灯台

灯台

2021年02月21日
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​










 ( 確かに実体はあるようで、自閉的で、
  現実と接触する内的な緊張の特異な相貌、
​  記憶回復後 当惑感に原材料 供給 する。
最下層 密封 された 巨大



異質な思考の秩序 心身の麻痺



 今日 は『 入学式 』――― 昨日の段取りで、エリちゃんが、
 入学式やその後のオリエンテーションに必要な、
 「 白のブラウス 」と「 黒のジャケット 」に「 タイトスカート
 それから 就活用のかばん 」に「 筆記用具 」を 届けてくれる手筈。





  「 犬が馬ほどの大きさになって荷車を引かされている夢 ―――」
​​​​​​​  「 閉口 だ。 くなる。それに 世界 くなる・・・・・・」​​​​​​​
​​​​​  「 奇妙 抑制 幾分弱 まっていたが、 らない―――」​​​​​









   *







          










  *






​ 「・・・・・・」​
​  ​​​​​​​​​​​ メールが二件 ある。
 妹からのかもちゃんの動画が添付されたメール と、 エリちゃんから 、だ。
  僕は昨日そういえば思わせぶりなことを言 ​っていたのをぼんやりと思い出す。
いかにも標準を狂わせるような、強烈な眩耀が想像 されてくる。​

  体に 応する、 しい 線の 見。
  僕はエリちゃんのメールを開封 する―――。
  こには、かくして 僕が見た夢が現実であることを知 らせていた。​​​​​​​​​​​​
​  鼻を鳴らして慕い寄る一匹の小犬を連想 しながら―――。​









      > イメージや実体を与えることで、存在は知覚 される。
      > そこには別の構えがあり、感触 がある。





     *



      *  




    僕 けないまま、それを ずっと ていたのだ
いくつもの 朝、 いくつもの 夜。
またそのいくたびもの 朝、 くりかえしておわることのない 夜。
ずっと ていた
ずっと ていた
    頭 がおかしくなりそうなぐらい 、見 ていた

     *






    *





 「 鳥肌よりもみじめな一夜分の僕の陳述。報告。歴史。​
        やれ狼の旬だとか、魑魅魍魎の汐さき。


    *



     *




     *








​​​​激 しい きと 、全身 空気​​​​ ―――。
     ( コカトリスの卵、オークの肉、ミノタウロスの臓物・・
     ( エリンの四至宝に、五種の神器に、ブリテン島の十三の宝・・





     *





        *


​  エリちゃんはメールで書 いていた。​
​  あの夢はかえでさんの傍で眠る限り、ずっと夢に見 るものらしい。​
​  一回こっきりではない、ずっと、である。背筋が冷 えた。​
​ たった 一度でもう何十回も体験したこの不毛な夢 を、​
​ まったく 性質の異った夜の生活と、織り交 ぜられていく。​
​ 二度目、三度目―――。​
​  輾転反側しつつ、繰り返し繰り返 し。​

​​​​​ それは 僕に、イソップ物語のヘルメスと木樵を思い出 させた。
 湖に落ちた自分の斧を正直に口にすることで、すべての斧を貰う話 だ。
 白雪姫が記憶によぎる。あれはひどい話 だ、
 継母が白雪姫の首を絞める、次は毒の櫛、最後は毒りんご。 
 首に、頭に、最後は口・・・。 ​​​​​

​​​​ でも、ずっと じ。
 自分にまくしかかって来る将来の運命をひたすらに黒く塗 ​​​​ってみたりしていた。
五体も心も不思議な熱を覚 えながら 、一種のリズムの中に揺り動 かされる。
 破 ?​​​​

 どうしようもない―――。
 不朽の風、極美の門。原始の蹄の響き。光沢のない非道な存在。
 時と永遠が牢獄の扉のなかにあるともしらず、 ​​​​
​​​​ その 得体の知れない感触を、白昼夢のような恐怖とでも呼 ぶべきなのだろうか。

    、、、、、、、、
 深遠な悟りの内容―――僕は前世の悪業 とかいうものを考えた。
 あるいはそうでなければ、 しっくりとこないものを胸の裡に噛 みしめた。​​​
 (ボ ー  マ ン 船 長 の 宿 命 と オ デ ュ ッ セ  ウ ス の 帰  還 )
​  蛇使いと印度仏教寺院。教えだの、戒めだの、輪廻だの、説法 だの。​
​​​​​​ 出鱈目 噴水塔 不調和 影像 った 夕闇 ・・。​​​​​​
​​​​  『法句経物語』で、
 マハーモッガラーナ長老が盗賊たちに襲われる話
がある。
 一度目、二度目、しかし、これは過去生で自分がつくった悪業因 の、
 必然の果てだと三度目には盗賊たちに身をゆだねて殺 される。
 マハーモッガラーナ長老は過去世で自分の父母を殺 していた。

​​​ ―――わかるようで、わからない 教訓的な話 ・・・。​
よれからむ蜘蛛の巣に光 る、
宝石のような秘密のあまいしたたりの朝露 。​​

​ 罪の至純なる懺悔と紫の疑惑、
 悲哀の種子。跳ね、突き進み、蹌踉めいた。​
 ウィンチェスターの迷宮、シャガールの夜の絵、
 凸レンズのように透き、盛り上がっているような、俯瞰の光景。

​​​​​​  前世があるのを認めるのもいい、過去の悪業 が、
 現世の何らかのしがらみを生みだしていると了解 するのもいい。
 ただ、その カラクリを物語のように僕等は知 ることができない。
 だから 僕等は無神論者にもなる。科学を信奉 もする。
 必然性がわからないのならそれはやはり偶然 にすぎないのではないか、
 と いたくもなる。​​​​​​

​​  でも、しずかにしずかにまわりをしへんをとりま いている、
 虚妄の妖艶。豊麗な泥の海。迷宮のきざはし。 ​​

​ 四度目、五度目も、ずっと同じ―――。​


     *




     *




​​​​​   真実と吐き気は紙一重だと蛙の解剖の時間に教 わったみたいに、 
  それから、 ジャイアントミルワームとか、ゴキブリタワー とか、
深海魚における提灯鮟鱇の比較にならないような気持ち悪いものを見 てきた。
大鋸屑と木喰虫。

  ( ・・・・・・ 自発的に受諾した、文明国家のstyleはdeep、



​二〇一〇年八月に、アルゼンチンで女性から、
       およそ二四キロの腫瘍を取り除く映像。





​  また 二〇〇一年三月五日、ネズミ捕り屋と芸能人をやってるイギリス人 の、​
​​​   ケン・エドワーズは一分間で三六匹のゴキブリを食 べた。
  。​​​​
​​​
​​​​              解し難い感覚。
等の身体に宿っている異なる種のような囚われの精神。


​​
​完全に明瞭である五本の指の方向。
  、、、、、、、、、、、、、、、、
  移動する野狐を銃口の先で焦点する・・・・・・。
​ ―――しかし僕は平気だった。​
​​   ​​​​​​日常会話 える 記録 からその 話題 去​​​​​​ ればいい、
  それは 簡単に忘 れられた。​​
​   忘れられない時 はどうしたらいい?


  *


   ​アリスは思う。『 笑わない猫 』は何度も見たけれど、​
​   『 猫なしの笑い 』は初めて見たとチェシヤ猫について憶う。​


   、、、、、、、、 、、、、、、、
   あやしくみなぎる、おともない気配。
   ​、、、、、、、、、、、、、 ​
​   眼に焼きついて離れないのだ。​
    ​​​ 、、、、 、、、、、、、、、、
   あるいは、身体が動けばと思った。
    、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 ​​​
​​            今はじめて生れてはじめて自分の内心から出た要求。




むごん           はじめ  せかい
    「 無言―――という、最初の世界・・・

​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​           声 そうになって、
すぐに くなって 途切 れる かなしい

​​​






   *


​・・・・・・ 長い間、埃が積もった部屋 に、​
​       足跡が、刻 まれる。​
​      どうしてそう ったのかはわからない、​
​       多分その夢の中の死体 は、 ​
​       犯人を見つけて欲 しいわけではない、​
​      それとはまったく 違う理由 で、​
​      そこに、 いる のだ。​
​       肉体が滅びながら、精神を凍 らせながら、​
​       かえでさんに妙な因縁を残 しながら、​
​       僕にそれを伝 えている。​
​       かを―――。​
​       とても小さな声で何かを、伝 えている・・・・・・。​





   *



​  着信音が鳴った。巣鴨だった。単刀直入 に言 った。
​  イケメンというのは、爽やかすぎて朝 がよく似合 う。
​寝起きのひどい僕には、イケメンは少​ しきつかった。

「おはよう、上田。例の夢を見たんだろ?
 これから一時間後に、用意して、そちらに向かう。
 昨日の借りを返してもらうよ」と。


 ( なにもかも、知っていて、考えていて、そして言葉を口にする


 「 ・・・・・・エリちゃんに頼まれて調べてたんだ。知ってたかい、
 俺と彼女が親戚同士だって





 「 ―――いやまあ、いい、俺は今日の朝だと思 ​ってる、​
 かえでさんにもね、その方がいいと思 ​ってる、​
 エリちゃんもね、そう言 ​っていたよ。​
 だって運命の恋人が、自分を助けてくれる ​なんて、​
 誰がどう考えても、少女漫画の世界 ​だからね。​
​​​   ―――ヒーロー になる、
 地味なヒーロー
も、いたものだけど​ね​ 」​​​




   *





   *





  ――― 七つの方法を考える、永遠の九夏 ・・・・・・。
​​​​ばたんと 閉じ こめ られ たこの タイ ム・ マシ ーンの中・・・。​​​​



・・・・・・ いた 椅子 れた
つも 尖端 がある 奇怪 なフォーク、
れた のふりした ・・・・・・。


​  

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​   *








   *


「・・・・・・・・・」


​​ 

   「( ​​ ​​ ​僕 うし たら いい ろ​ ​う​ ?​​​ ​​ )」






  「( しめ やかに とざ された うれ いの かお ・・・・・・)」
  「( ちい さく ほころ びる、 しろ けむり の、 にく ・・・・・・)」


  ――― あわあわ しい、しどろもどろに かく れた、 きぬず れの おと のような、
ひらめ きをのこして、 なよなよ と、 およ ぐもの―――。







  ――― ドビュッシーの『夢』の旋律が甦って来 る、
あんまり知られていない曲 だけど・・・・・・。





    *
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最終更新日  2021年02月21日 23時46分41秒


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