完全自動カメラのさきがけ
EOS 10 QDは1990年3月の発売で、購入したのは半年後の10月だった。標準キットレンズは35mm-135mm のズームレンズだった。
「EF 35mm-135mm F4-F5.6」
最初に買った一眼レフminolta SRT-101は35mmレンズ付きで買い、最初に買い足した望遠レンズはMCロッコール135mm F3.5だった。このころは35mm-135mmくらいのズーム比でも結構便利に思えたものだ。
「EOS 10 QD」
(デジタル時代が始まる20世紀末までの10年間、これが自分の主力機だった)
デジタル初代の EOS10D と間違いやすいが、QDはクオーツデート(日付)の略だったと思う。もう22年も前に買ったカメラだが、現有の35mmフィルムカメラでは一番新しい。新しい電池(2CR5 6V 1,550円)を入れ、あれこれ試したら問題なく作動するようだ。
「モード選択ダイヤル」
(このダイヤルの基本デザインは、今のデジタル一眼にも引き継がれている)
このカメラは便利で高機能なカメラだった。フィルムは自動装填で撮影後は自動巻き上げ。ASA感度は自動設定である。また、AFは動体予測サーボAF機能つきで、動いている被写体に連続してピント合わせができ、3個の測距点は任意に選択できる。
キャノンのHP(canon camera museum)で調べたら、自分でも気づかなかった機能があることがわかった。インターバルタイマー、9回までの多重露光、15種類のカスタムファンクションの設定などなど...。ウーン、なかなかの名機である。価格も結構高くて、ボディ単体で9万円、標準レンズ(35mm-135mm)付きで14万円もした。
マウントが今のレンズが使用できるEFマウントというのも、いろいろなレンズを試すことができ、キャノンファンにはまだまだ利用価値のあるカメラだと思う。まあ、あくまでもフィルムを使う限りにおいてだが。
なにしろ、これはフルサイズのカメラなのだ(デジタル一眼はまだフルサイズには手が出ない)。 近いうちにこの高機能カメラの試し撮りをしてみよう。
「2つのベルビア」
(同じ24枚撮りでも、ベルビア100は580円、ベルビア100Fは740円)
この前のminolta XD は「超極彩」のベルビア100を使ったが、EOS QD は「超高彩」のベルビア100Fを使ってみよう。
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