Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2011年02月04日
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<自分の信念で生きるというのは、刃物の上を素足で渡るような

    ものです。 自分の体の平衡は自分の渾身でとらねばなりません。

    平衡がくずれれば、足裏を刃物が裂くのです>




   もう一つ、筆者が大学を卒業し大阪で生活し始めて間もなく、遅れて

   寮生活していた親友が手紙に書いてきた言葉、


<君は自分のノド下にジャックナイフを突きつけて生活しているか

   それが大切だ・・・後略>




   上段は司馬遼太郎氏が亡くなった知己への弔辞の中の抜粋である。


   朝からギラギラしたナマナマしい話を書くのは恐縮であるけども

   偶にはシャンと気持ちを整理してどうなんだべかなぁって考える

   ことも大事なんじゃないかいと思って書くことにします。



   筆者は当時そのような手紙を貰って当惑したのを覚えている。



   馬の目を抜くような大阪の船場に来て毎日それはそれは見るもの、

   聞くもの全てが初めてでキョロキョロ、ドキドキ、ハラハラして、

   言わば六人の宿敵(同期入社)を相手に毎日社員寮生活していた。



   そこに言わば青臭いと思われる手紙を親友から受け取ったのだ。

   ”な~にを言ってる、お前みたいに寮の窓から空を眺めて夢の様な

   ことを考えてる立場と今のオレは違うワイ” と思っていた、確か。



   考えてみれば毎日、毎日、刹那刹那でそんなことを考えていたら

   身が持たないのだから多分基本的にそういう信念を持ちながら何事

   もブレずにやりなさいよ、ということなんだろうと今になって思う。



   今はもう人生も凡そ決着がついているからどうこう足掻いても仕方

   がないから思考を及ぼすだけである。





   があってそれに全体重を掛けて人生を生きてゆくと、”智に働けば

   角が立つ・・・兎角この世は住み難い” となるに違いないが人により

   そうしたギラギラした生き様の人達もいるのだろう。



   どうだろう、我が人生、Happy go lucky とは言わぬが、かと言って

   信念を研ぎ澄ましてギラギラといったかというとそんなことはない。





   まあ、司馬さんのこういう文章を読むとある種の感動を覚えるのは

   まだまだ筆者も生臭いところが残っているのだろう。 もう要らんのに!










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最終更新日  2011年02月04日 09時41分46秒
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