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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2012年12月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
12人の怒れる男.jpg


監督=シドニー・ルメット   脚本=レジナルド・ローズ
原作=レジナルド・ローズ   製作=ヘンリー・フォンダ 、レジナルド・ローズ
撮影=ボリス・カウフマン   美術=ロバート・マーケル
音楽=ケニョン・ホプキンス  編集=カール・ラーナー

【キャスト】
マーティン・バルサム= 「陪審員1番」
陪審員長で陪審員全体の取り仕切りを行う 、中学校体育教師でフットボールのコーチ

ジョン・ヒュードラー= 「陪審員2番」


リー・J・コップ=   「陪審員3番」
高圧的なメッセンジャー会社経営者 5年前に喧嘩をした息子との確執がある

E・G・マーシャル=  「陪審員4番」
株式仲介人 冷静沈着な性格  最後までスーツの上着をぬがない

ジャック・クラグマン= 「陪審員5番」
工場労働者  スラム育ち

エドワーズ・ビンズ=  「陪審員6番」
塗装工の労働者

ジャック・ウォーデン= 「陪審員7番」
セールスマン ヤンキースの試合を観戦予定で、時間ばかり気にしている

ヘンリー・フォンダ=  「陪審員8番」


ジョゼフ・スイーニー= 「陪審員9番」
80才前後の老人  人情深く洞察力が鋭く 証言女性のメガネに気付く

エド・ペグリー=    「陪審員10番」
居丈高な自動車修理工経営者  差別意識が強く 鼻ばかりかんでる

ジョージ・ヴォスコヴェック=「陪審員11番」


ロバート・ウェッバー= 「陪審員12番」
広告代理店宣伝マン 軽薄な性格  言動に左右されやすく自分の意見がない


【あらすじ】
ニューヨークの法廷で殺人事件の審理が終わった
被告は17歳の少年、日頃から不良といわれ、飛び出しナイフで実父を殺した容疑だった

12人の陪審員が評決のため陪審室に・・・・
夏の暑い日で彼らは疲れきっており、早く評決を済ませ 家に帰りたがっていた

第1回目の評決は 11対1で有罪が圧倒的だったが
判決は全員一致でなければならなかった・・・・無罪は陪審員8番 ただ1人

彼は不幸な少年の身の上に同情し、犯人かもしれないが有罪の証拠がないと・・・・

陪審員3番が証拠を読みあげた
殺人の行われた部屋の真下に住む老人が、当日 少年が“殺してやる!”と叫んだのを聞き
その直後、老人は逃げる少年を廊下で見た

警察は被害者の胸に 飛び出しナイフが刺っているのを発見
逮捕された少年はその時間に映画を見ていたというが その題名は思い出せなかった

第10番は 殺人現場の向う側に、高架鉄道を はさんで住んでいる老婦人が、
折から通過した回送電車の窓越しに、犯行を目撃したと・・・・

第6番は親子の仲が日頃から悪く 喧嘩が絶えなかったと・・・・

これらに対し 第8番はこれらの証言にも、万が一間違いがあるかもしれないと・・・・

陪審員たちは凶器のナイフを再検討した
被告はナイフを買ったことは認めたが、落としてなくしたという

警察は形が特別なもので、被告のものが凶器だと主張した
しかし第8番は 同形のナイフを自分のポケットから取り出し 古道具屋に売っていたと

そして 2度目の評決で 第9番目が無罪に変わり 10:2になった

味方を得た第8番は、証言の不確かさを 次々と暴いてゆく・・・・
第11番は 少年が犯人なら、なぜ捕まるとわかっている自宅に帰ったのかと疑った

3回目の評決がとられ・・・・無罪が4人に増え 8:4に

そして さらに・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
社会派監督「シドニー・ルメット」作品映画「十二人の怒れる男」 
ずーっと昔の学生時代に観た映画・・・・・二度と観る事はないだろう と思ってた

だってェ  モノクロ白黒画面 女優もスター俳優も出てないし 音楽も無し 
蒸し暑く 狭い部屋に 12人もの むさくるしい中高年のウルサ型のジジイ達が
最初から最後まで 討論とはいえない罵り合い つかみ合いまでして少年の“命”を決める
有罪・無罪を 全員一致の評決までを描く 息苦しくなりそうな映画 なんだから

でもね 昨日 改めて観てみましたが・・・・凄い 飽きない 面白い
たった 2時間程で 12人の個性 生い立ち 人間性迄を描き出してしまう 
脚本 演出 俳優 の巧さに・・・・驚かされる

この映画のテーマは 物事の本質を見極める大切さ・・・・
「先入観」や「偏見」という ベール越しに物事を判断してはいけないということ

「エド・ペグリー」演じる陪審員10番(偏見と差別主義代表のような人)が 叫ぶ 
「あの不良が・・・・連中は平気でうそをつく・・・・真実なんてどうでもいいんだ
 大した理由がなくても奴らは人を殺す・・・・気にするような人種じゃない・・・
 奴らは根っからのクズなんだ」

それは 被告少年や スラム住民へのあからさまな誹謗中傷・・・・
心の中に強くある差別感情と偏見を 大声で告白する結果となって・・・

そこで 人間の良心代表みたいな 陪審員8番(ヘンリー・フォンダ)が言う
「偏見抜きで物事を考えるのは難しい 偏見は真実を見る目を曇らせる 
 事実は私も分からないし知る人はいない だが、われわれは疑問を感じている
 そこが重要な点だ・・・・確信もなく人の“命”は裁けない」

日本にも裁判員制度が導入されて 難しい判断を迫られる事がある・・・・として
この映画は その時のための モデル映画となっていると聴いた

もし“有罪”に 異議を申し出なければ  この8番陪審員が居なかったら?

“自分自身が納得できる意見を持つこと”そして“納得いくまで議論し尽くすこと”の
 大切さを訴える映画だからなんでしょう

映画の終わりは 狭い部屋から出て 裁判所の入口 雨が上がって・・・・
12人の陪審員は 其々が なんとなく足取りも軽く階段を降りて 街に散っていきます

観終わった観客も 同じような思いで 映画館を後にしたコトでしょう・・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
温室の「ラン」
あ.jpg

オイラ的花言葉:「大儀は大悟の基」(たいぎはたいごのもとい)
         *大きな疑いを持つことが、大きな悟りに至る基本である
          疑いを持たなければ悟りは開けないということ












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最終更新日  2012年12月10日 23時57分04秒
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