灯台

灯台

2021年06月19日
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猛烈な早送 り―――、
パソコン室に、いきなり迷彩色の、古めかしいヘルメット の、
兵士の格好をした男が入 ってきた。
サバイバルゲームでもやってんのかと能天気に思 ったが、
​銃をサッと構えた瞬間​
に、

撃たれるとわかって咄嗟に回避 する―――、
ドッと、ドクン、と血液が昂揚 する。
何だ、この頭が逆上せているよな感 じ。
鋭く睨み据 えている。
バン、と銃声が響いた。硝子が砕けた、ほんの少し前まで自分のいた場所 へ。
ルールはわからない、でも殺す理由がある、自分は無抵抗 か? 
――― 気が付いたら、笑 っていた。

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すなら 一発 仕留 めるべきだった・・・・・・








それが 位置 しくしている・・・・・・
はもはや 殺傷性 のある 武器 ではなく、
たんなる 怠惰 道具 にすぎない・・・・・・







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   *


いに って、あちこち りながら、
数秒 玩具 仕組 みを 理解 する――― 不思議 明晰 さだ・・・・・・。


これでも... 友達 がいた....
これでも... 集団生活を守 っていた.......


誰かを好き勝手に殴る蹴るをしたいと思 ったことはなかった、
暴力が忌避され、自分もレッテルを貼 られたが、
それでも力に対して尊敬する者 もいた、
――― そこに救 われてもいた・・
気が付くとそんな奴等とつるんでいた、面白 おかしいことをして、
たまに喧嘩をしていた、将来の夢 もなかった・・・、

でも何かが確かに自分の胸の奥をチクリと刺 した、
こんな生活が嫌だと思 っていたわけじゃない、
ただ、生ぬるくて耐え難 かった、
ずっと退屈だった、違和感はメルヘンレベルに強調 され、​
肉体はずっと錆 びていた、​
でもいまようやく理解する―――動物の本能の残り火 ・・・。​


  *




   *






   *

​​​​ 既に事切れた兵士の、首を、ゴリュン、と力任せに回 した。
そこにやって来た三人もの兵士が、動くのを止 めた。
―――。

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轆轤のように、蜥蜴の尻尾でも切るようなイメージ で。​
​​​​​​​​​ 見事なねじれ人形を作 る。
威嚇―――銃を構えるのが遅い、動揺を隠 しきれていない、
行動にむらが出来る、それでは狙いだって 外してしまう・・・・・・。
怖い、殺される、悪魔、亡霊、人の心の中に巣食う弱 さ、
それが記憶と記録といわれるもの、それが―――人間の行動を形成 する、
識閾下で蝕み続ける平和ごっこ が、
フラクタルのように思 えてくる。

―――もっと、 したい・・・。
―――もっと、もっと、 したい・・・・・・。



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最終更新日  2021年06月19日 03時24分15秒


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