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樺沢潤&樺澤潤 @ ああ頑張ります株式会社の樺澤潤です。 13:10 パネルディスカッション   …

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2006.03.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類


    ~後ろに投げて前進する競技との出会い~

 大学にはいり、入学式を迎えました。
 入学式は、たんたんと進みましたが、式を終えて
外に出たところ、入部を勧める先輩たちの輪。輪。輪。

 体の大きい僕は早速ラグビー部に捕まり、そして
その後お世話になるo先輩が池田高校と言うこともあり、
すんなり、拒否も出来ず、入部決定。


転換となる競技との出会いとなりました。

 スポーツには、何らかの形で「理念」にあたるコトバがあります。
 ぼくがしていたものだと柔道には、「柔よく剛を制す」
とか、サッカーだと「トータルフットボール」とか。

 ラグビーというスポーツは、「one for all、all for one」という理念が非常に有名なんですが、実は「仕組み自体」が非常に変わったスポーツなんです。

+++++
「後ろにボールを投げながら、前進する」
+++++++
というものです。


その証として「ボールをゴールに入れる」という行為が
あります。

 サッカーもそうですし、ホッケーも同じくです。

 だから、「前に攻めることが最も効率のいい攻め方」
なんです。 


 けれども、ラグビーでは、後ろにボールを投げることが
ルールとして決まっています。
********

 なぜそうなったのか。

 エリス少年がボールを持って走ったラグビーの起源や
楕円球の起源などははっきりわかるのですが、後ろに
なぜ投げるのかは、あまりはっきりしていませんが、
僕の解釈はこうです。

 後ろに投げることの方が「効率の良い攻めがある」
という理念なんだと考えています。

 結局、陣地取りですから、「狭い隙間」を強引に抜くか、
「広い隙間を作って」進まないといけません。

 では、その隙間を作る方法というのが、いったん後ろに
下げることで、前後左右に「隙間を作らせる」という理念
だと思うのです。

 前に進むには、投げる前に「隙間を作る」ことを考えてからでないと始まらないのが、ラグビーというスポーツなのです。

 このラグビーとの出会いは、自分にとって大きな出会いと
なりました。

 仲間もたくさんできたし、勝利の喜びを共有できる
ことなど、たくさんの贈り物をもらいましたが、なによりも
ぼくに刺激を与えたのは、こういう発想でした。

 ラグビーの戦略を考えると、どうやって「隙間」をこじ開けていくか、そしてどうやってボールを相手にとられずに「継続」していくか、それがテーマです。

 これは人間関係でも同じだし、行動する前に、
いかに人が気持ちよく「隙間を空けてくれる」
「人間関係を継続してくれる」というのにも
つながってきます。

 ラグビーの哲学をいろいろ考えるようになるのは
指導することになった大学院からですが、いいスポーツに
巡り会ったと思っています。


<続く>






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Last updated  2006.03.31 00:44:04 コメントを書く


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