2014.08.06
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 前回ご紹介した濃いキャラ俳優の恋愛映画『コリーナ、コリーナ』がわりと好評だったので、今回はだいだい同時期に公開されたコメディ映画『ストレート・トーク』/こちらハートのラジオ局[1992年]をご紹介します。



 日本国内では劇場公開されず、レンタルと販売のみでした。
 楽天でも取り扱いがなかったため、詳細は IMDb でご覧ください。

Straight Talk [IMDb]

 こちらがおしゃべり女役の、テネシー州出身の歌姫ドリー・パートン。
 日本では馴染みのない方も多いかもしれませんが、彼女の持ち歌のひとつ『ジョリーン』は、数多くのアーティストにカバーされるほどの人気曲ですので、きっとどこかで耳にしたことがあると思います。
 彼女は歌もすごいですが、小柄ながらスーパー巨乳の持ち主としても有名です。

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 彼も映画好きなら知らない人はいないほど有名ですが、悪役顔のせいかあまり主役を張らないわりには、大物俳優を食ってしまうほどの演技力で定評があります。

 彼の代表作といえば、禁酒法時代のマフィアの抗争を描いた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』[1984年]ですね。
 主役のロバート・デ・ニーロも確かに存在感はありますが、ラストシーンまでジェームズ・ウッズが入り込んでいるため、逆に彼の印象が強烈に脳裡に焼き付いている人も多いことでしょう。



 このおしゃべり女と強面俳優の組み合わせでコメディを作ったらどうなるんだ、という試みだったのかもしれませんが、楽しくてロマンチックな恋愛映画に仕上がったのは驚きですね。
 殿方なら、しばらく彼女の胸部に釘付けになることは間違いなしですが、巨乳だからといってエロい描写はありません。

わかりやすいあらすじ


 アーカンソーのさびれた田舎町で社交ダンスのインストラクターをしている女。
 客ウケは悪くなかったが、無類のおしゃべり好きが災いしてダンスホールをあっさりクビに。

 同棲中の男からも愛想を尽かされ、おしゃべり女は一大決心して憧れのシカゴへ。
 到着して早々、強面の新聞記者に自殺願望ありと勘違いされ、おせっかいな人助けで金まで落とすという、最悪の出会い。

 職を探すも、キャリアも学歴もないおしゃべり女。

 そんな中、やっとみつけたラジオ局の受付仕事。
 休憩でコーヒーを飲みにぶらりと入った部屋で声を掛けられ、あれよあれよという間にマイクを持たされるハメに。
 何とそこは給湯室ではなく、人生相談番組のスタジオでオンエアの真っ最中。

 意味もわからず赤の他人の電話相談にテキトーに答えてみたら、それがバカウケ。
 あっという間に彼女は時の人に。


 だが、彼女が一つだけ、どうしても受け入れられないことがあった。
 それは「博士」というウソの肩書き。

 全米が彼女に注目する中、テレビでおしゃべり女を見かけてビックリする強面男。
 第一印象から胡散臭さプンプンの彼女のしっぽを掴み、大スクープ記事を書いてやると上司に直談判。

 その後はおしゃべり女を追ううちに、彼女の素直な人柄にだんだん惹かれて行くという、ラブコメディ映画の王道的な展開。

みどころ


1. 南部なまり

 カントリー歌手というだけあって、南部なまりが彼女の持ち味になっています。
 どぎついテネシー訛りに少々とまどう方もいらっしゃることでしょう。
 しかし、しばらく聞いているうちに、歌を聞かされているような不思議な魅力をもつ声でもあります。

2. 裏表のない天然キャラ

 もともと素直でウソをつけない性格のおしゃべり女。
 シカゴでみんなが優しくしてくれるのは、彼女が有名人だからなのにもかかわらず、シカゴの人達がフレンドリーだからだと本気で思っています。
 高級レストラン来店記念のシャンパンのサービスでは、自分だけにシャンパンがふるまわれて、他の客にないのは不公平だと言いだします。
 彼女にとって肩書きや知名度などではどうでもよく、無知なところをそのままさらしつつも、自分は自分らしくありたいという彼女の姿勢は、見習うところが多いですね。

3. 懐疑的な人々

 彗星のごとく現れた名物カウンセラーのおしゃべり女の素性を知ろうとする人たち。
 強面男はもちろんのこと、テレビ番組の司会者までもが、意地悪な質問や誘導尋問を投げかけながら彼女の化けの皮をはがそうとします。
 学歴詐称ほど暴きやすいものはないという事実はさておき、心理学の知識ゼロの彼女のことですから、観ている方がヒヤヒヤする場面も多いのですが、彼女がそれらをどうやって乗りきるのかは観てのお楽しみということにしておきましょう。

どうでもいいトリビア


1. 配役

 おしゃべり女役として、先にジュリア・ロバーツが候補に上がっていたが、彼女自身がオファーを辞退。

2. サウンドトラック

 歌詞付きの楽曲のすべてをおしゃべり女、もとい、ドリー・パートン自身が担当。
 まるでバーブラ・ストライサンドのノリですね。

3. 強面新聞記者と因縁の出逢いを果たす橋

 落とした金を拾おうとおしゃべり女が悪戦苦闘している最中に、強面男に強引に助けられた場所は、北ワバッシュアベニュー橋(North Wabash Avenue Bridge, 通称 Irv Kupcinet Bridge)。

 公式サイト: N. Wabash Avenue Irv Kupcinet Bridge

4. ラジオ局

 劇中のラジオ放送局は WNDY 1190AM Chicago という名称だが、WNDY という放送局は実在しない。
 シカゴでのこの周波数では、KQQZ 1190 が該当。

KQQZ 1190AM 公式サイト [外部リンク]

 おしゃべり女が見ていた新聞の求人欄のラジオ局の住所は「13315 N. Lincoln Avenue」という表記だが、実際の所在地は「3301 N. Lincoln Avenue」。



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最終更新日  2014.08.09 14:11:42


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