ヒッパルコスの空

Nov 1, 2007
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テーマ: 宇宙(938)
カテゴリ: 科学者

この本は、火星人を信じたパーシヴァル・ローウェルが書いた日本の印象記だ。

ローウェルは、日本にダーウィンの 進化論 を初めて紹介したエドワード・S・モースのボストンでの日本の風俗事物についての講演を聴いて影響を受けたようだ。
そして、ローウェルの書いたこの「極東の魂」を読んで、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が日本に興味を持ち来日を決意したという。
そんな三人は、日本文化のよき理解者であって、私の興味をそそる人たちです。

パーシヴァル・ローウェルは、天文学者として知られていますが、彼は実業家として成功していたのに、人生半ばで、なぜ天文学に方向転換したのだろうか。

1885年3月に、ボストンに移民定住した名門ローウェル家に生まれ、21歳のときハーバード大学を優秀な成績で卒業して、貿易関係のビジネスの世界に入り、その関係で日本にも滞在していたこともある。
しかし、38歳のとき突然に、私財を投じてアリゾナに有名な ローウェル天文台

余談ですが、大リーガーの選手で、顔がパーシヴァル・ローウェルに似ている、ボストン・レッドソックスのマイク・ローウェルは、名門ローウェル家の子孫なのかと思っていましたが、違っていたので残念に思っています。何故ならば、私の好きな野球選手のひとりだからです。
ちなみに、ハーバード大学総長として高名をとどめるローウェル(Abbott L. Lowell, 1856-1943)は、パーシヴァル・ローウェルの実弟です。

パーシヴァル・ローウェルは、火星人を信じて火星表面の観測をしましたが、彼の研究は、現在では、ことごとく否定されています。 Wikipedia によると、 カール・セーガン博士 が彼を悪評した記事がありますが、私は、セーガン博士がそんなことを言う筈がないと思っています。

しかし、彼が亡くなる前年1915年に、天王星や海王星の軌道に影響を与えていると考えられた、未知の惑星「惑星X」の軌道や位置を計算して発表しました。
そして、彼の意思を引き継いで クライド・ウィリアム・トンボー博士 が、1930年に彼が予言した位置に新惑星を発見しました。
これが冥王星(Pluto)で、その名前はパーシヴァル・ローウェルの頭文字P・Lにちなんだものです。その後の研究で、冥王星は天王星や海王星の運動にほとんど影響しないことが明らかにされ、そして、昨年には、惑星から、準惑星になってしまいました。
しかし、冥王星の発見位置は、ローウェルの予言と一致しています。これは偶然ではありません。

野のはな”☆34★ さん。

これからも宜しくお願い致します。





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Last updated  Nov 1, 2007 03:24:12 PM
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