「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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2021年04月26日
Victoire de Samothrace 30
テーマ:
★つ・ぶ・や・き★(576122)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
「ガチャ―――が、」
(
ガチャといっても、パズドラとかモンストとかFGOとかグラブルとか
ドラガリとか白猫とかアズレンとかゆゆゆいとか崩壊3rdのことではない)
「
したいなあ・・・
」と
ガチャガチャガチャ...
<
アメリカのスーパーマーケットには商品説明をするPOP
>がまったくないのに、
<
日本のスーパーマーケットには多種多彩のPOP
>があるようなものだ。
*
*
―――
聖水といっても、黄金水のことではない、
*
硬貨
を
入
れ
レバー
を
回
すと
カプセル入
りの
玩具
が
出
てくる
。
グイ...ガチャ...ギギギ...ストン...
「
*
*
*
、、、、、、、
⇒ 自由すぎる女神を揃えよう!
*
、、、、、、、、、、、、、、、
通行人の甲高い笑い声が聞こえる。
「・・・・・・」
目
ぼしいガシャポンを
見
つけて
立
ち
止
まった
瞬
間
から、
瞑
想のさなかの
深
い穏やかな
呼
吸・・
僕
は
人知
れず
、
財布
の
硬貨入
れの
百円玉
をある
分
だけ
、
音
を
立
てないようにしながら
取
り
出
し
、
かえでさんに
硬貨
をそっと
差
し
出
す
。
*
*
フンガフンガフ
ンガフン
ガフン
ガ
......
フ
ガガー
ガー...
フフ
ーンガ
フー...
フン
ガフンガフ
ンガフン
ガフン
ガ...
フ
ガアア
ア...
フ
フンガー
...
ア
ヒルタチ
...ム
カウ
...
ビ
ールノミズウミヲサガシテ
...
ア
サヒスウウゥパアアァァドラアァーイヲサガシテ
...
コ
ノヨノカンロ.
..ス
イモアマイモ
...カ
ンロ
...
セイシュン
ナンテナイ
.
..
アイ
ナンテアリャシナイ
...
ソレデモ
オフロニウカンダ
...
タイリョウセイサン
ナンダ...
ボク
モ
キミ
モ...
ショウヒ
サレテ...
サクシュ
サレテ...ソレデモマダ
ム
カウ...
フンガフンガフ
ンガフン
ガフン
ガ
......
フ
ガガー
ガー...
フフ
ーンガ
フー...
フン
ガフンガフ
ンガフン
ガフン
ガ...
フ
ガアア
ア...
フ
フンガー
...
ガン
ダーラ?
...
ララ
ララー
ラ
ーガ
......
ガ
ンダー
ラ?...
ノ
ー
ノー
...ラ
ラララー
ガ....
*
「よかったら
使
って―――こんなことしか、
彼氏
らしいことできないけど」
「
上田さん、ありがとうございます
」
「でも
かえでさん・・・
」
「
はい?
」
「すみません、ちょっといまから
暴言
するんで、
カメラ止
めてもらっても―――」
「
フフ、止めますよ―――時間
も・・・
葉
の
落
ちそうな
植木鉢
も、
様々
な
想念
という
名
の
顔
のない
生
き
物
の
群
れも・・」
「このような
時
は、きっと、
僕
も
情
けない
男
なんだ、
鬼
が
島
に
増援要請
されます、それは―――
安全保障
なんだ、
いや、
証明不可能
なんだ、
平行
ならざる
二直線
は
必
ず
交
わる」
「
はぁ?
」
「ニューヨークにある、
途中
で
終
わっているように
見
える、
黒
の非
常
階
段
っていうのかな―――
誠実
で
優
しく
尽
くす
非
モテ
男性
なんだ、
エクストリムスポーツ、新感覚のVR到来
」
「
ちょっと言い方がカッコいいですけど
―――
そ
れ
で?
」
「
僕
は
男女平等
であるべきだと
言
いながら、
宗教
やマルチ
商法
の
勧誘
です、
今日
は
見
てもらいたい
壺
がある、
大丈夫、掛
け
軸
もあります、そういうことじゃない、
そうレディーファースト―――
女性
には
優
しくと
言
ってしまう
紳士ステルス
だけど、
いまは
確実
に
違
う、いまは
確実
に、
貢
いでいるステルス―――」
「・・・・・・
ふむ
」
、、、、、、、、、、、 、、、、、、、
「
音もなく降り続いている、ジョジョの擬音
」
「
フフ、すみません、病気ですよ・・・
」
「
ほかには―――
」
「
フフ、ほかには、ですか?
」
「これは
二両編成
、
入
れ
子状
なんだ、モラハラや、
束縛型
とは
違
うけど、
いま、アイドルにお
金
を
貢
ぐ
心理
のように
一途
になりすぎて
沼
になる、
正しい順序で開けないと燃える引き出し・・そうだ、そうなんですよ、
あなたはまだそのことに気付
いていないんだ、
これはね、
周回遅れの奴が先頭集団と競ってる感
じなんです、
気が付くと、無印良品になる、ユニクロになる、じぶんの服
が―――」
「・・・・・・
上田
さんって
時々変
なことを
言
いますね、でもあえて
言
いますが―――
上田
さんがそこなら、
私
はここ、その
上
ですよ」
、、、
「
ですね
」
「フフ、いま、かりそめの
契約を唱
えてしまうところでした、
灼熱の業火が我が身を焦
がす―――」
「でも、
コイルが磁場を移動
したとき、
電流がコイルに流
れます・・
結合と解除
―――、そして
暗黙の取り決
め・・」
「そして
包帯の巻かれていた左腕の邪龍が、
炎殺
するわけですね―――」
、、、 、、、、、、、
「
ですね、あとかたもなく
」
「
・・・・・・フフ、続けてください
」
「
なにか、宇宙人が出てきて地底人が出てきたような具合ですが、
それでも―――続けても?
」
「
いいですよ
」
「そう、ブレーキがかからないままトロッコは
進
みます、
僕
も
時間
に
体力
にお
金
のすべてを
捧
げるような、
見返
りのない
愛
について
考
えます、
勇敢な恋の歌、シーソーゲーム、
桜井和寿ゲス不倫、そして導き出
される・・・」
、、、、、、、、、、
「
せんてんすすぷりんぐ・・
」
「
なるほど、自由とは眩しいものだったんですね
」
「フフ・・・途中からモラル崩壊しているような気
もしますが」
「
大丈夫、百年後は全部未定、仮題は全部グッドモーニング
です、
前に友達が言っていました、エロ本と一心同体となるには食
べるしかない、
まさに
最終必殺技―――ヴァカじゃない、ヴァカ
じゃないんです、
グッド―モーニングようこそ世界、この一瞬!
」
「
フフ、いつも百年後のこと考
えてるんですか?」
「
でも、大切なことなんです
」
「
芸能人みて我がふり直
せ?」
、、、、、、、、、、、、、、、、
「
でもそのようなものは存在しません
」
「
上田さんってはかどるなあ・・・・・・
」
「そうして
僕
は
赤子
の
手
をひねられます、
真実の愛は苦難の連続
です、
優しさ、真心、いつも肩
すかし、いや
善悪、本音と建て前、
仕事とプライヴェート、いつも、三島由紀夫がポージング
してる」
「
フフ、それも病気
ですよ」
「
でも、豊田真由子に言い知れない悲しみを感
じます」
「
個人
の
闇
に
等
しい
最適
な
動線
のシミュレーション」
「
すみません―――ガチャ
してください」
「・・・・・・上
田さんがはしゃいでいるの、久しぶりに見
ましたよ」
*
*
ツ チ ノ コ の 剥 製
と か、
誰 だ か わ か ら な い 野 球 選 手 の サ イ ン が 飾
っ て あ っ た ら 、
ノ ー ベ ル 賞 も の だ よ 、 ゼ ツ タ イ !
*
「
十夏の感染力、十夏の引っ掻き傷
・・・」
「
欲情
の
乱
れが
唯一
の
綻
び―――
(
吸い
ついて
くる―――水母、
吸い
ついて
く―――る・・蛭、
吸い
付いてく
る唇、
吸い
ついてくる意味
の
ない
記
号
・・
「
違うよ、最初からここには何も無
い・・」
―――
繰
り
返
す、
世界
の
君
の
耳
にだけ
聞
こえる
雨
の
音
のように・・
*
*
―――
その
件
の
駄菓子屋
の
記号
は
、
いつも
事態
を
冷静
に
判断
するために、
多少
のゆとりを
持
っている
、
その
心理
の
動
きは
矛盾
のあるものに、
必然的
な
動
きをする。
それがまあ
、大仰
なのであるが、
軽
く
首
を
左右
に
振
り
、身体
を
揺
すり
、右手
に
間接
がなくなったように
掌裏
をかえし、
急
かされて
掛
け
金
を
掛
けるような
瞬
きをした
―――
その
合鍵
のような
一齣。
「
あらら、これは外国人さんかい
」
と、とぼけた
感
じ。
時計
の
針
が
動
き
続
けているような
印象
を
与
え
、
人工的
にねじくれている
感
じを
与
える
。
蜜柑箱
が
輝
いている
、下半身
は
動
かない
。
耳
を
澄
ませば
水滴
の
音
さえ
聞
こえ
、魚
の
図案
が
浮
かぶ
。
、、、
「
アロハ
」
*
*
マスクを
着
けている、かえでさん。
一つかみの
雪
を
宙
に
巻
く。
「
おばあ様、日本人
ですよ」
*
(*1
とは言いつつ、梅干しやポップコーンやあじのりなど、
非常にどうするか迷うものが存在する
)
(*2
菓子パン系、たとえば洋菓子系などをどうするかという
問題もある
)
*
ダイレクトに水音が響い―――
て。
ぞく、と鳥肌を立て
る。
せり上がる尿
道。
目が合って。弱いところを知りつくし
て。
何度も何度も…角度を変えられ
て。
トランクスから跳ね踊る若い肉茎に触れる指先
に、
微妙に震える、何十もの快楽。何百何千もの手
管。
宇宙や天地、愛、生命、永
遠・・・。
、、
―――
ふう
・・。
*
☛ ザトウクジラのバブルネット・フィーディング
*
かえでさんと僕は見繕った末に、お婆ちゃんのところへ持
っていく。
『キャベツ太郎』に『うまい棒』に『ベビースターラーメン』
―――
基本
だ。
子供たちは間接的な知識で、おぼろげな記憶とおおよその地図
で、
腑に落ちない、違和感の、
全然損失がないわけじゃない今日の破廉恥な感触
の、
深くくびれた入り江を探
している・・。
している・・・・・・。
・・・・・・・している、個人的な貸し借り、揉め事、多少の懸念もなくはない、
法律、刑事問題、でも何か付け足したい・・・。
薄い半透明なひとひらの色紙みたいな顔
して・・・。
発光して、電燈の光に油じみた生き物がブランコ乗
りする。
する
の
だ
―――。
(
足の甲を這って、くぼみへと滑る蟻が見
えないか?)
(
見
えな
い
か?
)
ない―――か・・・・・・。
というか、本当にそんなものいたの―――か・・・・・・・。
女性というのは駄菓子好きを公言せず、
コソコソ一人で買って楽
しんでいるという。
彼女
は
西
のはずれの
嵐
の
夜
・・。
マッチ箱をつぶしたようなスタイルのよさ
だったけど、
モザイクのように見える人間の顔や―――表情、皺の動
き・・・。
逆光
のせいかな―――
せいだろう
な
・・・。
穴の中へ引きずり込んで、まだよくわからない火・・。
を、放つ―――
放つ・・・・・。
狼狽と期待の間で、ずれかけているブラジャー。
膝のへんまで下ろしたいスカート。
―――アルマイトの鍍金もそろそろ剥がれそうだ。
キリコの絵の中の情景のように続く。
焦点調節式、判断めぐらすゆとりはまだあるかい。
で、何?
カタラズニイテモ...カジハ...フレルモノ...
、、、、、、、、、、、、、、、
そしてコップ酒に烏賊のあたりめ。
、、、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、
天国も地獄もいらない、縄梯子を固定する気もない。
、、、、、、、、、 、、、、、 、、、、、、 、、、、、、、、、
ただ手を離せばいい、上達の気配、前向きな気配、明るく頽廃的な気配・・。
―――
コ
ロ
ンブ
ス
の
卵
だ・・・
(知らないのかい、虐殺者の卵さ、)
童心に戻りたいけれど、手が汚れるし、
場合によってはなんだかちょっと情けなく見える。
でもぐずぐずしちゃいけないよ、けだるげな影がすぐ落ちた、
蔭から落ちるのは涙さ―――逆光の効果を確かめよう。
クレヨンみたいで、乳色にけむろうとするもの。
狭い咽喉元の隙間を流れる、鉄錆の味。
ああ、転んだ時の味だ―――味・・砂が湿気を呼ぶ。
靄が晴れて、星が見たい。
知らない道も人も、ややこしく交差しながら・・。
食用ガエルの卵、ダチョウの卵、
―――大人になっても、まだまだ、社会人の卵・・
僕の背中には給油口があって、
拳銃みたいなセルフのノズルを差しこまれる。
百円玉に群がる家畜。心臓の鼓動を撮影した記念写真。
これは穴の在り処だ・・・脱出の意欲さえなくした連中だ・・。
「エヘヘ、大漁っつ・・・大量っつ・・・・・・」
でもね、お
嬢
さん、
男性
を
優
しい
気持
ちにさせる、
こう―――
なに
か、
特別な使命へと急がせる、素顔
こそが、
―――
表象
じゃないってこと、
意味
ってこと、
湧き立つ力
ってこと、
君の本当の魅力
なんじゃないの?
光や感光乳剤を用いて印画紙を直接させて制作
する、
ヴォルフガ
ング・
ティルマ
ンス?
って―――言えば・・・。
って―――言えば・・・。
人間そりゃ色々だよ、だけどもさ―――急角度の影、異様な緊迫、
ストレスフル、ロマンチックな風景、恋に社会にフォルクローレ、
ね、でも、それが沢山あるお菓子を選ばせているんじゃないの?
本当は君、何か選びたくて仕方ないんじゃないの。
キャットフードカルカンのキャッチコピーの猫まっしぐら。
その時、ふっと、シャーロック・ホームズが、
百四十種類の煙草の灰を見分けることができるという話が、
あったことを思い出す・・・・・・。
、、、、、、 、、、、、、、
さすがコナンドイル、失われた世界・・。
アーサー、アーサー・・・・。
(
なんだこいつ、七面鳥みたいに鳴いてら!
)
それはたとえば、
エロ本
みたいなものじゃないだろうか。
大学生になってエロ本なんて恥
ずかしい。
そういうことではないだろうか。
(
欲求不満
なの?)
シイ・ワズ・ラブ・・・・・・。
シイ・ワズ・ラブ・・・・・・。
憐れなセールスマンなら、憐れな心理学者
なら、
理解を拒み続
け―――る。
けどね、
自分が何処の誰
かなんて、
わから
ない
ま
ま、さ。
蜻蛉は自分の体重分の餌を三十分で食
べることができる。
それがどうした?
(わからないままさ・・・・・・・)
じわじわと
滲み始めた汗さえ、砂の気配
じゃないの、
耳垢とか、孤独のなにかじゃないの、蠅
だよ、よりつきゃしないよ、
――口の中の味、血の味、鉄分、ヘモグロビンの味・・。
人間って、自然なの、それで片道切符なの、嫌だよ、嫌
だよ・・。
〔SWITCHスウイッチボタン〕が見える。押
す。
何かの微細な起動音
がして、
〔透過ディスプレイ〕が浮
かぶ―――よ。
―――【
接続しました
】という声が聞こえるよ。
―――【
同期しますか?
】
(
九、八
、
七、
六・・・・・・
)
そして、
声が聞
こえる。
《
ご主人様、本当のあなたをお求
めですか?》
、、、、 、、、 、、、、、
駄菓子屋? ここは、落花生畑さ・・。
紙袋をかむった猫になってる・・・。
岩に貼り付いた牡蠣になっている。
音程が狂っていく。
次第に奥に曲がりこみ、狭い一本の道に達する・・。
『コリス 超・怖い話ガム』『タラタラしてんじゃねーよ』
『フルーツ糸引き飴』
『いちごソフト』『フルタハイエイトチョコレート』
というところで落ち着いた。
結構な量にはなってるけれど、これでも千円
いくだろうか?
(宮澤賢治のように三ツ矢サイダーを買おう、)
世界の休日を祝うにはいささかスケールが小さすぎるけれど、茫然自失
さ、
賽の河原さ、見
つけたかった―――
見
つ
け
た
か
った
・
・・。
貧乳のことじゃないけど、小さいは正義
だ!
公然と抑圧する感覚、
つつましやかな恥の感覚
―――は、ない。
そこにはナルシシズムがあり、
麻薬があり、分裂する、病。
―――が、ある。
―――ある・・・。
*
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ドラゴンクエストシリーズのシステムメッセージ―――。
、、、、、、、、、、、、、、
うえださんはこんらんしている。
*
*
*
「
それにしても、すっかり垢抜けましたね
」
「
上田さんも夜坂さんもこんにちは
」
しかし、
人柄の良さは全然変
わっていない。
ちなみにこの
格好は垢抜けた
わけじゃなくて、
単純に、もっとも遠い格好をしてみよう
というコンセプトらしい。
提案者は藤堂先輩。違う人生を味わうならやはり格好
から、と。
「それと、
瀬川教授
も・・・・・・・」
聞いた限りでは普通にお詣りしていたら藤堂先輩
と、
はじけた格好をした中年風の男性を見
つけて、
もしや、と思って話し掛
けたものらしい。
一枚一枚慎重に剥がそうとかいう心掛
けもなかったのだろう。
自家発電。幾つもの棒
をつなぎあわせてあみだくじにして、
その最後に針金を曲げたものや、釣り針
をくっつける。
引っ掛かったのは、質屋の梁を行き来する鼠?
*
頭の中のシロアリに気をつけなければいけない、と僕は思った。
昆虫に寄生するハリガネムシのように、僕は次第に麻痺していく。
前歯が何本か抜けた老人がひゅうひゅうと息を洩らす様相。
―――人は常に見られている。見られていない世界は存在しない。
現代社会に張り巡らされる検閲や、見る見られるの関係性・・。
、、、、 、、、、、、、
他人の眼、他人からの自分・・・。
・・・・・・
何を信じてるの?
僕はインターネットに触れながら、
ある時、祖国を失ってしまったような非現実的な力を感じたことがある。
(鏡の中で自分をうつしだしたとき、
どちらかが本物で、どちらかが偽物という問いのように・・・。)
、、、、、、、、、、
どちらも本物だったら
・・・?
けれど、根底的な聖人の溜息のようなところ。
(性欲があれば借用書と貫通と線香立てはワンセットだ、)
その時も、今もあった。それは文明のある歯車の働きだ。
気息音のあとの破裂音―――。
(白い鴉はいない―――本当かい?)
縄跳びも、デッドボールの瞬間も、
スパゲティーを茹でる光景さえも、すべて、静止してしまう。
無意識の選択と許可。
ゼラチンの底に閉じ込められているみたいだ、時限爆弾、目覚まし時計、
メビウスの輪、靴の中に溜まった汗。
世界に充満する視線における、観者の位置。
思想と名付けるには形のなさすぎる、琥珀色の時間。
重力が違う、濃密な闇の感覚が襲う・・・・。
*
*
*
*
―――
怪しい物音はしなかったか、不吉な予感
はないか、
何かにのぞかれている気
がしないか?
*
(
残
酷は地響きのように迫る沈黙の花弁、
虎の毛皮を剥き、象の牙を折り、肉は大鋸屑のようにした。
そして乾いたごみのような生き物を、他界の月影に置く。
砥ぎたての包丁のような嘴が網膜を切り裂くこともない、
畑だ...神だ、トタン屋根を叩くつまらない雨のリズムだ、
水銀を飲んだ在りし日の迷信のようにいま、
狂える軌跡を描いて寸のつまった迷路が見えてくる、
冬の婚礼―――ああ細やかな白い蠅のようなコールタール、
でも誰も街を知らない、そこに天敵がいることも知らない・・
)
清潔...だ....ダ...
青
に
朱をふ
く
め
た夜
の
言
葉
―――。
*
*
けものじみた熱狂と紅潮をつれて腐った水面に顔を出
す。
菫色の静脈さ、隣の国の中国では、弟子の尼僧
が、
中国仏教協会会長をセクハラ告発。
―――不意に映写機が途切れる・・
(なんて見世物小屋だろう、)
立場を利用した洗脳
、
筋書き通りに運ぶ権力
、
舌打ち、咳払
い、ののしる声、悲鳴、重い物が倒れる音・・、
二律背反、追従笑い、げっぷ、ヒステリーの爆発、
昂奮、生物が凍りつく気配、
繰り返される砂との闘い・・・。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
僕は旧陸軍射撃場演習場跡のような淋しさ―――。
われわれの
国
でも
高野山真言宗
のあるお
方
が、
お
布施
を
運用失敗
し
六.八億円
の
損失
。
(
何の躊躇もない、蛇が蛙を呑み込む、牙が突き刺さる、
痛いだろう―――そして干乾びた狐が生まれた
)
突起
と
窪
み、
数字
や
図形
の
記録
。
(
刻まれ、皮を剥かれ、すっからかんだ、空っぽだ、
)
タイの僧侶なんかだとスケールが違
って、
薬物摂取や飲酒、ギャンブル、買春
・・・・・・。
(
霊柩車に負けないような偽装だね、
)
こんなことがまかり
通
るのかと
思
うほど、
欲望
ではちきれそうになっている、
故障
。
、、、、、、、、、、、、、
さらにプライベートジェット。
駄目押
しだ。これっきりだ、でも、
開
いた
口
がふさがらない。
神社
でこんな
話
はさすがに
聞
いたことが―――
な
い
・・。
高いIQが、三十五ヤード走
や、
片足で立ってバランスをとる能力と強く結びついている、という文章
みたいに。
*
ジグソーパズルはもう完成しているのに、
僕一人だけがまだそれを見ていないというような状態・・・。
、、、、、、、、、、、、、、、、
―――でも思春期の少年のような傷つき方をしている自分に気付く。
喩えはありえないほど悪いけれど、
マリファナを―――こういう時にキメたいぜ、という感じだった。
*
*
*
「
そういえば・・・・・・
」
超マニアック
な
解釈
をするのは
、藤堂先輩。
「
ちなみに
メモ
を
取
り
、ボイスレコーダー
まわすのは
、かえでさん。
僕
も
時折、携帯
の
カメラ
で
アシスト
している
。
声
が
残響エフェクト
の
尾
を
引
きながら
消
えてい
――
く
・・。
、、、、、、、、、、 、、、
絶対に取材にきている―――と思う・・。
*
*
、、 、、、、、、、、、
ねえ、ここからが本番だよ。
*
*
*
そのまま
藤堂先輩が身を乗り出して行
こうとしたので、
その
勇み足を制止
する。
それは
業務上過失致死に等
しい。
(
自動応答プログラムの故障、シネマの溶暗の揺らぐ画面・・
否応なしに見る者の視線は吸い込まれていく。
それは運命が持つ決定論的な力
)
細くしなやかな杖で暗闇をさぐっている盲人
。
せめて
懐中電灯
がいる。
(幼い頃からの恐怖の象徴「砂男」のイメージを、
老弁護士コッペリウスに投影し、
つきまとうそのイメージに自滅する大学生ナタナエルの物語)
「すまん、でも
覗
こうとしただけだよ」
大発見に興奮して先走った風に見
えたけれど、さすがの藤堂先輩である。
でもその
一瞬、何かの妖気にとらわれたようにも見
えたのだ。
吸い込
まれ―――る・・・・。
(光の切れ端はメモリーに触れる、
まるで恐ろしいコンクリート・ミキサーの中・・・)
「
それだったらいいんです
」
僕は
ボルヘスの入れ子構造の感覚
について考えていた。
あるいは
迷宮というものは、すなわちそのようなものだ
、と・・・。
床がトランポリンになったり、トレッドミルに変化
することはないが、
(マップ上のあらゆる設置物に物理演算が組み込まれている、世界・・。)
それは
自分の尾をくわえて円環状になる蛇
や、
自分の足を食べる蛸や、ばりぼりと自分の夫を食べる雌の蟷螂を想像
させる。
深い井戸の底で闇の奥を眺めているような連想
をする。
怪物的なものを連想する異界が
ほんの少し・・・・・・・身を乗り出せば見
えてくる。
おいで、と見えない手で誘
っている―――。
だんだんと
青くぼやけ、朦朧として消えていった。沈黙
がつづいた。
それは
子供の頃、近くに怖い犬が散歩をしている時に息を殺
して、
身を隠すことを教えた、あの本能を思
いださせる。
(認知症を扱う療養所のような都会で、政治のニュースが流れ、
流行の文字が―――流れ・・恐怖の笛は鳴らされる・・・)
その、
かたちのある忘却の中へ、深く深くのめりこんで行
く。
それは
厚い暗闇
だった。
物の形を見るのに光を必要とするものはその世界
にはなかった。
心身制御による呼吸をして神経を休
め、
たくましすぎる想像力を懸命に抑
えつける。
―――
ルネッサンスの波に押されて貝という舞台とともに登場
した、
ヴィーナスのうろんげな表情を思い出
す。
(
ボッティチェリ、
)
それは
映画館の観客
のようだな、と思う。
まず
暗闇のなかにいれられ、 防音した壁のなかで光も音も奪
われる。
一人ずつ座席に固定され蘚苔類
のようにされたあと、
(角度Aと角度Bと二点間の距離xと目の高さhによる世界・・。)
一方に顔を向けるような視線誘導のつくりを無意識的に強制された上
で、
スクリーンから大量のメッセージが、
地下から湧いて出た沼みたいに流し込
まれる。
・・・・・・
椅子の背がバネ仕掛けでうしろへそるように、
文雲さんは腕組みしながら考えている風
で、
かえでさんは逆に少し前かがみ
になりながら、
メモ帳にさらさらとメモ
をとっていた。
企業どうしが持ち合った株や銀行の保有株
が、
証券会社によって誘導されて高値
となるみたいに―――。
「
ネタになりますか?
」
「
いただきですね
」
何処かに罠が仕掛けられているんじゃないか、というような眼つきの瀬川教授。
ヒエロニムス・ボスの『手品師』みたいに、
カップと玉に目を奪われた客の財布を、左端の男が狙っている・・・。
魂の真の闇、釣鐘の中にも似た暗闇・・。
(
スクリーンのなかで耳を切り落としたり眼球をくりぬいたりするシーン、
)
線路
と
転覆器
による
機能的
な
鉄
の
延長部分
・・。
岩盤には三葉虫やウミユリなどの化石
でもあるかも知れない。
僕はそれを海老のグラタンみたいだと思
う。
それに、
蝙蝠や蛇
もいるかも知れない。
(ちなみに、注連縄や鏡餅の起源ルーツは『蛇』である・・)
―――
諸星大二郎の『暗黒神話』が頭
をよぎる・・。
オディロン・ルドンの『笑う蜘蛛』を想像
した。
(過剰な恐怖を抑制するための脳内ブレーキメカニズム。
アーモンド型の小脳扁桃というニューロン群に送られる。
前面側に対向するように設置された偏光板・・・・・・・。)
僕はクロアチアにあるルキナ・ヤマ洞窟群のトロヤマ洞窟で撮影
された、
透明なカタツムリを想像する。地下九八〇メートルあたりに生息
しているため、
太陽が届かず、また視覚は必要
ない。
(
チェックメイトする。狭い咽喉につきあげてくる、恐怖の声・・。
)
僕はふと内側から風が流れているのを感じた。風の特殊な通り道。
油のように耳に忍び込んでくる闇の粒子
が、
静止した空間の中に不思議な図形を描き出
す。
水が流
れているのかもしれない、ひんやりとしている。
(ランボーにおける空想の海・・・、)
もしかしたら
地下河川系が発達
しているのかもしれない、
と
僕が言うと、瀬川教授が肯
いた。
まあしかし火
山帯に直結して熱泉を吹
きかけられるみたいなことはなさそうだ。
「もしかしたら、
水の中を歩
くことになるかもしれないね」
「そうですね、そういうことも
十分
ありえますね」
パーテーションの奥の面談スペース
から、
複数人の騒がしい声が漏れているみたいな真剣な議論
・・・・・。
(
見えてくるものがあるから、統計学や心理学もある、
)
鍾乳洞から動物の骨が出てくるのは珍しくないという話
のように―――。
もしかしたらそこに、
姥捨て山の一つの変化形
があるかもしれない。
そのようなことを、
干上がった魚になるまで十分ほど話
した。
ルネ・デカルトが斜視の女性が好きだったというような構図
にはなった。
マッシュルームの栽培を想起させる。フランスのパリの郊外の鍾乳洞。
口と咽喉とが灼けるような感じで、全身の力
がぬけていくのがはっきりとわかった。
これは
炭素からダイヤモンドを製造するようなもので、人間業
ではない。
自然や真実から比喩を借りて使
えるほど、
自然と真実とに近く生きているのは野蛮人
だけのように。
(液晶偏光板用保護フィルムの淡いきらめきのような心の中へ・・・)
腕組みしている文雲さんに、どうでしょう、心
あたりはありませんか、
と
聞
いてみる。
これはどうも、
人間の手ではないような気
がするんですが、と言った。
みんなの
視線が文雲さんに注
がれた。
天から落ちた大鳥の一枚の羽根のようにふわりと僕等の前で揺
れた。
これまで
聞いたことのないような低く、そして世界中に聞こえるような声。
繊維質のダーツ盤の真ん中に突き刺さる。
「いや、
私はこんなところは知らない。でも、弟子が作
ったのかもしれない」
ということは、
文雲さんの弟子は、こんなことができた
のだろう。
(ボッティチェリの『神秘の降誕』に見られる天使と悪魔)
先程からあまり積極的に発言
はしなかったが、
やはり
文雲さんにはそんな風に見
えていたのだろう。
大当たりを引いたカード。しかし、自然の洞窟
をもとにして、
人工的に拡張されたものであるという可能性も捨
てきれない。
、、、、、、、、、、、、、、、、
ホワイパースライドなる修正テープ。
「しかし
こうして作ったということは、いざという時の抜け道
なのだろう。
もしかしたら、
私が知らない呪術を完成
させたのかもしれない」
その
必要が現実
にあるとして、
それならその
必要はどこから生
じているのであろうか。
理性によって人工的に整理された世界
があり、
徹底して混沌とした途方もない不条理の支配
する、
絶対的に孤独な世界
というのがある。
バッハの危うい完璧
さのような・・・。
(宗教のシステム、精神のシステム、人の心の弱さのシステム。
それが―――。罪というものだ・・・。)
想像を絶する迷宮があるかもしれないし、大からくり
があるかもしれない。
「もしかしたら
木乃伊
のようなものでもあるんじゃないですか?」
言葉もなにやら意味不明
になってきた。
「とりあえず、
大切な物だろう、木乃伊というか即身仏の可能性
もある。
またこうやって
見つかった以上、
私が考えるところ、隕石付近にも探せば同じようなトンネル
があるだろう」
ここから
隕石の場所までは遠
い。
倒れた樹も、自然に老い朽ちたような隕石のポイント。
ピーピー・ドーン島には、二つの石灰岩質の島が元々
あり、
その
間が砂州で繋がった構造
となっているみたいなものだ。
隕石とこの神社までのルートともなると、相当長大
で、
最低でも数キロはある。この見積もりだって聞いた限
りだし、
それだって
地下へもぐるのと、地上を歩くのとでは随分違
うはずだ。
もちろん
二つの位置から探し求める場所があるという文雲さんの仮定が正
しいなら、
必ずしもその数キロであるとは限
らない。
もしかしたらもっと
長いという可能性もあるし、逆にもっと短
いこともありうる。
たとえば
少し下るだけで僕等の目当てのものは見
つかり、
(もちろん複数あるという可能性も、ある)
下まで降りきると地下水脈があって、
別段、何も見
るものがないということだって在り得る。
高い天井から無数の鍾乳石
がたれさがり、
床面には石筍が立ちならんでいるようなところもあるかも知
れないし、
文雲さんの弟子ということなら仏像だって掘
っているかもしれない。
(これはかなり貴重な仏像である。
イギリスのロンドンにある蝋人形だらけのマダムタッソー館・・。
アーサー王、アトランティス、セイレーン、ムー大陸に黄金伝説・・。
―――貴重というなら、鉱物学的に貴重な石もあるかも知れない)
僕は無人の椅子の脚を眺めているような気
がした。
それについてはどれだけ
考えてみても結論は出
ない。
電気が多数の枝線へ配給
されているがごとく。
アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
・・・。
地図がないし、どういう場所があり、
どういう答えが正しいのかも正直
わからない。
おそらく
発見されたことのない場所
である。
思考のリズムは不均一だ。まるで精神攻撃でも受
けているような気がする。
しかも
見通しが悪く、歩
きにくいということならば、
すぐ
行って戻ることができない、と冷静に思
った。
それだけは
今の僕等における真実だ。漆黒の闇に重ねられたまばゆい白
さ。
その
通路の暗がりに半魚人とか、地底人が息をひそめているような想像
をした。
(昔のロシアの貴族が埋葬後に意識を取り戻した場合に、
ベルを鳴らして助けを求められるような棺を考案したみたいに・・・)
これまで
見聞きしたことのない未知の小惑星の地表。
澎湃として湧き起こってくる秘密の心臓の音。
誰かがこうして扉を開ける日を待
っていたのだろうか?
もう
何も語らなくなっても、その何かが息
づいている。
(ファインダーでフォーカス・ロックして、
ナビゲーション・システムが起動して行き先の候補を、いくつか同時的に作り出す)
その
何かが生命の躍動
をしている。
(遠い呼び声が、自分のひそかに隠れている感情を見つける瞬間・・・)
それは、
何かに見つめられているような眼なのかも知
れない。
時間に対するまともな感覚
がなくなってしま―――う。
自然、視線は低く落ち、気がつくと僕は自分の靴の先だけを見
つめている。
*
*
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最終更新日 2021年04月26日 22時10分32秒
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