ミステリの部屋

ミステリの部屋

2005年09月17日
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カテゴリ: 日本ミステリ



上野の弱小相撲部屋である大波部屋に大砲の弾が打ち込まれることから、騒動は幕を開けます。
その後も牛乳屋にて牛乳に石見銀山が混入されていたり、
神社に奉られていた将軍拝領の弓に血糊がついていたりという事件がおこりますが、
町内の老作家が久し振りに書いた連載小説に同じ内容が書かれていることがわかり、
町は大騒ぎ。
そのうち大波部屋の親方の娘の誘拐され、高校生3人組が事件に巻き込まれていきます。

高校生の一人が語り手だし、表紙は高校生3人の絵だし、主役はこの3人のはずですが、何しろ我も我もと首をつっこんでくる町の人たちの個性が強烈すぎです。

しかもこの高校生たちはどうも迷探偵の方らしい。




戸松淳矩(とまつあつのり)さんの作品を読むのは初めてでした。
あとがきを読むと、この作品は1979年にソノラマ文庫から刊行されたものを、創元推理文庫から再刊したものだと書かれています。
そんなに前に書かれたものだとは正直気づきませんでした。
NHKで夕方にやる少年向けのドラマみたいだな、とは思いましたが……。

懐かしい下町の風情というものは、年月がたっても色あせないもののようです。

「BOOK著者紹介情報」によると

’79年、『名探偵は千秋楽に謎を解く』でデビュー。『名探偵は九回裏に謎を解く』を上梓後、雑誌に「墨田川幽霊グラフィティー」を連載して沈黙。2004年、大作『剣と薔薇の夏』で劇的な復活を遂げる 。

とあります。

名探偵シリーズ3作目の「名探偵は最終局に謎を解く」は雑誌連載のまま単行本化されなかったものを甦らせたということのようです。

「剣と薔薇の夏」はまたタイプが違うようなので興味がわきますね。



名探偵は千秋楽に謎を解く  名探偵は千秋楽に謎を解く :  戸松淳矩








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最終更新日  2005年09月17日 18時44分04秒 コメント(4) | コメントを書く
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