ちょいちょい写真

ちょいちょい写真

2021年10月06日
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人によって評価は十人十色ですから押し付けが良くない事は十分承知していますが、自分にとっては少なくとも長く「まとも」な映画で心を揺さぶられる作品に出会ったことがなく、というか最初から映画館まで行ってお金を出してまで観ようと思わせてくれるモノはとんとご無沙汰していました。

それで、今日は会社が休みと言うことで、同僚と神戸国際松竹へ。
この映画館で映画を観ること自体がもう何年前だったか忘れてしまう程時が経っているのですが、映画館のあるフロアに隣接して営業していたABCキッチンがもぬけの殻になっているではありませんか。



EVを出た真正面の広いテナントが消えてしまうと、さすがに暗いイメージになってしまいますね。で、映画館は以前のように通常営業中。



映画の内容がヘビーですから、予想通り年配のお客さんがチラホラしかいない感じでしたが、平日の午前中にしては思ったより観客がいる感じがしましたね。
さて、内容はアメリカのLIFE社で有名を馳せていたもののドランカーになって活動が寂れていたカメラマンが、富士フイルムの仕事だと言われて水俣病の現場である町へ行き、様々な妨害活動に折れそうになりながらも現実に目の前で大企業チッソと戦う弱い立場の漁民と生活を共にし、その写真が結果的にLIFE誌最後の表紙を飾る事になったという、事実に基づいたストーリーになっています。
と、文章ではサラリとなってしまいますが、実際の内容はLIFEらしいモノクロ写真が訴えかける迫真の力に圧倒され、途中のシーンでは年甲斐もなく胸が震えました。
高校まで写真部でモノクロ写真を現像したり引き伸ばしをしていた経験があるだけに、1970年台の時代背景で手作りの暗室の中、現像液の中で水俣病に苦しみながら生きている人たちの姿が次々に浮かび上がるシーン、そしてLIFEの表紙を飾る事になる場面で、暴力を振るわれたことからシャッターボタンをまともに押せず、レリーズを使って撮影するシーンなど、どれも胸を打ちましたね。

そう言う意味で、この映画は観て本当に良かったと思います。
観た後でWikiなどを観てみると、シーンのいくつかは現実にあった場面ではなく映画として脚色されている、と言うのもわかりましたし、実際にその時代、その現実の場面にいた人がこの映画を見たら複雑な感情が出てくることもあると思うのですが、一方でこの映画がもしこの世に誕生しなかったら、自分などは死ぬまで水俣病の事を近い問題として心に刻む事はなかったでしょう。
おそらく民放などでこの映画がロードショーとして放映されることはないと思いますが、せめてNHK-BSなどで放送してもらいたいものです。日本の有料放送なんですから。
ところで、映画の内容はともかく、館内の冷房が異常に効きすぎている感じで、元来暑がりなのですが身体が相当冷え切ってしまいまして
お昼は食べていなかったのですが、代わりに映画館を出た後で隣のToothToothで背中に陽の光を浴びながら日向ぼっこする感じでこんなの頂きましたクール



さらに神戸大丸まで行ってUターンして、さんちかのモロゾフで定番のプリンを頂きました星
やっぱりこういうシンプルな方がいいかな、とクール



それにしても、改めて今日はMINAMATA観る事ができてよかったですね〜。ジョニー・デップに対するイメージって、どうしても「シザーハンズ」とか「チャーリーとチョコレート工場」とか「パイレーツオブカリビアン」なんかのイメージが強くなりがちでしたが、本来こういう作品の方が才能を輝かせる事ができるのかもしれませんね。





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Last updated  2021年10月06日 18時07分09秒


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