この日の道も巡礼道ではなく、国道の脇を歩くことになります。SANTAREMからは巡礼道になります。田舎の国道で特にカーブしているところでウサギ耳型サイドミラーの巨大トラックとすれ違ったら完全にアウトになります。もうこれはかけになります。エイと歩いて巨大トラックが来ないことを祈るばかりでした。雨も降りはじめてしまいました。途中にちょっとした町がありました。そこのバルでカフェコンレチェと一寸したものを食べたように思います。非常食としてスニッカーズを買いました。コカコーラとスニッカーズはスペインでもポルトガルでも多くの店に置いてありました。トイレを借りて出発しましたが、後どの位、どんなところを歩けばいいのか分からない状態だったと思います。とにかく国道があるだけですから道に迷うことはなかったと思います。☆1
SANTAREMは大きな町です。入り口に装甲車と兵隊さんのモニュメントがありちょっとギョとしました。ギョッとしたまま町に入っていくと、とても美しい町でした。バルでコーヒーを飲んでいる、暇そうなおじさん達にどこかに案内所がありませんかと聞きました。暇つぶしの種が飛んできたようなものですから、いろいろ聞かれました。日本から来た巡礼者だということは伝わったみたいで、ぼくと同程度の、ようするに出鱈目英語で案内所のある場所を教えてくれました。出鱈目英語同士だと英語は通じるのです。☆2
商店街のなかに案内所はありました。そこにいた若い女性は英語ができるのですが、とても分かりやすい英語といっても、単語での会話になりました。宿を頼むとオールドスタイルかニュースタイルかというのですが、ニュースタイルは安いと言いました。それはきっとドミトリーのことだと思いましが、やはりその通りでした。それから巡礼地ファティマに行くには後2日泊まらなければならないのですが、その間に宿はありません。そのことを伝えるました。ぼくの後ろに若いカップルが順番を待っていましたので、長くなりそうだったので、この人達を先にしてくださいと言ったのですが、そんなこと気にしなくてもいいのよと言いました。若いカップルも笑いながら気にしないでくださいと言いました。 今回の旅で感じたことは、自分の順番や座席の権利は激しく守るということです。これはどこでもそうだったように思います。店の人と客が世間話をはじめても、後ろに並んだ人はそれを気長に待ちます。日本だったら大変なことになりそうです。☆3
さて案内所の人は、電話を何カ所かに掛けたくさんポルトガル語の早口でしゃべっていました。そして紙に住所と名前を書いたものをわたしてくれました。そして、説明はなんとパソコンのグーグル翻訳で日本語に直しながら説明をしてくれました。二つの村の消防署と話したので、そこで泊まりなさいということでした。これで野宿は回避されました。☆4
お礼を言って、案内所のそばのドミトリーの宿にいきました。そこも案内所の女性が電話を入れておいてくれました。SANTAREMは町も綺麗で人も親切です。ポルトガルは SANTAREMは外せない場所です。さて宿の人も親切で、最近日本人が泊まったよと言って記録ノートを見せてくれました。サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指してリスボンから歩いている人がいるようです。明日から巡礼道はファティマへの道になります。☆5
巡礼の道 第99回 Fátima(ファティマ… 2014年08月01日
巡礼の道 第97回 PERNESの夜は更けて … 2014年07月26日
巡礼の道 第96回 SANTAREMからPERNES… 2014年07月12日
PR
カテゴリ
サイド自由欄
Nike ナイキ シューズ ランニングシューズ NIKE FREE RN MOTION FLYKNIT 2018 - MEN'S
価格:34430円(税込、送料無料)
(2018/7/28時点)
コメント新着
カレンダー