PR

×

Profile

†Aina†

†Aina†

Calendar

Archives

2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04

Comments

†Aina† @ …あとがき みなさまこんばんわぁ♪ 本日は…「メルファ…
†Aina† @ あとがき♪ はい…みなさまこんばんわぁ♪ 今回は…久し…
†Aina† @ あとがき… みなさま…こばわぁ♪ 予定よりだいぶ時間が…
†Aina† @ あとがき♪ みなさまこばわぁ えと… サクッと軽めに…
†Aina† @ あとがき♪ さて…「第1話」を公開しました♪ えと…………
2010/10/17
XML
『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~
第九章・第3話「-宣戦布告-」

『クロノス城 ギルドセンター』

早朝…招集がかかった各ギルドのマスターがセンター前に集まっていた

「おい!アルフレッド!いつまで待たせるんだよ!」

「今日は何の召集だ?」

「城の門は閉ざされてるし…外出禁止だと言うし…どうなってるんだよ!」

痺れを切らしたマスター達がアルフレッドに詰め寄る

「ですから…教団の教導長様よりお話があるとの事で…もうしばらくお待ちください!」


その時…街の上空に黒いケープを着た男の姿が映る
それを見たマスター達はざわめきだす

「皆の者…待たせて申し訳なかった…私がコエリス教団…教導長である」

辺りに響き渡る声でケープの男はそう言った
アルフレッドや役人達は姿勢を正すと右拳を胸に当てて深く頭を下げた

「今日は皆に大事な話がある…私には教導長以外にもうひとつの名を持っている…今日、たった今よりその名を名乗る事にした…我の名はシドス…心に刻み込めよ愚民共…」

シドスと名乗ったケープの男はそう言って笑った
マスター達は一斉にざわめき始め…アルフレッドは驚愕して剣を落とすとその場に座り込んだ

「今日まで貴様らを騙し続けていた事は…謝ろう…しかし我が何かお前達に危害を加えたか?むしろ逆ではないのか?地位…名誉…名声…金に権力…我はお前達が望むありとあらゆる欲を叶えられるようにこの混沌とした世界を与えたつもりだったがどうだ?」

シドスは不敵な笑みと共にそううったえかけた
いつしかざわめいていたマスター達も静かになっていた



シドスの言葉にまた少しざわめきが起こる

「金を欲する物には金を与えよう!…名誉が欲しければ名誉を与えよう…権力が欲しければ権力を与えよう…今一度問う…我と共に我が作り上げたこの混沌たるパラダイスで生きぬか?…平和とはなんだ?平和になってどうする?それで欲は満たされるのか?ここはいいぞ…欲に満ち溢れている!己が力で全てが手に入る…我は我に逆らう愚かなる偽善者どもを許さぬ!2日後この城に総攻撃をかける…我と夢を見たい者はこの城から退去しろ我が未来永劫終わる事のないこのパラダイスで夢を与え全ての欲を満たそう…平和などといった愚かな偽善をかざす者はこの城に残れ…死を与えよう!…良く考える事だな」

シドスはそう言って高笑いすると姿を消した
ざわめきの中…タロのチャットが鳴る

「どうした?…そうかお前達も聞いたか…そうだな…合流しよう」



「クラッシュか?」

悲魔の問いかけにタロはうなずいた

「それにしても…奴が先に動くとはな…」

タロは珍しく苛立ちを露にして近くの柱を蹴る

「これでいいんだよ…これで道が出来たんだからね」

悲魔は腕組みをしてうなずいた

「しかし…時間が無さ過ぎる」

「もう賽は投げられたんだ…あとは皆が決める事だ…」

悲魔はざわめくマスター達を見てそうつぶやいた

「どれだけの人が残るんですかね」

「さぁね…どれだけ残るか…」

タロのつぶやきに悲魔がそう答えた
周りは落ち着く雰囲気ではなく時間をおくごとに騒がしくなっていた

「これほどまとまりが無かったとは…まとめてたデンキチを尊敬するよ」

タロは苦笑いを浮かべてため息混じりにそう言った

「確かに…バラバラだね」

「いっそ名乗りを上げて上に立ってみては?」

タロは真剣な顔で悲魔に言った
悲魔はしばらく考えたのち…フッと笑うと

「俺1人で担げるような旗なんてちっぽけだからね…そんなちっぽけな旗には誰も集まらないよ…みんなで掲げるんだよ見たこともないような大きな旗を」

そう言ってタロの肩をたたいた
窮地なのに悲魔の目は澄みきっていた

「さて…俺達もいつまでもここに居続けてもしかたないからね…一度解散して明日の朝もう一度ここに集まろう」

悲魔の言葉にタロは頷いて2人はギルドセンターをあとにした


『ホテル・ラピス』

「なんなんですか!あれは!言いたい事ばかり…クソ!」

ハイネがそう叫んでソファーに座り込む

「そう言うな…あいつの言ってる事はあれで間違いじゃない」

「焔さん!」

「聞けよハイネ…人ってのはな…欲だけは消せないんだよ、ある意味その欲があるから生きていかれるんだ」

「確かに道理だな…」

「音速丸さんまで!」

「欲…それだけ見ればこの世界は良い世界だよ…俺がこの世界に始めて降り立った時…どこか懐かしい気がしたんだ俺が居た世界も欲で満ち溢れてた」

「じゃあ…あいつの言う事を認めるんですか?」

「だから言ったろ…間違いではない…と、しかし正しいとも言ってない…ただ俺は人に与えられる欲なんか欲しくもねぇけどな」

「焔さん…」

「平和はなゴールじゃないんだよ…平和ってのはな、作るよりも維持する方が難しいんだ…その困難と闘う方が俺は楽しいと思うけどな誰もがそう思うわけじゃねぇ」

「どのくらい残ると思う?」

音速丸が焔に聞くと

「まぁ…一握り残れば上等だろうな…人は弱いからなぁ多数の中に身を置きたくなるものさ」

焔がそう言った時カウンターの奥から焔の大きなシャツを着たアイナがあくびをしながら出てきた

「え…えええ!な、なんで彼女が?」

「旦那…昨日なんて言った?…確か眠くなったんで邪魔されたくないから鍵をかけてちょっと寝ようと思ったらガッツリ寝ちまった…そう言ったよな」

音速丸は目を逸らし…そ知らぬ顔をする焔を覗き込む

「ふみゅう…なんかあったの?」

まったく事情の飲み込めてないアイナが目をこすりながらつぶやくと

「のんきだなぁ…」

焔はそう言ってタバコに火をつける
アイナは首をかしげる

「宣戦布告ですよ…」

「宣戦布告か…確かにそうだな」

「旦那…話そらすなよw」

音速丸は肘で焔の胸辺りをつつく

「成り行きだよ!成り行き!」

「成り行きねぇ…そりゃスゲー成り行きだなぁ…どうやって口説き落としたんだ?」

しつこいくらい絡んでくる音速丸に焔は手で追い払った

「コーヒーをどうぞ」

そこにアイナがコーヒーを淹れて持ってきた

「男物のシャツにコーヒー…うらやましいねぇw」

音速丸はそう言ってニヤニヤと笑う
それを聞いてアイナは自分がとんでもない格好をしてる事に気付いて顔を赤らめて焔の部屋に戻っていった

「音速丸さん…」

ハイネは音速丸を見てため息をつく

「そう言えば…お前も春が来たんだったなw」

音速丸は矛先を今度はハイネに向ける
ハイネは思わず口に含んでいたコーヒーを吹き出す

「へぇ…いつの間にw」

焔はコーヒーを飲みながら笑う

「そんなんじゃないですって!…ただ、ちょっといいなぁ…って」

ハイネはそこまで口にしたところで慌てて言葉を止める

「なるほどねw…で、どんな子なんだ?」

「柊って言うブロンドらしいぞww」

「ひいらぎ…」

「だから音速丸さんは下品なんですよ!」

「なんだと!」

ハイネと音速丸が睨み合ってる時

「そうだ!柊さん…白狐ちゃんのお姉さんかもって…」

着替え終わったアイナがそう言って飛び出してきた

「なるほどね…それなら大至急連絡取ってやれ一刻を争うからな」

焔はそう言ってハイネの背中を叩いて笑った


『SSD アジト』

「大変な事になっちゃったね…」

戻ってきた悲魔にアルテミスがそう言った

「まぁ…これで動かざるを得なくなったわけだし…こっちで篩いにかける手間が無くなったからね」

「どのくらい残るかなぁ」

悲魔の言葉を聞いたアルテミスが心配そうな顔でつぶやいた

「一握り…残れば御の字ってところかな」

悲魔は苦笑いで答える

「で…どうするんだ?」

藁人形が悲魔にそう聞いた

「とりあえず…明日状況を見てから決めるけど、ああ言われた以上…基本はここを死守だね」

「守り続けたってジリ貧っすよ」

グロが悲魔にそうつっこむ

「とうぜん攻めるよ…ただし少数精鋭でね…」

悲魔はそう答えて不適に笑った

「そん中には俺も入ってるんしょ?」

ジャルデウがそう言いながらアジトのドアを勢いよく開けた

「ジャルちゃんどこに行ってたんだよ!」

「ちょっとねw」

ジャルデウは突っかかってきた藁人形をはぐらかした

「メンバーの構成は明日の状況次第…作戦も同様だね」

悲魔はそう言ってイスに座ると古い大陸の地図を広げた
そしてクロノス城のあるヒドゥンビレッジと書かれた場所を赤丸で囲み
ファン城の場所に力強くバツを入れてペンを地図の上に置いた
その後クラッシュ達がアジトにやってきた

「一気に大所帯になったなw」

「ほんじゃ今夜は上で寝るかな」

ジャルデウはそう言って女の子が使ってる2Fの寝室を見上げる

「それは絶対にダメ!…下の寝室がいっぱいならならココ!それでもあぶれたら外よ!」

アルテミスはジャルデウを睨み付ける

「ケチ!…ってそう言えばアイナさんが見えんね」

ジャルデウは集まった面々を見渡してそう言った

「あぁ…アイナさんなら焔のとこに居るよ」

「焔んとこ?なんでよ」

「色々あってね…」

「ほぉ…そういう事ね…そりゃまぁよろしい事でw」

ジャルデウは変な笑い方をする
そんなジャルデウをアルテミスが怒鳴りつける
その仲裁に入ったグロやエースを巻き込んで…
騒ぎは大きく拡大しアジトの中は大騒ぎになる

「相変わらずだな…」

藁人形のつぶやきに

「そうだね…たぶんああせずにはいられないんだと思うよ」

悲魔がそう答えた
馬鹿騒ぎはやがて宴へと変わる

「7番ジャルデウ…悲魔コンの真似します!………やぁ」

「似てねぇよww」

「悲魔さんはそんなんじゃないってば!」

「ひでぇ…」

「じゃあ次、俺!8番グロ…肉喰います!」

「ちょwwおまwwwそれ芸じゃないし」

「肉ばっか食うなよ!」

「それは俺の肉だよコノヤロー!」

「9番、白狐…アルさんの真似します♪……じゃんじゃん持ってこーい♪」

「ちょ…白狐ちゃんやめてよ…」

「白狐お前…誰だ白狐に酒飲ましたのは!」

「にゃははははは…ジャンジャンもってこいでーす♪w」

「それじゃあ…私は手品でもしようかしら…10番、凛……街をひとつ消しまーす♪」

「!!!!」

「ちょ!」

「それはやめてくれ!」

「えええ…つまんないよぉ」

「つまんなくない!」

「11番グロ…肉の踊り食いをします!」

「…こいつ踊りながら喰ってるし」

「器用なやつだなぁ…」

「動きが気持ち悪いです」

「おい!肉がねぇ!」

「こいつ全部喰いやがった!」

「極刑だ!捕まえて締上げろ!」

夜が更けても騒ぎは続き
1人…また1人つぶれていき…

「まら…飲めるんらからぁ…」

アルテミスが酒瓶を抱いたままその場に崩れ落ちて
宴は終了となった

「やっと寝たよ…まったくひどい惨状だなこれは」

悲魔はそんな事をつぶやきながら1人で片付けを始める
そしておおかた片付いたところで

「みんな…ついて来てくれてありがとう…」

寝ている全員に頭を下げた


そして長い夜が明ける…



…『To Be Continued♪』





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010/10/18 12:41:05 AM
コメント(1) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


あとがき♪  
こんばんは♪
日付が変わったら日曜日だから…今回は日付が変わったらアップしようかなぁ
…なんて思ってて曜日を勘違いして月曜になってしまいました(x

さて…いよいよお話が終局に向けてスタートです♪
長いセリフが多いエピソードでしたw

次回は…木曜日頃かなぁ
という事で…今度は曜日を間違えないようにしますw


…『To Be Continued♪』 (2010/10/18 12:46:29 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: