先日の日経新聞コラムに日本ゴルフツアー機構シニアディレクターの
山中博史氏が書いたこと。
マスターズで最終日最終組にフィルミケルソンとフレッドカプルスが組んだ
のですが、彼らはこの組にいるということでわかるでしょうが、優勝争いを
しているわけです。
単なるトーナメントではなく、マスターズという最高峰のメジャー。
勝ちたいのはどちらも同じなはず。
そこで光景をその場で見ていた山中氏は涙したそうです。
その場面とは、2人ともバーディーチャンスにつけた7番ホール。
最初にバーディーをとったカプルスがミケルソンのパットを
見ています。ミケルソンも見事にバーディー。
その時のカプルスは、悔しがるではなく「ニコッと笑い、やるなあという表情で
ミケルソンとハイタッチ ⇒ 肩を抱き合いながら次ホールへ」
これはさすがに感動しますよね、まともな人なら。
互いに良いプレーをし、それを素直に讃えあう姿は本当に美しい!
トッププロだからできるという人もいるかもしれませんが、
ボクはそうは思わない。これは彼らの素晴らしい人格です。
トップである人は、どんな世界でもこういう人格であるべき。
成績と共に人間としても讃えられてこそ本当の「トップ」と言えます。
最後に、マスターズの組み合わせ表に書いてあるボビージョーンズ
(マスターズ創始者)の言葉を紹介します。
「ゴルフでは規則と同じくらいにエチケット、マナーが大切である。
すべての素晴らしいプレーには拍手を送るべきだが、他の選手
が不愉快になるような応援は慎むべきである。
ゴルフを愛する人が一番やってはならないのは、人のミスや
不運を喜ぶ事である。
マスターズではそのようなことはないと思うが、もしあるなら
完全に除外しなければならない。」
いい言葉です。
「ゴルフ」や「マスターズ」の部分を差し替えれば、いろいろな
世界でもあてはまりますね。
身も心も美しい人でありたいです。
ひどい雨です July 4, 2006
恐るべし!Made in China!! June 15, 2006
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