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2011/12/05
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カテゴリ: 『・・・・・』
~第5話「任務」~



クラウドは昨日の事が心の隅に引っかかっていたため少し重い気分で強行課のドアを開いた

「ウイッス~!」

するといつもの様な能天気な挨拶が返ってくる
クラウドは無言のままザックスを見た

「なんだよ…今日も辛気臭いツラだな…腹の調子でも悪いのか?」

ザックスはそんな事を言いながらクラウドに絡みついた
クラウドは昨日のザックスの言葉を思い出した

(「そうだ…俺が気を使ったんじゃ意味がない…」)



「そうか…まぁプロトタイプじゃなぁ…シドに『使えねぇぞ!』って言って突き返しちまえw」

ザックスは笑いながらそう言っていつものようにデスクに座った
その時…ノックと共にドアが開くと

「特攻さん…任務だぞと」

レノがそう言って入り口の壁にもたれかかる

「事件か?」

ザックスが身を乗り出してレノに聞くとレノは首を横に振った
クラウドとザックスは眉間にシワを寄せて顔を見合す

「社長から呼び出しだぞと…」

レノはそう言うと2人に顎で『行くぞ』と促すと部屋を出て行った
クラウドとザックスはレノの後を追った

その事も2人には緊張する要因となる
過去においても時々出動や任務があったが今日の様な雰囲気ではなかったし
とうぜん社長から呼び出される事なんか1度も無かった
3人の乗ったエレベーターは最上階の社長室へと着いた
レノは先に降りるとエレベーターの扉を抑える

外はもう社長してである
見ると窓際に薄いグレーのスーツを着た神羅カンパニー社長…ルーファスが立っていた
クラウドとザックスは顔を見合わせてうなずき合うと

「特務強行課…クラウド」

「特務強行課…ザックス」

「「入ります」」

2人はそう言って社長室へと入った

「すまないな…急な呼び出しをして…まぁ、そこに座ってくれ」

ルーファスはそう言って2人をソファーに座らせると…そのまま向かいに座った

「実はうちに緊急の依頼が入ってね…2人にはそこに行ってもらう事になる」

「事件…ですか?」

クラウドがそう聞き返すとルーファスは首を横に振った

「君達は…ガーデンという組織を知っているか?」

「ああ…軍人とかSPとか…そう言った職に就く事を教えるっていう…アレですか?」

ザックスがルーファスに聞き返すとルーファスはうなずいて返事をした

「ガーデンの生徒は優秀でね…大半はガーデン所属の『シード』というフリーの傭兵になるようだが…うちにも毎年何名か入ってくる…まぁ、軍人になる奴もいるし…果ては革命家になる者もいるが…まぁその話はいいだろう」

「で…そのガーデンがどうしたんですか?」

「うむ…今年は大規模な演習があるらしく…その要請がうちに来た…まぁ、うちとしては毎年卒業生を貰ってる建前もあるんでね…手伝う事にしたわけだよ」

「なるほど…で、その演習ってのは?」

「拠点を占拠されたと仮定して…その拠点を奪還してそこの通信施設を復旧させる…といった内容らしい」

ルーファスはそう説明するとクラウドたちの前に演習地の地図を置いた

「つまり…君達にはその拠点を占拠した犯人になってもらいたい」

クラウドとザックスは顔を見合わせる

「1つ…いいですか?」

「なんだねクラウド…」

「それは…阻止してしまってもよいのですか?それとも…」

クラウドがそう質問するとルーファスは口元を抑えて笑う

「無論!阻止する事を任務とする…そうでなければ演習にならんだろうしね…それにひよっこ共に上には上が居るという事を見せつけてやらねばな…それも教育だw」

ルーファスは笑いながらそう答えた

「しかし…これは楽勝じゃないのか?…拠点に上る道は1本…途中二股に分かれてはいるがいずれ1つになる…そして幅は狭い…なん部隊居るかは知らないが…防衛有利だろ」

ザックスが地図を指さしてそう言った

「まぁ…確かにそう言える…が、奴らの中にはガンブレード使いもいるって話だ」

ルーファスはそう言うと地図の横に2枚の写真付きの紙を置いた

「ガンブレード…斬った瞬間にトリガーを引けば瞬間的にダメージを増やすってアレか?」

「そうだ…そのアレだ」

「で…この2人がそのガンブレード使い…って事ですか…」

「そうだ…スコール・レオンハートにサイファー・アルマシーだ…他にも数名有力な生徒もいるようだが、この2人が特に重要な要になるだろうな…」

ルーファスの言葉を聞いてクラウドは考え込んだ
そしてしばらくの後…

「こっちは何名で臨むのですか?」

クラウドはそう質問した

「必用であれば何名でも良いのだが…何人必要なんだ?」

ルーファスはクラウドに聞き返した

「1人…あと1人どうしても必要な奴がいます…目が良く、そして常に全体を冷静に判断できて…そしてバックアップのできる男が…」

クラウドの言葉を聞いてルーファスは無言のままクラウドをジッと見つめた

「その口ぶりだと特定の誰かを指しているようだが…」

「はい…ぜひこの期にヴィンセントを…彼の目と腕はいずれ神羅にも必要となります」

「ち、ちょっと待てよクラウド!…確かに居て欲しいが…ヴィンセントはさすがに無茶だろう…」

「ヴィンセント…………あぁ…テロリストが立て籠もった事件で人質を撃ち殺してしまった罪で投獄されたという…彼か…」

ルーファスはそう言うとソファーから立ち上がり窓の方に歩き出した

「濡れ衣です…ヴィンセントの腕で誤射などありえません…それに当時もそれが証明されてます」

「知ってる…当時、その場に配備されていたお偉いさんのバカ息子の誤射の罪を着せられたのだろう?」

「そうです!」

「しかしな…クラウド…当時のお偉いさんたちは今やこの組織の重要な出資者だ…そしてそのバカ息子もその1人…」

「そうですか…それならば…私はこの任務を辞退します」

「ち、ちょ!クラウド!」

「ザックス…スマン…この任務にヴィンセントが必要で…それ以外の誰であってもその代りは務まらない…そしてさっきも言ったが今後必ずヴィンセントの力が必要になる…」

「クラウド…組織の人間が上からの任を蹴る事などできない事くらいは解って言っているのか?」

「はい…とうぜん解っています…だからその際はこのバッジをお返しします」

クラウドはルーファスにそう言いきった
ルーファスはしばらく窓の外の景色を見つめていた
そして急に笑い出す

「フッ…フフフフフフフフ…やはり私の人選は間違っていなかったようだな…いいだろう…その条件をのもう」

「社長!」

ルーファスの言葉を聞いた黒髪で長髪の男ツォンが叫んだ

「ツォン………いいんだ…」

ルーファスがそう言うとツォンは舌唇を噛みながらクラウドを睨む

「クラウド…お前の条件であるヴィンセントは一時的に投獄を解除しよう…で、ここからは私からの条件だ…今回の任務…完全勝利する事…これが出来たあかつきにはヴィンセントの罪を取り消しとする…どうだ?」

「ありがとうございます…」

クラウドはソファーから立ち上がりルーファスに深々と頭を下げた

「では…任務の成功を期待する…決行は明後日…それと本日午後ヴィンセントの解放に向かうので同行する事…以上だ…部署に戻れ!」

クラウドとザックスはもう1度ルーファスに頭を下げるとエレベーターに乗った
そして特務強行課に戻るなり

「クラウド!…お前…生きた心地がしなかったてぇの!」

「俺もヒヤヒヤしたぞと…」

「スマン…だがチャンスがあったらこれはやるつもりだったんだ…ヴィンセントが投獄されたあの日からずっと」

「そりゃあ…俺だってずっと気になってたけどよ…何もあの場でしかも社長に直談判はないだろ!寿命が縮むっての!」

「お詫びに昼飯おごるよw」

クラウドはザックスにそう言って笑った

「そういう事じゃ………3日!…いや1週間だぞ!」

「セコイぞと…」

「うっせぇ!」

レノの言葉にザックスが喰ってかかる…その時

「完全勝利…か…」

クラウドがそうつぶやくように言った

「出来るだろ…俺たちなら…ヴィンセントも加わるわけだし…ガンブレード使いが2匹、それ以外に優秀なのが居たとしたっておつりが出るくらいだろ…」

「だからさ…だから気になるんだルーファスの条件がね…」

「なるほど…」

クラウドはヴィンセントの解放を約束付たもののどこか釈然としない気持ちがあった
そして午後になりクラウドはヴィンセントの一時釈放に同行した

「ヴィンセント…久しぶりだな…」

クラウドはそう言ってビンセントに向かって拳を突き出す

「5年ぶりだな…クラウド」

ヴィンセントはそう言うとトレードマークの赤いマントを翻してクラウドの拳に自分の拳を当てた
そしてヴィンセントは看守から愛用の銃を受け取ると

「で…次の敵は?」

クラウドにそう聞いた

「ガーデンと戦う…そして完全勝利…」

クラウドがヴィンセントにそう答えると

「そいつは面白い…」

ヴィンセントはそうつぶやくように言ってフッと笑った



…『To Be Continued♪』





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Last updated  2012/01/25 02:21:26 AM
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