試合は場外から発炎筒が次々と投げ込まれて、中断に追い込まれている。これを予想して、祭りの当日に行われる予定だった試合を前倒ししたのだが、ライバル意識が燃え上がった暴徒を鎮静化する効果はなかった。怨恨感情が残るので、今後シチリア島ではダービー開催が難しくなる。スタジアム内の規制は強化できても、場外乱闘には手が打てない。試合は2-1でパレルモが勝利している。 セリエAが再開される条件は厳しいだろう。ダービーはミラノでも発炎筒騒ぎが起きているから、今後地元開催は難しくなる。無観客試合にするか、遠くはなれた都市で開催するしか効果的な対応策がない。心あるサポーターは暴徒に加勢することはしないけれど、何万人もいる応援団に、秩序と冷静さを期待することはできない。サッカーは特に熱くなりやすいから、審判団にも即座に試合を打ち切るなどの即応性が求められる。
トヨタカップが生まれたのは、南米クラブと欧州クラブの応援団を巻き込んだ激しい戦いをなくすことにあった。地元で世界一の決戦戦を行うことは、ホームとアウェイの双方にとって危険な事態を生み出す。相手が勝てば激しい抗議の声が起こり、味方が勝つと喜びのあまり騒動に発展する。双方から距離が離れた日本で開催するというアイデアが、トヨタカップを長期間継続させてきた。クラブワールドカップに地元チームを参加させることをFIFAが渋るのも無理がない。サッカー商売には効果的でも、暴動が起きる余地を生み出すからになる。歴史は繰り返すからなあ。
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