憬月庵雑記

憬月庵雑記

2004年11月14日
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テーマ: 里山生活系(100)
カテゴリ: カテゴリ未分類
午前中は、昨日ホームセンターで買ってきたイチゴの苗を植えに畑に行ってきた。

大根、ソラマメ、カブは一段と大きくなっていた。大雨に流されてあちこちに芽を出した小松菜の生き残りたちもうまく育っているように見える。

大根、カブの間引きをしているところに近所の農家のおばあさんが現れた。先日大勢で集まっていたのを見てなんだろうと思ったらしい。

早速間引きの仕方を教えてもらった。

そしてイチゴの移植。井戸の水道栓の蛇口につけるホースを預かってくれている近所のKさんが留守で、結局移植後の水遣りができなかった。土は湿っていたものの大丈夫だろうか。心配だが仕方が無い。間引き菜

帰り道に神戸屋でサンドイッチを買って、間引いてきたカブと大根の葉っぱをサイドディッシュにして昼食をとった。うまかった。満足。

午後。両親のいる老人ホームに菜っ葉の残りと積み木の半端分を3個持って行った。

父は例によってホールのテレビの前で居眠り。起こすとすぐに私を認識したが、部屋に上がろうかと言うと、ぼそぼそ言って同意しない。よく聞いてみると「これからショートホールのティーショットだから」と言っていた。夢を見ていたのか。「じゃ、ホールインワンを狙ってね。」と言って私だけ母のいる部屋に向かった。

母はベッドで休んでいた。「寝てはいないよ。」とすぐに起きてきた。



部屋で父に菜っ葉を見せ、「洗って来たからそのまま食べられるよ」と言うと、数枚むしゃむしゃと食べた。「うまいだろ」と言うと「うまい」と答えた。

積み木積み木を渡すと前回同様強く興味を示した。「いいにおいだよ。木によってにおいが違うだろ。」と言うとそれぞれ鼻にあててにおいをかいでいたかと思うとはっきりした口調で「いいにおいだな」と言った。顔の表情もしっかりしたように見えた。

実は前回積み木を触らせてにおいをかがせたときにもハッキリした口調で話し始めたのだ。そのあと公園に散歩に連れて行くと、そこにある記念碑を読んだ。最近は字を読ませてもじっと見るだけで「わからないよ」という父が、そのときは「この公園はかつて武蔵野の一部だったこの地域を開発して設立したもので・・・」というのを自力で声を出して読んだのだ。

それで今日も新聞を読ませてみたらヤッパリ読めた。母は驚いていた。

父はたった3個のその積み木をいろいろに積んでみたり、ぶつけて音を出してみたりして遊んだ。先日自分で拾ってきたというどんぐりの実をその上に乗せたりもした。

そのうち紙の上に積み木を積んで下の紙をさっと引き抜こうとしだしたので、母と私は「それは無理だろう」と言うと、何回か夢中になってやって、ついに積み木を倒さずに紙を引き抜いた。二人で手をたたいてやるとほんの少しだけうれしそうな顔をした。

私が子どもの頃父がよく歌った「からすの子」を父と私と二人で歌った。父の表情はやはりほとんど変わらなかったが、その目は時々泣き出しそうに見えた。それは父の気持ちだったのかも知れないし、私の気持ちがそこに映っていたのかも知れない。








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最終更新日  2004年11月14日 23時08分55秒


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