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阪急電車の西宮北口駅から宝塚駅までの駅で電車を乗り降りする乗客の短編の小説ですな。文体も読みやすいし2~3時間で読めました。宝塚駅ー宝塚南駅ー逆瀬川駅ー小林駅ー仁川駅ー甲東園駅ー門戸厄神駅ー西宮北口駅に駅名が各エピソードのタイトルになって登場人物もクロスオーバーに関わり同じ事柄でも視点が違う描き方になって好感が持てます。朝か深夜のテレビドラマにはとても良い原作になりそうな。お勧めの本です。阪急電車
2010.02.20
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解散が決まり、各政党はマニフェストを出すことになった。議員のモラル党は、テレビでの記者会見でそれを発表した。「えーまずですな。手始めは、国会でのくだらない野次を禁止にします。品位がないですな。野次を言った人間はそのままぼこぼこに殴って退場させます。」記者たちは、なるほどといいながらメモを取った。記者のひとりが手をあげて質問した。「寝ている議員やらくがきや折紙や携帯をしている議員はどうなるのです?」党首は、頷いた。「もちろん、ぼこぼこに殴ってつまみ出し国会の廊下で水の入ったバケツを持たせます。」おお、それはなかなかいい案ですねというような顔して記者は納得した。他の記者が手を上げて別な質問をした。「国会の出席日数が足りない議員はどうなるのです?」うむうむというながら党首は答えた。「罰金です。思い切りその議員に税金をかけて徴収します。その議員の資産の3分の2は収めていただきます。」それはいいと記者は拍手をした。 そして議員のモラル党は第一党になり政権を勝ち取った。国会は静かになった。まるで図書館のような静けさだ。さすがにいい歳をしてぼこぼこに殴られてバケツを持って国会中継のテレビに流されるのは屈辱だ。静かな中にも緊張があった。静かなだけに眠気が襲ってくる。いかん寝てはいかん。どうすれば眠気が覚めるのか・・・。一人の議員が思いついた。そうだ乱闘以外に眠気を覚ます方法はない。静かに答弁をしている党首にその議員が静かに近づいていった。そして党首を肩をポン!と叩き党首を振り向かせた瞬間、バギ!と殴った。それを合図に他の議員も加わり乱闘が大きくなっていった。しかし誰も野次を言わない静かな殴りあいだった。 結局、何も意味がない結果だった。 議員の根本の質を変えなければ・・・。
2009.07.17
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20歳になった成人の日、その日は国の成人式にて一人に一丁、小型ピストルのデリンジャーを性別を問わず支給される。デリンジャーとは41口径の2発だけ撃てる小型拳銃だ。 「みなさん、大人になってこれから色んなことが起こります。家族の崩壊。、離婚や失業、地震や戦争など自分では解決できないいろんなことが・・・・。しかし、それに立ち向かってください。その誓いとしてデリンジャーを贈ります。もしもそれに負けそうになったとき、そのデリンジャーを見つめてください。いつでも終わりにできると思えばもう少し人生に立ち向かえると思いませんか?死はいつでもそこにあるのです。なにも急ぐことはないのです。人生をゆっくり楽しんでからでも良いではありませんか・・・・。」 成人式の会場で国の偉い人が壇上でそう語った時にフリーガンのようなロンドンパンクのメイクをした若者が急に立ち上がった。そして大きな声で叫んだ。「こんな世の中にしたのは誰なんや!お前ら大人やないか!」 希望とは、もしかしたらこんな若者なのかもしれない。それがパンドラの箱だとしても・・・。
2009.06.15
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ここはとある大学の小さな教室。まばらに学生が座っていて先生のしゃべることを適当に聞いている。 「結婚とはなにか。そう例えるならそれは長い喫茶店に男女がいるようなものですな。」 先生はそう喋ると黒板に象形文字のような男女を描いた。 「はじめは話すことがいっぱいあっていろいろ話すのですが、やがて時間が経ちお互い喋ることもなくなるのですよ。そして沈黙、コーヒーは冷めてしまうのです。」 その話を聞いて前に座っていためがねをかけた開襟シャツの男子学生が手を上げた。 「先生、結婚が長い喫茶店だとすると子供はどこから来るのです。?結婚したら子供もできるでしょうに・・・。」 先生は、良い質問だねというような顔して答えた。 「それが、奇跡なんですよ。世の中の不思議というものです。」 男子学生は、ほおーと頷いてノートに鉛筆を走らせた。 その後ろで見ていた女子学生は、鼻で笑って、「子供ね。」と小さくつぶやいた。 しかし、10年後ふたりが結婚するということは誰も知らない。それはまさしく世の中の不思議というものだった。
2009.06.13
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ハエ宇宙人「我々と友好を・・・。」 握手を猫に求めたのだが・・・・。 運命とは皮肉なものだ。 次の展開が手に取るようにわかってしまう。
2009.06.11
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地震で家が無くなったけどそれでもそこに戻ってくる猫がいました。もうご主人も家もない空き地となった場所に一匹、ぽつんとそこにいたのでした。いつか迎えに誰かが手を振ってくれるであろうと思いながら・・・。 猫は夢を見たのでした。大きな家でそこにはご主人がいて、ご主人の家族がいていつも騒がしいけどそれは平和で心地よい世界がありました。 ああ、もう一度あの世界にもどりたい。猫はそう思うと静かに泣きました。「ニャー・・・。」 するとどうでしょう。家がまるでコマ送りのように建ち始めご主人様やご主人様の家族が現れたのです。「さあ、おいで、いままでよくひとりでがんばったな。」ご主人様は手を差し伸べ猫を抱き上げました。猫はうれしくてもう一度泣きました。「ニャー。」 猫の頭に白い羽根がのっていることに誰も気づきません。ただうれしくて、うれしくてその気持ちで誰もが一杯でした。その結末は幸福であるとそう私は信じたいと思います。
2009.06.06
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彼は、夢から覚めて現実に戻った。現実では、厳しいリハビリが待っていった。来る日来る日もリハビリに明け暮れその成果があってか、ついに退院が許可された。憔悴しきっていた彼の母もどうにか元気になり未来に少し明かりが見えた。 数ヵ月後、こんな彼でも雇ってくれる会社があってどうにか彼は仕事に就けた。そして、営業で田舎の方へ出張に行くこととなったのだ。のんびりした仕事だ。田舎の一両編成の電車に揺られながら彼は、流れていく緑の香る景色を見ていた。突然であるが、誰かに優しく彼は話しかけられた。 「そこの席は空いてますか?」女は聞いた。 「ええ、空いてますよ。」見上げると夢の中の愛した人だった。 驚きと喜びが交互に訪れた。いや夢を見てるのだろうか・・・・。 「夢じゃないわ。現実なのよ。夢はいつかかなうものなの。」 列車はふたりを乗せて走っていく。もう夢ではない。現実なのだ。列車は、幸福へと向かって走っていくのである。それ以外には考えられない。今、また、ふたりの物語は、始まったのであった。 ラストから始まるストーリーは永遠に続く。笑
2009.06.05
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ここはとあるテレビ局会議室。仮面ライダー 制作会議が行われている。プロデューサーと脚本家とスポンサーがこんどの新作の仮面ライダーについて激論をかわしていた。スポンサー「私たちの希望といたしましてはぜひ、タイトルにタルトを入れていただきたんです。こんど新発売のタルトにちなんで・・・。」プロデューサー「仮面ライダーがお菓子になるんですか・・・・。たしかに昔、仮面ライダースナックというのがありましたが、仮面ライダー自体がお菓子だというのはちょっとないような・・・。」そこでかなりいい加減な脚本家が発言をした。「いや、アンパンマンのシリアスなものと考えればいいんですよ。アンパンマンに食パンマンにカレーパンマンいいじゃないですか。笑」プロデューサー「しかし、なぜお菓子であるということを視聴者に納得させるないような説得力がないとね・・・・。」脚本家「かつて仮面ライダーのシリーズは動物と動物を合体させて怪人を作ったり機械と動物を合体させて怪人をつくったりする悪の組織があったではないですか。それだったらお菓子と動物を合体させて怪人をつくる悪の組織があってもいいじゃないですかと。笑」プロデューサー「お菓子で世界征服ですか・・・・。」スポンサー「なるべくおいしそうな怪人にしてほしいですな。それも商品で売り出したい。」脚本家「新たなファン層をつかめますよ。それにグルメ雑誌も載るかもしれないし。」スポンサー「それでですな。仮面ライダーに怪人を食べてもらたいんですよ。戦ったあとにパクパクと。」プロデューサー「うーんたしかにキックとかパンチとか暴力性はなくなりますよね。それに爆発して終わりじゃないから環境にもいいかもしれない。」その間に脚本家は第5話まで脚本を書き上げた。第1話 「ライダー現る!その名はタルト」 第2話「恐怖 ババロアコンドル」第3話「スキー場の怪人 カメモンブラン」第4話「明石城の対決!パンナコッタコ」第5話「俺の名はガマティラミスだ!」それをプロデューサーは読んで「よし!」と納得しゴーサインを出した。「悪の組織の幹部はジャガーバームクーヘンでドイツ支部から来たことにしますかな。」笑ちょっとヤケクソ気味で狂気の笑みを浮かべながら・・・・。
2009.06.02
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リンディさんとともに神戸の母親の家についた。神戸の北野にあるような古風な洋館だ。玄関のベルを鳴らすとメイドが出てきた。事情を話して客間へ通してもらった。しばらくすると車椅子の貴婦人が現れた。もうかなりのお歳だが、しっかりした落ち着いた感じの人だ。「いつか現れるのではないかと思っておりました。」「天使の絵は、あなたが所蔵されているんですね。」「私が持っています。ほらあそこに。」客間の私たちの座ってる後ろに大きな絵が飾ってあった。「これが天使の絵なんですか。」天使が左手を出して何かを掴もうとしている絵だ。「すべてをお話します。」老婦人は静かに喋り始めた。「リンディ、私はあなたの母親ではないです。」「薄々感じていました。かあさまは私に愛情がないもの。」「ごめんね。リンディ。」「私の姉さまは、どこにいるの?私、お姉さま、写真でしか見たことないの。」「リンディ。お姉さまはいないわ。」「嘘、お姉さまはいるはず。天使の絵は2枚あるし。」「そう2枚あるわ。貴方がお姉さまであり妹でもあるのよ。」「?」「それはどういうことですか?」つい私も口を挟んでしまった。「真実を話します。あなたはお父様の恋人だったの。」「?」「お父様は、貴方を愛していたわ。でも若くして貴方は死んでしまった。その後私はお父様と結婚したの。」「話がよくわかりませんが・・・。」私は少し混乱してきた。「私とあなたのお父様には子供が生まれなかった。お父様は莫大な財産を注ぎ込んで・・・。」そうか、わかった!「クローンを作ったんですね。」やっと理解できた。それで説明できる。彼女の中に彼女がいることが。記憶のかけらが遺伝子として残っていたのかもしれない。「そう恋人の。リンディそれがあなたなの。」「私がクローンなの・・・。」(かなりショックを受けたみたいだ。)「お父様は、あなたが生まれるなら全財産を失ってもいいと考えていたわ。あなたは愛されていたのよ。私はあなたに嫉妬した。若くてそして愛されてるあなたを。娘なのに。笑」「人のクローン個体の産生は禁止されているはずじゃなかったんですか?」「ええ罪を犯しました。とても重い罪を。」「私は、誰なの・・・。」リンディは顔手で覆って泣いてしまった。誰も何も話さなかった。私は沈黙を破った。「リンディはリンディだよ。君が存在していることに意義があるんだ。真実を知る事はとてもつらい場合がある。でも君は生きてるんだ。それでいいんじゃないか。」我ながらわけのわからん説明をしているな。「ありがとう。探偵さん。」少し笑おうとしたがリンディはうまく笑えなかった。「この絵は美術館に寄付してくれませんか?あなたはリンディさんに愛情がなかったわけではないですね。真実を知られるのが怖かった。あなたはもう長年、罰を受けてますよ。もういいじゃありませんか。リンディさん、母さんを許しておあげなさい。」「ごめんね。」母親は泣き崩れた。「母さん、私もごめんなさい。」 半年後、東京の美術館にもうひとつの天使の絵も一緒に飾られた。美術館にあった絵は右手を出して掴もうとしていてお互いの絵は手を握ろうとしているように見えた。「私、しっかり生きていきます。ありがとうございました。」「いや、こちらこそ報酬たくさんもらってすいませんでした。笑」私には姉であるリンディさんはもう出てこない気がする。彼女と人格が統合したのか?もともと一緒なんだから複雑に考えることはないか。 神戸のみやげを買い忘れてあんちゃんやマオちゃんに怒られたがことが今回の大失態であった。笑 神戸プリン楽しみしていたらしい。
2009.05.31
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リンディさん父親は、かなり有名な画家で天使の絵はある東京の美術館に所蔵されていた。その絵の事情を知る美術館員に話を聞いてみることにした。「この絵のことですか。これは、晩年の傑作ですよ。娘さんのために描いたらしいです。娘さんの幸せを願って描きその数ヵ月後に。とても信心深い方でした。あ、そうそうこの絵は、もうひとつ対があるんです。もうひとりの娘さんのために描いた絵があってそれが揃うと天使が手をつなぐ構図になるんですな。それは、神戸の別れた奥さんが持っていていていくらお金を積んでも美術館には譲ってくれないです。揃うとさらにすばらしい絵になるのに。惜しいことですよ。」 美術館員に話を聞き、もうひとつの天使の絵が神戸にあることがわかった。リンディさんは、その天使の絵の事情は、まったく知らなかったらしい。またその母親と何年も会ってないらしいのだ。姉は両親が離婚した時その母親に引き取られたらしいのだが・・・・。まだその姉との事情はよくわからないが、とりあえず神戸に行く事にした。
2009.05.31
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ポチたま探偵社の事務所。今日も雨か。突然ドアが開いた。「こちらは、ポチたま探偵事務所でございますか?」「はい、なんでも引き受けますよ。人探しでも、ペットでも。」「わたくし、リンディと申します。私の姉を探してほしいのです。」「まあ、立ち話もなんですからソファの方へおかけください。」今日はあんちゃんがポチとたまを連れて動物病院へ検診に行ってるもんだから俺がコーヒー入れないとならんのか。やれやれ。どうにかコーヒーを入れてテーブルまで持っていくとお客さんはいつの間にか寝てしまっていた。「リンディさん、どうなされました?」寝てたお客様は、ムクっと起き上がり「私は、リンディの姉です。どうしても天使の絵を探してほしいのです。あれは私の・・が描いたもの。お願いします、ぜひ取り戻して・・・・・。」また、バタン!と倒れた。「リンディさん!」「私どうしたのかしら?」お姉さんが出てきたことを説明すると「そんな?」本人は気づいてないらしい。いや、気づいているのだろうか?もしや二重人格?演技?わからん。私はマオの方を見た。OKサインが出ている。笑ややこしい事件に首を突っ込みそうだ。まあいいか、姉さん幽霊じゃないだろうな。若干の不安を残しつつ事件を引き受けた。
2009.05.31
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満月の夜であった。私は、またピアノを弾いた。何回も何回もピアノを弾いていたら謎の少女マオは、窓のところにまた忽然と座り月光が青白く彼女を照らしていた。「また、ピアノを弾いてるのね。」「ああ、君に逢いたくてね。笑」「このかわいい犬と猫。笑 どこかで買ったの?」「いや、ここにいるポチもたまもともと捨て犬、捨て猫なんだ。雨の日にダンボールに入れられてゴミの日に捨てられていた。それを見つけて動物嫌いの僕が見るに見かねて飼ったんだ。ひどいことするやつが世の中にはいるんだな。」たまは、マオになついていた。ポチは傍で寝てしまっていたが耳だけはピクピク動いていた。「ところで何か話があるの?」「単刀直入に聴くよ。君がオオトカゲ失踪事件の犯人だね。」「・・・・・」「どうしてそんな事したんだい?」「逃がしてあげたかったの。あんな大きな身体をして外へ出られないんですもの。」「外に逃がしちゃいけないよ。近所迷惑だ。それに外に逃がしても、もうオオトカゲに生きる場所はない。」「まだ逃がしてないわ。地下のワイン貯蔵室に隠してあるの。」「君としては反対なんだね。」「私も家から出られないもの。気持ちはよくわかるわ。」「君は家にとりついているの?」「違うよ、ピアノに。だから、出られないの。笑」「こう、しよう。オオトカゲは、インドネシアに帰す約束をしよう。それでいいかい?」「あなたが?」「知事の許可を受けないと大型動物は飼えないんだ。たぶんこの家のものは受けてない。交渉するよ。」「ありがとう。あなたにまかせます。私も安心してオオトカゲをお返します。笑」ピアノの下の床の隠し部屋ワイン貯蔵室の扉が開いた。オオトカゲは、その中で眠っていた。振り向くとマオは消えていた。 翌日、奥様はオオトカゲを見て大喜びした。しかし、やはり知事の許可を受けてなかった。奥様は不安そうな顔をした。奥様にインドネシアに帰すことがこのオオトカゲのためと説得していたら話は急展開してこの家を売り払ってインドネシアのへ移住することになってしまった。ピアノはどうも奥様が気持ち悪がられて俺が持って帰ることになった。 あんちゃんが事務所のホームページと探偵局の看板を書き直していた。「あんちゃん、何書いてるんだい?」「こっちの方が、お客様集まると思って。笑」 心霊事件承ります。ポチたま心霊探偵局 おいおい、それはますます事件が怖くなるじゃないか。笑
2009.05.30
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ようやくお茶の用意が出来たらしい。ポチもたまも別に餌をもらっておとなしくしている。奥様の話しによると、この屋敷は、死んだ旦那様がバブルの時に買い取ってその後増築に増築を重ね温室や水槽をつくりペットとして爬虫類や昆虫を大量に飼っていたそうだ。子供はいなかったらしい。遺言は、もっとも旦那様が可愛がっていたコモドオオトカゲを奥様が世話をするようにと書いてあったそうだ。奥様も自分の子供のように可愛がっていたが、数日前に家からいなくなった。外へ出たのか?まだ家のどこかにいるのか?それとも誘拐されたのか?わからないらしい。「失礼ですが、あのピアノは?」「あれは前から置いてあったのですの。」「そうですか。マオとかいう女の子は知ってますか?」「存じておりませんが、なにか?」「いえ、なんでもないんです。笑」少し考えて奥様にお願いした。「ピアノのある1階に今晩泊まらしてくださいまいませんか?もちらんこのポチとたまも一緒ですが。笑」「よろしいですことよ。私は離れの2階の部屋にいますし。メイドや執事も何人かいますので。必要であれば呼んでくださいまし。」「ありがとうございます。奥様。笑」 そしてその日の夜、1階のピアノのところあたりにソファを持ってきてポチとたまと一緒に寝ることにした。 つづく
2009.05.30
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事件はこの洋風の屋敷で起こったのか。とても広い屋敷だ。ポチとたまが先に入った。いっしょに入った依頼人の奥様は、お茶を出すのでしばらく1階で待っていてくださいとの事。1階は、ピアノが置いてあるだけでやたらに広い。ポチとたまは何かに気づいて、窓のところへ走っていった。おいおいここは他人の家だぞ。しかたなく連れ戻しに行くと、窓のところに本を読む少女がいつのまにか座っていた。「君が誰?」少女は微笑んで「私は、マオ。ここにずっと住んでるの。」「僕は、探偵のドスです。笑」「何か引いてくれます?ドス様。」「ピアノですか?」「私はひけないのです。ピアノが寂しがっていて。」「それでは喜んで。お姫様。」私は、ピアノの前に座りピアノを弾きはじめた。静かにゆっくりと。ピアノの音だけがせつなく響く。 そして演奏が終わると少女は忽然と消えていた・・・・。 つづく
2009.05.30
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あまりに暇な動物専門の探偵社。外は雨がしとしと降っている。「今日も仕事なしか。このままではあんちゃんのバイト代が払えん。」この探偵社は4人で運営されている。正確には2人と2匹だが・・・・。私と猫のたまと犬のポチとバイトのあんちゃん。 「いらっしゃいませ。」あんちゃんが接客。おお、お客さんだ。どこかの屋敷のお嬢様らしい。気品のある感じがする。「じつはうちのお坊ちゃまを探してほしいです。」あんちゃんがソファーで寝ている俺をチラッと見る。「お金はいくらかかってもかまいません。引き受けてくださませんか?」俺は、OKサインを手で作って合図した。「引き受けいたします。喜んで。笑」 さあ仕事だ!俺はすばやく起き上がった。金が入るとなると元気になった。これであんちゃんのバイト代も払える。さあ、探す坊ちゃんはどんな感じなんです?大きいトカゲ?爬虫類?コモドオオトカゲですか。笑 はは はは。笑ポチ、たま協力してくれ。笑なんか怖い。爬虫類は苦手だ。笑 あんちゃん「いってらっしゃいませ。笑」と言ってペコと頭を下げた。 そうか・・・あんちゃんは、行く気はないな。笑 つづく
2009.05.30
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男は、玄関の鍵が開いてることに気がついた。「なんで閉めてないんだ。ロザリー!」ロザリーは答えた。「ついうっかり、ごめんなさいお父さん。」男は口を酸っぱくして言った。「あれほど言ったのに。殺人鬼はドアが開いてると自分が招待されたものだと思い入ってくるんだよ。だから鍵は必ずかけておかないと。」「うん。」ロザリーは頷いた。 しかしロザリーは黙っていた。自分が鍵を無くしたということを・・・。 殺人鬼は道端に落としたたくさんの鍵を拾って持ち歩いていた。彼はその鍵によって招待されたのだと思い込んでいたのだ。 真夜中に玄関の前で鍵をジャラジャラと音をさせながらひとつずつ鍵を差し込んでいく。「これでもない・・・これでも・・・・。」
2009.05.29
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彼は、いつも夢を見ていた。大きなホールで怪談を汗びっしょりで喋ってる夢を・・・。本人は夏バテだと思っていたがどんどん痩せていった。ある日、彼女が心配して彼の部屋に泊まりに来た。夜中にぶつぶつと寝言で怪談を語りはじめているの彼を横で彼女は眠い目で見ていた。彼を起こそうと彼女が上半身を起こしたその時、彼女は声にならぬ悲鳴をあげた。無数の白いものに周りを囲まれていることを彼女は見てしまった。 毎晩、彼は幽霊たちに怪談を聞かしてしたのだ。それを楽しみに集まって来ていたのだ。怪談が怖いのでなく怪談を語る状況が怖かったのだった。
2009.05.28
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あの頃は、恋に恋をしていた。恋というものに憧れがあったのかもしれない。だから自分の嫌な部分を知られたくもなかったし、彼女の嫌な部分も知りたくもなかった。一緒に生活しどんどん老いていく自分や彼女を・・・。だから、花火のような恋で良いと思った。一瞬でも大きな大輪が咲けば、それでいいと・・・。嫉妬がなかったというなら嘘になる。彼女はもてたし僕はもてなかったもの。笑笑顔だけですぐ新しい恋を手に入れる彼女に、いや笑顔で恋を誘う彼女に嫉妬と言うか抑えきれない感情があったのはたしかだ。あるいはそれは恋の駆け引きだったのかもしれないな。それに僕は疲れてしまった。そして別れた。些細なことだったのだが・・・。僕の心はズタズタになった。もう二度と恋はできないと思った。もう誰も信用するまい。僕はひとりで生きていこうと思った。 そんな元彼女から10年ぶり手紙が届いた。(逢いたい・・・ あなたとはじめてデートした場所で・・・)とだけ書かれた手紙。今さら、逢ってどうするんだ。彼女に逢ったら「久しぶりですね。」と挨拶でも交わすのか・・・迷ったあげく結局行くことにした。 桜の舞う、京都の哲学の道彼女は、桜の木下で待っていた。僕が近づくと笑顔で手を振った。彼女は自然に僕の手を握り、僕も自然に彼女手を握り返した。すべて昔のままのようだ。彼女の笑顔を見たら、どうでもよくなった。僕は、いろんなことを早口で喋っていたような気がする。彼女はつまらないことでもうなずきながら聞いていた。急に僕は思いついた。そうだ!僕は君の笑顔を見たくて自分の両手をくっつけて少しずつ少しずつ開いていった。そこには小さな虹ができあがった。「ほら!」「私、これをもう一度見たかったよ。ありがとう。ユウキ。」それから僕らは・・・・。 彼女は3ヵ月後旅立っていった。治らない病気だと彼女はわかっていたらしい。医者によるとその3ヶ月も生きているのが不思議なぐらいだったそうだ。僕に逢って命を延ばしたのか、虹の効力があったのかそれはわからないが・・・。(また僕から離れていくなんてずるいな。) その3ヶ月は走馬燈にようにユウキの心に流れていく。「やはり、僕は幸せにしてやれなかった。ごめんな。」ユウキは両手を合わせて小さな虹を作った。虹には彼女の笑顔が写っていたように見えた。少し涙をユウキは浮かべたが、それを見ると泣き笑いになってしまっていた。(笑顔でファイト!って言われてもな。笑) あとがきスピッツの「チェリー」をBGMで聴きながら読むと風景が浮かびます。
2009.05.27
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このもどかしい気持ちをどう伝えればあなたはわかるのでしょう言葉にしてしまうとそれはなにか違うような気がしてそうだこうやって両手を握ってだんだん伸ばして行くとほらこんな大きな虹ができましたこれが僕の気持ちです
2009.05.27
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「じっちゃん、釣りに行こう!」「よし、ユウキと釣りに行って来るわ!」老人と孫は元気よく近くの川に釣りに出かけた。老人は釣りにラジオを持っていくのが趣味だった。釣り自体が目的ではない。一人でいるのが好きだったのだ。しかし孫ができてからは孫を連れて行くことが多くなった。孫は老人と話すが好きだったから釣れない釣りも楽しかった。天気の良い日だ。春の心地よい風が吹いている。二人は川を流れを見て適当なところで場所を決めて釣りをはじめた。ラジオからは「スタンバイミー」が流れている。「じっちゃんの顔、怖くないかい?笑」「やけどのあと?怖くないよ。じっちゃん優しいもの。」「そうか。笑 ユウキは優しいな。なあユウキ、お前学校でいじめられているんじゃないか?この前あざをつくってきたろう?」「あれは転んだんだ。」「嘘が下手だな。笑 じっちゃんが少し幸せになる方法を教えてあげよう。手を合わせてゆっくり広げていくんだ。すると、ほら、虹ができた。笑」「本当だ。」「お前も広げてごらん。静かにゆっくりとだよ。」「こうやって手を合わすんだね。それで少しずつ広げると・・・わあーできた。笑」「はは 少し幸せになったろう。お前がこの虹を出す時、人は少し幸せになれるのだよ。自分も他人もね。」「うん、少し幸せになった。」「じっちゃんは戦争中、このことを忘れていたよ。だから誰も幸せできなかった。いや、人間は神様じゃないんだからできることとできないことがあるのかもしれない。また大局では無駄な能力かもしれない。でもひとりでも幸せにしておあげ。」空には飛行機が一筋の飛行機雲を残して空を切り裂いていった。「ユウキ、昔、あれに乗っていたんだよ。」空を指差した。「うそだい。じっちゃんうそつきだ。」「うそなんかついたことないぞ。笑 はるか昔の話さ。はるか昔のね。」 ラジオはニュースに変わっていた。ニュースは、初のスペースシャトル・コロンビア号がジョンヤング船長とロバートクリッペン飛行士を乗せてケネディ宇宙センターから無事打ち上げられた事を告げた。
2009.05.27
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彼は、侍である。しかし浪人なのだ。松の廊下で藩主が刃傷沙汰を起こしたために藩がおとりつぶしとなり浪人になったのだ。性格が楽天家のためにあまりそれを気にしていない。傘はりでもなんとか生活していけるのとたまに別の仕事の依頼が入るからである。「だんな、また、けんかだ。また仲裁たのむ!今月の家賃はいらねえから。」「おう!任しとけ。笑」「角の居酒屋だ。」「がってんしょうちのすけ!」「だんな、冗談言ってる場合じゃないよ。陽気だな。急いで頼む!」彼は、疾風のごとく角の居酒屋に急いだ。 居酒屋地元のやくざ同士が些細なことで争いお互い用心棒を連れている。その中へ彼は割って入った。「そのけんか待った!どうしても争いたいのなら俺を倒していけ。笑」「なんだてめえは!」「仲裁人だ!」用心棒が彼の前にふたり立ちふさがった。まずはこの変やつを倒してからだということか。用心棒のひとりが刀を抜いた。熊のようなごつい身体の男だ。彼は、ゆっくりと鞘ごと刀を抜いた。鞘は刀と離れないように鈴のついた紐で縛られている。「き、きさま、愚弄するきか!」熊男がほざいた。彼は、ニコっと微笑んだ。彼は潔癖症なのだ。人を切って刀に刃こぼれするのが嫌だしまた、人の血を見るのがだいの苦手。熊男が彼に襲いかかってきた。彼は居酒屋の椅子を足で蹴飛ばし走ってくる熊男の足元へ。ゴキ!鈍い音がして熊男が倒れこむ。上段の構えから一気に刀を熊男の首筋に一撃!チリリーン!熊男が気を失った。もうひとりの用心棒が懐をまさぐっている。南蛮渡来の六連発銃を取り出してきた。取り出したと同時に彼は消えた。いや消えたように見えたのだ。彼は頭上高く飛び、刀を用心棒の後方へ投げた。刀は落ちていくと同時に鈴の音を鳴らした。用心棒が音が気になり一瞬後方へ目をそらした瞬間、あごへ膝蹴りを一撃し、用心棒の腕を不自然な方向へ回して関節を外した。だらっとした手から拳銃が落ちた。彼は拳銃をとり、空に向けて一発撃った。ズキューン!あたりは静まりかえった。誰も何もいわない。「あとでお前らの組に挨拶に行くから、覚えとけ!」彼は言った。やくざが次に言うきまり文句を先に言ったのである。一斉にやくざが蜂の子を散らすように逃げていった。 「だんな、助かりました。いつもながら見事ですね。」「正義は必ず勝つのだ。笑」また、町に平和が訪れた。「平和が一番だ。」 その後、彼が討ち入りに参加したかどうかは定かではない。どちらにしても、やはり、刀は抜かなかったのではなかろうか?たけみつだと言う噂もあるが・・・・。
2009.05.26
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炎天下の夏の甲子園。初出場の生徒が激減のために来年は廃校となる高校の野球部。現在三年生しかいない。野球部員も九人しかいなかった。次の試合のことなど考えてなかった。「ここまで俺たちよく来たな。」「ああ、思い残すことはないよ。」「あと一球でラストだ。」彼らはもう勝ってるのか負けてるのかそれさえもわからなかった。いや勝ち負けはどうでもよかったのかもしれない。最後の守備についた。スタンドはその高校のOBや現役の学校の生徒や引退した先生、辞めていた生徒も応援に来ていた。ピッチャーは、振りかぶった。はじめは一人だった野球部員が、一人ずつ集まってきて九人になったのは彼らが一年生のときだった。その時に生徒の減少に学校の経営がなりたたくなり三年後の廃校が決まったのだ。誰も欠けることなくずっと三年間、彼は練習をした。何かを残すためなのか自分の存在を証明するためなのか。あるいはただ寂しかったのかもしれない。一人と言う存在であることが・・・。(もう腕が悲鳴をあげてる。あと一球でいいからもってくれ。)ピッチャーの手からボールが離れる瞬間、ピッチャーの手の指の爪が剥がれた。(あかんもう・・・・。)ボールは見たこともない軌道を描いて・・・・・。そして・・・・。彼らはみんな笑っていた。もうそれでいいと。ファーストもセカンドもサードもショートもキャッチャーもレフトやライトもセンターも・・・・。 彼らの夏はこれで終わりをむかえたのかも知れないしあるいは続いたのかもしれない。 それも別にどうでもいいことだ。 ただ空から九つの白い羽根が彼らの上に降ってきたのは気になることなのだが・・・。笑
2009.05.26
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彼はずっと海を見ていた。どうすべきか迷っていた。 (大学は卒業したのだが、就職はできなかった。できなかったというよりしなかったのかもしれない。夢もなかった。いやあったのかもしれない。でも大学の生活の中でだんだんと失くしてしまった。それは彼女が、先に逝ってしまった失意からかもしれない。いや、本当はそれもどうでもいいことだ。家を失ったことか。大学に行かせるために親が家を売ったことか?それは申し訳ないと思っている。その出来上がりがこれでは面目ないな。大学に入るのが目的で卒業したらどうするかなんて考えてなかったから。) 海は静かな波を砂浜にうちつけながら紙の入ったコルク栓で閉まったサイダーの瓶を運んできた。興味本位で彼はその瓶を拾い中を開けて紙を読んだ。その紙には (ハズレ!) 「スカなんや。笑」 とてもおかしかった。(しばらく笑ったことなかったから少し幸せなれたかな。) 彼はまだ、気づいていない。白い羽根が瓶に入っていることを・・・。
2009.05.26
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日本はだんだんと少子化になっていった。このままでは、社会が維持できなるので人間型ロボットの導入を政府は決定した。各個人に1台、生涯そのマスターに使えるメイドロイドを。そして50年が過ぎていった。いつの間にかメイドロイドは、各個人ではなく家を継ぐものに引き継がれその家の守り神のようになった。「メイドロイドは、いつか死ぬの?」「人間が思う死ではないの。家系が絶えるとスクラップになるのよ。家系情報を保護するためにね。」「じゃ、僕が何かで死んじゃって家系がなくなると・・・。」「そう私もいなくなるのよ。だから自殺なんかしちゃだめよ。笑」「家を継がない人は?」「兄弟がたくさん出来て家系を継がない人になれば新たにその人はメイドロイドを購入しなければならないの。でも国の補助金はでるから経済的には困らないわ。」「おじいさんの時代から仕えているの?」「ええ、あなたのおじいさんが生まれた時に私はこの家に来たのよ。今、映像を出すわね。これがあなたのおじいさん。かわいいでしょ。笑」「うん、かわいい。」「そして大きくなっておじいさんはおばあさんと結婚しお父さんが生まれたのよ。これがお父さん。おじいさんにそっくり。笑」「ほんとだ。」「おじいさんもうれしそう。そしてお父さんも大きくなりお母さんと結婚しあなたが生まれたの。これがあなた。笑」「目がそっくり。」「あなたは幸せの連環から生まれてきたのよ。だからけして不幸になってはいけないのよ。」「うん、不幸にならないわ。」メイドロイドは優しく子供の頭をなでて抱いた。主よ、この子に幸あらんことを。 翼の男は、それをずっと空から見ていた。(ロボットも天国にいけるのだったかな?こんど申請するか。まだ先の話であるけれど。笑)
2009.05.26
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「父さん、どうして家にはサンタさんがこないの?」「煙突がないからかな?」「べつに煙突から入らなくてもいいじゃん。」「キリスト教じゃないからかも。」「となりの一平君は、キリスト教関係ないけどもらったよ。」「そうか、まだお前は良い子じゃなからこないんだよ。」「良い子にしてたらプレゼントもらえるかな。」「ああきっともらえるよ。何がほしんだい?」「天体望遠鏡がいいな。」「少し高いな。笑 贅沢なやつめ。」「ほしいものはほしいんだい。」 クリスマスを待たずに夏に私は亡くなってしまいました。いままで息子にクリスマスプレゼントをしたことがないんです。仕事で忙しいといってクリスマスは家に帰ったことがなかった。自分の事で精一杯だった。悪い父親の見本ですよ。死んでから息子の約束を守ろうとしても遅いですよね。息子には信じられる何かを残してやりたいんです。それがあれば息子は生きていけると思うのです。 翼の男は男の願いを聞いた。「クリスマスの日に一日だけ生き返ることを許しましょう。ただし父親と名乗ることは禁止しますよ。それなりにルールがありますから。それで願いをかなえてあげなさい。」「ありがとう、天使さま。」 クリスマスの夜。少年は、雪の降る窓を見ていた。少年は、世の中は不幸しかない。幸福なんてあり得ないと思った。(神様は、僕から大切な人もなにもかも奪ってしまう。)少年は、父に言おうとして言えなかったことがあった。別にプレゼントはどうでもよかったのだ。父親がその日家にいてケーキを買って一緒に祝ってくれればいいと。でも願いかなわなかった。これからもずっとそれが続くのか・・・・。憂鬱が少年の心を支配していた。少年はそのまま寝てしまった。夢の中で少年はサンタクロースに会った。「メリークリスマス!良い子にしていたからプレゼントをあげよう!」袋を開けると中には天体望遠鏡が入っていた。少年は喜んだ。でもこれがほしいと知ってるのは父親だけだ。「どうしてこれがほしいとわかったの?」「サンタクロースだからさ。笑」サンタクロースは少年を抱きしめた。少年は感じとった。父さんの匂いがする。「夢を信じなさい。いつかかなうんだよ。お前が信じればそれは現実になる。」「うん、信じるよ。」サンタクロースは立ち上がり少年に別れを告げた。少年は泣き顔になっていた。「父さん、ありがとう・・・。」目には涙があふれていた。サンタクロースは振り向かないで手を振った。サンタクロースも泣いていた。 少年は泣きながら目が覚めた。なんだ夢だったか?母親が仕事から帰って来た。「クリスマスケーキ買ってきたわよ。そうそうさっき宅急便で天体望遠鏡が着いていたわよ。クイズの懸賞か何か当ったのね。メリークリスマス。笑」(夢ではなかったのか。父さんほんとうにありがとう。)少年は父親の仕業だと思った。父親はもしかしたらサンタクロースで世界中にプレゼントを配ってるかもしれないな。ふとそんな優しい気持ちに少年はなった。 翼の男は、男に言った。「このままずっとサンタクロースをしますか。笑」「それもいいかもしれませんね。」雪の降るクリスマスの夜は静かに更けていった。
2009.05.26
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眠るのがとても怖いです。もし目覚めなかったら・・・いやそれはそれで幸せかもしれない。 あるものがなくなっていくのがとても怖い。明日起きたら身体のどこかが動かなくなってしまうことが・・・人は平等ではないのはわかっている。でも幸せは平等にわけてくれませんか。 ある日、僕はすべてものが滅んでしまえばよいと思った。学校も街も何もかも・・・。すべてなくなればいいんだ。僕とともに。 そして地震が起きた。願いはかなったじゃないか。でもこんなことじゃないんだ。本当に起こればいいとは思わなかった。 男が廃墟の中にしゃがんで呆然とその景色を見ていた。僕は車椅子を動かしてその男の傍らに止めて話しかけた。「僕が悪いです。僕が起こしたのかもしれない。」男はこちらを見て微笑んだ。「人は神様じゃないよ。」「僕は、ずっと病気を患っています。僕がみんなの代わりに死ねばよかったんだ。」「それも、人が決めることじゃない。」僕は泣いていた。男は優しく言った。「存在してることが大事なんだよ。君が今、存在してることは何か理由があるはずだ。」男は羽根を少年に与えた。泣きじゃくっている僕の前から男は翼を羽ばたいてどこかに飛んでいった。僕は泣くのはやめた。未来は幸福であるのか、不幸であるのか。それはまだわからない。僕は白い羽根を太陽に掲げていつか自分もこの大空を飛びたいと思った。飛べるさ、きっと。 僕は夢を見ていた。病院の天井には青空はなかった。つまらぬ夢か。でも右手になぜか白い羽根をしっかり握っていた。少しうれしいような気がした。
2009.05.26
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どうも2回載せている話もあるしシリーズの話もあるので火曜日と水曜日の休みの日にミニ小説の話を探しやすいように分類し直しますね。自分でもどの話がどうつながっているのかわかりずらいのですな。笑
2009.05.24
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山手線の電車は上野に着いた。上野から化粧の薄い若い女の子が乗ってきた。年は17歳ぐらいか?実の年よりか幼く見える。「あれ? 猫がいる?」女の子は、猫が丸くなって寝ているのをうらやましいそうに見ていた。「いいわね。幸せそうで。」頭を撫でようとしたが起こしては悪いのでそのままにした。「私、家出してきたの。何が悪いと言うわけじゃないのよ。」猫に話しかけ始めた。「あのまま田舎にいれば自分が腐っちゃうような気がしたんだ。何も面白いことがなく時が過ぎていって退屈で未来も。そのまま退屈なまま人生が終わっていくのは耐えられない。都会には何かあると思ったわ。刺激がここにはあるのよ。私の未来はここだって思った。私、スターになるの。アイドルになるのよ。こんどオーデション受けるんだ。それでね。未来をつかむの。」女の子目は輝いていた。東京は魔都である。何万。何千万人の希望を飲み込み叶うのはその中の一人か二人である。誰も自分の願いが叶うと信じながらどこかへ消えてしまうのだ。旅の疲れが出たのか列車の窓から見える風景に見ながら女の子も猫のように丸くなって寝てしまった。夢が壊れませんようにとそーと静かに眠っていった。
2009.05.23
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猫はずっと回っている山手線の電車の中で変わりゆく風景を座席にちょこんと座って見ていた。しばらくすると秋葉原の駅から、一人の女の子が電車の中へ入ってきた。メイドの服を来た高校生くらいの女の子だ。女の子は猫を見つけると猫の隣にちょこんと座り同じように窓の景色を見た。「何を見ているの?猫さん。」猫は女の子を少し見るとまた窓の景色を見た。子供のように猫も彼女も窓向きに座っていた。「私ね。もう疲れちゃった。仕事の途中で逃げ出してきちゃったの。」女の子は不安でいっぱいになった。「これからどうしょうか・・・・・。」 人間に捨てられた猫と仕事を捨てたメイド娘。人はなんでも捨てたがる。家を捨て、親を捨て、子供を捨て、恋人を捨て、妻や夫を捨て、仕事を捨て、ペットを捨て、ゴミを捨てて・・・・。その先は何が残るのだろうか・・・・。まるでたまねぎである。むいていったら最後は何も残らないのではないのか。そんな女の子の不安を知ってか知らずか猫はニャーと鳴いた。女の子は少し微笑み、猫の頭を撫でるのであった。「私もきっと時代から捨てられるのね。やめてよかったのかもしれない。」(どうにかなるさ)と猫が言ったような気がした。
2009.05.23
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一度目の爆発のあと二人は、「ずるいな・・・・君だけ若いままで・・・・僕だけこんなに年をとった。」「あなた・・・・ごめんね」「でも・・・心配するな。無駄に人生過ごしたわけじゃない。二回結婚して・・・・子供も孫もいる。幸せな人生を送っているよ。」「あなたが・・・幸せなら・・・・安心した」二人は、モニターに手を重ねた。相手の温もりを確かめるように・・・・。 「・・・・・君の顔が見れて良かった・・・・・ありがとう」「・・・・私こそ・・・・あなたに・・・あえて・・・よかった」(あなたは、嘘がへたね。モニターに手をかざした時、婚約指輪してたじゃない。あなたにとっては50年前の出来事でも私にとっては2日前の出来事ですもの。あれはふたりで買いに行った指輪じゃない?笑さて、これからどうするか・・・・。言葉ではあなたああ言いながら目では最後まであきらめるなって。速度を落としても宇宙船が崩壊するのは時間の問題ね・・・・・・。逆に速度を上げれば・・・ワームホールを呼び込むことができるかしら。ワームホールで過去の時間へ。宇宙船自体がタイムマシンになるかも!速度、限界まであげるわね。私負けず嫌いなの。そんな自分が少し可笑しかった。 次の二度目の爆発で通信が途絶える。 宇宙船は、50年前の出発した日の2日後に戻り、海に不時着した宇宙船は無事発見され木星有人探査は失敗に終わった。彼女が帰還したことはある意味で大成功なのだが・・・・。笑彼女の怪我はなかったが、念のため入院し、見舞いに彼がやってきた。「なんか、俺、長い夢を見たんだ。君が戻るまで。年寄りになっちゃっても君を待つ夢をね。ああ良かった。おい、泣くなよ。笑 無事帰って来たんだからさ。」彼の指には婚約指輪が光っっていた。(ただいま あなた・・・・。)
2009.05.22
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人類初の木星有人探査。女性飛行士50年前、事故のためロストしたが突然地球に映像通信電波が届く。どうしても逢いたい人がいる。なぜならばこの宇宙船は光速に近いスピードで飛び続けていてもうすぐ崩壊するからだ。その人は、50年前の恋人。地球宇宙センターでは、さっそく探して(意外と早く見つかり)連れてきた。通信機の前で話すふたり。一度目の爆発のあと二人は、「ずるいな・・・君だけ若いままで・・・僕はこんなに年をとった。」「あなた・・・・ごめんね」「でも・・・心配するな。無駄に人生過ごしたわけじゃない。二回結婚して・・・子供も孫もいる、幸せな人生を送っているよ。」「あなたが・・・・幸せなら・・・・安心した」「・・・・君の顔が見れて良かった・・・・・・ありがとう」「・・・・私こそ・・・あなたに・・あえて・・よかった・・・」次の二度目の爆発で通信が途絶える。「・・・・・・・・」センターの顧問をしている彼は、50年間ずっと彼女を追い続けて捜索に必要な宇宙物理学や慣性学や数学、軌道計算あらゆる学問を学びまた苦手な政治力を克服し捜索のプロジェクトを存続させた。50年間、いちども結婚もせず、ただ彼女に逢う為に・・・・・。へたな嘘をついてしまったな。彼は、少し笑った。結局彼女にばれてるだろうな。嘘をつくと顔が引きつるから・・・。その日、地球に流れ星がひとつ落ちた。「・・・・・おかえり」そうこころの中で彼はつぶやいた。 (ただいま あなた・・・)とどこからか声がしたように感じのは空耳?もうすぐ僕もそちらに行くから心配するな、安心して待ってなさい。何も心配する事ないんだよ。もうすぐ追いかけるから・・・・。
2009.05.21
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「私、あなたに毎日、毎日チョコレートをあげるの。」「毎日は入らないよ。笑」「私にとっては毎日がバレンタインのようなものだもの。私の願いがこもってます。」「じゃ毎日でいいよ。おバカさんだな。笑」 彼女は、毎日、毎日彼にチョコレートを届けた。雨の日も、風の日も。当然、彼一人では食べきれないの彼女も食べた。二人は甘い甘い生活が続いていった。 数年後、二人は、なかよく入院した。それも形を変えた幸せなのかもしれない。幸せは苦痛を伴うもの。たかだがチョコレートの話ではあるのだが・・・・。
2009.05.21
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傘もささないで濡れたままの君 そのままじゃ風邪ひくよ ほっといてと言われてもほっとけないじゃない 傘を貸してあげるよ 入らないって言われてもさ あれ 止んでしまった 見てごらんよ 虹が出てるよ綺麗な虹だね (電柱に話しかける酔っ払いの男)
2009.05.21
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長い間、その国は戦争をしていた。何百年もしているうちに膠着状態になり日常化してどういう理由で戦争を始めたか忘れてしまっていた。 「それじゃ戦争にいってくるよ。」「気をつけてね。」彼は電車で15分揺られながら最前線に着いた。砲弾が飛び交い隣の兵士が吹き飛ぶのを彼は確認した。もう何も感じなかった。この戦争になれてしまったのだ。8時間の戦闘が続いた。 いきなりサイレンが鳴り戦闘中止の合図が流れた。やっと終わったか。彼はほっとした。彼はロッカーで私服に着替え家に帰ろうとしたが、部下が彼を誘った。「隊長、飲みにいきますか?笑」「いや今日は、娘の誕生日なんだ。すまんな。」彼は、ケーキ屋さんでケーキを買い家に帰った。週休二日で彼は毎日八時間戦争をしていた。もうずっとそうなのだから当たり前なのだ。「ただいま、生きて帰ったよ。笑」「パパ、おかえりなさい。」いつまで続くのかこの戦争という名の平和は・・・・。
2009.05.21
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ある日、人類は、隕石の衝突によって滅ぶことがわかった。そして秘かにノアの箱舟計画が実地され若き優秀なメンバーが選ばれた。彼らは宇宙にロケットで打ち上げられ地球が隕石によって破滅していく光景を見て二度と帰れないことを悟った。「もう帰る場所はないんだ。」5年が過ぎた。当初、300名が人工冬眠で眠っていたが、機械不良や予期せぬ事故により15名足らずしか残っていない。地球と同じような星を見つけるために旅を続けているがもう食料も底をつきかけていた。「限界だな。」「ああ、もうこの人数で人類の文明の再建ができるわけがない。」その状況の中で一人の女性隊員が子供を生んだ。隊員たちは、彼女とその赤ん坊が寝ているベッドに集まった。「生まれるものがある限り、希望はあるかもしれない。」隊員のひとりが赤ん坊の額に指で十字を切った。微かな希望に願いをこめながら・・・。
2009.05.21
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微笑み 帰りの電車に乗って窓の景色を見ると海岸で昔つき合っていた彼女が微笑みながらうれしそうに手紙を読んでいたその微笑んだ顔にまた出会えたことがうれしくて僕もうれしくなった彼女は幸せになったのだろうか?僕はただあの顔を見たくて微笑んでいるだけの彼女の顔をもう一度見たくて僕は僕にこの夢を見させてくれたんだと信じてる記憶の片隅にある微笑を 真空管のラジオ 見たこともない真空管のラジオの音を夢で聴いた夢だというのにこんなに音がすばらしいなんてもしこのラジオが流行った時期に生まれていたとしたら同じ感動を味わえただろうか?時間を越えて音が静かに流れていく・・・ あとがき最近こんな夢を見るんですよ。微笑の夢を見て1日仕事なぜか楽しかった。人間って単純なものですね。笑
2009.05.21
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この国では人間は生まれたら6畳の家を無条件に国から与えられる。この家は特殊な箱のようなもので転勤や結婚により移動する場合列車で引かれて移動するのだ。各家の玄関にはレールが敷かれていてどこへでも移動できる。結婚すれば家、つまり二つの箱はドッキングしひとつの箱になり12畳になる。子供ができれば6畳別の箱が加わり、大家族になるほど家が大きくなる。そしてその箱は持ち主が死亡した場合、棺おけになるのだ。6畳の棺おけに。つまり人は家とともに人生を歩み家とともに人生が終わる。今、一人の男が妻を見送った。最後に花束を妻の家にそなえ、妻の家は彼の家から離脱していった。火葬場へと続くレールの上に載って遠くへ離れていく。なにもかも思い出にして・・・・。列車は汽笛を鳴らしながら視界から消えていった。春の日差しがこんなに暖かいというのに・・・。
2009.05.21
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王様が言いました。「一番大きな絵を描いた村には褒美を与える!」村々にこの話は伝わり村の単位で絵は描かれました。「隣村は山を越えて絵を描いてるのか。よしうちの村はもっと大きな絵を描くぞ。」ある村は砂漠に。ある村は山に。 そして史上最大の落書きコンテストの王様の審査がはじまりました。「何を描いてるのかわからん。みんな失格じゃ。」 そして何千年後人類がようやく飛行機と言うものを発明し何が描かれているかわかるようになったのです。
2009.05.20
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今日は小学校の楽しい潮干狩りである。たっくんとみっちゃんも楽しく潮干狩りをしていた。「なあなあたっくん。なんでそんなに穴ほっとん?」「徳川のまいぞうきんがかくされてるかもしれへんで」「たっくんあたまいいな。」 「誰や、こんな大きい穴ほったんは!」まりー先生の雷が落ちた。 たわいない無邪気な子供の潮干狩りであった。
2009.05.20
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小話その1「どらにゃもん。また、ジャイアントがいじめるだ・・・」泣きながら部屋に入ってくるノビタ。尻をかきながらどらにゃもんは答えた。「あんた、百万馬力やん・・・・・。」 小話その2「どらにゃもん。算数の問題が解けないよ。」どらやきを食べながらどらにゃもんは答えた。「あんた、電子頭脳やん・・・・。」 小話その3「どらにゃもん。どこでも扉を出してよ。」どらにゃもん、はなくそをほじくりながら「そのジェット噴射の足は、なんのためについてますねん・・・。」 小話その4「どらにゃもん。しずかちゃんが好きなんだ。」どらにゃもん、テレビを見ながら言った。「ふーん。そう。」 小話その5「どらにゃもん。しずかちゃんが好きなんだ。」どらにゃもん、マンガを読みながら言った。「イナバウアー!」 ものぐさなどらにゃもんであった。
2009.05.20
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「ねえねえ、どらにゃもん、じつは僕ノビタじゃないんだ。」「なんですと!」「僕はピーマンなんだ。」「どひゃ!」突然、シズカが襖を開けて部屋に入ってきた。「私もシズカじゃないのよ。エスパー麻耶なの。」「そんなあ!」窓を開けてジャイアントが入ってきた。「おれもジャイアントじゃないんだ。ハゲ九なんだよ。」妬夫が畳をはがして出てきた。「じつは、おれも・・・・化け物くんなんだ。」一同シーンとする。どらにゃもん一言。「なんや皆ばったもんですやん。」 襖をちょっと開いて誰かが覗いている。ジャングル風呂黒やん「出番がなかった・・・・。」
2009.05.20
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安田「買ってきたぞ!ピーマンだろ。キャベツだろ。たまねぎだろ。それに焼肉のたれ。」三谷「先輩、お肉は・・・・。」安田「あ!・・・・こんにゃくじゃだめか・・・・。」三谷「・・・・・・。ヘルシーですよね・・・・。」テンション盛り下がるバーベキュー。 こんにゃくを熱湯で3分ぐらい茹でて水気をとってそのあとにタレに漬け込んでから焼くとおいしいかもしれません。笑
2009.05.20
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田中のカバンの中にはいつも折りたたみの傘が入っている。「あ、雨だ。」田中は、カバンから折りたたみ傘を出し差した。急な雨だったので同級生の美都子は、傘を持ってなかった。「みっちゃん。傘ないの?」「うん」「僕の傘を使いなよ。僕は濡れても平気だからさ。」「いいの?」折りたたみの傘は小さかったので二人は入りきれなかった。「ありがとう。田中くん。」田中に手を振りながら美都子は帰っていった。「さて、どうしようか・・・・。」田中はしばらく雨が小降りになるのを待った。すると「田中くん。私の傘を使っていいよ。」田中に傘を出したのは同級生の里佳子であった。「いいのかい?りっちゃん。」「私、もうひとつあるから。」「いっしょに帰ろうか?」「私、人を待ってるから。お先にどうぞ。」「ありがとう。りっちゃん。」傘を差して小走りに田中は帰っていった。それを見送る里佳子。里佳子は嘘をついた。誰も待っていなかったし傘も折りたたみ傘一本しか持っていなかったのだ。誰もが片思い。すれ違いの恋のバトンリレー・・・・・。雨だけがそれを知っていた。
2009.05.20
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あのときの気持ちを すべてアルバムに閉じました もう誰にもときめきを感じなくなったんです すべてアルバムに閉じました 君の気持ちも僕の気持ちも すべてアルバムに閉じました もう開くことはないでしょうねずっとずっと永遠に すべてアルバムに閉じました 君の魔法にかかったままずっとずっと永遠に 追伸 銀色夏生だったらこんな感じですよね。笑とじるは綴じるという字のほうが閉じるより漢字としてあってるんです。笑 視覚的に分厚いアルバムをバタン!音をさせて写真を仕舞い込む感覚は閉じるのほうが気持ちよいですね
2009.05.20
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踊り続けるバレリーナ ピノキオの「星の願いを」のオルゴール 踊り続けて 踊り続けて バレリーナの夢が叶うなら 死ぬまで踊り続けてかまわないから 僕はなんどもねじを巻いた
2009.05.19
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マックスウェルの悪魔とラプラスの魔は悪巧みをしようとしていた。「貴様のほうが正しいかどうかこれでけりをつけてやるぜ。」「望むむところだ!」 「山があるから登るんだ!」 コラ!またお前らカーテン登りよって! 2匹の猫はまたカーテンから降りられなくなった。それを見て笑うシュレディンガーの猫。「ニャアー」
2009.05.19
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僕はずっと待っている何時間も駅の広場で季節は秋から冬、そして桜が咲き暑い夏が来たそして枯れ葉舞う秋が来て・・・・ いつしか僕は銅像になってしまった
2009.05.19
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「さあ、オムライスの出来上がりだわ。最後の仕上げにケチャップをかけて・・・」彼女はハートマークをケチャップで描こうとしたが、ハートマークは見事に失敗しそれを消すためにさらにケチャップをかけた。「出来上がり!さあ召し上がれ。」笑 「真っ赤な情熱ですな。」ケチャップの海に漂うオムライス。 「これは混ぜて食べるんですよね。」 「うーん、おいしい!」 「よかった。喜んでもらえて。」 新婚の夫婦は、なんでもおいしいらしい。 このオムライス、半月は同じ食卓に出ているのだが・・・。
2009.05.19
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しんかい6500で海底に潜る小野寺と田所博士。日本海溝の海底に異常なものを見つけた。「先生、あれはなんですか?」「あれは・・・、地殻から分離し始めてるぞ。」「どういうことです?」「磁石で言うならばプラスとプラスで反発の作用が起こり・・・」「先生、とんでも博士になってますよ。」「日本は地殻から離れ空に浮上するんだ。」「そんなあほな。」 日本はそして浮上し天空の城ラピュタになり観光国家になったとさ。(もう終わりかい。笑)
2009.05.19
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私生まれてからあなたに見守られているような気がするんです。小さいとき柿木から落ちたときも、助けられたのも学生のとき交通事故で瀕死の状態の私を助けてくれたのもずっとあなたに・・・。死んでしまったあなたに助けられたような気がするのもおかしなものですものね。でもこれからもずっとあなたが見守っているような気がするんですよ。 ここは僕ら同盟の部屋。部屋には次元管理装置がある。無数の平行の世界の管理。ある次元で僕が発明した装置である。僕は彼女を守るためにこの機械を発明した。そして無数の次元の僕に話しかけた。愛してる彼女を守るために僕らはナイトとなって彼女の人生にかかわるという同盟を結んだ。無数の何千億の僕が無数の何千億の彼女を守る。個は全体であり全体は個であるのだ。恋とは壮大なものなのだな。この行き着く先はどこなのだろう・・・。
2009.05.19
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