世界漫歩

世界漫歩

May 2, 2012
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一夜明けて、香港で初めての朝を迎え、ベッドでじっとしておられない。

朝食を待たずに、ひとり散歩に出る。

香港の朝の香りを、一刻も早く嗅ぎたかったのだ。


ホテル付近は、かつて九広鉄道の終着駅が、あちこち移動しながら立地した場所で、そのために活性と哀愁が入り混じった独特の雰囲気がある。

この地域は今までに何度も訪れているのだが、それがどのように変化しているかに興味があった。


「九広鉄道」は、九龍と広州を結ぶ鉄道で、1910年に開業した。

その開通により、ヨーロッパと香港の間を、鉄道旅行する可能性が生まれたのだ。


ユーラシア大陸から、シンセン付近の国境を越えて入って来た列車は、スターフェリーの埠頭を間近にした、九龍駅に到着した。

(ここまで開通したのは1916年で、1910年開通時点の終点はもう少し北の沙田付近だった)

駅から一歩外に出れば、香港は狭い海を隔てて、指呼の間にある。


はるばる香港にやって来た人たちは、九龍駅頭に立ち、香港島を眺めたとき、どんな感慨を覚えたものか・・・。

そうした味わいを感じようと、何年か前に、私も広州から香港まで列車の旅をした経験がある。


しかしその時点でスターフェリー埠頭前の終着駅は、もうすでになく、駅の跡地は大規模開発が進みつつあった。

21世紀に入り、九広鉄道は地下鉄として、新界のグッと西部にある屯門まで西鉄線として伸び、広州方面からやって来る長距離列車の終点は、ホテル最寄り駅チムトン駅よりさらにひと駅北の、ホンハムまで後退している。


関連の写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。

文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。

どうぞお訪ね下さい。


(2012年5月2日 片瀬貴文)






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Last updated  May 2, 2012 03:14:40 PMコメント(0) | コメントを書く


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