MATRIX7

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2007.01.30
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カテゴリ: サッカー
 森本貴幸がヴェルディからデビューしたのは15歳のときだった。未完の大気と騒がれていたが、Jリーグでレギュラーに定着することはできずに、昨年イタリアのセリエAカターニアに移籍した。カターニアのユースチームで8得点をした森本は、それを評価されてアタランタ戦の後半に登場したのである。日本人選手としては、18歳という異例の若さでセリエAのピッチに立つことができた。
 ゲームはアタランタが終始攻勢に出ていた。0-1という劣勢の試合の終盤に交代出場した森本は、起死回生の同点弾をゴールに叩き込んだ。センタリングを受けると、DFの圧力にも負けずに右足を振りぬいたのである。たくましささえも感じる豪快なシュートを決めてくれた。まだ、セリエAの玄関にたどり着いたという段階ではあるけれど、イタリアに通用する日本人選手の登場は、セリエAへの関心を呼び戻すかもしれない。
 森本を囲んで大騒ぎするカターニアの選手を見ていると、無事に船出したことを素直に祝福しよう。中田や中村俊輔がイタリアの地を去ってから、セリエAの試合に日本人選手が無縁になってしまった。イタリアの壁は厚く、鹿島で実績を上げていた小笠原でさえも、ゲームに出場に出場するチャンスは少ない。森本がカターニアの定位置を手にするのは先の話だろうが、期待を持たせてくれる一撃になった。
 オシム監督の国内組重視の戦略で、海外に挑戦するという気風が薄れている。伊藤翔や梅崎はフランス2部のグルノーブル、アレックスや宮本はオーストラリアのザルツブルグというように、微妙に激戦区のイタリアを避けている。出場する機会を失うことを恐れているのである。たしかに、小笠原や大黒の苦しい立場をみると、セリエAの壁の厚さを感じるのかもしれない。それでも、日本代表が世界に通用するには、セリエAで活躍できるレベルの選手が必要になる。何としても、森本にはその先駆けになってもらおう。





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Last updated  2007.01.30 07:33:38
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