心の中は暖かく

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2011年05月10日
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浜岡原発の停止が決定し、一安心ですが、これで廃炉になるわけではなくて、むしろ存続のためのものだと考えるとあまりありがたくもない気もして、複雑です。

中部電力は、今までかけてきた金額を考えるとおいそれとは引けないのでしょうし、働いている人も同様かもしれません。
しかし、廃炉にするためには20年近くかかるそうなので、働いている人が失業するということもないような気がします。

それに、菅さんは、他の原発は止めないと明言してしまったわけで、どう考えたらいいものやら…

地震の危険が突出して大きいからと言われますが、確か福島第一は0.0%だったのでは??
ということは、みんな危険ということだと思います。

昔、地学の同好会の友人と断層を観に行ったことがありました。
公共の建物の下もずいぶん断層が走っているのに、広域避難所になっていて、不思議に思って聞いたところ、公共の建物の下では、断層は曲がったり消えたりするそうで、絶対に問題がないことになっているとのことでした。
もし、公共の建物の下に断層があるというと、その調査会社はもう絶対にその地方自治体の仕事をもらえないから、みんな消えてしまっていたと聞き、驚いたのを覚えています。


福井が問題にならないのは、関西電力が、原子力に依存しきっているから、止められないということがあるのかも知れません。
公式にはどうなっているかは知りませんが、一般常識から見て福井の原発は断層の上にあるのですから。

そして、その原子力の宣伝に神戸のルミナリエなども使われていたような気がしてなりません。
原子力はいったん使い始めると、24時間いつでも同じだけ発電するので、夜は電気が余るから、電気を大量に使う催しを夜にすることは、関電にとっては良い宣伝になりますから。
神戸の復興のためのイベントが、地震が心配される原発に依存していたと考えると皮肉な気がするのと同時に、如何に私たちが自然災害について気にしていなかったかを示している気がしてなりません。

今、首都圏は節電モードで、ちょっと大変な時もありますが、別の銅ということなく過ごせていて、今まで湯水のごとく電気を使ってきた方がおかしいのではないかと思うほどです。

実は冷房の苦手な私にとっては、建物や交通機関の冷房の温度が1度でも高くなってくれると、それだけ風邪をひいたり熱が出たりすることが減るので、ありがたいくらいです。
出来れば、みんなの生活がもっと昼型になって、残業が減って帰宅時間が早くなり、お店がもう少し早く閉まるようになって、昔のような生活になってくれたら、良いなあと思ったりもします。

今のような24時間生活は主婦の私にとっては、せわしくて、面倒になっています。
昔、田舎ではまだ9時くらいが終電だったころ、確かにコンパの途中で帰らなくてはならなかったけれど、お日様に沿った暮らしが出来ていて、働く人も普通の時間に家に帰れていたなあと思うと、それが人間らしい生活だったような気もします。

どこまで便利だったらいいのか??


少し立ち止まって考えたら、電気もそんなにいらないかもしれません。

確かに中部電力は、大きな工業地帯を賄っていて、電気が足りないと大変だと言いますが、工業生産だってそんなに一番でなくてもいい気がしています。
儲けるためにどんどん作る時代から、安全で良い物をきちんと作る時代に転換していかなくてはいけない気がします。
もし、きちんとしたものを作るようになったら、長持ちをするので、消費はそれだけ少なくなるはずです。
いつまでも、GNPをきそうのではなくて、信頼を競うようになればいいのではないかと思っています。


廃炉にしてください。

地元の雇用はまだ20年くらいは確保できますし、その間に転換を図ることは可能でしょう。
私たちも考え方や心の持ちようを替えれば、今より幸せに生きていけるはず。
子供たちも、もっとゆっくりした環境度育てることが出来れば、もっと幸せなはず。

とにかく原発事故はもう絶対に嫌です。







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最終更新日  2011年05月10日 09時28分41秒
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