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2008年05月09日
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カテゴリ: 読んだ本
「昭和天皇ご自身による天皇論」


作者:半藤一利

どこまで続く天皇関係・・・?って感じですが(笑)
はっきり言っておもしろかったのは半分だけでした。2.26事件の時とか、開戦、戦中にいったい昭和天皇ご自身はどのように自らの立場を理解して行動、発言していたのかって ことです。戦前は、「大日本帝国憲法」で、天皇は2つの立場がありました。すなわち政治において、天皇の名でいろんなことを発布したりするけれど、それはすべて内閣が決定し内閣に責任があり、天皇自身がそれに異論があろうともその決定には従わなければならないシステムになっていたこと。いまでもそうですが、当時すでに立憲君主制としてそのようになっていたのですね。それでもすべての決定は天皇の名の下で、国民はすべてそれに従うというスタイルだった。
もう1つ、天皇は陸海軍の大元帥だったということです。これは政治のシステムとは関係なく
純粋に軍の最高司令官として直接命令を下すことができたんです。とすると、戦争だって天皇が大元帥として軍をとどまらせれば戦わずに済んだ?いやそうはいかない。政治判断として、戦争するぞ、ということになったのだから。
いやはや、ややこしいことです。しかし戦争をしている間でもいろんな立場の人々が天皇のこの2つの立場をうまく使い、自分のいいように進めていたんですね。
その中で天皇も少しだけ自ら親政をおこなったときもあった。それが2.26事件だったそうです。あとは戦争終結ね。これは平和派と手を組んで、ですけど。
そういうおもしろかった部分と、あとは作者の考えなんですが、天皇論とまるでかけ離れた話もあり(いや、まわりまわって繋がっていないことはないんですが・・・)。
20年近く前に出された文章の再録が多いんですが、「この時点ではこうだった」というのはともかく、いくらなんでもその文章は全部削除しておいた方がいいんじゃないの?なんていう部分もあり、そこら辺をもっときちんと整備してから出してくれた方が全文おもしろかったのになぁ。







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Last updated  2012年04月18日 20時32分19秒
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