ミステリの部屋

ミステリの部屋

2006年06月28日
XML
カテゴリ: 日本ミステリ
「学ばない探偵たちの学園」( 感想 )のシリーズ第二弾

今回は野球がテーマです。
でも、大丈夫。親切に書いてあるので、野球に詳しくない私でも問題なく理解できました。


敗退を続ける弱小野球部のグラウンドから、ある日ベースが盗まれてしまう。
オレ(=赤坂通)が唯一の下級生として在籍する探偵部員の総力を結集しても謎は解けない。
後日、相手校のグラウンドで行われた練習試合の終盤に事件は起きた。
白昼堂々、バックスクリーンで発見された野球部監督の死体に騒然となる両校関係者と捜査陣。
死体の近くにはグローブとボール、そして盗まれたベースが置かれていた。
動機は不明、球場ではアリバイ実験も行われるなど混迷をきわめる事件に、オレたち探偵部三人が事件に首を突っ込んだ。
しょうもない推理合戦の先に待つものは…。


探偵部三人組のとぼけた味とギャグのすべり具合は相変わらずですが、学園の外が舞台となっているせいか、そのテンションは少々抑え気味です。
そのため、前作より読みやすいのですが、実はそれがちょっと寂しかったりもします。
私は東川さんの作品のまったりとしたユーモラスな会話が、結構好きかもしれないです。

ぬるいギャグに気を取られてしまいがちですが、ちゃんと伏線も張ってあり、手がかりも残されていて、そこから探偵が推理を組み立てる(時に間違うことはあっても)というように、しっかり本格ミステリなのも特徴です。
さらに、真相にいたるまでは意外なことが……。


そこは爆笑ポイントでもあるのですが。

なかなか楽しい一作。


殺意は必ず三度ある 殺意は必ず三度ある :東川篤哉








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年06月29日 23時13分21秒
コメント(6) | コメントを書く
[日本ミステリ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月

コメント新着

月見草@ Re:夜のピクニック:恩田陸(07/06) 「夜のピクニック」のご紹介ありがとうご…
アルビレオ@ Re:白馬への旅、2日目(07/30) 白馬 行って見たくなりました。ワタスゲ…
アルビレオ@ Re:マフラー(01/29) samiadoさんの優しさがしみます。36ufh
アルビレオ@ Re:冷凍ロールケーキ(02/07) 書き出しの「待っていたロールケーキが届…
アルビレオ@ Re:節分もどき(02/03) 恵方巻きって確かに子どもの頃 福岡には…
アルビレオ@ Re:つらいときは(02/02) 「情けは人のためならず」って、何か辛い…
アルビレオ@ Re:マフラー(01/29) samiado さん 編み物も🧶されるんですね…

お気に入りブログ

『ビブリア古書堂の… New! shovさん

未定の予定~ラビ的… みっつ君さん
留年候補生W2.0… 留年候補生W2.0さん
魔女の隠れ家 たばさ6992さん
ちょっと休憩 ときあさぎさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: