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「つまらないもの」ですが。
よく使う言葉である。
この言葉には、日本人の謙譲の美徳から生まれたものである。
ほかの国のヨウに、贈る物を「すばらしい」というのは簡単で、直球である。(面白みに欠ける)
「つまらないもの」の中には、贈られる側と贈る側のいろんな感情が含まれている。
贈る側がつかう、
「つまらないものですが、どうぞ(お納め下さい)」
この表現に大シマの訳をつけると、
「私としては当然贈るべき最上の品を選んだのですが、あなたにとってはどんな贈り物もふさわしくありません。しかしこの品の価値ではなく、私の心からの感謝のしるしとしてお納め下さい。どんな最上の品でも、あなたにふさわしいといえば、あなたの品格を侮辱することと同じことになりますから。」
ぐらいのカンジだろうか。
結局、日本人が贈りたいのは、品物ではなく心である。