アイディア積み荷軽トラ疾走

アイディア積み荷軽トラ疾走

2014年04月05日
XML
カテゴリ: 巡礼のお話


オルベイロへ向けて歩き始めたのですが、疲労は限界に来ていましたから、泊まれる所があれば、どこでも入ろうと決めました。左側に家があり、看板があったので、これは民宿かもしれないと思い、とりあえず門のベルを押しました。とにかく、ここは巡礼道ですし、姿や形はだれでも分かる巡礼姿をしていますし、リュックには貝もぶる下げていますから、身元は明らかで、たとえ民家でも怪しまれることはないはずでした。☆1

39-1.JPG

 しばらくしてやっと扉が開き、年配の女性が出てきました。すぐに、泊まれますかと、自分でも何語だか分からない出鱈目言語で言ったのです。日本語だったかもしれません。すぐに、どうぞお入りくださいと言ってくれました。可愛らしい子供がでてきて、だから開けた方がいいって言ったじゃないのと女性に言っていました。どうも子供は孫のようでした。☆2

39-2.JPG

どうして子供の話がスンナリと理解出来たのかは、今では謎ですが、それが言語の本質でもあるように思います。状況によっては全く知らない言葉でも完全に分かってしまうものです。それでなければ、あまり賢いとは思われないイエスの12使徒が海外に宣教しに行けるはずはありません。☆3

39-3.JPG



 その家はやはり民宿のようでした。部屋は全部あいてて、どの部屋もホテルのように立派でした。どの部屋でもいいと言われたので家の出口に近いところを選びました。もちろんトイレとシャワーは共同ですが、トイレもきれいで、シャワーはいろいろな蛇口があったりお湯の出口も宇宙船のようなデイズニーランド的な不思議な作りになっていました。値段は朝晩おやつ付きで20€でしたから、普通のアルベルゲよりも安くなってしまいます。夕食もステーキのコース料理でワインやビールも出してくれて朝も早くから朝食を用意してくれて、2200円くらいでは申し訳ないような気がしました。子供と仲良くなって、爺さんと孫のように遊んでいたので、おまけをしてくれたのかも知れません。オルベイロアに泊まるならば、この民宿をおすすめします。☆4

39-4.JPG


 ベッドも大きなホテルのベッドと同じですから、ゆっくり寝られて助かりました。明日は40キロ越えで、フィステーラを目指さなければなりませんから、この民宿に泊まれたことはとてもありがたいことでした。次回です。ありがとうございました。☆5

39-5.jpg






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年04月05日 09時32分47秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: