エデンの南

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January 26, 2022
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テーマ: 世界の歴史(88)
カテゴリ: 読書

『ヒトラー第二の書』も読んだんですが割愛します😅

フランス・ロシア革命

これについては散々書いてきました。
歴史の中で最も恐ろしいものの中に、この2つの革命が入ると思います。
引用します。

 フランス革命は、本来しいたげられた民衆の情熱を刺激して、ついには全ヨーロッパを恐怖で硬直せしめたおそろしい火山の爆発をひきおこした大々的な煽動者に指導された扇動軍がなかったとしても、いつか哲学的理論によって成就されたであろうと信じてはいけない。最近の最大の革命的回転、すなわちロシアにおけるボルシェヴィキの革命も同様であり、レーニンの著者の結果ではなく、大小無数の扇動の使徒たちの演説による憎しみにみちた扇動の結果なのである。
 文盲の民衆は、実際上カール・マルクスの理論的読物によって共産主義革命に熱狂したのではなく、ただすべてのものが一つの理念のために奉仕して民衆にもっともらしく説いた幾千の煽動者という輝ける天空によってである。
 民衆というものはつねにそうであったし、永遠にそういうものであろう。


以前記事に書きましたが、セリーヌが『苦境…他』で、こう書いています。

もしもあの時 <銀行> が、あのロンドンの怪物どもが世話を焼いて、折よく酔っ払ってた肉体に火をつけ、騒乱と殺戮の鎖を解き放ち、お定まりの陰口の暴風と毒舌の奔流を捲き起こし、満面に朱を注ぐ怒りを掻き立てなかったなら、かつてのバスティーユとその九つの塔は、今だって堅固で、高々と、傲然と聳え、ものすごい物だろう、そしてフレーヌやレ島と同じく、人様にはまったく迷惑がかからないようにしてくれてるだろうさ。あの時ビットが当時の若手三文文士どもを反抗させたり、耄碌した貴族階級を堕落させたり、負籠たっぷりの銭をどんどん注ぎ込んで、宮廷も田舎も、女子大修道院長やら死刑執行人やらを買収したりしなかったなら、ルイ十六世の曾孫さんは今でもエリゼ宮に鎮座ましまし、マリ・アントワネットは全学童に敬われて、小羊養牧の守護聖女になってるだろうさ……


ある方向に人々が扇動される事は本当に恐ろしい事です。
信じ込んだり思い込む事は実に恐ろしいです。

ちょっと余談になりますが、マドモアゼル・愛先生の「月は欠損である」説をご存知でしょうか。
ホロスコープのアセンダントは「外面」を、月は「内面」を表す的なのをよく見かけますが、なんと愛先生は月は欠損を表すと言うのです。
そこで言うと私は月魚座なので、魚座的なものが欠如しているというのが愛先生の説なんです。
これが正しいかわかりませんが、魚座は「アイビリーブ」であり、私はそれが欠如している為、信じるとは何かがわからないんですって大笑い
いやいやそれで結構ってな事を思いつつ この記事 を読みました。疑いすぎるぐらいでちょうど良いんじゃねーか? と私は思います。
「信じる」って場合によっては危険な事ではないでしょうか。

ドイツを苦しめた人物として クルト・アイスナー て人が出てきます。
以下引用です。

クルト・アイスナーはバイエルンにおける革命的高まりに対して、ドイツの他の地方に反対するすべての意識的急所を与えることによって、かれはバイエルンの視点から少しも行動せず、ただユダヤ主義の代理人としてのみ行動したのである。かれはバイエルン民衆に存在する本能と嫌悪を利用し、それを手段として、ドイツをよりたやすく打ちくだくことができたのである。そして崩壊したドイツ国はやすやすとボルシェヴィズムの餌食になるところだった。



そして、偉人はこう作られる的な文が興味深いです。

偉大な理論家が、偉大な指導者であることはもっと稀である。むしろ煽動者の方が指導者にむいているだろう。──中略── 指導者とは大衆を動かしうるということだからである。──中略──理論家と組織者と指導者が一人の人物の中に結合しているのは、この世の中で最もまれに見いだされるものである。この結合が偉人をつくるのである。


度々出てくるマルクシズムについて引用です。

マルクシズムは、国際的な世界ユダヤ人が自由独立の国家主義国家の経済的基礎を破壊し、国民的な工業と国民的商業を破壊し、それとともに国家をこえた世界金融・ユダヤ主義のために、自由な諸民族を奴隷化するために利用する経済的武器をつくったのである。


そして、大扇動者は…引用です。

ユダヤ人は今日ドイツの徹底的破壊を狙う大煽動者である。われわれがこの世界でドイツに対して書かれた攻撃を読む場合には、その製造業者はつねにユダヤ人である。まったく平和時代であろうと戦時であろうと変ることなく、ユダヤ人の金融新聞およびマルクス主義新聞は、ついに諸国家が続々と中立性を放棄し、自国民の真の利益を断念して世界大戦の連合国に役立とうと参加するまで、ドイツに対する憎悪を計画的にあおったのである。


ロシア・ボルシェヴィズムについて、いくつか引用します。

ロシアはボルシェヴィズムに引き渡されることにより、それまでこの国家の存立を導き保証していた知性はロシア民族から奪われてしまった。


他方の国の絶滅がその唯一の関心であるような相手国とどんな条約も結んではならない。とりわけ、どんな条約も神聖でないに違いない奴ら──というのは、かれらは名誉と真実の擁護者としてではなく、虚偽、欺瞞、剽窃、強奪、横領の代表者としてこの世の中に生きているからである──とは条約を結ばないものである。


ロシア・ボルシェヴィズムを、われわれは二十世紀において企てられたユダヤ人の世界支配権獲得のための実験と見なされなければならぬ。


次回に続きます。

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Last updated  January 26, 2022 09:00:06 PM
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SEAL OF CAIN @ Re[1]:あけましておめでとうございます。(02/04) アラネアさんへ あけましておめでとうござ…
アラネア @ Re:あけましておめでとうございます。(02/04) えっと~、あけましておめでとうございま…
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SEAL OF CAIN @ Re[1]:スマホケース(05/06) アラネアさんへ ビックリですよね! 好き…
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