青い空の向こうに〜8歳の娘を交通事故で亡くした母のブログ

2015年08月08日
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テーマ: グリーフ(46)
カテゴリ: グリーフ
事故後、宗教・スピリチュアル・体験記・心理学・社会学の本を読み漁ったけど、一番慰められたのがこれ。

 【古本】火の鳥 1 黎明編 [文庫コミック]/手塚治虫【中古】 afb

しかも、読んだ時の心理状態によって、心に残る場面が変わる。

初めに読んだのは、3か月前。
手塚治虫の「火の鳥」の中で、印象に残った言葉。

3か月の間に、ももの夢を見たり、少し手放す勇気がわいてきたりで、自分の気の持ちようが変わった。

ある時、ふと一つの場面が心をかすめた。
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主人公ナギの村が邪馬台国に襲われ、ナギとその姉、そして邪馬台国からのスパイの男だけが、その村で生き残った。
ナギは、火の鳥を探しに村を離れる。久しぶりに村に戻ってくると、お姉さんと、スパイの男が結婚し、たくさん子供を作っていた。ナギはお姉さんを責めた。
「どうしてそんな裏切り者となんで結婚したの?ぼくたちのお父さんやお母さんを殺したんだよ。」

「この村には、この人しか残っていなかったの。私が、この人との子供をたくさん産んで、その子供たちが、また子供を産めば、また村が蘇るかもしれない。」
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これを読んだときは、とても非現実的だと思った。だから、その時は何も感じなかったんだと思う。
それが、時を経て、自分が娘への気持ちに冷静になれて、手放す準備ができたときに、この情景が浮かんだ。


どんなに愛していても、いつかは手放さなければいけない時が来る。

「手放す」と「忘れる」は似ているけど、意味が違う。
「忘れる」は、無理やり気持ちを押し殺して、痛みも思い出もすべてを「忘れる」。
「手放す」は、思いっきり痛みや苦しみを味わって、気持ちを整理すると、考えても答えがでないことがあることが分かってくるし、恨みを持ち続けたとしても自分の人生がよくなることがないことも分かってくる。

結局、目に見えない大きな力によって、世界が動いていて、どんなにがんばってきても、清く生きていても、
その流れには逆らえない。
その時、その時で、自分のできることをしていくしかないんじゃないか。


生きてはいけないとも思っていた。
でも、息子のことを考えると、どんなに苦しくても今は死ねない。と思い直した。
死ねないのなら、お迎えがくるまで、どんな人生を送れば彼女が報われるか。
自分のこれからの生き方にヒントをくれた一言でした。





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最終更新日  2015年08月09日 13時05分30秒
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