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2009.05.26
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カテゴリ: 翼の男
眠るのがとても怖いです。

もし目覚めなかったら・・・

いやそれはそれで幸せかもしれない。



あるものがなくなっていくのがとても怖い。

明日起きたら身体のどこかが動かなくなってしまうことが・・・

人は平等ではないのはわかっている。

でも幸せは平等にわけてくれませんか。



ある日、僕はすべてものが滅んでしまえばよいと思った。

学校も街も何もかも・・・。





そして地震が起きた。

願いはかなったじゃないか。

でもこんなことじゃないんだ。本当に起こればいいとは思わなかった。



男が廃墟の中にしゃがんで呆然とその景色を見ていた。

僕は車椅子を動かしてその男の傍らに止めて話しかけた。

「僕が悪いです。僕が起こしたのかもしれない。」

男はこちらを見て微笑んだ。

「人は神様じゃないよ。」

「僕は、ずっと病気を患っています。僕がみんなの代わりに死ねばよかったんだ。」

「それも、人が決めることじゃない。」

僕は泣いていた。男は優しく言った。



男は羽根を少年に与えた。泣きじゃくっている僕の前から男は翼を羽ばたいてどこかに飛んでいった。

僕は泣くのはやめた。

未来は幸福であるのか、不幸であるのか。それはまだわからない。

僕は白い羽根を太陽に掲げていつか自分もこの大空を飛びたいと思った。

飛べるさ、きっと。





つまらぬ夢か。

でも右手になぜか白い羽根をしっかり握っていた。

少しうれしいような気がした。








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Last updated  2009.05.26 17:22:57
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