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2003/02/25
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風のうたが聞こえた

そして砂漠のうたが聞こえてきた

眠らないこの街にも
私の見えない砂漠がある

見えないうたは昼間には聞こえてこない
全くといいほど

国道沿いの車の音に
人の通り過ぎる足音に話し声


砂漠は全く存在しない

夜の空には
いくつも星の砂漠が見えてくる
そう、星の砂漠

冬の空には冷たい空気が散りばめて
小さい星屑たちをよりいっそう
キラキラと輝かせる

心に響く今夜の風の冷たさは
張り詰めた私の気持ちを
いっそう大きくしたがるけれど
今日の彼女はちょっと違う


内緒で招待された様に
ちょっぴり気取って
優しくうたを歌い始めた

息を吐く白い空気は
寂しさを示すはずなのに


どんな空気を私に吸わせようとしているのか
空気のうたが優しく
歌詞のないメロディーを奏でて見せた

砂漠は私の孤独感を見つめていた

一人になるのは何年も
経験しているはずなのに
今夜の星の砂漠たちは
2月の星座を飾りながら
暗い空から見つめていた

背中から視線を感じる

息を呑んで足を止める

そして空を見上げたとき
砂漠のうたが聞こえてきた

寒さで震える体中に
優しさの聞こえないうたが響いてくる

あの時の悲しみも
あの時の泣いた夜も
彼らは覚えていたのだろうか

北斗七星とオリオン座は
そっと微笑んでいるように
小さい光で輝いて見えていた

聞こえないうたなんて
きっと誰もが信じれないけれど
本当は心の扉の奥深く
砂漠のうたを聞く耳を持っているはず

人の心をわかろうとする様に
素直な自分になれる様に
意地っ張りで不器用でも

心の砂漠は知らないところに
きっと存在するんだろうか
人生というシナリオに
何億光年も生きている

星の砂漠は
いろんな星のうたを知っている
優しいうたを

人の耳に聞こえない
砂漠たちのうた声は
いつかきっと
心の奥で感じれる時が来るのだろうか

いろんな迷路を彷徨う
自分の未来の道しるべで

今夜の砂漠はとてもきれいだ

気がつくと
寂しさで埋もれそうな
そんな私を抱きしめてくれていた

太陽が昇るまで
ずっと・・・ずっと・・・
多くの自然に守られながら

もっと強くならなくちゃ

今度はあなたへ贈るメロディーを
今夜のうたのお礼として
不器用なギターで演奏をしたいんだ








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最終更新日  2003/02/26 01:43:27 PM
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