MATRIX7

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2009.03.01
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カテゴリ: サッカー
 正月に天皇杯の決勝戦を行い、ほとんど休む暇もなくキャンプに入り、リーグの開幕戦を迎えることになると、選手のコンディションは最悪になってしまう。これは気持ちの問題とは別であり、過酷な状況が待っている。鹿島とG大阪の戦いは、とてもアジア王者になったクラブとは思えない内容に終始している。3バックのDFはサイドを突かれて崩され、3点を失う結果を招いた。攻撃もほとんど機能していない。これは故障者の多発やコンディションの悪さだけとは言えない問題を含んでいるだろう。
 昨年度の浦和レッズの流れを思い起こせば、G大阪が苦戦することは予想される。故障者が多いことは、ケアや練習方法などにも課題を残していることを示している。練習の量よりも、内容や方法論が遅れているのだろう。イングランドプレミアなどは、Jリーグよりも厳しい日程が待つ。それでも、欧州一になったマンチェスターUは、今シーズンも安定した勝利を重ねている。急激に戦力がダウンしたり、サッカーの内容が悪くなることはない。過密日程を乗り越えた後に、これほどの差が生まれる原因を探求しておかないと、Jリーグは同じことがいつまでも続くことになる。
 鹿島は逆にコンディションが抜群である。もちろん、これは現時点の話であり、アジアCLやカップ戦が始まると苦労を重ねることは見えている。鹿島とG大阪の共通点は、どちらも選手層が薄いことにある。故障者が数人出てくると、戦力が大幅にダウンして、まともに戦えなくなる。同じメンバーで最後まで戦い抜くという方法論も似ているけれど、本当に決勝まで進むと選手の体がぼろぼろになってしまう。遠藤の酷使は批判されているが、本人に自覚がないと、ぎりぎりまで無理をすることが続いてしまう。
 解決策は単純だろう。リーグ日程の厳しさは09年度も続く。となれば、戦い方を変化させるしかない。20歳前後の選手ならば連続出場も可能になるけれど、ベテランは計算してゲームに出る必要がある。固定メンバーでなく、常に2・3人でポジションを回して休養する時間を与えることが重要になってくる。サッカーのゲームに負傷や故障はつき物だから、完全に直してから出場するだけでも、コンディションは変化する。無理や無茶をさせて、選手を使い捨てにするようなことをしないことが、連覇に必要な条件になる。鹿島のオリヴェイラ監督は、そのあたりのコツを知っている。監督業は作戦や戦術だけでなく、さまざまな場合を想定した対処法を心得ていないと、自滅に向かって走ることになる。スーパーカップは、G大阪の09年度が心配になる試合内容だった。





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Last updated  2009.03.01 10:54:55
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