ちょいちょい写真

ちょいちょい写真

2021年06月02日
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かれこれ10年ほど前から仕事で行くことがあった和歌山県の「新宮市」。とにかく阪神エリアからは紀伊半島をモロに挟んでもっとも遠い場所で、午後1番の仕事をしようとすれば、電車で朝7時台の新大阪発特急「くろしお1号」に延々4時間半ほど終点の新宮駅まで乗り続けることになるわけですね。

で、どの便が削られんねん、と思ってダイヤを見たら、仕事を終えて大阪方面へ戻るのに唯一便利だっただった午後3時台に新宮発となる「くろしお30号」が消滅。その次はなんと午後6時近くですよ。この3時間のギャップ、どうしてくれんねん、という..。新大阪着が午後10時過ぎになるのもしんどいし..
とかなんとかあっても、とにかくあと2回は少なくとも現地へ行かなければならない仕事なので、今回は現場業務をする時間が少ないことから仕方なく日帰りスケジュールにしまして。
また、大きな会議があってそれ用の書資料をPC使ってひたすら作業しなければならなかったので、片道4時間半あるというのは作業効率的には良かったのですが。
というわけで新大阪駅へ到着すると、以前のどろくさいL特急って感じの車両とは打って変わってカラフルになっていました。



車両の外側も客席のヘッドレストカバーも、すべて「パンダ」です。ちょっと笑える風景ですが、そもそもパンダって白浜ワールドサファリかどっかにいるだけでしょ? 白浜なんか、新宮までの距離を考えるとまだ半分ぐらいのところですから、それいごの「串本」とか鯨で有名な「太地町」とか那智の滝とかなんとか、もうちょっと散りばめたデザインにしてあげたらいいのにクール
さて、シートに座ると前の座席の網カゴに、こんな見慣れない用紙が入っていました。



予想されている南海トラフの超巨大地震による津波からの脱出案内がパンダというのも笑えますが、中国人観光客がこれをみたら結構笑ってくれるかもですね。「すわっておりる」って..。「はしご」をかけている間に、ものすごいスピードで津波が襲ってくる光景を想像するだけで、全員死亡するような気がしてしまうのですが..しょんぼり

さて、2時間ほどだったかPCでの作業を集中しすぎて目が痛くなってきたのでふと反対側の車掌へ目をやると、まさに海が広がっていました。津波は想像したくないですね。



もう何回目になるかわからない新宮駅へ予定通り真昼に到着。何とホームの乗車位置マークにもパンダが描かれていました。ここまできたら特急「ぱんだ」とか「さふぁり」って名前にした方がしっくりきますがね。「くろしお」をイメージさせるデザインは微塵もありません。



さて、これまでは駅へ着いてから仕事まであまり時間がなかったので車中でコンビニ弁当を予め食べていたのですが、今回は何せ帰りの列車が夕方6時近くまでありませんので、昼食時間を余裕を持ってとっていまして、街中のどっかで食べようかとGOOGLE MAPでチェック。
さっそく、仕事先である「新宮城跡」方面へテクテク歩きました。



それなりにお昼を食べられそうなお店が無いわけではないのですが、1軒目は先に電車を降りて歩いていたサラリーマングループが吸い込まれるようにそこへ入って混雑していたのでパス。きっと馴染みか何かなのでしょうね。
ところが、その後マップ上には載っている店を実際に見るとシャッターが閉まっていて「昼食難民」みたいになりかけたのですが、路地をちょっと入り込んだところにこんなお店を発見。



こりゃたすかった、と暖簾をくぐると、靴を脱いで上がる和式の店内にお客さんが1組だけいる状態。ところが店員さんがいないので「すみませーん」と何度か呼びかけました。が、それでも出てこないので、一旦店の外へ出て、厨房らしき場所の窓から首を突っ込んで声がけしてようやく店員さんとコンタクトがとれ、無事に着席できました。
このお店の名前がついた定食をオーダーしましたら、こんな感じでなんとも「昭和の定食」って感じのお料理が出されました。



うどんは平麺で、出汁は少し酸味がかっていましたが美味しく、写真左上の何だかわからない「草」を漬け込んだような食べ物がスッキリとしてまた美味しく、その下にあった漬け込んで味が染み込んでいる冷たい大根とよくマッチしていました。
こういう定食、コロナの影響で勤務日は昼も夜もスーパーの「弁当」みたいなものばかり食べるしかない日々を過ごしている者としては本当に有難い 会社の横に出店してもらいたいですわ。実にヘルシーです。

お城の石垣はハッキリと見えますが、天守は残っていません。



人それぞれですが、個人的には真新しい天守閣を再建するより、モノホンの当時の石垣だけ残っている方が好きなんですがねクール
この城跡の交差点を左へ曲がると、こんな重々しい保育園が見えて写真を思わず撮ってしまいました。



門だけピンクに塗っていて保育園の雰囲気を醸し出したかったのかもしれませんが、無駄ですね。これだけ江戸時代をせっかく前面に出した建物ですから、門だってもっと「らしい」ものにすればいいのに、と部外者が勝手に思ってしまいました。
そして、その先へ進むと、まだ建設中の新宮市の文化複合施設「丹鶴ホール」が姿を現しました。




今年の秋からはこの新しい施設が稼働するらしいので、地元の人たちはかなり長く待たれていたことになりますね。
さて、仕事はスムーズに終わり、どういうわけかお日様かんかん照り状態の暑い路上で関係者と打ち合わせを長時間したあと関係者と別れ、新宮城跡の入り口で写真を撮りました。ネクタイ、スーツ姿でなかったら、上の方まで登ってみたかったのですが、さすがにパス。



そこから新宮駅方向へ歩いて、途中にあったスーパー「オークワ」へ入ることにしました。



ドリンクコーナーはほとんど人がいなくて、コロナの影響でテーブルも椅子もかなり間隔を開けておいてくれていたため、PC業務を集中しててきました。これは感謝ですねクール
諸事情でいろいろな人と電話のやりとりも続いたので、気がついたらもう夕方5時ぐらいになっていました。さすがにこれ以上この日は仕事をするのはパスさせてもらうと決めて、電車に乗り込む前に何が何でも晩ごはんを食べておこうと、スーパーの近くにあった食べ物屋さんへ突撃。



営業しているのかどうかも全く不明な雰囲気だったので、これも窓から首を突っ込んで声をかけると年配のご夫婦がOKを出してくれたので店内へ。先客もいたのでホッとしました。お昼を頂いた店と同じく、こちらもThe 昭和星
仕事はもうハネていたので、もはや2ヶ月ぶりぐらいになるビールを注文。
涙が出るぐらい「美味い」



電車までの時間があまりないので、焼肉定食を頼んで一気に食べました。



実はビールを含めると安いとは全然言えないお代金だったのですが、もはやそんなことはどうでも良く、スーパーの見飽きた弁当ではないまともな食事ができただけで大感謝。
早々に店を出て、駅まで最短ルートを検索してテクテク歩きました。
途中、民家の間を抜ける細い道すがら、草ボウボウのこんな公園があったりするんですね。使われているのかどうか微妙な遊具が、これまた昭和を彷彿とさせます。



単線の小さな踏切を超えるこのルート、散歩にはちょうどいい感じですが人が少なすぎて何ともしんみりした雰囲気が漂っています。同様の斜陽風景って全国的に溢れかえっていますからね。



踏切を渡る時に新宮駅側を除くと、向かって左側の「くろしお」と三重県側へ走る紀勢本線側の電車が並んで見え、新宮が紀伊半島の分水嶺的な存在だと実感します。やっぱり遠すぎ!



駅のすぐ近くですら商店街と言えるメインの通りはシャッター街状態なのですが、「年中無休」の焼肉屋さん、その隣の飲み屋さん(?)、その隣のお店の名前、どれをとっても21世紀のそれではない昭和の限界風景。時間が止まっています。この街全体、今後どうするんでしょうか?



とかなんとか言っている間に駅へつき、初めて乗る夕方6時近くの特急「くろしお」で無事帰路につけたのですが、仕事関係の人へお渡ししなければならない新宮の酒造さんのお酒「太平洋」だけ買って帰りました。白浜のようなそれほど大阪から遠くないところへ空港を作るぐらいだったら、新宮のような拠点地でありながらどこからも遠い場所にこそ短距離滑走路の空港を作ってビジネスジェットの運行をしてもらいたいものです。地元民でなくてもそう思いましたね。






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Last updated  2021年06月02日 21時09分19秒


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