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今日で6月も終わり。木曜からはいよいよロイヤルですね~。私は何度も書いてますように大阪での「ロイヤル・ガラ」のみ観に行く予定ですが、どうもこのガラ公演、チケットの売れ行きははかばかしくないようです。ぴあとイープラスで見た限りでは、S、A、B席は全てまだ余裕があるようで・・おいおい、公演までもうあと一週間程度だっていうのに、これはヤバイんじゃないの?会場に行って、ガラガラ状態だったら悲惨ですよ~。折角こんな素晴らしい企画なのに、勿体無い~!しかし東京公演のチケットも、売れ行きはそれほどでもないようですね(特に「シルヴィア」?)NBSからも、チケット購入者(S・Aのみ)全員に「シルヴィア」のDVDプレゼント!なんていうイープラスとの共同企画?のお知らせが届いていて、そんなにチケット売れてないのか~、なんて思っていましたが(売れてたらこんな企画するはずないもんね)、「ロイヤル・ガラ」もどうやらかなりヤバイ?感じです。いや、でも確かに、ある意味納得(と言うのもなんですが)でもあるんですよね。最初このガラの内容を知った時、私は凄く嬉しい!と思いましたけど、同時にこれって、皮肉な話だけど、ものすごく「東京向き」の公演内容だなぁ、と思ったのも事実なんですよね。大阪でこの内容で、しかもこのお値段で、お客さん集められるのかな?とちょっと気がかりに感じたのも事実なんです。バレエ公演って、殆ど東京に集中しているため、バレエ鑑賞を趣味としているような、所謂バレエファンというのは、他の都市を思いっきり引き離して、東京に集中しているんですよね。大阪も大都市ですけど、バレエファンと呼べる程の熱心なファンは、東京とは比較にならないくらい少ない。そのことは、06年マリインスキー来日時に、「ヴィシニョーワのすべて」大阪公演を観に行った時に痛感したことです。観客の入りも少なかったし(フェスティバルホールであんなに空席の目立った公演は私には初めてでした)、盛り上がりも東京と比べると全然。そのことは、当時こちらでも書いてることですけど、同じ「ヴィシニョーワのすべて」公演なのに、東京とこうも違うか!と東京とのあまりの「格差」に愕然とさせられたものです。大阪では、「ヴィシニョーワ」の名前だけではお客さんを集められない、という現実に直面し、思わず考え込んでしまいました。この公演の中で、一番拍手が沸き起こった瞬間(カーテンコールはまぁ別として)というのが、「ルビー」の幕開け、ダンサーたちが手を繋いで立っている姿が現れた時でした。このシーンは、大阪での同公演のチラシ、ポスターに使われていた写真と同じシーンだったんですよね。東京ではこのシーンで拍手は起きなかったと思うし?ヴィシニョーワ、コールプが登場した途端に拍手が沸き起こったのに、大阪ではシ~ンとしていて。東京では各幕ごとに、何度も何度も繰り返されたカーテンコール。ヴィシニョーワも本当に嬉しそうだった。なのに大阪では・・(別にヴィシニョーワや他のダンサーの調子が東京に比べて悪かった、というわけではありません)。東京でのあの盛り上がりは何だったんだろう・・ヴィシに申し訳ない・・とさえ思ってしまったものです。まぁ、別に観客に責任がある訳では全くなく、要は「環境」の問題なんですよね。日ごろいかにバレエ公演というものが、東京で集中して開催されていることか、改めて思い知らされた、ということです。あ、あと日本の観客は、バレリーナ、女性ダンサーよりかは、男性ダンサー目当てにバレエ観に行く方が多いのでしょうかね?「ルグリと輝ける仲間たち」や「マラーホフの贈り物」公演は、これ程寂しくはなかった、特に「ルグリ~」公演なんかは大阪でもかなりの盛り上がりを見せてくれたと思うのですが。男性ダンサー観ることを主目的に劇場に行かれる方の方が多いのでしょうか?私は「1にバレリーナ、2にバレリーナ、3、4がなくて5に男性ダンサー」って感じの観客で、何をおいても先ず女性ダンサー、の観客なんですが。と、なんだか長くなってしまいましたが、とにかく「ロイヤル・ガラ」、このプログラムはバレエを知ってる、熱心なバレエファンには嬉しいものだと思うのですが、そうでない方、初めてバレエに触れる方や、まだ数回しかバレエ観たことのない方には、決して魅力的に写るものではないように思えます。そもそも「ガラ」って言葉の意味がわからないじゃないですか。こんなフランス語、私もバレエ観るようになって初めて知った言葉です。それで大阪では破格とも言えるこんなお値段では、そりゃお客さん集まりませんわ・・本当に皮肉な話ではあるのですが、大阪でこそ「眠り」を上演するべきだったのでは?と思います(平日7時開演だと難しいかな?)。「眠り」だったらバレエに馴染みのない方にとってもとっつきやすい演目だと思うし、少なくとも「ロイヤル・ガラ」よりはよっぽど集客力あると思うんですがね。豪華絢爛なおとぎ話の世界は、日ごろバレエにあまり馴染みのない方にとって最適だと思うんですが。とまぁ、今更私ごときが何を言ってもどうなるものでもないし、当日になってみると案外お客さん入ってたりするのかも知れないですけどね。
2008年06月30日
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昨日はボリショイ大阪公演「白鳥」「ドン・キ」のチケット一般発売日だった。ところが昨日私は所用に追われて、ネットはおろか電話さえ出来ない状況で。今日になって漸くチケット取ろうとぴあとイープラスのサイトを覗いてみたのだけど、S席は既に完売か、2階席が少し残っている程度。ホールに電話してなんとか席は確保したものの、ホール所有分のチケットもS席はかなり残り少なくなってるみたいで、私がオペレーターさんと話しているその間にもどんどんお席が埋まって行ってしまい、結局S席のチケットは取れたものの、なんともチャレンジングな?席になってしまった・・良いのか悪いのか、当日その席に座ってみるまで分からない、予測が付かない席。でももう他にこれ以上良さそうなお席が残ってなかったので仕方ない。プレオーダーとかに申し込んでみても良かったんだけど、フェスティバルホールの場合、前方の席は殆ど段差がなく、しかも舞台が高い為、ダンサーのポワントが見えないという、バレエ鑑賞には全く不向きな構造になっている為、怖くて申し込むこと出来ないのだ。発売初日から暫くは申し込みが集中するから、もう少し待っておけば、キャンセル分とかが戻ってくる可能性あるけど、やはり一応席を確保しておかないと不安で・・フェスティバルホールは来年から建て替えられる為の工事に着工するそうだけど、新しいホールは前方でもちゃんと段差のある、バレエ鑑賞に適した構造に是非ともして頂きたいです。しかしフェスティバルホールが新しくなって、立派なホールとなることは嬉しいのだけど、そうなるとびわ湖ホールは益々ピンチになるんじゃないかなぁ?だってJR大阪駅~大津駅間って、最速の普通電車(関西では新快速電車という)に乗ると40分程度しかかからないんですよ。西宮にも立派な劇場があるし、電車で一時間圏内の場所に3つも素晴らしい劇場が出来れば、周辺部であるびわ湖ホールが一番その煽りを食うことになるのは目に見えてる。フェスティバルホールが新しくなるのは嬉しいことだけど、びわ湖ホールは大丈夫なのかなぁ?って、滋賀県民としてはどうしても気になってしまうよ。3つの劇場が共存共栄して、関西でのバレエ公演を増やし、バレエ鑑賞者の層を広げる結果となってくれることを祈るしかない。3つの劇場が団結して?バレエ公演東京一極集中の現状を打破する結果となってくれることを願うのみだよ。
2008年06月29日
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今回の「白鳥」、主役のルンキナにはそれ程心を揺さぶられるところまでには至らなかったものの、それなりに楽しんで観ることが出来ていたのですが、最終幕だけは??でした。ロットバルトに王子が戦いを挑み、格闘の末、ロットバルトの羽をもいで勝利!という、一般的なハッピーエンドに至る流れを想像していたのですが、ジークフリートがロットバルトに戦いを挑んだのかが、そもそも分からないのです。なんか、いつの間にやらロットバルトが苦しみだし、勝手に自滅してくれた、みたいに見えたんですけど気のせいでしょうか?しつこいようですが、席が舞台から遠かったので、私も確信を持って言うことが出来ないんですけど、少なくともジークフリートとロットバルトとの戦いがあったようには見えなかったように思うんですけど?勿論、オデットの元にジークフリートが駆けつけて許しを請い、彼を許したオデットと王子が、ロットバルトを前にいろいろ奮闘?していたのは分かったんですが、そうこうしている内にいつの間にかロットバルトは苦しみだし、勝手に死んでくれた、みたいに私には見えたんですけど、間違ってます?あんまり自信はないのですけど、ジークフリートとロットバルトの一騎打ち、というシーンは無かったように思うんですけど?しかしそれだとしたら、一体ロットバルトはどうして滅んでしまったのか?全く訳が分かりません。やはり知らない間に二人は戦っていたのでしょうか?しかしそんな重大なシーンを見逃すなんてことあり得るのでしょうかね?まぁ、二人の戦いといっても、案外あっさり、そりゃないだろ~!ってなくらい、簡単に勝負がついてしまう版も多いので、その類だったのでしょうかね?う~ん、わからない・・・しかしまぁ結局、悪魔は滅びてオデットたちは晴れて自由の身となり、目出度し目出度し。オデットとジークフリートは幸せに、いつまでも幸福で暮らしました・・ということなんでしょうね~。ま、それはそれでいいんじゃないの?って感じですが、何度も言ってるとおり、私は「白鳥」は悲劇で終る方が好きなのでね~。でもまぁ、なんだかんだ言っても、観に行けて良かったです。一度はルンキナの白鳥、観てみたいと思ってたし、ウヴァーロフを久しぶりに観られたのも嬉しかった。牧版「白鳥」については、全くオーソドックスな「白鳥」という感じで、可もなく不可もなく、といったところでしょうか。美術や衣装は、上品で落ち着いていて、新国らしさが感じられ、私は気に入りました。唯、「ルースカヤ」の踊りについては、わざわざ入れる必要あったのか?とかなり疑問ですけど。元々キャラクターダンスが好きではない私には、あまり有難くないことでした。湯川麻美子さんの踊り自体は見事だったと思いますが・・むしろキャラクターダンスについては一部削って欲しいくらいです。長々と見せられると、本当に飽きてきてしまうので。しかしな~、やはり私は「白鳥」はザハロワで観たいです。あ~、ザハロワが恋しい~。やはりボリショイ来日は、東京まで彼女の日を観に行ってしまうと思います。
2008年06月27日
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ルンキナは、オデットも素晴らしかったのですが(私的には少々物足りなさが残ったとはいうものの)私にはオディールの方が印象深かったです。一言でいうと、とても魅惑的なオディールでした。ザハロワのように、ひたすら「圧倒的な美しさ」「圧倒的な輝かしさ」で魅了してくれるわけではないし、アレクサンドロワのように、眼の覚めるようなテクニックや「オーラ」で観客を虜にするわけではないけれど、ルンキナらしい、彼女に合ったオディール像というものを、とても上手く演じていたと思います。彼女のオディールは、基本「オデット」としてのスタンスを崩しません。悪魔の娘ですが、この場ではあくまで「オデット」です。美しく魅惑的な「誘う女」。昨夜のオデットも、一見儚げでおとなしやかでありながら、実はかなりの情熱を持っている、という風でしたので、それをもう少し「強調」してみました、という感じです。「オデット」が王子との出会いに心をときめかせ、王子の自分への愛の誓いを信じて、もうすぐ自分(達)は悪魔の呪いから解き放たれ、幸せになれるのね!そんな風に思って、昨夜よりも一層美しくなり、輝いている。喜びから彼女の心は知らず知らずに大胆になる・・そんな印象を与えるオディール。あくまでオデットが、王子との出会いに心弾ませて、妖しく輝いている、そんな印象でした。特に窓辺に本物のオデットが映し出され、彼女にとっては最大のピンチ!というその時、それから先の彼女の踊りの美しかったこと!妖しい光は影を潜め、彼女は「オデット」としての清らかな美しさで王子に訴えかけます。「さっきの白鳥のことなんか忘れて。私こそが本物のオデットなのよ、覚えているでしょう?昨夜あんなに熱く愛を交し合った私を。悲しみに打ちひしがれていた私を、あなたは救ってくださると約束して下さったわね。あの時の喜びを、私は一生忘れないことでしょう・・」とまぁ、こんな台詞が聞こえてきそうでした。彼女の場合、踊りに変にインパクトがなく、強烈なオーラがないことなどが却って幸いして、オディールをオデットと思い込ませる、王子に信じ込ませるという設定が、非常に説得力を持って映った、と言えると思います。こんなオディールの手に掛かれば、ジークフリートはもうひとたまりもありません。彼女こそ自分の花嫁になる人だと、オディールに愛を誓ってしまいます。正体を現したオディールとロットバルトは高笑いを残して宮殿を後にしますが、去り際にオディールは、王子から貰った花束(花嫁へと贈られる物)を思い切り投げ散らします。いや~、この演出はいつ見ても気持ちがいいですね~(笑)。この演出(花束投げ捨て)のない版もありますけど、この演出があった方が私は断然好きです(笑)。とまぁ、ルンキナのオディールは見事なものでした。ので、何度も言うようですが、もっと舞台に近い席で観たかったですね。ルンキナは、遠い席から見るには勿体無いダンサーだと思いました。かなりの演技派のように見えましたので、舞台から近い席で観た方が、きっともっと楽しめたのではないか?と思います。グラン・フェッテは時々ダブルを入れてのものでしたが、見た角度の問題でしょうか?私にはあまり綺麗とは思えませんでした。「ファラオの娘」のときは、それまでの踊りには全く感心出来なかったのですが、フェッテはトリプルまで入れて、とても綺麗に回っていたので驚かされたのですが、今回はいまいちでした(と私には見えた)。けど会場は大盛り上がりで、やはりフェッテの威力はいまだに絶大なものがあるようです(笑)。
2008年06月22日
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NBSのサイトにて発表になっていました。コジョカル並びにマックレーは、怪我の影響により、日本公演への参加が不可能となってしまったそうです・・いや~、いまや「ロイヤルの顔」であるコジョカル。彼女のオーロラを楽しみになさっていた方には本当に残念な事態になってしまいましたね・・私も「ロイヤル・ガラ」で彼女を観られるのを楽しみにしていたので、今回の知らせは残念でなりません。彼女はちょっと怪我が多いですね。前回の来日でも「シンデレラ」は降板してしまいましたし。怪我をし易い体質とかあるんでしょうか?ザハロワが怪我とか、殆ど聞いたことはないように思うのですが。
2008年06月20日
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ルンキナ&ウヴァーロフによる「白鳥」、無事に観に行くことが出来ました。相変わらず新国のダンサーの皆さんは素晴らしく、ピーター・カザレット氏による舞台美術、衣装等は上品で、とても素敵だったと思います。良い舞台を観せて頂けたな~、と先ずは感謝感謝です。ウヴァーロフは久しぶりに観ましたが、相変わらず、「出てきただけで王子」ですよね~。とにかくウヴァーロフ@ジークフリートは良かったです。しかし何と言っても「白鳥」の主役はオデット/オディールですからね~。私も一番のお目当てはルンキナだったわけですし、彼女がどんなオデット/オディールを見せてくれるのか、楽しみな反面、不安も(いい加減くどい!と言われてしまいそうですが、なにしろ彼女に対してはトラウマが残った状態なままなので・・)抱えながら観に行ったのですが・・え~、結論から言うと、多分とても良いオデット/オディールだったのでは?と思います。少なくとも「アスピシア」よりは、オデットの方がず~っと、否、100倍くらい彼女には合っている、と思いました。なんといっても彼女はプロポーションが素晴らしい。「白鳥」踊るには欠かせない、恐ろしく細くなが~い腕、美しい脚、ほっそりした身体。白鳥の化身のようでありながら、女性性があって、華奢で儚げ。とても女らしい。それでいて白鳥の女王、というよりは王女、という言い方の方が相応しいように思いましたが、王女としての気品も失わない、私は皆(共に白鳥にされてしまった彼女の侍女たち)の身を守らねばならないんだわ、というように思い定めているふうなのも、なんというか「けなげ」という言葉がぴったりくるような、そんな感じなんですよね。こんなオデットに出会ってしまったら、そりゃあジークフリートじゃなくとも誰だって一目で恋に落ちちゃうでしょう。この人を守ってあげたい!と男心にもの凄く訴えかけるタイプのオデットですよね(多分)。美しく儚げで、それでいて凛とした気品も失わない、まさに「絵に描いたような」オデットで、そんな彼女がジークフリートに対し心を開いていく。「恋に落ちました」感がかなり濃厚なオデットだったように思います。情感豊かなオデット、のように私には思えましたので、席が良くなく、舞台からかなり遠かったのが本当に残念でした。もっと近くで観たかったな・・とまぁ、普通に観れば、ルンキナはとても良かったと思うのですが、う~ん、何故だか私にはそれ程訴えかけてくるものはありませんでした。何故なんだろう?確かに素晴らしいと思える、それは事実なのに、何故それ程私の心には響いて来ないんだろう?席が良くなかったから、という事情も大きいとは思うのですが、それにしても・・と考えていて思ったのですが、ルンキナのオデットには、何と言うか「オーラ」があまりないんですよね。あれだけプロポーション、容姿に恵まれていながら、新国のダンサーの中にいても突出していない。どころか殆ど目立たない。勿論オデットである、ということは分かるんですけど、周囲に溶け込んでしまっている感が強い。そういうところがいい、と思う方もきっといらっしゃるとは思うんですけど、私には多分それが、彼女のオデットを客観的に観れば素晴らしい、とは思いながらもそれ程心を揺すぶられない、決定的な理由だったのではないか?と思いました。私はやっぱり、クラシックバレエのヒロインには、絶対的な存在感、何もせずとも、ただそこにいるだけで、ヒロインだと分かる、オーラを放つ存在でいて欲しいんですよね。オーラ、「華」というもの、どうしてもそれを求めてしまう。そしてそういう基準でルンキナを観た時、彼女には「華」がない、ないというのが言い過ぎなら、少ない、と私には思われます。ある意味、等身大の、生身の人間っぽくて、観客が感情移入し易い、という言い方も出来るでしょう。「仰ぎ見る」ような存在ではなく、等身大の存在。そういうタイプのダンサー、或いはオデットを求める方には、ルンキナはぴったり来るのではないか?と思います。視覚的に文句の付けようはありませんし、演技もよい。けど、私はバレリーナには、とりわけクラシックを踊るバレリーナには、何よりも先ず、「仰ぎ見る」存在でいて欲しいんですよね。決して手の届かない高嶺の花。等身大の一女性、なんかでは絶対いて欲しくないわけです(舞台の上では)。ルンキナは「仰ぎ見る」存在ではないように私には思われました。そしてそのことが、多分私が彼女のオデットにそれ程心を揺すぶられなかった唯一の、理由なのではないか?と思います。くどいようですが、普通に観て彼女のオデットは素晴らしかった、と思うのですよ。けど、圧倒的なまでに輝く「オーラ」がない、「華」がない(あくまで私の主観に過ぎませんが)。輝かしいまでに輝き、眩いまでのオーラを放つ。クラシックバレエのヒロインには、私は先ず、何よりもそういう存在であることを求めてしまう。故にルンキナのオデットに感動することが出来なかったのではないか?と思われます。
2008年06月19日
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以前にも「天璋院篤姫」について書きましたが、相変わらず今年の大河「篤姫」は面白いですね~。昨年も、一昨年も面白かったですけど、とにかくこんなに可愛い「お姫様」が主人公っていうのは今までに無いことで?凄く新鮮ですよね。原作の「天璋院篤姫」のキャラとはかなり違いますけど、あんなに可愛くて天真爛漫で無邪気な姫、というより「今時の女の子」といった感じの篤姫は、ドラマとして見るには充分面白いし、視聴者の共感を得やすいのでしょう。篤姫の衣装等装いにも本当に目を引かれます。可愛いな~、宮崎あおいちゃん(笑)。当初「篤姫」の主役に彼女が決まったと知った時には、原作とのあまりのイメージの違いに大丈夫なんだろうか・・と思ったものですけど、脚本がよく出来ていますよね。宮崎さんのチャームポイントを最大限に引き出すように上手く創られている。家定との夫婦生活についても、一体どのように描かれるのか心配だったんですけど、なるほど、こう来たか~、って感じです。っていうかあの篤姫と家定では、こういう描き方でも違和感ないですよね。なんかお二人とも似た感じで実の兄妹といっても通じそうな感じだし、宮崎さんも実年齢よりずっと若く見えるので、ああいった夫婦関係でも違和感ないというか、痛ましく感じられないというか。しかしもうすぐ家定亡くなっちゃうし、篤姫が本領を発揮するのは夫亡き後「天璋院」となってからなので、ドラマもこれからが佳境といったところでしょう。慶福(家茂)の将軍就任、井伊直弼による一橋派、尊攘派弾圧である安政の大獄、桜田門外の変、公武合体論勃興による和宮降嫁、と時代はめまぐるしく変転、まさに激動の時代を迎えます。原作では、和宮と篤姫を対置させることによって、篤姫という人のキャラクターがより明確、というかそれまではどちらかというとそんなに篤姫の心情描写等はされていないんですよね。主に事実関係を描いていて篤姫自身のキャラというのはそれ程明確ではないように思うのですが、和宮と対置させた時、初めてこの人のキャラというのがはっきりと、しかも強烈に読者に印象付けられる、そんな印象を私は持ちましたので、ドラマでもこの辺りは出来れば、原作に近い形で描いていって欲しいです。和宮と対置させた時、その時はじめて、篤姫というのはつくづく「武家の女」であったということが理解出来ますし、それに対して和宮は完全に「お公家さん」なんですよね(当たり前といえば当たり前ですが)。篤姫の和宮に対する不満というのも、元を辿っていけば結局はそこ(彼女が公家であるということ)に行き着くように、私には思われ、これは単なる嫁と姑の対立でもなければ江戸と京都の対立でもない、煎じ詰めていけば結局は、「武家」VS「公家」なんですよ。武家の女としての価値観しか知らなかった篤姫は、あくまで武家の女として和宮に相対しますが、武家の女の価値観など持ち合わせていない和宮には、篤姫の気持ちは通じない。結果、両者は悉く対立し(和宮自身が正面切って篤姫と対立する、という感じではないのですが)、互いに不信感を募らせるばかり。武家の価値観と公家の価値観が真正面からぶつかり合った、それがこの二人の対立と言われるところの、一番大きな要因であったのだろう、と私には思われます。まぁこの辺りは、私が原作を読んだ限りにおいて感じた、あくまで私個人の感じ方でしかないのは改めて言うまでもないことですが。しかしな~、個人的には篤姫の、慶喜に対する思いというのも原作どおりに描いていって欲しいです。彼女は周知のとおり、当初は完全なる一橋派、として大奥に送り込まれます。しかし暫く後には、彼女は完全に慶喜が嫌いになります(あくまで原作によると、ですが)。嫌いなんて生易しい言い方では表現出来ないくらい、彼女は慶喜に対し憎悪の炎を燃やすことになり、それは彼女が死ぬまで変わりません。昨日の放送では、家定が一橋慶喜のことを、嫌いと言い、それは何ゆえか?と問われると唯「勘だ」、と言っていましたが、これは意味深な発言であり、この後の伏線となるやり取りではないか、と思いました。何しろ篤姫は、21歳という若さで亡くなった家茂の死を、慶喜(派)による毒殺だと信じきっており(これまた原作によると、ですが)、家定の死についても疑いを抱くことになるのですが、とにかく彼女は「慶喜憎し」の人になっていくのです。それは、徳川宗家の実質的な総帥として、徳川宗家を守りたい彼女にとって、哀しいまでに「徳川宗家の為に」生き抜いた彼女にとって、徳川政権を崩壊させ、徳川家を存亡の危機に陥れた慶喜は、絶対に許せない存在だったのでしょうね。今のところ、ドラマに出てきた慶喜は、原作どおりの描かれ方をしており、この路線を絶対に崩さないでお願いしたいです。勿論慶喜には慶喜の「大義」があり、彼の選択は、後から見れば正しかった、としか言えないように思うのですが、いかに聡明でも、あの時代の「婦徳」「婦道」を絶対のものと信じきっていた篤姫には、嫁いだ家の繁栄の為尽くすことこそ「生きる道」であり、その「家」を犠牲にしてまで「国」のことを考える、などということは、思い及ばないことでした。あの時代の「女性の限界」としか言い様がないのでしょうね、この辺りは。いずれにせよ、家定には悪いですが、彼が亡くなってからこそが篤姫の、いえ天璋院の真骨頂。これからも「篤姫」には目が離せません。
2008年06月15日
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ytvバレエシリーズのサイト上にて発表になっていました。大阪公演「白鳥」は、ルンキナ&グダーノフ、「ドン・キ」はオーシポワ&ワシーリエフだそうです。ちなみに料金はS席1万7千円から(ボックス席は1万9千円だったかな?)だそうです。そうですね~、感想としてはオーシポワ&ワシーリエフの「ドン・キ」は是非観たい!と思っていたのでこれは嬉しいです。「ドン・キ」に関しては、3組予定されているキャストの内、どのカップルでもいいと思っていましたが、何と言っても昨年のボリショイ&マリインスキー合同ガラでのパフォーマンスがあまりに鮮烈な印象として残っているオシポワ&ワシーリエフが、あえて言うなら一番観たいかな~、と思っていました。なので、この二人を大阪で観られることになったのは嬉しいです。オシポワちゃんは前回の来日では「ラ・バヤデール」影の王国の第2ヴァリをはつらつと踊っているのを観て印象に残っていたのですが、2年後には主役として観ることになったのですね~。なんか感慨深いものがあります。「白鳥」に関しては、ちょっとばかしびみょ~かな・・なにしろ来週にはルンキナの白鳥観られるのですから。来週素晴らしければ、近いうちにまたもう一度観られるのね!と嬉しい気分になれると思うのですが、それ程でもなければ、う~ん、またルンキナか・・なんて思ってしまうかも知れません。勿論、ダンサーのコンディションはその時その時で違うし、全く同じ舞台というのは一度としてあり得ない、ということも分かってはいますけど。唯、パートナーシップということに関しては、ルンキナとグダーノフは相性はとても良いと思いましたので(前回びわ湖での「ファラオの娘」で観た限りでは)、この二人の「白鳥」はなかなか良いのではないか、と思います。グダーノフは見た目正直あまりハンサムとは言えないし、ちょっとばかし地味・・という感じなのですけど、踊りはとても上手だった!(ボリショイのプリンシパルなんだから当たり前といえば当たり前なんですが)のを覚えているので、どんなジークフリートを見せてくれるのか、再会が楽しみなダンサー。しかし何と言っても私の関心の一番はバレリーナにあるので、とにかくルンキナですね~。とりあえず、来週です。来週の「白鳥」を観てみないことには。そうそう、名古屋での「白鳥」はザハロワ&ウヴァーロフだとどちらかのサイトさんで見たような気がするのですが、本当なんでしょうか?本当だったらこんなに嬉しいことはないのですけど。
2008年06月13日
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来週の新国「白鳥」大阪公演、先日チケットを取ろうとぴあのサイトを覗いてみたところ、なんと売り切れ!うっそ~、って感じで焦りまくってホールに問い合わせてみたところ、なんとかチケット取ることは出来ましたが・・まぁこんな事情ですので良席のはずありませんよね。こんなんだったら、もっと早くにチケット取っておけば良かった~、と後悔しても後の祭り。けどまさかこんなにチケットの売れ行きがいいなんて思ってなかったんだもの・・やっぱ「白鳥」の威力は絶大なのか?それともこの公演は大阪国際フェスティバル(だったかな?間違ってたらすみません)の一環だそうですから、その関係かなぁ。かなり早くからチケット売りに出されていて、たまに様子を見に行ったりはしていたんだけど、ここ暫くはいろいろ取り紛れていてこの公演のことは、頭にありながらもどうも後回しになっていた感じ。まぁ当日でもチケット残ってるだろ、みたいに考えてたんだけど、完全に甘かったみたい。まぁ、気が付いて良かったですけど。席はともかく、ルンキナのオデット/オディールは楽しみです。牧版ということで、私はこの演出は初めて観るのでそれも楽しみですね(初演時の評判はそれ程芳しいものではなかったような記憶がありますが・・「ライモンダ」や「椿姫」のように眼に美しく、さらりと流してしまうような感じなんでしょうかね?)。いずれにせよ、来週は、否来週「こそは」、絶対観に行けますように!「ル・パルク」名古屋公演は観に行けなかったのです・・無念。
2008年06月10日
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