去年、アラモという映画があって、それに出ていた青い目をした白人青年が、次回作はオペラ座の・・・だと、当時マスコミで伝えられていましたので、今日観たのが「あの時言ってた次回作がこれなんだ」という感じです。ラウル役の人です。もともと舞台にたくさん出ている俳優さんみたいなので、歌う役にキャスティングされたのかもしれません。 主演の女優さんは、ミスティックリバーという映画で、ショーンペンの娘役をやったり、ざデイアフタートゥモロウという映画に、クイズ大会に出る高校生役で出演していた人と同じだと、出掛ける前に見た、王様のぶらんちで言ってました。子供の頃に、歌の勉強をしたとかで、それで今回の役をやることになったのかもしれませんが、昨日ウロウロしていたスケボー外人子供集団のなかにいた女の子みたいな、いかにも米人の顔をしていて、パリのオペラ座で働くスゥェーデン人には見えないのです。もう少しヨーロッパっぽい顔の人が良かったのにな、と。身体が細くて軽いことが役に必要だったとすれば、この配役で仕方がないのでしょうか。 題名が The Phantom of the Opera(めったにお目にかかれないオペラの幻影) なんですけれども、ファントムは映画的に最高のキャラクターだと思いました。怖いけど強くて才能があって格好イイーーーという、この矛盾がたまりません。最低なのに最高!というその姿に惹き付けられます。ラウルとクリスティーヌ(主演の女性)が一緒にいるところをファントムが陰に隠れて見ているシーンは、ドラマ・天国の階段のクォンサンウが毎週やっている(すぐそこにいるじゃん!と思ってしまう)みたいな演出で、「こういう演出の仕方は演劇の定番なんだなぁ」と少し感心したというか、面白かったというか。 ファントム役の人は、タイムラインという映画に出ていたらしいのですが、覚えていません。この人の歌が一番良かったです。オペラっぽく歌うより、語るように歌う方が好きです。 歌が多い映画なので、最初は音響が刺激的かと思いきや、だんだん音の洪水に慣れて、次第に気持ち良くなり、眠くなってウトウトした観客が大勢いました。 先に指摘した主演女優の顔が気になり、感動大作とまではいきませんでした。最後の墓地の場面で、何人かのおばさまがシクシク泣いていましたが。 観客は20歳以上中年までという感じで、小さなお子様などはいませんでした。たくさんの観客が冬の土曜日のひとときを過ごしていましたよ。劇中で雪が降ったりするので、今の季節にぴったりの映像かもしれませんが、お正月映画にしても良かったのに。今は中途半端な時期かも。