PR

×

Profile

†Aina†

†Aina†

Calendar

Archives

2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04

Comments

†Aina† @ …あとがき みなさまこんばんわぁ♪ 本日は…「メルファ…
†Aina† @ あとがき♪ はい…みなさまこんばんわぁ♪ 今回は…久し…
†Aina† @ あとがき… みなさま…こばわぁ♪ 予定よりだいぶ時間が…
†Aina† @ あとがき♪ みなさまこばわぁ えと… サクッと軽めに…
†Aina† @ あとがき♪ さて…「第1話」を公開しました♪ えと…………
2011/04/03
XML
『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~



『ゲブランド帝国・首都ルーンワール 平民区』

今も貧富の差が激しく、情景にもその色が隠せない平民区の裏通りを
肩にかかる銀色の髪の毛を風にそよがせてラフな格好で歩く青年がいた

「あ!ライル様!」

「ライル様だ!」

その青年を見つけた数人の子供達が口々にそう言って駆け寄る
青年は「静かに!」と言わんばかりに人差し指を口元に当てた


「元気そうだな…お前たち」

子供達にライルと呼ばれた青年はそう言ってしゃがんで子供達に笑みを送る
何を隠そう…この男こそ現在のゲブランド帝国皇帝ライル・ク・ベルダ・ゲブランドその人である
皇帝の座に着くまではライルもこのスラム化した平民区で暮らしていた
とはいえライルも前皇帝と平民である母親との間に生まれており皇族の血は引いている
そして前皇帝の死後、混乱する帝国をまとめ上げて現皇帝となる
奪われた領土奪還を旗印に帝国をまとめたものの
帝国内では貧富の差をなくす政治を進めるため平民からの支持の厚さの割りに
特権的な優遇を受けていた貴族達からは疎まれているため難儀していた
そのせいか時折「息抜き」と称してこうやって平民区をふらつく事がある

「ライル様!…お話聞かせてよ!」



子供達は目を輝かせてライルに話をせがんだ

「悪いな俺はそういうの苦手なんだ…今度はケイも連れてくるからよ」
(「なんかザワついたんで来てみたが…変わりは…ナシか…」)

ライルは苦笑いで子供達の頭を撫でながら辺りの様子をうかがった

「ライル様…どうしたの?」



「なんでもない…変わった事はないかな…ってねw」

ライルは微笑んでその子の頭を撫でた

「そうだ!そう言えば…さっきライル様の事を真っ赤な髪のお兄ちゃんに聞かれたよ?」

1人の子供がそう言うと隣にいた子も同意してうなずいた

「真っ赤な髪…誰だ…」

ライルは口元に手をやって少し考え込む

「はじめて見る人だったよ」

「うんはじめて見るお兄ちゃんだったね」

「うんで…また来るって言ってどっか行っちゃったの」

「お友達?」

思案しているライルを子供たちが心配そうな顔で見ている
それに気がついたライルは

「ああ…友達だぜ!…じゃあよ、今度また来たら少し待ってれば来るかもよって伝えてくれよ」

ライルは満面の笑みで子供たちにそう言った
子供たちはうなずいて返事をする
そしてライルは立ち上がると

「今日は忙しくてな…今度はケイの奴も連れてくるからよ!また来るぜ」

そう言って子供たちの前から立ち去った
子供たちに背を向けた後…ライルは険しい表情でまた思案した

「誰だ…いったい」


『ゲブランド帝国・王城』

「ライル様…お帰りなさいませ」

玉座の間に戻ったライルにケイが声をかけた

「おう…悪かったな…変わりはないか?」

「はい…特にこれといって」

ライルはケイの言葉を聞いてうなずきながら玉座に座る

「陛下!困ります…こう度々出て行かれては」

玉座の間にそう言いながら家臣が飛び込んでくる

「いいだろちょっとくらい…その間ケイがいるんだから」

ライルは指で耳をいじりながらそう答える

「そうはいきません!もしも陛下の身に何かあれば…」

「重々気をつける!…以上」

ライルは家臣の言葉に耳を傾ける事なく足を組んで玉座にもたれ掛かる

「それと…今日中に裏に積み上げた書類の山に目を通して下さい!」

「はぁ…どうせ貴族共の苦情だろ?…燃やしちまえ」

「そうはいきません!たとえ気に入らない事であれ彼らはこの国を支える者達なのですから」

「わかってるよ…見ておく」

ライルはそう言って家臣を手で追い払う

「ケイ…他国の状況は?」

「現在はネツァワルとエルソードが小競り合いを…ホルデインは現状のままですね」

ライルに聞かれたケイは状況を報告し始める

「カセドリアはこの前の一戦からは大きく動いていませんが国境付近の警備はかなり厚くなってるようです」

「豆野郎が…小賢しい」

「加えて未確認の情報ですがカセドリアの前線でかなり腕の立つ弓兵がいるようです」

「豆野郎の弟子か?w」

「さぁ?…ただ腕で言ったらウィンビーン卿をしのぐとも聞いていますが」

「へぇ…あの豆野郎を超えるのか…会ってみてぇなw」

ライルはそう言って笑った

「そう言えば…赤い髪の男に心当たりはあるか?」

「それはまた大雑把な質問ですね…ただ、面識のある範囲では心当たりはないですが…それが何か?」

ライルはケイの答えを聞いて苦笑いを浮かべた

「いや…たいした事じゃない…悪かったな変な事を聞いて、忘れてくれ」

ライルはそれ以上はその件については口にしなかったし
ケイもまた特に追求もせずにいた


ライルが赤い髪の青年と出会うのはもう少し先の話…


…『To Be Continued♪』





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011/04/03 10:08:56 AM
コメント(1) | コメントを書く
[『FEZ』~メルファリア戦記~] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: