MATRIX7

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2007.12.10
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カテゴリ: サッカー
 運動能力のある選手を持つチュニジアのエトワール・サヘルは、全員でゴールを守るという作戦に徹していた。確かに8人で防御すれば、アフリカ代表の網を破ることは難しい。サヘルのボール支配率は何と36%というから、マルシャン監督の神経は磨り減っただろう。攻撃シーンもほとんどはメキシコのパチューカが演じていた。それが得点につながらなかったのは不運というしかない。凄かったのは国際審判団の眼力にある。高速カメラよりも鋭い眼を持っていた。PKにしか見えなかった場面も、反則の位置を正確に探知している。決まったと思われたFKこぼれ球からのシュートをオフサイドと見抜いた動体視力がすごい。緻密な判定には、ポジジョン取りが重要になるから、審判団は90分を走りきる体力も持っている。フェアなプレーが続くように機敏に笛を吹き、退場者も出させない。地味ながら正確なジャッジを続ける審判団がうらみのない試合をつくりだす。
「強いのは向こうだが、しっかりとブロックすること、団結すること、集団の力で頑張ること、皆でしっかり力を出すこと。組織力で何とかなればと思っていたが、その通りになった」
「パチューカの力を過小評価して、攻撃的に前に出すぎれば、ボールを奪われてこちらの守備が崩される恐れがあった。やり方は限られており、向こうが強いことはわかっていた。しかし、強いほうが必ず勝つわけではない」サヘルのマルシャン監督の信念が予想外の結末を生み出したといえる。サッカーのトーナメントはとてつもなく難しい。こういう戦いを強いられると、高さのないパチューカはゴール前で足技を続けるしかなかった。
「統計的に見ても、パスを5~6回つなぐとゴールを決められない。それはどこの国でも、どの選手にも言えることだ。2、3タッチならゴールを決められる。あまりにボールを支配しすぎても良くない」バックパスを繰り返したり、ボールを持ちすぎると得点できないのはアジアカップでも痛感させられた。背の低いパチューカがロングパスをやらずにグラウンドにこだわったことも、アフリカの防御網を敗れなかった原因だろう。
 いよいよ、浦和とセバハンの3戦目が行われる。どの紙面でも、ACミランと対戦するのは浦和と断定的に書かれている。しかし、ポンテや田中を使えない浦和は手負いであることは間違いない。前2戦のように戦えるとは思わない。鹿島や横浜FCに敗北していることを忘れるべきではないだろう。やはり、FWワシントンとトップ下に来るMF長谷部の動きが鍵になる。セバハンは川崎との試合では守備的に戦い、浦和との試合では攻撃的サッカーをやってきた。浦和がセバハンをセロに押さえられると、ACミランの姿が見えてくるけれど・・・。 





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Last updated  2007.12.11 19:12:58
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