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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2017年03月30日
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おみおくりの作法2.jpg
【スタッフ】
製作・監督・脚本=ウベルト・パゾリーニ
撮影=ステファーノ・ファリヴェーネ
プロダクションデザイン=リサ・マリー・ホール
衣装デザイン=パム・ダウン
編集=トレイシー・グレインジャー、ギャヴィン・バックリー
音楽=レイチェル・ポートマン

【キャスト】

カレン・ドルーリー =メアリー   キアラン・マッキンタイア=ジャンボ
アンドリュー・バカン=プラチェット    ニール・ディスーザ=シャクティ
ポール・アンダーソン=ホームレス      ティム・ポッター=ホームレス

【解説】
ヴェネチア国際映画祭をはじめ各地の映画祭で評判を呼んだイギリス・イタリア合作
の感動ドラマ 独りで亡くなった人の葬儀を執り行う孤独で真面目な地方公務員を
主人公に、彼が見ず知らずの故人の人生に誠心誠意向き合い、関係者を訪ねてイギリス
各地を旅する中で自らの人生も見つめ直していく姿をユーモアとペーソスを織り交ぜ、
切なくも心に沁み入る筆致で優しく綴る

主演は英国の実力派「エディ・マーサン」 監督はイタリア出身で「フル・モンティ」
の製作などプロデューサーで活躍、監督はこれが2作目の「ウベルト・パゾリーニ」


ロンドンの田舎町で民生委員をする『ジョン・メイ』44才 独身
彼の仕事は 孤独死した人の身辺整理をして最後の旅立ちを見届けること

几帳面で真面目な彼は、どんな時でも故人への敬意を忘れることなく、
誠実に仕事に取り組んでいます

そんなある日、彼のアパートの真向かいで、「ビリー・ストーク」という老人が


近所に住んでいながら、彼について何も知らなかったことに心を痛める「ジョン」

その矢先、彼はリストラの一環で解雇を言い渡されてしまいます
図らずも、「ビリー・ストーク」の案件が最後の仕事となって

そこで、最高の葬儀で故人を送り出そうと決意した「ジョン・メイ」は、
「ビリー・ストーク」を知る人々を あちこちと訪ね歩いて・・・・ 
その人生を紐解く旅に出るのでしたが・・・・
   -------------------------------
いやー 本当に 心に沁みるイイ映画を観せて戴きました
欧州版の「おくりびと」とでも言うのでしょうか 誠実な見送り人「ジョン・メイ」

映画はタンタンと ただただ生真面目で 面白味の無い「ジョン」の日常を映して
かなり眠気を抑えるのに苦労していましたが だんだんと 目が離せなくなり
そして 衝撃の(少し大袈裟かナ)ラストを迎え ううゥ~んと唸り 涙が・・・・

ジョンの主な仕事は、孤独死した人の葬儀を行うコト 単に事務処理をするだけで
いいのですが、死者の部屋を訪問しては、私物を丁寧に見て一部を遺品として保管し

アパートやマンションの家主には、荷物の処分をしてくれる業者の連絡先を渡し
死者のアルバムがあれば持ち帰り、家族や友人がいないかを調査し居れば連絡します

そして死者が好きだった曲を選んでは葬儀に流し、葬儀で読み上げられる弔辞まで
ジョンが書き上げ 神父さんに読み上げてもらいます 土葬の際には墓まで見送り、
引き取り手のない遺骨(灰)は、一定期間保管した後、墓地に散骨しております

身寄りのない彼は 毎日同じ時間帯に出勤し、仕事が終わるとまっすぐ帰宅し、
テレビも無い家での食事はランチョンマットを敷いて綺麗に食器を並べて食べます

食後は「調査終了」になった死者の写真を、自分用のアルバムに貼り 「調査終了」の
書類はオフィスに保管、それ以外は自分用に、死者の写真をアルバムに貼っていました

そのように孤独な死者のために、丁寧な「おみおくり」の仕事をしておりましたが、
それを理解してくれる人はオフィスでも 誰もいませんでした

そんなんで 合理化策のリストラでクビを宣告され 最後の孤独死老人の家族探しの
旅に出て めぐり合う その老人のルーツたる人々との触れ合いが面白い

誰にでも その人となりの歴史と物語があることを再認識させられるのだが 
そんなの誰も興味を持たないし 知らざれるままに亡くなっていくんだと・・・・

オイラ的には 恐らくこんな寂しい孤独死なんてことは無いし ジョンの様な人の
お世話になることも無いだろうが・・・・でも ジョンのように心の籠った見送りを
してくれる人が居るのだろうか また オイラの歴史や物語をおもんばかってくれる
ような人が 一人でもいてくれるのだろうか?  な~んてネ

そして 誰も理解してくれないと思ってた「ジョン・メイ」の優しい心遣いは
老人の娘さんに その暖かさが伝わり ほっこりしたイイ感じになるのですが 

更にはラストに 意外にも 大勢の〇〇によって報いられることになるのですが

ですが ですがの これって 決してハッピー・エンドじゃない けどナ~ 







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最終更新日  2017年03月31日 11時12分49秒 コメントを書く


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