竜胆輪道 (りんどうりんどう)

竜胆輪道 (りんどうりんどう)

May 26, 2009
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桜の咲き始める前に読み始めたのですが、(なかなか進まず)読み終えたときには散っていました(読み終えてからもかなり時間が経っています・・)

坂口安吾をきちんと読むのは初めて。

「紫大納言」は、求めることが破滅へ進んでいようとも吸い寄せられるようにそちらへ向かうように見える。

しかし、そこにはそれだからこそ現れる魅力があるというのを読んでいて感じました。


いくつかの物語を読んできての「桜の森の満開の下」は、評判通り(予想通り)面白い。

童話のような語り口だからなのか、山賊(強い男)である主人公の内面の描写が独特で印象に残ります。

読んでいて、羅生門の三船と京マチコが浮かんできたので、黒澤明の羅生門はあらためて強く印象に残る映画だったなと。




「二流の人」は、黒田如水を描いた普通の歴史小説で、普段歴史物を読まない自分にはちょっと退屈を感じたというのが正直なところですが、「家康」とあわせて家康や秀吉という人物を中心にその時代が少し離れた視点からよく描かれているのではないかと思います(家康像、秀吉像は誰もが知っているもの)


「桜の森の満開の下」が一番面白く、あとは減速していって一冊が終わるのかと思っていたところでの「夜長姫と耳男」



久しぶりに心の奥にまで何かが触れてくる感覚(いい気持ちとはとても言えないですが・・)

残酷なことを平然と命じる姫と、そこに雇われた若い彫刻師(二十歳)

何かを生み出す力の源とは?

どこに向かうのか自分でも分からない行動の果ては?


どうしても予定調和を感じてしまうのは物語というものの宿命かもしれませんが、それでも面白く読むことができました。


「そして桜の森が彼の眼前に現れてきました。まさしく一面の満開でした。風に吹かれた花びらがパラパラと落ちています。土肌の上は一面に花びらがしかれていました。この花びらはどこから落ちてきたのだろう?なぜなら、花びらの一ひらが落ちたとも思われぬ満開の花のふさが見はるかす頭上にひろがっているからでした」

桜の森の満開の下より









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Last updated  May 26, 2009 11:10:09 PM
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say-zz @ Re:カルーゾ男だ!! ジロ第二十ステージ(05/30) ビルバオ最後の登りまで引いて凄かったで…
JAJA♪ @ Re:カルーゾ男だ!! ジロ第二十ステージ(05/30) とにかくビルバオ、今日は誰がなんと言お…
say-zz @ Re:未舗装で総合変動 ジロ第十一ステージ(05/20) 山とTT以外に差がつくのは強風が吹いた時…
JAJA♪ @ Re:未舗装で総合変動 ジロ第十一ステージ(05/20) グランツールに未舗装路、流行るんですか…
坂東太郎9422 @ Re:ノーベル賞 「株式会社Caloria代表取締役社長 管理栄…

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