しんの米国神学生日記

しんの米国神学生日記

2005年08月10日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
私のほうは、夏の講習がとりあえず終わり、一息ついています。想ったより、(授業終了後の)“宿題”が少なくてよかったです。

最近、新しく信徒になったご婦人のためにちょっと悩んでいます。彼女を励ますことのむずかしさを感じ、また己の信仰の弱さに自己嫌悪し、神学校のカウンセリングも受けました。相談者として、“共感”する度合いのむずかしさ・・・。昔、カール・ロジャースという心理学者が“患者中心セラピー”というものを唱えましたが、プロ的に相談にのって、悩んでいる人をよい方向へ導くというのは、本当にむずかしい。まぁ、私はカウンセラーではないので、祈りと奉仕によってしか、他者を助けることはできないと解っているつもりなのですが・・・(使徒6:4)。

そんななかで、パウロのいう、「だれかが弱っているなら、わたしは弱らないでいられるでしょうか。だれかがつまずくなら、わたしが心を燃やさないでいられるでしょうか。」(2コリ11:29)というのは、励まされるというか、ホッとします。ちょっとだけ、パウロの労苦を味わっているのかな。“共感”して、真剣に祈ることが求められているのかもしれない。

牧師という仕事は、多くの人の心のケアをするとか、説教や聖書研究の準備とか、その他の“雑業”(主よ、失敬!)がかぎりなくあるのでしょうね。要領の悪い私なんかには、教会の要求どおりにしようと想ったら、3ヶ月ももたないと想います。

牧会者として、教会という“組織”を考えるとき、モーセの義父のことばを思い出します。「このやり方ではあなたの荷が重すぎて、一人では負いきれない」(出エジ18:18)。“長老”を立てて、役割を分担させる、ということなのか。エトロの助言を、実践的にどうアプライするのかが、解らないのだけど・・・。

いまデボーションで、ルカ15:11からの「放蕩息子のたとえ」を翻訳しています。物語の中心テーマは、御父の慈愛。御父のいつくしみとは、英語では、“loving-kindness”という、なんと欲張ったことば! “愛して、かつ親切で”みたいな・・・。

でも、子供をいとおしく想う、”親父愛“かも。この夏、『出エジプト記』と『詩編』で、ヘブライ語の“ヘセッド”ということばを学んだけれど、それも御父のいつくしみと訳すらしい(出エジ34:6、詩編6:5)。最大級の親父愛とは、「神はその独り子をお与えになったほど」(ヨハネ3:16)の愛。先の「放蕩息子」では、“屠られた肥えた子牛”がイエスなのかもしれない(ルカ15:23、30)。

昨日、日本の政治について聞きたくて、北海道の親父に電話しました。元ジャーナリストとしての視点から色々教わり、興味深かったのはよかったのです。が最近の親父は、“さくらんぼ・ジャム”製作に凝ってるとか。なんとまぁ、あま~いご趣味で。お酒飲みで辛党の親父だったはずが・・・。あまいジャムをトーストに付けて食べてる親父の姿を想像すると、ちょっと笑ってしまいます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年04月14日 12時36分01秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

しん_Shin

しん_Shin

Comments

ぷりたん@ 超ラッキー!(* ̄ー ̄) 今まで風イ谷に金出してた俺って超バカスww…
突き男@ 腰痛くなるまでやってきました 綺麗な顔しててあんなに激しいなんて、正…
キタキタ@ イヤッホォォォォォウ! やべーこの女やべー! 終始そんなこと考…
コースケ@ お、俺のおtmtmがぁ――!! もう、もう……なんも出まへぇーん!(TT…
鳥蘭丸@ うにゅぅぅぅぅ…… 可愛がってもらうだけ可愛がってもらって…

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: