MATRIX7

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2009.02.23
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カテゴリ: サッカー
 欧州CLの「インテル対マンチェスターU」の試合が近づいている。最近のイタリアクラブは、ACミランを除いて、CLで決勝まで勝ち抜くことができない。イタリアが弱体化したのとは逆に、イングランドプレミアの独走が目立っている。その最強集団がCロナウドを擁するマンチェスターUになる。プレミアリーグでもほとんど負けていない強さを持つ。まともに戦ったならば、勝つことは不可能な数字を持っている。モウリーニョの率いるインテルは、どうやって戦おうというのだろうか。
 インテルはもともと強い。セリエAで1位でも当然だろうというのがモウリーニョに対する評価になっている。優勝が当然といわれるクラブの監督に就任して、実績を残せる監督は少ない。プレッシャーや選手の反乱に幻惑されてしまう。戦力的にも、心理的にも、体調もすべてが整わないとリーグ優勝は難しい。わずかな誤算が戦略を破壊するのは、アーセナルの姿を見れば理解できる。セリエAやプレミアで確実に勝つことは生易しくない。戦術や戦略だけでなく、選手の信頼を得ることができないと、不満が爆発してしまう。チェルシーが次々と監督を後退させている姿を見れば、ファンの期待にこたえることのむずかしさが理解できる。経営陣は監督の言い訳を聞いてくれない。
 アドリアーノの復活に果たした役割も大きい。能力を持つのに発揮できない選手は、心理面に弱さを持っている。一度自信をなくすと、ピッチで復活を果たすことは難しい。アドリアーノだけでなく、ロナウジーニョやドログバなどもトラブルを抱えている。戦術やスタイルが複雑にかかわってくるので、一度先発メンバーから外れると、出場する機会すら閉ざされてしまう。選手の能力を見極めて適切に使うことは、言葉で言うほどやさしくない。有力チームほどスター選手が多く、わがままや不平が横行する。それを交通整理するのは、それなりの統率力が必要になってくる。時間を待ってもらえれば、実現可能な優勝も、即座に結果を求められるサッカーの場では、実現困難な要求になる。
 モウリーニョ監督にとって、マンチェスター戦は鬼門だろう。勝てばさすがと評価されるけれど、負けると批判の矢が突き刺さる。インテルがその力量を発揮すれば、互角に戦うことができるだろう。それでも、マンチェスターの攻撃をまともに食らうと、大敗する危険がある。攻めのサッカーを仕掛けるか、守りのサッカーで失点を抑えるかで局面は変化していく。マンチェスターUと互角に戦えるクラブはほとんど存在しないことを計算すれば、インテルが負ける確率が高いだろう。他にはバルセロナ、マドリード、リヴァプールくらいしかまともに戦えるクラブがない。それゆえに、インテルが勝てば、まさしく決勝への道が開ける。このCLは最大の見ものになるだろう。





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Last updated  2009.02.23 09:19:37
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