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April 22, 2020

長野県が県外からのゴルフ場への来場を懸念、休業要請の検討を依頼

テーマ：ＧＯＬＦ、ゴルフ、そしてｇｏｌｆ(45528)

カテゴリ：新型コロナ

長野県が、県外から人を呼び込む観光、宿泊施設に対して休業の検討を依頼した。

長野、新潟両県が遊興施設などに休業要請　協力金支給（2020年4月21日 19:08）
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO58319480R20C20A4L21000?s=4

日本経済新聞によると、長野県は本来休業要請施設ではない施設についても以下ような理由から休業を求めている。

「特措法に基づかない措置として、ホテルや旅館などの宿泊施設、日帰り温泉やゴルフ場などの観光施設にも『協力依頼』として休業を求める。阿部守一知事は『観光による人の移動を抑制する必要がある』と説明。新たに「信州の観光はお休み中」キャンペーン（仮称）を展開し、登山を含め県内を観光目的で訪れないよう全国に呼びかける。」

休業要請に対して強制力はないが、ゴルフ場関係者にとっては集客の大きな打撃になることは間違いない。

次に、長野県の対策会議の資料を実際に見ていく。

第7回新型コロナウイルス感染症長野県対策本部会議（令和2年4月 21 日(火) 15:00~）
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/dai7_shiryo.pdf

15ページにわたる資料の中に、使用施設対象の一覧表がある。
↓

長野県における施設の使用制限等対象施設一覧表

令和2年4月 23 日から緊急事態宣言が発令されている期間(5月6日まで)

・遊興施設、運動・遊技施設、劇場等の使用停止又は催物の開催の停止要請

・県外から人を呼び込む観光・宿泊施設等に対して休業等の検討を依頼
↓

これらの資料を見てわかることは、 屋外のゴルフ練習場 は休業要請施設の対象外だった。しかし、 ゴルフ場 が「県外から人を呼び込む観光・宿泊施設等」のリストに入ってしまったことで、県から休業要請の「検討依頼」がくるという。もちろん、強制力はないが長野県のゴルフ場にとっては大きな一撃である。

この背景には、国内でも有数の観光地である軽井沢やその周辺における「コロナ疎開」もその一因である思われる。都心からのアクセス良さで県外からの観光客の流入は必至。それを食い止めるべく県が動いたものだと思われるが、長野県内での移動やゴルフ場利用に関しては別問題だ。県が休業要請の検討を依頼した場合、ゴルフ場への補償はあるのか？

同資料で長野県は、「休業要請等に応じていただいた事業者への協力金等の支給」としてゴルフ場への30万円の支給を発表している。

30万円で、どうがんばれるのか疑問だ。

追記：

参考URL
もはや“疎開”ではない！歓楽街住人の「コロナ民族大移動」に地方が大困惑
https://www.google.co.jp/amp/s/asagei.biz/excerpt/14887%3famp=1

感染広げる「コロナ疎開」＝東京脱出、別荘地に戸惑い―識者は医療崩壊警告
https://www.nippon.com/ja/news/yjj2020041300054/

新型コロナ　長野県、宿泊施設に休業依頼　ＧＷの軽井沢見据え（2020.4.22）
https://mainichi.jp/articles/20200422/ddm/041/040/102000c