くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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2008.04.20
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カテゴリ: BL小説
さてさて...、好きなのだけど苦手なのだけど設定は萌える本(苦笑)

色々ともったいない感じなのですよ~!!

「黒い夜の陰謀」
あすま理彩先生(イラスト・音子先生)
ラヴァーズ文庫


弁護士の白川佳純は、黒い噂のある若手代議士の犯罪を裏付ける決定的証拠を掴んでいた。
しかし、追い込む寸前で事故に遭い記憶を失ってしまう。
佳純が目覚めたのは、浩基という恋人の部屋で、

自分を監禁状態にする浩基に対して、次第に疑問を抱くようになった佳純は
時折フラッシュバックする記憶の中に、以前の浩基の姿を見るようになった。
鋭利な視線と、凍りつくような冷たいオーラ...。
いつも優しく自分を抱く浩基とはかけ離れたその姿に、佳純は激しく動揺して――。


...ねっ?
さくやが好きそうな(笑)

えーっと、最初に書いてしまいますが、恋人がいる佳純は黒い情報のある政治家の情報を
偶然手に入れますが、その情報を表に出されては困る人間(浩基の恩師)に追いかけられ
事故に遭い記憶を無くしてしまいます。
傷ついた佳純を誰よりも先に見つけ、記憶喪失な事を知った浩基は
恩師を裏切ってでも、以前から惹かれていた佳純を「自分が恋人だ」と偽り

記憶は思い出せなくても連日抱かれて、自分のものだと言葉で何度も言われる度に
段々と浩基が恋人だということを理解していく佳純ですが、
お金を持たせてもらえない、鍵を貰っていない、部屋が違和感がある...と、
少しずつ今自分がいる場所が可笑しい事に気付きます。

フラッシュバックで本当の恋人の事や、誰かに追われていた事、

最終的に記憶が戻り、浩基の部屋を逃げ出しますが、追いかけて来た浩基から
佳純を守るために、そして恋人から奪いたいが為に偽ってまで閉じ込めていた事を知り
もうすでに、激しく深い浩基の愛情に囚われていた事に気付くのでした。

あのですね、BLも色々な方々に好みとかもあるし、数字で評価とかは難しいと思いますが
これは星で表現したい(苦笑)

全体としたら星★なのですが、シチュエーション的には星★★★★です(笑)

あくまで、さくやは(笑)

ちょっと前にも書きましたが、ただの読み手のさくやにも、ページを延ばしているって
いうのが多くの場面で解るんです。
15文字くらいだけが、延々と並んでいるページが本当に多くて。
そして、無駄にえ○ちシーンがあります。
浩基との初めてと、あとは4~5回くらいかな?
いくらさくやがBL好きでも、ただ闇雲に(ページ量の為とか)というのが伝わってきて、
正直いらないと思いました。
それなのに、説明も無くて...うーん。
こんなにいちゃいちゃシーンがあるなら、もっとお話を入れてほしかったなぁ。


恋人との関係も、これからホテルで泊まるって所で場面が切れているのに
浩基に抱かれたのが初めての経験だったとか。
何度も恋人の事での回想で、部屋を取っていると言われて頷いたのだ...とかあるのに
だったらこのホテルでは断ったの!?どっちなの!?って(苦笑)

書いてないから、どうして断ったのかとか気になっちゃって。
自分も恋人を好きになっていて、部屋を取ったって誘われているのに。
戸惑っている佳純ですが、恋人同士なのだからと納得というか
抱かれても良いとも思っているのに...。

お仕置きと称して媚薬を入れられて苦しんでいるのに、浩基が仕事でいない間に
場所をつきとめた恋人(佳純は忘れているけど)から電話が来た途端、
自分の事が知りたいと、何事も無かったかのように待ち合い場所に行ったり。
媚薬はどうしたのっ!?て感じ(苦笑)

あと突然、裸エ○ロンから始まったり(いつも何故か佳純って裸エ○ロンなの・笑)
お話の繋がりが無いのも、ここまでくると泣けてきます...くすん。

確かにBLにそういうシーンは求めてしまうかも知れませんが、さくやはお話も読みたい。
説明も無く、意味不明な言葉の間の羅列があって、本当にもったいない。

え○ちシーン飛ばすなんて、さくや滅多にしないのに(笑)

ただそういうシーンを切り取ってひとつのSSとして楽しむだけなら、ドキドキしながら
読めますが、これがお話に直結しているかというと違っていて。

でも、ここが書きたいのねって言う魅力的な場面もあるんです。
この余計な引き延ばし分が無くて、無理に長編にしないで、短編だったら
さくやにとって本当に好きなお話になったと思います。
だから、好きなのにもどかしい...。

そういう形態がラヴァーズ文庫で無理なら、他で...とか思っちゃいますが
お話の雰囲気的にはこのレーベルなんですよね。

きっと、読んでいただけたら解ると思うの、この気持ち(苦笑)
でも、おすすめはできないの(笑)

恋人も必死で佳純の事を探すのですが、最後会った時に佳純が浩基を好きだと気付くと
何も言わずに、ふたりの前から立ちさります......なんでなのよーっ!(あっ、本音が)
しかも佳純も立ちさる恋人を振り返ることなく、こころの中でありがとうって...そんなっ

短編だったら、それでも良いけど
実は恋人も黒幕だったとか、浩基ともっと争うとか、使いやすい立場のキャラだと
思うのに...っ!
あっさり身を引くから、もうっ。

でも、さくやは好きなのよ...ううっ。

正義感溢れる弁護士の青年が、重大な情報を掴んではいるけれど、記憶喪失になってしまい
敵か味方か解らない、本当に愛情なのか解らない男性に言われるがまま
閉じ込められて、男性しかいない狭い世界だけで過ごして、そして...というのと、
浩基はいつ佳純がお互いの立場を思い出して、自分を罵るかに緊張しながら
恩師を裏切ってでも、
思い出さなくても良いと思えるほど、佳純との生活を大切にしていたり...。

ほらねっ!ドキドキでしょうっ(設定は好きーっ!)

キャラも魅力的なんですよ?
佳純は記憶を失う前の生意気さと、失った後の従順さとか。
浩基は本性は冷徹でも、佳純には優しさだけで接したいという描写がよく出てきて
すごく想っているのが伝わるし。
佳純が見つかったら恩師の追っ手に消されるかもしれないから、
必死に外に出さないようにして、自分の家が全てだと言い聞かせているし。
嫉妬したらすごいし(笑)


なので、読んでいてちょっと切なくなります。
あすま先生の本って結構以前読んでいたし、「 執事は夜の花嫁 」は
今でも大好きなので。

好きなのですが、もどかしい。
これ以上感想を書いてもしょうがないかもしれないけれど、好きだったの。
先生のお話が。

この本も、こう自分で「この場面の次はここっ!!」って設定して読むと良いと思います(笑)
もう自分で選ぶ感じで(苦笑)
設定ポイントが解るから♪

......何でかなぁ、本当に部分的には素敵なのに、どうしてかなぁ。
辛口感想でごめんなさい。





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Last updated  2008.04.20 22:17:17


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