2002年01月26日
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研修報告(7)
北京市内の自由市場

北京市の三環路と四環路の中間にある熊猫環島(パンダロータリー)総合市場を訪れ、管理責任者の陳さんから概要の説明を受ける。

この自由市場は有限公司で、個人の資本で作られたものである。面積は5㌶で、第1期として1万平方㍍の店舗をつくり、今年の1月1日にオープンした。この敷地は、1990年に行われたアジア大会の選手村の跡地である。

店舗数は2000区画あり、現在1300店舗が入っている。契約期間は最短6ヶ月で、1区画の使用料は毎月600元~800元である。このような規模の自由市場は北京市内に30ヶ所ほどあり、半分は国営、半分は公司である。

これから第2期、3期と拡張計画があり、第3期計画終了後には売り場面積4万平方㍍、四環路以内では最大の自由市場になる。加工食品、建材等の売場も設け、総合市場にする予定である。地理的にも三環路と四環路の真ん中にあり、近くに団地があるために、経営的にも安定しているとのことだった。現在扱っている品目は、A区=日用雑貨・電気製品、B区=衣服、C区=生鮮果実・野菜、D区=畜産・海産物である。

生鮮食料品の流通形態としては、スイカなどの一部の果実は汽車で運ばれるが、ほとんどはトラックで北京に運ばれている。それらの果実や野菜は、まず北京市内に2ヶ所ある卸問屋街へ集まってくる(その内の1ヶ所は大小路)。

卸問屋は約30%のマージンをかけて、小売商に売る。小売商は約20%の利益を加えて価格を設定する。ここの自由市場の小売商も、そのようにして品物を仕入れている。ここにはスーパーマーケットにある品物は全部あるが、スーパーより安いので、人が集まってくるのだそうだ。

逆に日本にこのような自由市場があるかと質問された。日本では個人経営の小売商はスーパーの価格が安いために競争に負けて少なくなったこと。したがって、相対売りという形はなくなり、消費者が陳列してある品物を勝手に篭に入れて買い物をすること。近年ではスーパーが差別化商品を扱って、価格が高くなったこと。青空市や産直市等が台頭し始めて、消費者は安くて、新鮮なものを捜し始めている事などを説明した。



説明の後、市場の中を自由に見学した。果物売場区では、バナナ、ポンカン、文旦、スイカ、梨、ブドウ、アメリカ産オレンジ、グレープフルーツ、リンゴ、キウイ、龍眼、イチゴ、メロン、パイナップルと、品揃えは日本とまったく変わらないほど豊富だ。

また、それぞれの売場がディスプレーに工夫を凝らしていて色彩も鮮やかで楽しい。パイナップルは、きれいに螺旋状に皮をむいでポリ袋に入れて飾ってある。ポンカンやオレンジは赤や透明のポリ袋で一個一個包んである。スイカなどは包丁で切って、秤で計って買っている。

文旦を一個(800㌘)6元で買った。外観は傷が多くてきれいとは言えなかったし、後で食べてみると酸味が少しきつかった。

価格は相対なので、そこら中で店の人と買う人が価格交渉をしていて、賑やかと言うのを通り越してうるさい。また、別の区ではケージに入って生きた鶏を売っているし、生きた鯉もいる。また、肉の売場では店の人が豚足をていねいに磨いている。垂れ幕に中近東のアラビア文字で書かれたものが下がっていたが、そういうお客も来るのだろうか?時間がなかったので、衣服売場や日用雑貨の区へ行けなかったのが残念だった。






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最終更新日  2002年01月26日 12時16分34秒
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