いつか空が堕ちる日まで。

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ハリー・ポッター ロン・ウィーズリー誕生日記念 (※ビルロンです)



「誕生日おめでとう、ロン」
そう言いながら、ママがぎゅうっと抱きしめてくれる
「ありがとう、ママ」


誕生日には、誕生日の人がこうやって家族皆に抱きしめられるのがうちの決まり事
ママが決めたらしく、物心ついた頃から当たり前だった

「おめでとう」
「ありがとう、ジニー」
特別柔らかく、ジニーが抱きしめてくれた
「ケーキ焼いたから食べてね」

台所の方に行ったから、ケーキの準備をしてくれるんだろう

「おめでとうな、ロン」
「ありがとう」
ジョージとフレッドは、いつも二人一緒に抱きしめてくれる

「……ロン、どうかしたのか?」
「えっ、何が?」
「なんでも無いならいいけど、なんか元気無く見えたから」
「だ、大丈夫だよ」

そう答えるのがやっとだった
実際僕は、今日が自分の誕生日だというのに、元気が無かったから

その理由は、1コだけ

「ジニー、俺たちも食べていいんだろ?」
「仕方ないわね、いいわよ」
「旨そ~!ビルも食べにくればいいのにな」
「…………」
ビルが、部屋から出て来ない

だから僕は、元気が無い


一昨日、ビルが久しぶりに帰って来て、僕の誕生日会にはビルも居てくれるんだって思って、すごく嬉しかった
なのに、ビルは昨日の夜急に、明日は部屋で一日中仕事をする、って言った
明日はロンの誕生日会よ?ってママが言ったけど、ビルは仕事だからと言って引かなかった
誕生日は皆で祝うべきだと考えているママがずっとビルを説得したけど、それでもダメで
最終的にビルが、僕に「ごめんな」って言ってきて……

ビルに嫌われたくない僕は、頷きながらいいよって言ってしまった
笑顔を作ったつもりだったけど、ジニーが憐れむような目で僕を見てたから、きっと笑顔になってなかったんだと思う


そしてビルは昨日言った通り、今日はまだ一度も部屋から出て来ない
朝ごはんも昼ごはんも、ママが部屋まで持って行った
その度ママは誕生日会に来るように声をかけたらしいけど、仕事が終わったら行く、としか言わなかったらしい

ビルがなんでこんな行動を取るのかが理解できなかった
仕事だからっていうのは解ってるけど、納得はできない
だって、僕が他の誰よりビルに祝って欲しい、抱きしめて欲しいと思ってるって事は、ビルも絶対解ってるはずなのに

「ケーキどう?おいしい?」
ジニーに話しかけられて、ハッと意識を取り戻す
「あ、うん、すごくおいしいよ。ジニー、ケーキ作るの上手くなったね」
僕がそう誉めると、ジニーは嬉しそうに笑った
横にビルが居てくれたら、きっともっとおいしく食べられたのに

「あっ」
「?どうしたの?」
「あー、その……ケーキ、ビルの所に、…僕が持って行ってもいいかな?」
そうだよ、ビルが部屋から出て来ないんなら
「それがいいわね。誕生日には家族全員に祝ってもらわなきゃ」
僕が会いに行かなくちゃ


ノックしてすぐに、「はい?」と言うビルの声が聞こえた
今日一日声を聞いていないだけなのに、なんだか物凄く懐かしく感じる
「あのっ、ロンだけど、ジニーが作ったケーキ、持って来た……」
おそるおそるそう言うと、少し間があって、どうぞって聞こえた
ケーキに気を付けながらドアを開けると、ドアノブを掴んでいた手を掴まれた

何が起こってるのかわからない内に手を引っ張られて、気付いたら僕はビルの腕の中だった
「えっ……と…………あっ、ケーキ!?」
思い出して左手を見ると、僕ぼ手と反対側の部分をビルの右手が持っている。ケーキは無事だった
「これジニーが一人で作ったの?上手くなったなぁ」
「あ、うん、そうみたい…」
「ありがとう」

まだ何が何だかわかってない僕からぱっと手を離して、ケーキだけを持って、ビルは机に戻った
どうしたらいいのかわからなくて、その場に立ち尽くす
ビルは無言で、ただペンの走る音だけが聞こえる

さっき僕を抱き寄せたのは、僕が見た都合の良い幻だったの?
いつも僕の事を大好きだって言ってくれてたのは夢だったの?
悲しくて悲しくてたまらなくなって、涙が出そうになって、ビルの前で泣きたくなかったから、急いで部屋から出ようとした

そしたら、「ごめんな」って言う、ビルの声が聞こえた

振り返ると、ビルが椅子から立ち上がって、ニヤニヤ笑いながら僕に近付いてくる
大きく手を広げて、ぎゅうっと僕を抱きしめた

「誕生日おめでとう、ロン」
耳元でそう言われて、こらえてた涙が、ポロポロとこぼれてきた
「っ……ビルっ…」
「ごめんな、意地悪して」
「……?意地悪…?」
何の事だかわからなくて聞き返したら、ビルは僕の肩を抱いてベッドの方へ移動した
二人でベッドに座る
「『仕事』なんて言って、誕生日会に出なくて」
「あ、うん…」
「本当は、別に仕事なんか無かったんだ」
「えっ?」
意味がわからなくてきょとんとしてたら、ビルが僕をひょいっと持ち上げて、僕はビルの膝の上に座らされた

「皆がお前を抱きしめる所なんて、見たく無かったんだよ」
言った後、ビルは僕のほっぺにキスをした
また、涙が出た
「っ……ビルのばかぁっ…意地悪っ…僕っ、なんでビルは僕の誕生日をお祝いしてくれないんだろうって、すっごく悲しかったのに……」
「ごめんごめん。お詫びに、誕生日プレゼント。今日はロンの言う事、何でもきくよ」
ビルが、僕の涙を拭ってくれた
ビルの背中に手を回して、抱きしめるというより、思いっ切り抱きついた

「じゃあね、ビル……ずっと、抱きしめてて」
今日淋しかった分、ずっと
「……いいよ」
ビルの手が僕の髪を撫でた後、背中に移動した
ビルの大きな手が、僕を包んでくれてる

意地悪は悲しかったけど、ビルがやきもち妬いてくれてたんだって思ったら、
少し、嬉しかった
















ロ ン 誕 生 日 お め で と う ! ! !

最初のトコ、ロン・ウィーズリーでいいのかなと一瞬思いましたが(一瞬かよ)、ロン・ウィーズリーで(何)

初書きビルロン……泡
ビル兄さんの喋り方が違うような気がしてならないよ!!汗

ロン受好き~vvvで、ビルロンも好き~vvvvv
私の中では、ロンはドロンなら 意地はり仔 、ハリロンなら 初恋乙女 (おい)、ロンハーなら 不器用 、ビルロンなら 甘えん坊 であって欲しいんです++(待て)
あ、 超鈍感 なのは 勿論すべてに共通 (笑)

あと、ジニーはロン大好きであって欲しいv
んで、ロンを取られちゃうからジニーはビルが嫌いで、ビルと仲悪かったらいいと思う(おい)
双子もロン大好きであって欲しいv
つか ロンは皆に愛されてたらそれでいい (待て)

赤毛兄弟の会話、どれが誰のセリフかわかりづらくてすいません;
ぶっちゃけどれが誰のセリフでもいいんで (殴)

この後二人はヤっちゃうんだろうなと思います(爆)
続き書こうかとも思ったんですが、日記のトコにえろを載せるのはやっぱさすがにどうかな~と(´ω`;)
もしリクがあったら小説小屋とかに続きえろアップするかもです(笑)





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最終更新日  2006年03月10日 12時09分50秒
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