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2007/02/04
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「アルの奴はナニしてんねや!」

ホテルラピスのロビーでジャルデウがそう叫ぶ

「身を清めるって言って…お風呂に入ったきりなの^^;」

アイナがそう説明する

「初の完全体挑戦だからねしかたないよ」

悲魔がそう言う

「悲魔さんもはじめての挑戦の時は緊張したの?」



「いや…俺は何も考えて無かったな…失敗したらどうしようとかも考えずに泉に入れて、完全体になって…」

悲魔がそうアイナにい言う

「1回で成功したの?」

アイナは目を丸くしてそう聞く

「うん」

悲魔は顔色を変えずにそう答える

「グッドモーニング…ミスター」

そこにそう言いながら焔が現われる

「日は沈んでますが」

藁人形がそうつっこむ

「前から変な奴だとは思ってたが…杖じゃなくてタムファーかよw」



「まぁね、人と同じっていうのがどうしてもイヤでねw」

焔もそう言って笑う

「で、アルはまだかよ!」

ジャルデウはそう叫ぶ
結局アルテミスはそれから30分ほど経ってからロビーに現われた

泉の周辺には十数名の人だかりができていた

「え…今日は混んでるのね^^;」

アルテミスがその人だかりを見てそうつぶやく

「ちゃうやろ…アレは応援wきばれよ~!」

ジャルデウがそう言ってアルの背中を数回叩く

「Σ(´ロ`;)」

アルテミスの動きが止まり…徐々に血の気が引いていく
泉の周りにいた集団がアルテミスの姿に気が付き歓声を上げる

「こりゃあ…引き下がれんなw」

ジャルデウは他人事のように大笑いする
顔を手で押さえフラフラとするアルテミスの手をアイナと白狐が引いて歩く

「あんなんで大丈夫かね」

藁人形がそうつぶやく

「まぁ…成功するか否かは泉が決める事…本人の体調や気分は関係ないからね」

悲魔は顔色ひとつ変えずにそう言う
そしてアルテミスが泉の前にたどり着く
応援のボルテージが上がりさらに人を呼び込む
そんな歓声とはうらはら当のアルテミスは呆然と泉の前に立ち尽くす

「完全に飲まれてんな」

ジャルデウがそうつぶやく

「ほんじゃ景気づけに俺が一発成功させますか!」

そう言って焔が泉に向かって歩き出す

「大丈夫か?こんなもんは勢いつけてやっちまった方がいいよw」

焔はアルテミスの横に立ちそうつぶやく
アルテミスは焔にただ苦笑いを返す

「さて…ほんじゃぁいきますか!!」

焔が誰に言うわけでもなくそう叫ぶ
一斉に歓声が起きる

「行くぜ!!」

焔はそう言いながらタムファーを1つ泉に投げ入れる
歓声が止み辺りが一気に静かになる
焔はもう1つのタムファーを頭上に掲げる
緊張が一気に走る
それからしばらくした後

「時空を…とらえました」

焔はそう言ってタムファーを泉に投げ入れる

「時空ってなんやねん…」

ジャルデウはそうつぶやく
その時…泉から光の柱が立ちのぼりまばゆいくらいに輝くタムファーが浮かび上がってくる

「おおお!なんだかわからんけど…時空スゲー!www」

ジャルデウはそう笑いながら叫ぶ
焔は浮かび上がったタムファーを装備して空に向かって突き上げる
タムファーから稲妻が天空に向かって駆け昇っていく
集まった人達から歓声が沸き起こる
そして注目はアルテミスへと向けられる

「これはこれでやりづらいな」

悲魔はそうつぶやく

「うむ」

藁人形も横でうなずく

「あんなシャチホコ張らなんでも気楽にやったらええのに…失敗したらしたで盛り上がるしwww」

ジャルデウはそう言って笑う

「縁起でもない…」

藁人形は苦笑いでそう言う

「失敗しても盛り上げてやる…案外ジャルさんの言う通りかもね」

悲魔はそう藁人形に言う
そんな頃…泉の縁で立ち尽くすアルテミスに焔が何かをささやく
アルテミスは小さくうなずく
そして…泉にカーラを沈める
周囲がそれを見てざわめく
アルテミスはそんな周囲を気にすることなくバゥルを胸に抱き祈るように目をつむる
カーラとバゥルでの完全体挑戦…その異常とも思える行為に周囲のざわめきは治まらない
どのくらい経っただろうかアルテミスは意を決しバゥルにくちづけをすると静かに泉に沈める
ざわめいていた周囲も静かになる

「こんなに時間かかってた?俺ん時も」

焔がそう悲魔たちに尋ねる
確かにそう思えるくらい間が長かった
悲魔は無言で首を横に振る

「喰い合わせが悪くて腹壊したんちゃうw」

ジャルデウがそうつぶやく
それを聞いて周囲で笑いをこらえる声が漏れる

「プックククッ…ジャルちゃんナイス」

焔が親指を付き立ててそうつぶやき笑いを噛み殺す
その時…泉がぼんやりと光り輝き泉からあふれ出す水のように周囲に輝きが広がる
その輝きは焔の時の力強さとは違いなんとも言えない優しさに満ちた輝きだった
そして泉からプラチナ色に輝く弓が浮かび上がる
それを見て周囲から拍手喝采が起こる
アルテミスは浮かび上がってきた弓を手に取るとギュッと抱きしめる

「アルさんオメデト♪」

アイナがそう言ってアルテミスの横で飛び跳ねる

「ピカピカしてキレイです」

白狐はそう言ってアルテミスの弓を見つめる

「うんうん良かった良かった」

藁人形はそう言って何度もうなずく

「うーんめでたいんやけどなぁ…こう、なんて言うか一度失敗してからの方がさ」

ジャルデウがそう言いかけた時
アルテミスが弓を手に取りジャルデウに向かい構える

「Σ(´ロ`;)」

アイナと白狐はとっさにアルテミスから離れる

「あんた達…私がどんだけ泣きそうな思いだったか…それを…それを…そこに直れ!光栄に思いなさい試し撃ちの的にしてあげるから♪」

アルテミスはそう言って薄ら笑顔を浮べる

「こわ…目が座っとる…」

ジャルデウはそうつぶやく

「いや…ホラ…なんていうか緊張をほぐすって言うの?なぁ」

焔はしどろもどろにそう言ってジャルデウに同意を求める

「せや…良かれと思ってさ…なぁ?」

ジャルデウは隣にいた悲魔に同意を求める
悲魔は無言で何も答えない

「ちょwwwww…話せばわかる!」

焔はそう言って藁人形の背後に回る

「そそ…ちょっとおちゃめしただけだし…」

ジャルデウもそう言って藁人形の背後に回る

「ぬおぉ!」

藁人形は思わずそう声を漏らし両手を挙げる

「お二人さん…痛くしないから出てらっしゃい♪」

アルテミスはそう言って不適に笑う

「ゴメンなさい…」

焔とジャルデウはそう言って藁人形の背後から出てくる
次の瞬間2人めがけて何かが飛んでくる
2人はとっさにそれをかわす

「あらあら…避けたら痛い思いするだけなのに…困った人達ね」

アルテミスはそう言ってもう1度弓を構える

「だぁ!あぶねぇ!ホントに撃ちやがった!」

ジャルデウがそう叫ぶ

「まぁ…いつものアルに戻って良かったな」

悲魔はそうつぶやく

「良くないって!」

焔がそう悲魔に言う
そこにめがけて矢が飛んでくる
焔と悲魔がとっさに避ける

「お、俺もかよ!」

悲魔は思わずそう叫ぶ

「あの目は…ヤバい…マヂでヤバい…三十六系逃げるにしかずってやつだ!」

焔はそう言って群衆に飛び込む

「おい!こっち来るなって!」

群衆はそう叫ぶ
そこにめがけ矢が飛んでくる
もはや無差別テロ状態
夜も深けたテラの町に絶境がこだまする














鳥の声と共にテラの町に朝が訪れる
SSDの面々は朝もやの中
ユニオンホールの前に並んで正座をさせられていた

「なぁ…朝だな…」

ジャルデウがそうつぶやく

「うむ」

藁人形がそうつぶやく

「眠い…」

焔がそうつぶやく

「うむ」

藁人形はそう答える

「そこ!黙って正座しろ!」

大きな斧を地面に突き立て仁王立ちのデンキチがそう叫ぶ

「まぁ…今回は完全体に成功したという事もありこの位で大目に見るが…騒ぎたい気持ちはわかる…だが程々って言葉を知れ!」

テラの町にデンキチの檄が響き渡る

泉は何も語らずいつものように水を湛えている









「おなかすいたです;;」

白狐が小声でそうつぶやく

「ゴメン…」

アルテミスはそう言って白狐の頭を撫でる

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2007/02/04 04:42:58 PM
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