなので…ただ易しく書いてあるといってしまえばそうなのですが(苦笑)でも、これくらいの読みやすいお話も好きですでも場面、場面がすごく良いんです。傾きかけた家を存続させるため、事故で失った妹の桃子のように華奢な一葉は、桃子の婚約者だった奏からの援助と引替えに「身代わりに嫁ぐ」という提案を承諾しますこの一葉が良い子で…(涙)母と妹の突然の事故に、父はもちろんショックを受けつつも、桃子が生きていてくれたら滋野井伯爵家との婚約もそのままに家の存続の悩みも無かったのに…と、自分を慰める一葉を見て、一瞬「桃子では無く一葉が…」と思ってしまって。その視線の思いに気付いた一葉はそう思うのもしょうがないと思うのが…ほろり。一瞬とはいえ家族である一葉に、そう思った父親にはむむっ!としますが、お家第一の時代にはそういうものなんでしょうね。父を支えなければ…と、これからを思って悩む一葉に、父の留守中に桃子の婚約者だった奏が家に訪れ、一葉に「身代わり」を言い出すのですが…この場面よくよく読むと笑っちゃって(苦笑)奏が真剣なんだもの(汗)しかもめちゃくちゃ説明不足だし桃子への形式的な言葉を言った後「幸いなことに高柳家にはまだきみがいる」の言葉に、一葉はそのままの意味に取って「ありがとうございます」と言うのですが、奏はその返事を聞いて「ではきみにも異存はないわけだな?」と、一葉が身代わりに妻になっても「異存はないわけだな?」と説明をあまりしないで、一方的に結婚を決めようとしていて……何なのこの噛み合って無い会話(笑)異存~しか奏の言ってる事合わないしっ!しかも奏が当然のように言うから…!せっかく格好良いのにっ(笑)そのまま本心では、納得できない複雑な心境のまま、一葉は父のために滋野井伯爵家に身代わりに嫁ぐことを決めて、新しい偽りだらけの生活を始めるのですが、一葉から見た印象の、奏の言葉少ない冷たさや身勝手さを読ませたいのでしょうが、どうみても「溺愛する旦那さんと怯える幼妻」で(笑)しかもベッドは最初から一緒に眠る為のひとつしか用意しないし…最初の夜も、偽りなんだからただ同じベッドで眠るだけと、初めて人の隣りで眠る不安に怯えながらもベッドに入った一葉を、妻だから。と有無を言わさず抱いちゃうし(苦笑)なんて奏、確信犯な…!それからこころの通じ合わない生活(ただお互い言葉が足りないだけで、端から見たららぶらぶ・笑)を送りながらも、奏が滋野井家からの紹介でふたりの屋敷に住まわせる事になった書生の欣哉が、一葉に歪んだ愛情を向けたり、奏との身体の関係はありつつも、気持ちはすれ違いの生活に悩み始める一葉が、乳母でもあり滋野井家に嫁いでもついて来てくれたフユの勧めで、嫁いで来てから初めて男装をして気分転換に街に行ったら、奏と見知らぬ女性が楽しげにしている場面を見てしまい…と、所々に波乱もあるのですが、どれもちゃんとお互いで話せばすぐに解決できるような些細な問題で(苦笑)奏が一葉には伝わらなくても、一途な想いはばればれだし。実家の父が自暴自棄になっていると知った一葉は、一時だけでも帰りたいとお願いしても即却下したり(戻って来ないかもしれないから?・苦笑)一葉が妻としていつも女装をしていたのに、街に出た時は男装をしたのを知って怒ったり奏との生活を迷い始める一葉に、一度した結婚の誓いは覆させない。と断言したり…うーん、これで奏の想いに気付かない一葉もすごいなぁ(苦笑)そもそも奏は初めて会った時から一葉に一目惚れをしていて、一葉もだんだんと奏の事を好きになっていたことを、お互い素直に想いを言葉にして幸せな気持ちではじめて抱き合うのですが…もうあとはお砂糖ザザーッ!!な甘い世界ですよ(笑)ただ欣哉ですが、偶然屋敷にふたりきりになってしまった時に一葉を襲うところを帰って来た奏に追い出されるのですが、後日また一葉の前に現れて襲おうとして、逃げようとした一葉は崖から落ちてしまうのです。でも崖の下で気絶して動かない一葉を見て怖くなった欣哉はそのまま逃走して…。その後一葉は無事に探し出されて、目覚めた時の奏の心配で涙を堪える姿に嬉しく、愛しく思うのですが…なんだか欣哉は「逃げた」で、終わりなのが(汗)一葉は無事だったとしても、大変な怖い思いと怪我をしたのだから、奏が探し出して…とか。何にもその後がなかったのが、ちょっと引っ掛かりました(苦笑)いつもは受けが傷付けられるとキレて怖くなる攻めが出てくるお話ばっかり読んでるから(笑)まぁ、両想いが分かったふたりには欣哉のことなんて、どうでも良いかもしれませんけど(笑)あとこのお話の奏は、普段人前では桃子と呼んでも、ふたりきりや抱く時には「一葉」と呼んでて、それが読んでてすごく嬉しかったです。いくら戸籍を変えたからと似せてつけたとしても、生まれ育った名前を無視して女性名で受けをずっと呼ぶ「花嫁は貴族の愛に奪われる」は、なんだかなぁと思ったので(苦笑)↑は、なんだか生々しい「男女」の夫婦生活の擦れ違いのお話って思っちゃって...この「花嫁は貴族に愛される」はちゃんとラストまでBLって感じなので(苦笑)とても素直にラストまで読めるお話だと思います♪さくや、何回読んでもほっとする好きなお話です!イラストもすごく素敵で!いつもはイラストは正直、重視しないのですがこのあさと先生の絵は本当にぴったりで表紙は一番赤と黄色の入れ方とか、綺麗で、一葉と奏も惹かれあっているのに微妙な空気が流れていて切なくて大好きな表紙ですもっと綺麗なんだけどなぁ~(汗)楽天ブックスの画像だとぼやけて薄く見えるのが残念...ううっ。
2007.12.29
遠野春日先生のお話では1か2番目くらいに、好きなお話だと思います理由は明白なんですけれど(苦笑)「香港貴族に愛されて」遠野春日先生(イラスト・高橋悠先生)SHY NOVELS裏切ったわけではなく、期限付きの恋愛だったのだ―――。世界の美術品、建築などを見る旅の経由地として香港を訪れた真己だったがそこで、イギリスに留学していた学生時代の恋人、アレックスと思いがけない再会を果たした。あの頃、真己にとってはアレックスがすべてだった。しかし、アレックスにとって自分がただの遊び相手だと知ったとき、真己は何も言わずアレックスの前から姿を消したのだ。あれから数年、以前よりいっそう魅力を増したアレックスの姿に真己の心は揺れた。一方、アレックスは固く心に決めていた。今度こそ、真己を逃がさない、と!あらすじで遠野先生も「注目は、はじけたタイトル」と言っているのですがこのお話はタイトルもさながら、設定もはじけちゃっているので(笑)めちゃくちゃ、ご都合主義のシンデレラストーリーなので...でも、こういうベタな本も、いつもじゃなくても疲れたときとか大切に読みたいんですよね(苦笑)真己はイギリスでの学生時代に大学の寮で同室になった香港の富豪の御曹司であるアレックスに会い、しだいにお互い恋に落ちますが、身分差や、彼に好意を寄せる従姉妹のカリーナの登場に、不安なこころを隠せなくなっていきます。初めてアレックスの実家に招待されて香港に行った時に、現れたカリーナにアレックスの婚約者であることと、真己とは一時の遊びでしかないと言われ婚約の証拠である指輪を見せられ、ひとり逃げるように大学も退学して何も言わずに日本に帰ってきます。それから数年後に、香港で再会したことからお話が進むのですが...。アレックス視点と、真己視点でちょっところころ場面が変わって書かれているので読み辛いと思う方もいるかも知れませんが、易しくてさくやは読みやすいかな真己はここでこういう誤解をしているけど、アレックスはここではこうに想っていると、ページを読み進めるとすぐに知りたい事が解ってしまうので。まぁ、オチがすぐに解ってしまうといわれればそうなのですが(苦笑)ハラハラしたりは無いけれど、安心しながら読...める?それっていいのかなぁ?(笑)いや、さくやは何も考えずに読めて良いですけど。真己は再会したとき、カリーナとアレックスが一緒に買い物をしているのを見て結婚しているんだな...。と、こころは痛みながらも納得しててでも読んでいる方にはアレックスが、我侭なカリーナの頼みにしょうがなく付き添っているのが解っている...そんな感じにネタばれの連続です(笑)真己を邪魔だと思うカリーナの企みのせいで、真己には自分がアレックスの婚約者で、もうすぐ結婚の予定があること。アレックスには、使用人の女性と真己が関係を持ったため、ばれるのが嫌で逃げたとカリーナが仕向けたため、お互い誤解をしながら離れてしまいましたが、6年が過ぎた今でも、両者とも誰も好きにならずに誰とも肌を重ねることも無く当時の思い出を想って過ごしていました。......さくや、格好良い御曹司攻めなのに6年もストイックだったキャラ初めて読んだ!!(笑)受けは良くあるけど...攻めが!!(なんで笑ってしまうんだろう・苦笑)なんて意思なの...そんな強い意思があったら誤解が肯定されるのが怖いとか言ってないで、さっさと真己を迎えに行けばよかったのに(むむっ)でもアレックスも、真己は本当は我慢して抱かれていたのではないか?とかやっぱり女性が良かったのか?と、悩んで身動きが取れなくて。このアレックスがとても...一途で素敵なんですけど、真己が女性と関係があったとしても自分の想いはそれ位では消えないし、真己も真剣に自分を想ってくれていた、お互い本物の気持ちだから、噂が本当だったとしても真己への想いは無くならないとか、すっ...ごくロマンチストで(苦笑)初めて見たわ、こんな攻めキャラ...!でも強い想いの分、自分のもとに引き止める為ならやることも手段を選ばなくて香港で再会したときも、真己と離れたくなくて裏の人間に頼んでパスポート等を盗ませて、真己を出国できないようにして自分に頼るようにしたり自分の屋敷に連れて来て、出て行かないように書庫の整理や真己の興味のある仕事を頼んで足止めしたり......アレックス必死なのね(笑)しかも有名な絵画を見せてあげようと、自分から誘ったくせにパーティーだから、自分と行くならばと真己を女装させたり...この時の挿絵が意外と男らしい女装姿で、さくや少しがっくりしました(笑)ここは夢を見せて欲しかったな...ううっ(髪型がちょっとね...前髪少し出すとか)でも歳の離れた従姉妹なのでカリーナが可愛いと思うのは分かるのだけどいつも我侭聞いてあげていて、時には真己よりもカリーナや家を優先したりしちゃって、真己はそれが不安に...の積み重ねなので、ちょっと優柔不断とは違うけどはっきりしないというか、読んでて嫌に感じるときもあるかな?「こんなに愛しているから何の問題も無い」という感じが。カリーナを可愛い従姉妹だからって全く疑ってないからしょうがないけど。なんでこんなに想っているのだったら、ここで真己と一緒にいてあげないの?とかまぁ、それでも完璧なキャラなのですが(苦笑)でも再会後「今度はもう黙って行かないでくれ」という言葉は気持ちの全部がこめられていて、重くて切ないなぁと。真己も再会して、以前は恋人同士だったとはいえ一言も無く6年前に逃げた自分に親切にしてくれるアレックスの本意が解らないし、アレックスのそばにいつもいるカリーナの、婚約者だという言葉を今も信じている真己は引き止めたいアレックスのアピールに気付かないで早く香港から出たくたてしょうがないのが、本当ふたりとも擦れ違いすぎて(笑)でも、決して真己はひとりぐるぐる悩むのだけでも自己犠牲なだけでもなくて「逃げる」という選択肢を選んだとは言っても、アレックスのため、カリーナのため(誤解をしているから)身を引く事を第一に考えていて...結構、行動派なのね(苦笑)行動する前に、一言でもアレックスと話し合えればここまでこじれなかったのに。だから読んでいても、悩んでいるけれどその時、その時答えを見つけているから答えが当たっていても間違っていてもさっぱりしているというか。真己の潔さが好きだなと思えて...。確かに真己も、お人好しで波風立てないようにという感じなのですが(苦笑)カリーナにも「アレックスが大切にしている従姉妹だから」って無理に納得して学生時代も今も、優しく接しているし。まぁ、アレックスの本心とカリーナの企みがばれているからでしょうが(笑)これが真己視点だけだったら、よくあるようなお話の印象になっていたでしょうけど(汗)真己の立場が悪くなるような事件がおきて、不安になった真己を優しく宥めて信じてくれるアレックスに愛情を抑えられなくなって自分への気持ちが、本物か遊びか解らないまま、それでも良いと再会後に初めて求められるまま一夜を過ごすのですが...いちゃいちゃシーンを見ながら「良かったね~!!」と冷静に感動できるなんて滅多にありませんよ(笑)やっとふたりここまで来たか~!という感じで。アレックスも嬉しくて「おまえを抱きたくて抱きたくて、気が狂いそうなくらいだった」なんて言ったり「おまえが悪い、マサキ。俺を六年も放り出して飢えさせた」とか素直に抱いている時に言っちゃって...真己は信じてないけど(苦笑)こんなに想いを言葉責めとかじゃなくて、そのまま素直に再会したときからしたかったと、言葉にする攻めも初めて読んだかも。この場面はアレックス視点なのですが、すごく丁寧に優しく真己の身体を気遣って触れるのが伝わっていて、愛したいという想いがいっぱいで幸せなシーンだなぁと思いました!その後ベッドの中で「やり直そう」とたくさん真己に言葉をかけるのですが真己の中ではまだカリーナのことや誤解があるから答えられなくて...。お互いその夜は穏やかに抱きしめあって眠って。うーん、切ないけど両想いって解ってるから嬉しくてしょうがないわ(笑)先に起きた真己が眠っているアレックスをそのままに寝室から出ると、部屋で待ち伏せていたカリーナに、自分は婚約者では無いけど、真己だってアレックスに騙されて遊ばれているだけ、とその証拠に盗まれたと思っていたパスポートなど全部がアレックスの部屋の机にある事をばらして「久し振りに遊びたかっただけよ」というカリーナの言葉にショックを受けて何の荷物も持たないまま家を飛び出してしまうのですが...また(苦笑)真己がいないと気付いたアレックスが、カリーナが近くに居る度に以前から真己が不安がっていた事や、真己の立場を悪くする出来事が起こるのを確信して、今度はちゃんとカリーナの行動を疑って問いつめて外に出て行った真己を追いかけて、お互いちゃんと疑問と気持ちに向き合って想いの全てを叫ぶのですが、ここらへんは「もう何回擦れ違うのよ(汗)」なんてちょっと思っちゃいますが(苦笑)お互いのゆるぎない想いを確認して、ふたりのこれからを話しはじめます♪アレックス視点で、昔から真己がカリーナを苦手に思っていることとカリーナが真己に言葉でとか悪意をぶつけている事を知っているのが書かれているのですが、だったらなんで真己助けてあげないの!?とかちょっと、むむっ(笑)こういうところが、完璧なんだかヘタレ攻めなんだか(苦笑)カリーナも女性として解る部分もあるのですが、相手を思いやれないそこまでしてはいけないでしょう?と思うところをプライドと傲慢さで突っ走ってくれるので、スパイスとして必要だとしても、本当に大嫌いになるくらいのキャラでした(汗)視点を変えて見れば、恋に必死という事で可愛いんですけどね...。でも、ほんとさくやには「初めて」づくしのお話でびっくりしつつ嬉しい本です結構たくさんBLの本を読んでいますが、別れた相手を思って逢える確証の無いのに6年もストイックに過ごした攻めなんて、希少価値ですよ~!(笑)しつこく言っちゃいますが「受け」だったらそういう設定はありますけど。そう言っていても、長い年月の中で新しく想う相手を見つける方が幸せと思うし理想論になっちゃいますが(苦笑)真己の視点でアレックスの想いを「山とあったはずの誘惑にも乗らずアレックスが一人きりの夜を過ごしていたとすれば、それは奇跡だ。その上、あまりにも純粋で誠実だった」というのがあって。この言葉の中でもアレックスを信じ切ってないところや、ちょっとお互いに夢見がちな押し付けがましい表現のような気もしますが。さくやの理想はこの「誘惑に乗らない、純粋で誠実」ですので(苦笑)すごくこころの底から求めていたお話に会えました♪他にこういうお話が全く無いのが残念...(涙)まぁ、波乱があったほうがドキドキしていいのでしょうが...うん。
2007.12.29
クリスマスだし、可愛いお話の感想をいきまーす!!あとがきで先生の言葉で「男の百合カップル~」と書かれているくらいの(笑)「オレたち以外は入室不可!」水無月さらら先生(イラスト・梅沢はな先生)キャラ文庫合コンに参加したはずなのに、お持ち帰りしたのはなんと年下の男!?繊細な美貌のサラリーマン・春樹は、初対面で意気投合した知秋(ちあき)といきなり同居することに。知秋は有能な営業マンで、料理が得意な癒し系の美形。人付き合いが苦手な晴樹は初めて親友が出来たと大喜び。ところがある朝、寝坊した晴樹は、起こしに来た知秋の「襲っちまいてぇ」という呟きを聞いてしまい!?あらすじが長いと打つのが大変...(笑)水無月さらら先生はシャレード等の雑誌で短編を度々読んだことはあるのですが一冊丸々お話を読んだのは初めてです。何というか、日常のひとこまをさりげなくBLにする作家さんだなぁと思っていて。華やかではないけれど、読めば読みやすくて正統なBLという感じで、今ではありきたりだけどその分最近読めない内容を書かれているなと...。だから、好きなんですけどほっとする、原点に戻るときに読むと嬉しいようないつも読むには...ちょっと物足りないかなぁと言う感じなのですがこういう穏やかな可愛いお話も欲しくなりますよね♪テーマが「成人男子のお・ま・ま・ご・と。」&「男の百合カップル」なので本当に砂糖をはきたくなるくらい、読みながら机をばんばん叩きたくなるくらい何ともいえないお話です(これって褒めているのかしら・苦笑)でも、晴樹も真面目だし知秋もまだまだ社会人一年生で子供っぽいけど格好つけてる描写が多いし、イラストもふたりとも美形タイプに描かれているのでそんなに百合っぽいというよりは、攻めが同棲に持ち込んで新婚生活を満喫している...という感じかなぁ。受けは流され放題で(笑)会社で新入社員の増本の面倒を見ることになった晴樹ですが、契約会社から社会勉強として入ってきた増本は、一向に真面目に仕事を覚えません。.........この増本がっ(苦笑)解る方には、ほんっとーにっ解ると思います(笑)でも「遊ぶ」事には頑張っていて、仕事のミスを怒る晴樹の話をはぐらかし、晴樹は恋人と別れたばかりと知っている増本は、合コンのメンバーに誘います。指導員として、増本のプライベートの考えや性格を理解しようと思う晴樹はその誘いに乗りますが、普段から真面目な晴樹は合コンの空気に弱ってしまいますトイレへと非難してきましたが、気付くと同じ合コンのメンバーで女性たちから一番熱い視線を浴びていた、増本の友人の知秋が後ろに立って、ただ晴樹を見ていることにびっくりします。今日のはつまらないから脱け出そうという知秋の誘いに頷き、偶々やっていた花火をお酒を買って、ふたりビルの屋上で見た晴樹はそのまま意気投合して知秋の部屋へとついていきますが、着いた豪華なマンションの一室に驚いた晴樹は、知秋がとある会社の孫であることを知っても、派手さを装っていても穏やかで優しい知秋の人柄に人見知りなのに、会社の愚痴や色々な事を気軽に話せることに嬉しくなります。会社の寮の不便さを聞いた知秋が、ならルームメイトになって。と言ってくれて同居を始めますが......知秋が、ちょっと生意気な年下の男性という感じなんですけど、言っていることや同居へのお願いが可愛いんです(苦笑)でも寮から知秋のマンションへの引越しを手伝った晴樹の後輩がホ○だとふたりを思ったり、晴樹も誤解されちゃ困ると思っていたり...。さくや、BLを好んで読んでいますがどうしても簡単に男性が「ホ○」って考えつくとは思えないのですけど...。意識してからその言葉が出る気がするので...ちょっと無闇にそんな話題を使われるのは、違和感があっていやかなぁ。それとも、ノーマルな方にはふたり男性がいればそう思うものなんですかね?(まぁ、晴樹が綺麗な容貌をしているから、という事なのですが...でもねぇ。)でも、ふたりの生活はとっても可愛らしいです♪お互いの役割をちゃんと決めて、お互い料理を作ってきゃっvきゃっvしているのが男同士の同居というのには、かけ離れていて(笑)でも晴樹は知秋へむけて、初めて出来た親友への嬉しさでいっぱいでも知秋は合コンで晴樹に一目惚れをして、ゆーっくり振り向かせようと考えていて。晴樹は今まで親しい友人がいなかったので、甘い会話や知秋からのスキンシップに違和感が無いのですが...知秋が晴樹を狙っているんだと思うと(笑)表立っては優しい親友同士の日常なんですけど、あと一歩間違えば...と知秋の内心を思うと、晴樹っ虚像だよ~!友達違うっ!とハラハラします(苦笑)ある日、知秋と晴樹が同居をしていると知った増本がいつも叱る晴樹に、逆恨みして「ホ○だって会社に言うぞ、恥知らずが」と脅してくるのですが「仕事をしないで、給料をもらっている増本君のほうがホ○よりも最低かもね」と一喝する晴樹が格好良かったです(照)役に立たないばかりか、目障りだから明日から出社しないで欲しい。とまで言いますが(苦笑)真面目な子が怒るとめちゃくちゃ怖いってことですね~!これで増本はこころを入れ替えて働き始めるのですが、何よりも「仕事が出来ない男はモテない」に一番ショックを受けて改心したのがどこまでも強かだなぁと(笑)ここでちょっと、知秋の社会人一年生の幼さが書かれていて、他人を叱ったという事に、こんな偉そうな事を言える人間じゃないのに...とショックで知秋に抱きついて泣きながら、増本の事を言いますが「会社は教育機関じゃない」という晴樹の言葉に、「冷たいの」という言葉が出るのが、なんとも言えずこの場面の印象は読んでいる年齢で違うんじゃないかな~、と複雑に思いました。さくやが新入社員でおろおろしている時期だったら、知秋と同じ事を思うけど今のさくやは、どうしても晴樹側にたってしまうし。ある日寝ぼけている晴樹に「襲っちまいてぇ」と知秋が言ってしまうのですがびっくりした晴樹は、ぱちりっ!と目を覚ましてしまいます。でも、色々考えて自分も最初から一目惚れだったのかも。と思った晴樹は知秋に自分も好きだと返事をして...親友から恋人へと♪この場面でも、晴樹からキスをして返事としてみてもこの感触に覚えがあると知秋に聞いてみると、実はこっそり眠っている晴樹にキスをしていたと(笑)結構限界だったのね...と、つい笑ってしまいます。このあとはどこまでもラブラブなのですが、百合っぽいといえばそうだけど、お互いを好きならこうなる。という感じであー、好きなのね~。とそれしか言えない(笑)外から見たら「おままごと」でもふたりは真面目で。知秋は今までたくさんの恋愛を楽しんできたと思いますが、晴樹のために毎朝ご飯を作って起こしてあげたり、女性の為に車は出さない。と最初は言ってたのに、晴樹のためには送り迎えをしてくれたり晴樹も自分が年上なのを気にしながらも、意識的にも無意識にでも知秋を惑わせて、オトナの余裕を持っていて、そこがお話はべたべたに甘いのですが本人同士もべたべたでも、想いが強いからと変に身勝手に溺れすぎてなくてお互いを尊重していて、仕事もちゃんとして一緒のお家にいれるのが、本当に嬉しい!という感じで、さくやもそのわくわく感が伝わって、すーっと一気に読めました。こう言うのではなく「お互いだけが好き!」だから他は関係ありませんっていう世界の狭い甘さのお話だと、さくやはついていけなくなっちゃうのですが(笑)でも、晴樹も知秋もふたりとも格好良いから普通に甘いお話として読めるのであんまりテーマを深く読もうと思わないほうがいいかも(苦笑)そうしちゃうと、なんとなく矛盾や違和感がでちゃうので。ふたりの甘い生活を見るわ!と思って読めば、楽しいお話だと思います♪疲れたときとか、無性に甘くなりたいときに良いかも(笑)
2007.12.25
さくやの、好きなお話です。忘れては、思い出して本棚から必死で探して読み返します。とてもどちらかといえば地味めのお話ですがとてもこころに痛いような、不思議な気持ちをくれます。「経験」麻生雪奈先生(イラスト・幸田真希先生)ラピス文庫和希は、他大学との飲み会で再会した智也と高校時代に関係を持っていた。綺麗で女に不自由の無いはずの智也の追いつめるような激しい愛情に疲弊し、怖くなった和希は、大学受験を期に一方的に別れを告げたのだった。再会当初は穏やかなふたりだったが、和希が警戒心を解いたとき、再び智也の息苦しくも甘い愛情に囚われていき...。再会ものなのですが、文章や人物が変に作りこんでいなくて、もしかしたら悪く言ってしまえば印象に残り辛いお話かもしれませんが、じわり、じわりとこころに残ります。高校時代にお互いに好意と少しの好奇心から始まった恋は、和希の想像以上に智也の愛情と束縛の強さに次第に自分を失っていって、まだ恋という感情に幼い和希は、智也の本気の想いが怖くなりこんなはずじゃなかった。友達の、気楽に付き合えるような優しい関係でいたかった。と、大学も嘘をついて他大学を受け突然の別れを切り出し、逃げるように連絡先も変え、一方的に「恋」を終わらせます。なんというか...和希は正直酷いなぁと思います(笑)智也も確かに、怖いくらいの愛情ですが。でも、高校生で本気の恋だと向き合えなかった臆病...とも違う、何かな...逃げたい気持ちもわかるようで、読んでいて和希の別れの選択には「これを選んじゃったんだ...そうか...」と思ってしまいます。想いって儚いなぁ、と思いつつも理解できるよ、うん。みたいな(苦笑)その後、偶然...と言っても後から智也の仕業だったと解るのですが、他大学との飲み会で再会してしまい最初は当時の智也の押しつぶされる様な想いの怖さを思い出し和希は緊張していましたが、名前ではなく苗字で呼ばれ、距離を置く空気に「もしかしたら、友達としてまた会話できるようになれるかも」と、愛情には答えられなくても、友情以上くらいで智也のことは好きだったと思う和希はだんだんとこころを許して、ふたりきりでも会うようになります。がっ、それが大間違いで(苦笑)同じ高校時代の友人と智也と飲んだ帰りに、酔った智也の介抱を頼まれて自分の部屋へと連れてきた途端、それまで優しかった智也が「やーめた...。以前みたいにがっつかない様に順序たててオトそうかと思ってたけど...」と、それまでの穏やかな空気を捨てて襲ってきて暴力の様な一夜を過ごすことになるのですが...ここがね~!上手く言えないのだけど、淡々と時間(文章)は過ぎているのに和希の恐怖と智也の豹変振りがすごく「恐ろしい」と、伝わっていて今までにこやかに笑っていた友人が、いきなり殴ってまで襲うのが淡々な分、余計に怖くて。しかも智也も過去では抱き合っていたのに簡単に信用して、部屋にも上げる和希を滑稽だと「笑いこらえるの、すげぇ苦労した」と嘲笑していてうわぁ~...化けの皮が剥がれちゃったよ~っとハラハラしちゃいます。必死に暴れる和希を殴ってまで襲う智也に、執着の強さと今までの穏やかさに騙された鮮やかさに、酷いと思ってしまいますがでも智也の「俺を捨てて、可哀想だと思った?...同情なんか、させない」の言葉に、はっとしてしまって...。確かに高校時代の別れの時、勝手に楽な方へ逃げた人間より捨てられた人間の方が痛くて、辛かったのかなと思ってしまうのが。この出来事の前に和希は親しい先輩に、過去の関係は言わずちょっと気まずい友達に久しぶりに会ったけど、普通に話せて嬉しい事とこれから食事に行く、と嬉々として話すのですが先輩の「思い出を美化するな。~、二年かそこらで人間の本質は変わらない」という言葉が重くて(苦笑)このお話だけじゃなく、自分にもいえちゃうなぁと。お話の中で度々ぐさっとくる言葉があるので...唸ってしまいます(笑)殴り合ってぼろぼろの顔のまま(ここに絵があるのですが、可愛い感じの絵を描かれているので、全然そんな感じじゃないのがもったいないんです・苦笑)和希の大学までついて来た智也に、ついに怒りが込み上げてきて仕返しだったんだろ!と怒鳴っても逆に恨むだけならころしてた。復讐だったらもっと優しく抱いた。と言われて余計に智也の本心が解らなくなる和希ですが「欲しいものを手に入れるために、来た」と真剣に言われ自分でも幼かったから逃げてしまった恋の、今になったら受け止められる和希自身にも確かにあった智也への気持ちに気付いてしまいますそれからは、全て素直にとはいわなくてもお互いを今の目線でちゃんと見つめて理解して、智也の中にあった高校時代の想いの怖さも「あの頃は異常だった」と自分で反省するほど、理性でコントロールしようとして落ち着いていて高校時代には無かった、ただ抱き締められて眠るような穏やかな日々にあの時欲しかった「対等な普通の友情」も、和希の意思を確認してくれる愛情も惜しみない智也の想いに、和希も答えるようになって。読んでいて、智也には和希しかいないとどこを読んでもそう思えるので(笑)再会直後のは酷いと思いますが、和希も智也の想いを例え少しずつでも受け止めたときは、さくやまで嬉しくなりました和希の家で一緒にご飯を食べたり、買い物に出かけたり「日が暮れて夜になって、次の朝がきて...そんな感じがいい」という智也のセリフがあるのですが、和希はその時理解してませんが相手を束縛することしか出来なかった智也が、こんなにも考え方を変えようと今まで努力してきたのが伝わって、切なかったですでも、最後また色々将来や、高校も一緒で当時からふたりの関係に気付いても相談にのってくれて、酷い別れ方をした後も、非難はしてもそれと同時に支えてくれていた女性が、自分と智也の話を聞きながらも智也をずっと想っていたのを知って、想いもあるし抱き合っていても相手のこころを良く見れずに、自分だけ傷つかないように曖昧な関係を続けていたと気付いた自己嫌悪と、悪い方向に考えちゃった和希が合鍵を使って部屋で待っていた智也にまた別れを告げてしまうのですが、ここは和希だけがぐるぐる考えてパニックになって...この場面は、和希酷いな!!とはっきり思えます(汗)でも、「これこそ人間だもの」という感じで、どこか納得してしまう...。何を言っても伝わらない悲しさに今度は智也が静かに、部屋から出て行くんですけど、智也のしたことも想いも全部が正しくは無いけど、ここまで傷ついた攻めも珍しいなぁと(苦笑)最後「人の気持ちが変わるなんて、知らなかったんだ......」と、言って智也は出て行くのですが...うーん。和希に強い愛情があるからそう言えるのだろうけど。やっぱり人間は疑ったり、想いの変わってしまう恐怖をこころに持ちますよね...相手が好きなら、尚更。だから、この言葉は智也の奥の、ずっと奥のある素直で純粋な想いに対しての感想だと想うのですが...重いなぁ(苦笑)気持ちが重いとかじゃなくて...そう相手に思える綺麗さが怖くて重い。この言葉に今まで世間体や、外側だけで意識的に一歩距離を置いていた自分の自分の中の「欲望」を全て智也のせいに無意識にしていたり残酷さや、身勝手さに気付いた和希は出てってしまった智也を追いかけて上手く言葉に出来なくても、泣きながら必死に抱きつきます。もちろん、そんな和希でも好きな智也は抱きしめ返すのですがぽつぽつとお互いゆっくりと、想いを伝え合うのが...この期に及んで「明日になったら後悔するかもしれないけど...」という和希の本音が、綺麗にまとまってない人間同士の「恋」として伝わって、そんな汚さがあるのもしょうがないじゃない、としみじみ思ってしまうんです。まあ、智也にはちょっと切ないでしょうが(苦笑)BL本だと、女性キャラは悪か家族かになってしまいますが、このお話の高校時代から智也を好きだった女性の「花穂」が、とても素敵なキャラでこの子がいなかったらダメだなと思えるくらい、ふたりを支えていて。苦しい恋心を抱えているのに、智也の笑顔が見たいから和希との再会に手を貸して、和希には「あの時の仕打ちは酷いと思う」と言っても不安でしょうがない和希の信頼に答えて、今後もふたりを支えていって。幸せになってほしいなぁとおもいましたこの後最後に同棲話になるのですが、和希が花穂に同棲のきっかけを聞かれて「あいつが部屋の壁が薄いから気になるって言った時にじゃあ、壁の厚い部屋でこいつと一緒に暮らそうと思った」というのが...飾ってなくていいと思いませんか?(苦笑)きっかけなんて、こんなものじゃないのかな。変に取り繕う必要の無い男の子同士、ふたりなんだし。あんなに躊躇っていた和希がこんな事を言うまでになったのもびっくりですが(笑)あと、お互い元ですが彼女が出てくるのが新鮮でした引っ掻き回すというよりは、二人でいるときに偶然会ったという感じですがよく、再会ものでも何でも受けが、別れてから一度も恋をしていない。とか抱かれていない。とかありますが、最近さくやそういうの苦手で。そういうのに限って攻めは遊んでいたり、なんで受けばかり「綺麗」じゃなくちゃいけないのかなぁと。想いは大切だけど、そんな残るような強い気持ちだったら時間を闇雲に過ごさないで、新しい恋...までいかなくても...をするなり、攻めにまたアタックするなりしたほうがまだ、「本当は寂しい」よりは幸せな時間だと思うのだけど...。...ってめちゃくちゃそんな受けはマイナーだと自覚していますけど(笑)あとがきであるのですが、「特別強くもなく、弱かったりずるかったり」する普通の子の恋愛。と書かれていて。だからこそ、一見ちょっと埋もれてしまいそうなお話ですが読むと、和希も弱さも狡さも、智也の想いもすーっとこころに簡単に入り込んでしまうのだと思います。とても、とても好きなお話です華麗な事件がある訳でも、パーフェクトな愛とキャラが描かれているわけではないけれど。ああ、わかるよ。というちょっと懐かしむような感じで。ただ残念なのが、2005年の作品だから結構在庫切れみたいですね(涙)...本当はもっと語りたいけど、これ以上だと止めど無くなっちゃうから(笑)
2007.12.22
昔はよくラピス文庫は読んでいたのですが、最近はちょっと好みのお話がなくて(苦笑)でも、ネットであらすじを見て「受けの記憶喪失」というお約束の物語のような気もしましたが、ずっとチェックしていました「熱情のシークエンス」宇宮有芽先生(イラスト・幸田真希先生)f-ラピス文庫過去5年の記憶をなくした三杉は、26歳になる現在、高校の同級生・真殿と同居していると知り驚く。5年前の記憶では、真殿と三杉は決して仲良く同居するような関係ではなかったはずなのだ。しかも、他界した親の事業を継いだ真殿の大きな屋敷へ、三杉は家賃も払わず居候していた。不自然な現状に戸惑う三杉は、苛立った真殿に自分たちは付き合っていたのだと言われ、恋人だった時の記憶を思い出せと強引に抱き締められ...。最初に言ってしまうと...深読みしないで読んでください♪です(苦笑)あらすじそのままで。実を言ってしまうと...さくや、違う方向に期待しすぎちゃっていたんです(笑)受けが記憶喪失で、目が覚めたらその場に当然のようにいた男性に屋敷へと連れて行かれる...それって誰が「君の恋人だよ」って名乗っても理解できないのだし恋人のいる受けに、ずっと横恋慕していた攻めが記憶喪失なのを良いことに連れてっちゃったお話...だと、あらすじの印象では思ってたので(苦笑)攻めの真殿は強引で人の意見は聞きませんが不器用なりに純粋に三杉に思い出して欲しいと、ラストまで必死だしすごく三杉よりも、真殿の愛情が必死ではっきりしていて、普段攻めはあまり気にならないのですが(さくや受け主義だから・苦笑)好感が持てました口が悪くて、我侭で勝手なんですけどね(苦笑)三杉がちょっと、記憶が無いからしょうがないのですがあまりにも流されすぎで。いつの間にか誘導されるように抱かれたり。(まぁ恋人同士という潜在意識がそうさせたのかもしれませんが)衣・食・住をいくら「恋人」と言われたからといって真殿に管理される事に甘えちゃうのがね...うーん。でも真殿も、三杉を引き止めることに必死で。記憶喪失になる前の会話が三杉からの別れ話だったからこそ、余計に閉じ込めてでも思い出せるような核心的な事は教えなくても、忘れたままでいい、でも恋人同士だったことは思い出して欲しいという、複雑に繋ぎとめていたい気持ちが真殿が決して、性格的に良い彼氏で無い分、そこまで三杉だけを求めるのが痛くて。でも、記憶を取り戻した後は三杉の別れ話は、真殿の将来を考えて身を引くことが真殿の幸せだと思って言ったことだし、すごく2人の始まりは真鍋の一方的な想いからでも、口では潮時だから、そんなに好きではないからと言っても三杉も真殿へのたくさんの想いが生まれていたんだし、どっちが悪いのではなくてお互いがお互いを想い過ぎて、意思の疎通も出来なくてその場で立ちすくんでいたのが、事件をきっかけに少しでも前進できたという感じの...なんて言うのかな。結局は想いも何も変わっていなくて、ただすれ違っていただけで。でも......読み終わってもただそれだけのような(汗)言葉は熱くても、すごく気持ちの表現や場面がさらさらしていて、すーっと読み終えてしまって...なんとも言えないんです(苦笑)三杉のバイクとの衝突事故に始まって、同居していた真殿とまた暮らして真殿は事あるごとに恋人としての記憶を取り戻せと、しつこく言って体を繋げるまでになりますが、それを三杉は雰囲気に流されて受け入れちゃうし思い出そうとしつつ平穏に屋敷での時間は過ぎて行って特に大きな事件も無いまま、ふとしたきっかけで記憶を思い出して真殿は会社の為にも良い結婚をしたほうがいいと悩んでいた事を思い出して三杉から別れ話をまた言って、でも真殿の想いはそんな簡単なものでは無くてお互いに対する気持ちを素直に伝え合って、もっと深い気持ちに...なのですが。脇役はいてもなんだか、そんな深く設定されたキャラとは伝わらなくて2人だけが一冊中ずっとぐるぐるしているだけなので、設定は良いのに読んでいて良いなとは思えても、盛り上がらないんです。もっと真殿に、三杉の記憶喪失にこれ幸いと突然会社幹部が決めた婚約者が現れるとか何か大きな感情の動きがあれば、惹きこまれた気がするのですが(汗)でも、真殿は三杉に同居に断られたから無理矢理、屋敷に引越しさせて監禁してしまうくらいの愛情があって、それまで淡々と時間の流れがしていた分そんなにも、三杉が好きなのかっ!?とぞくっとしたり所々にさりげなく、真殿の想いの怖さがあるのが良いな~と。三杉もそんな真殿を愛しつつ、どこかで「もう、ついていけない...」とも思っていて、すごくアンバランスな2人が出会っちゃったんだなぁと。でも、さっぱりしているから...うーんっもったいない~!(涙)色々書いていますが、本当ただ読むにはこのお話って良いんですよ~!心に残るかとか難しい事は無しにして、軽いお話が読みたい時にとか(でも、さくやの場合「あともうちょっとスパイスが欲しい~っ」と、軽く読もうと思いつつぐるぐるしちゃいますが・笑)初めて宇宮先生の本は読んだのですが、すごく文章のせいか、淡々と会話も感情も流れていくので、物語を読み込むというよりは、一歩下がってキャラが演じているお話を読んでいるという感じで中々強く印象に残ったり、共感できるという感動は無いのですが人間のドロドロした悪意も無く、さっぱりしていてふとした場面で「うわっ!」と思うような、強い想いの表現があったり...不思議と何度も時間を空けて読みたいと思える本でした。...あっ、画像探していたらコミコミさんで宇宮先生の同人誌はっけーんっ!この本の番外編が載っているみたいだし...買っちゃおうかな♪いまいち三杉の想いが、真殿よりは冷静というか冷めていて受けに思い入れを持つさくやでも、ちょっと三杉は自分勝手かなぁとちょっと切なかったので、後日談が読めるならチェックですねっうーん、しかしさくやのイメージだけど本当ラビス文庫って可も無く不可も無く、無難というか...薄いなぁ
2007.12.14
発売したのが11月12日なので、時間が経ってしまいましたが(苦笑)小説キャラに夜光花先生の「七日間の囚人」の、お話の一部が漫画化されてます…んんっ!?今、手元に感想書くために小説キャラを持って来たけど…次回発売が2008年5月22日って(汗)えっ…ほんとに?何か月おきずつの発行なんだろう、この雑誌(苦笑)お目当ては「七日間の囚人」のコミック7ページだけでしたが、遠野春日先生の貴族シリーズもあるし、水原とほる先生も短編書かれてるし、榎田尤利先生も、エッセイでごとうしのぶ先生、中原一也先生が書かれていて、豪華ですね!…だから発行が少ないのかな?(苦笑)遠野先生の貴族シリーズ…そろそろ設定が厳しいかな?と思っちゃいますね安心して読めるんですけど、大きな何かがある訳でも無く、最後まで甘いお話で。水原先生の短編ですが…弟×兄の近親ものでしたが、水原先生の本を読んでいる、さくやとしたら…ちょっと軽くて物足りなかったかな(苦笑)暴力もありますが、なんとなく手加減しているような?でも愛故の凶暴さや、怖さはあってダーク好きさくやには面白かったです♪受けが堕落的な遊び人なのも(苦笑)榎田先生も短編ですがこう…肩の力を抜いて読むタイプのお話で(笑)お話云々よりも、まとめ方と、はっとする言葉とか、しみじみ上手いなぁと思っちゃいますねもちろんお話も、程良く面白いです♪…ちょっと色々設定入れ過ぎて急展開っぽいけど(苦笑)うーん…文庫一冊でじっくり読みたいなぁ。水壬楓子先生…多分読んだことはあるなぁ管理職×音楽家の再会もののお話でしたが、気負いせず軽く読めて、良かったかも46ページ(1ページに3段文章)で、最後は駆け足でも雑誌掲載にしてはじっくり読めたし。そして、そしてっ!「七日間の囚人」ですがっ…………ここの場面が漫画化かぁ(苦笑)文庫37Pからの「要と亮二が密室に閉じ込められて、亮二がパニックを起こした要を襲う」ですが…うーん。この方の絵って挿絵でも思ったけど人物に影入れ過ぎて…ちょっと独特かな昔で言うマ○ラファンみたいな(さくやもこういう絵、昔描いてた・笑)できれば物語中盤のお互いを意識しはじめてからの、漫画がみたかったけど(我儘)でも数ページでも、絵で見れるのは貴重ですね♪あまり外れも無くて、気軽に読める雑誌でした
2007.12.07
一昨年はアイドル雑誌で、去年からはBL雑誌…コミックスになると解ってても一度買い始めると習慣になっちゃいますねでも置き場所に困るし、買わないでおこう!と、思うのですが今月発売の「小説Chara」買ってしまいました~(苦笑)これも楽天ブックスでは無くて、コミコミさんも未入荷だったのでセブンアンドワイで♪あーっ、キャラを買うなんて初めてだよ~小説もあんまりもってないってことは、(さくやには)合わなかったってことだろうし…。数ページのための買うなんて…くすん。でもでもっ夜光花先生の日記で、七日間の…なんでしたっけ?(汗)のイラストレーターさんの描かれた小説一部分のミニコミックが掲載されてるらしいので!!タイトル忘れちゃってますが(苦笑)どんな場面かな、とわくわくしつつ我慢できなくて注文しちゃいました♪このお話は…「どちらかと言うと期待し過ぎてた」という苦笑い思い出があります(笑)他の夜光花先生の小説で、受けに対してもっと怖い悪意すれすれの強い愛情とか読んでいたので、最後に少し攻めの正体をネタばれされても、つまらなかったというか…。予想つく展開で。夜光花先生のパターンだったら、監禁(に、関わる)するのは攻めってイメージするし。受けに最後まで裏を気付かせないって言うのも、途中で攻めが自分から計画を暴露して、受けを怖がらせつつ逃げられない愛情で包んでくれたら良かったのに~!って(苦笑)いや、今のBL小説界で夜光花先生だったら、「監禁」がテーマならそれくらいの怖い攻めと、ダークをしてくれないかなぁとわくわくしていたので「水曜日の悪夢」の最後のあっけなさといい、最後は付け足しみたいな…どうも最近は購入にためらっちゃうんです(苦笑)あと小説Charaと一緒に榎田尤利先生の人気シリーズの本もどんなお話かなぁと注文してみたので、楽しみです♪
2007.11.25
遠野春日先生は昔読んでいたのかな?最近携帯でネットをしていると電子書店のサイトバナーで「愛される貴族の花嫁」の紹介が目に入って、気付けばこの本と「香港貴族に愛されて」が家にあります♪遠回りに書いても真相はあっけなかったり、攻めキャラがころっと受けキャラ溺愛になったり(元々から好きだったということらしいのですが)と、文章が軽い感じのところもあって(なんていうんでしょう...ライトな...同じだ・苦笑)さくや個人としては強く惹かれないのですが設定が可愛くて悩まずさらっと読むには上記の本は良いなぁとおもいます。その期待も込めて購入したのが...「花嫁は貴族の愛に奪われる」遠野春日先生(イラスト・北畠あけ乃先生)SHY NOVELS妾の子供として母とひっそりと暮らしていた伊深彩人ですが、別荘の窓越しに見知らぬ男性と目が合います。会話も無く、ただその後も度々お互い目を合わせるだけでしたが彩人の心に強く残ります。その後突然いつもは連絡の無い父が訪れ、彩人を養子に迎えると言い本宅に連れて行かれてしまいます。それは別荘で会った男性、興津孝雄との偽装結婚と本宅の資金援助を貰う交換条件を実行するために、彩人が女装をし孝雄のもとへ嫁に行くという取り決めをさせられる為でした............なんでしょう(苦笑)最初に言ってしまいますが、さくやは合いませんでした(汗)一度ぱっと読みで感想書いてしまうくらい...駄目で。健気受けが好きな方には大丈夫だと思うのですが、この彩人は健気だけじゃなくて、流され放題というか(苦笑)......読んでいて...うーん。きもちわるい...です彩人の人格が無くても良いんじゃないか?という流され具合な感じなんです。ストーリーを全部言ってしまえば、孝雄が別荘地で彩人と目が合い、一目惚れをして探し出した彩人の父の家が傾いていることに目をつけ、支援の代わりに「女性と結婚を今は考えられないが、親が黙っていないのでふと目に付いた彩人を花嫁に偽装結婚したい」と、申し込み彩人を女装させ礼儀作法を叩き込み、彩人の戸籍を女性に代えまで結婚するというあらすじ見たときはあくどい手で戸籍代えてまで偽装結婚と騙して受けと結婚したいなんて、なんて素敵な攻めだ!!と思ったのですが、最後に攻めがこうだったというまでそんなに優しく...ないんですよね(うーん)ただ囲いたい。彩人に言われればお金も出す。な感じででも強く想っている描写も突然出てくるから、なにがなんやら(苦笑)彩人も男性である意味ないというか。どんなに「このお話はBLで攻めは強く想ってて」と思ったって礼儀作法もそうですが、どうしても「女性になれ」という感じで...だんだん彩人のしぐさが女性的になったり、しかも男性に戻りたいという心情もあまり無くてBLを読んでいる気がしなかったなぁ...。しかもずっと戸籍代えてから彩人ではなくて「彩」呼びなんです。「愛される貴族の花嫁」は、ラブラブシーンはちゃんと本名呼びだったのになんだか、普通に男女のお話みたいで(苦笑)ページ5分の4進めても、何の事件も無くてただ孝雄はむすっとしていて夜だけ体を受け入れるように段々ならせていって(しかもここでも当時は使わないだろうという言葉が出てきて・涙)彩人は女性のように過ごしているだけで、読むのに苛...焦りましたが彩人の正体を知っている昔馴染みが強請りにきて悩む彩人に颯爽と孝雄の助けが入って......本当は両想いでしたvで終わり...あっ、終わっちゃった(汗)結局設定がまるっきり似ている「愛される~」があるからすごく場面、場面似てるんです...それが読むのに辛くて(汗)セリフも同じようなところがあるし...。しかもお話的には「愛される~」のほうが、同じ女装で花嫁でもラストに行く前でもお互い優しくありたい、心境ははっきりしているしただぐだぐた2人が近付こうか悩んでいるのが長すぎなのも苦手な原因だったと思うので、二番煎じだとしても彩人に想いを寄せるキャラが出てきたりなにかもっと...動きがあればなぁ(涙)というかそもそも彩人が...ううっ。花嫁ものBLはたくさんありますが、言葉でもしぐさでもたとえ受けでも「男性」として残るでもなんでも無くちゃいけないと思うんですよね...。完璧女性に見立てた花嫁ものが見たければ、普通のお話を読めばいいのだし。そんな感じでさくやは...でしたが、健気(攻めの為ならしぐさも雰囲気も女性になります。な)受けが好きな方には......いいかなぁ?(苦笑)でもちゃんと萌えはあるんですよ!!(汗)お互い終了間近までこころ的な交流は無いから孝雄が最後「私の想う半分でいいから想って欲しい」といったり!...今更なんなのこのセリフと思い...あわわっ(汗)文は彩人なのに、呼ばれるときは「彩」だからやなのよ~(涙)男の子名の彩人って言えばいいじゃーんっ(本音が出た・笑)
2007.11.08
もっとじっくり読んでから...と思っていましたが思いの強さでいつまでたっても書けなそうなので(苦笑)CD感想も書いたし、本編感想もいってみます♪「執事の特権」榎田尤利先生(イラスト・佐々木久美子先生)SHY NOVELS業界大手の乃木坂製薬の営業面接に出向いた原田仁(攻)は、何故か特別秘書候補として会社の室長であり、創始者の孫である乃木坂乙矢(受)の住む屋敷に暮らすことになった。執事の富益に執事教育を教わりながら、特別秘書を目指すが性格に難ありの乙矢からバイ菌扱いを受けるはめに!最初に発行された時は、もっと痛々しいお話だと思っていたし、佐々木先生の絵は大好きですが、表紙の乙矢も(今見たら可愛くても)攻めキャラにしか見えなくて...多分この時は綺麗受けも読んでたけどそんなにさくやは攻めっぽいのは好きではなかったような...?感想サイトさんなどで絶賛されてても全然手にとろうと思ってはいませんでした(苦笑)でも何か購入するきっかけはあったんですよね。......楽天ポイントが余るくらいあったとか(笑)でも読んでみたら...もぅもぅ!!大好きっ!痛々しいのは確かなんですけど、切ないと言うか...乙矢が潔癖症になった原因の母も強気でしかいられなくてこころが痛かったんだなぁと思ってしまうし。全部にちゃんと原因とでもこうなってしまった(治らない)が、あって惹きこまれるように読めました。あとはやっぱり、ちょっと飄々とした原田の性格も良いのでしょうね♪乙矢も読む前はいくら潔癖でも攻撃的なのはなぁ...と思っていましたが読んでいるとどうしようもない気持ち(独りでも良い、でも富益への強い依存とかのジレンマ)が伝わってくるようで泣きそうに(笑)頑張るけれど、諦めるときは諦めてしまうとか。言葉の強気さと、震える繊細さがもうTOP3に入るくらいいとおしい受けキャラです(笑)原田も階段から落ちる乙矢を本当に助けなかったり、大学で告白されてあいまいに付き合ってもあっさり別れを決めたり何人もと遊びまわっても自己嫌悪で、一切遊びを止めたり面倒見は良いけれど、あっさり捨てれる若者めいた酷さもあって...最初、原田の心境(性格)が掴み辛かったのですが読んでいくうちに、原田が乙矢にだんだん惹かれていくように同じ目線で読めるようになると原田も可愛いなぁと(苦笑)原田は我侭な乙矢を見返すため、乙矢はむしろ富益以外の秘書などいらないと、恋愛0から入るので読み進めると「ここで恋が...ここでまた」と想いが重なるのが解って、こちらまでわくわくドキドキしてきて榎田先生すごいなぁと本当に思います。(漫画家シリーズとはまた違う切り口というか...)主従が好きなさくやには、楽しい場面もたくさんあって♪原田が眠っている乙矢の鼻を菜箸でつまむのは大爆笑ですが乙矢と目線を合わせるため跪いたり乙矢の潔癖を治すために原田が肩に触れさせるとき動くなという乙矢に真面目に「しかし、息をしないとしんでしまうので」と真面目に返したり(しかも乙矢は「しんでもいいから動くなっ」(笑))でも度々従順な執事であろうとする原田の男の気持ちというか潔癖のことで何かを言って乙矢に嫌われるくらいなら、脅迫行為つきの乙矢のままでいい。と思ったりさらわれた乙矢を助けるときに悲鳴を聞いて気が狂ってしまうと思ったり、相手のあばら骨折ればよかったと思ったり乙矢がひとりになってしまうと、俺のほうが心配でどうにかなる他の誰にも管理させたくないと、強い執着が見れて原田が想っていく気持ちが表面的には飄々として正論じみているのに内心では熱くて重くて。ラスト近くには原田って格好良いなぁ。と(笑)ずっといてくれないならいっそ、いなくなって欲しいと願う乙矢とずっとそばにいると誓う原田が、幸せになってね!と言う感じでしたこのお話だったら正直、ラブラブシーンが無くても想いの強さが「絆」という感じで即物的にならなくて良かったかも......いや、あるのでもちろん読みますけど(笑)乙矢との最初の夜も、慣れている原田に問いかける乙矢に「耳年増なだけです」と嘘をつくのが(苦笑)なんで嘘つくんだか、あるでいいのに。乙矢が経験があったら「嫉妬で狂う」とか言うのに(ここはちょっとさくや嫌だったかな・苦笑)乙矢を気遣って触るだけで我慢しようする原田に「する」と何回も言って意地を張る乙矢が可愛くて!さくやが原田になって乙矢を襲いたいくらいです(真剣)ラストは富益のおちゃめさと、原田のしつこさ(笑)が伝わる(昨日も一昨日も、一日中ベッドの上って...原田め・汗)ほのぼのとしたエンドで...今感想書くために手元に本があるのですが、また読み返したくなりました♪でも未だに仁をしのぶじゃなくてじんと読んでしまうんですよね(苦笑)佐々木さんの絵のイメージでもっと年齢も高いと思ってたし(これと一緒にシナプスの挿絵とか見たからごちゃごちゃになったのかも)ちなみに私も乙矢のような感じがあって一時期よりは酷くはありませんがそれもあって、お話にのめり込んでしまうんでしょうね(苦笑)乙矢が救われることは、本当に素敵で嬉しいです。さくやが抱きたいくらい!(しつこい)
2007.11.06
携帯で書いていると、文字数制限がきついなぁ「束縛は罪深い優しさで」高尾理一先生ムービック高校時代から恋人同士の友衛と圭吾でしたが、社長令息である圭吾の傲慢さと勝手に友衛の職場を自分の会社に決めたりと、束縛の激しさに疲れはてる度に、友衛は別れたいと逃げ出しますが、連れ戻されてしまいます。二回目の逃走失敗後、ついには寝室に鎖で繋がれてしまい…。…大好物な監禁物です(苦笑)でもこのお話も、なんていうんでしょう?大事件は無いのですけど、攻めキャラの圭吾の束縛の強さの自覚と、友衛が側にいなくては生きていけないのに、どうして友衛は逃げるのか、逃げるから信用出来なくて閉じ込めてしまう悪循環への葛藤や、友衛も友衛で、束縛にうんざりしても恋人として圭吾に愛情がある為、自分の人格を認めて欲しい気持ちと、そこまで想われることの甘い気持ちがあって内心は捕まえにきてくれると、どこかで思ってるので、どっちもどっちなんですよね(苦笑)でもお互い社会人の歳なので、社長業の圭吾と囲われている様で我慢できない友衛のやりとりが男性同士、恋人って感じなんです。いっそ「妻」みたいに家にいて欲しい圭吾と、仕事もさせてもらえなくて閉じ込められる自分にたえられない友衛とか圭吾が、友人と夕食を食べてながらも、自分は美味い物を食べているのに、繋がれているから圭吾の帰りを待つしかない友衛を哀れんだり。お互い高校時代からの恋人同士で、愛情はあるので、物語は監禁物ですが悲痛じゃないんです(いや、友衛は嫌だろうけど)度々逃げたから信用できないんだ、と繋がれてる友衛も解っていて、すれ違いが切なくて、疲れて帰ってきた圭吾を、膝枕して甘やかしたり。何度もの逃走期間も、友衛の場所を把握していても、リフレッシュの時間が必要だと、わざとすぐに捕まえなかったり。束縛は強くても、普通の恋人同士の悩みや葛藤、お互い愛情があるけど「愛情」への考えのすれ違いから、監禁があるので、読んでてストーリーに無理の無いお話なんです。よくあるじゃないですか…トンデモ設定の本とか(苦笑)ラストもハッピーエンドです♪またすれ違いから友衛は逃げるのですが、圭吾も権力も愛情も押しつけるだけで相手を思いやれない事に反省し、家に戻ってきて欲しいと強制では無く、頼む圭吾に友衛は愛情と思いやりを見つけ、あまあまエンドに好きな一冊です♪
2007.11.03
これは溺愛好きには無難な物語で、いつでも読み返している大好きな本なのですが…お約束ストーリーの身分差物です(笑)♪「皇子の虜囚」弓月あや先生ショコラノベルズハイパー…ショコラノベルズハイパーって名前がまず、すごいですよね(笑)15歳の時から13年間、中東の王国の皇子ムスタファに仕えてきた柾(まさき)は、皇子の年々増していく執着に、自分の存在は害を成すと思い日本に帰る事を願いますが、激しい求愛を受け無理矢理身体を奪われます。不意をつき一瞬は日本へ逃げ帰れましたが、2年後見つけられまた王国へと捕らえられてしまいます。あらすじ読み返して、びっくり!まさきだったんだー!ずっと征だと思ってたわ(苦笑)あんなに何回も読んでいるのにお約束のストーリーといったら、そうなんですけど(苦笑)邪魔な設定が一切無いんです♪後宮はあっても、他に側室とか皇子に関係する女性はまったく出てこなくて、ただ柾を閉じ込める場所で。もちろん足に鎖で繋られる、は付き物だし(ニヤリ)よく受けが逃げてから日本で、普通の生活をしているお話はありますが、この受けキャラの柾はなんだかリアルで、皇子と家庭教師をつけてもらって勉強は出来ても日本では証明できないから、仕事にあまりつけなかったり。後宮からの柾の逃走失敗も、ムスタファのお仕置もあるし♪なによりムスタファが、怖いくらい一途で一緒にいた当時から柾の近辺を毎日探っていたり、父と住む家に盗聴器仕掛けていたり…、盗聴して日本に帰ると柾が父に言った言葉を聞いて、次の日には柾を騙して媚薬を使って鎖に繋いで後宮に閉じ込めたり。再び捕まえた後は逃げる柾に「脚を切るか、瞳が見えなくなるか、声を奪うか、いっそ手術して人形になるか」と脅したり………書いてると最悪な攻めだなぁ(笑)でも普通に仕えていた時の回想では、皇子であるムスタファが柾にだけ、膝枕など我儘を言うのが可愛かったり、回想みたいに穏やかな時は大型犬攻め、逃げられた後は鬼畜攻めで二通り楽しめます(苦笑)王国とムスタファの為にはならないと逃げる柾と、柾以外に誰も跡継も一切いらないと言い切るムスタファなので、ラストは甘いハッピーエンドです♪正妃争いとかドラマティック展開が好きな方には、退屈な本かも(苦笑)でも受けだけを一途に溺愛するお話が読みたい方には、めちゃくちゃおすすめです
2007.11.03
本読みつつ泣きながら書いたので、すっかり作品名以外のことを無視してましたが(笑)ただ今、こういうお話が読めて幸せだなぁと泣きつつ読んでいるのは「すべてはこの夜に」英田サキ先生クロスノベルズ武井のお話の小冊子は、中央書店コミコミスタジオさんでの購入しかつきません(汗)でも、決して万人向けなお話では無いのですがBL好きな方には、読んでほしいな…と久々に強く思います短編なんですけど、まるで長い映画を観たような気になりますどっちかといえば、このお話は「同人誌」なんです生々しい暴力表現もありますし。今回のノベルズ化のための書き下ろしが無ければ、本編は受けは撃たれて大量出血中にお話は終わりですし(苦笑)これをノベルズにして発売して下さった、クロスノベルズさんには、さくやまで感謝したくてしょうがないです書き下ろしの後日談のお話があって、上手くハッピーエンドにまとまってしまいましたが、発表当初は受けが~だったので、バッドでも助かるでもどちらでもきっと読者が考えられたと思うので。でも英田先生の文章でラストどうなったかを知りたい方が、最初に発表された2002年から数年越しでたくさんいると思うので、最大のハッピーエンドも素敵だと思います…なんか本編が生きるか…それとも…で、ギラギラしていたのに、後日談はいちゃいちゃ別人みたいに甘過ぎてびっくりしましたが(笑)別れネタは嫌なのですが、ハッピーエンドを見た後でも、なんだかこのお話はあのまま受けが消えてしまう…それもありだなぁと思ってますさくやにとっては、珍しい(笑)本当は落ち着いてちゃんとした感想書きたいのに、読むと泣いちゃうから大変、大変(笑)あとでにしよう♪
2007.10.30
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