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太平洋戦争末期に敵国の捕虜の救援物資を運ぶ使命を帯びて絶対に攻撃されるはずのないはずの豪華客船「弥勒丸」が海に沈んだ。元エリート銀行員軽部は、その弥勒丸を引き上げてほしいと老いた中国人宋英明から強引な依頼を受ける。軽部は元恋人の久光律子らとともに弥勒丸について調べ始める。。。。。 浅田氏の文体は分かりやすいのだが、格調高いとはとてもいえない。戦争モノを書くなら、もう少し文語体というか、当時使われていた言葉で描いてほしかったな。何より気になったのは気品高い弥勒丸そのものと言われている律子さんのどこがそんなに魅力的なの?と思うところ。 なぜ弥勒丸は沈まなければならなかったのか、肝心なことはさらっとしていて、結局ロマンスを書きたかっただけかいな。これほどのページを割いている割に話がつまらないっていうか、まあ、はっきりいってあまり面白さを感じなかった作品。 浅田氏のはあんまり読んでませんけど、なんつうか、ノンポリなんだよねえ。ふうむ。
2006年12月27日
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「太田総理・秘書田中」は毎回楽しみにしている番組である。あんなことまで言っちゃって大丈夫かなと心配していたのだが、この本の中にも「死ね」というメールが毎回来ることとか奥様が体調を崩されていることとかのくだりがほんの少しではあるが語られている。おそらく日々誹謗中傷の嵐なのであろう。 それでも太田は語り続ける。今までみんなが思っていた疑問、タブーとされていた領域に堂々と踏み込んでいる。その彼の強さはいったい何なのか、それが分かるかもしれないと期待をもって読んだ。 感想を言えば、太田は語るほうがいいということだ。あの顔を真っ赤にして唾を飛ばしながら激論をする姿はここにはなかった。文章にすると他の誰かが言ったことと見分けがつかなくなってしまうのか、対談相手が悪いのか、どうにも歯切れが悪いような気がした。 それでも憲法が究極の理想であるにしても理想をもっているのといないのとでは大きな違いがあるという太田の言い分には大いに賛同する。 今の教育基本法改悪にしても、何でもかんでも教育のせいにして改悪してしまおうというのは許せない。そんなに窮屈にどこをとっても金太郎飴にしてしまって臨機応変なこどもが育つわけはない。ああ、言いたいことはいっぱいあるのに、語れないなあ。 これから太田はどこまで行くのだろう。これからも注目の人である。そして、自分より年が若い人の勇気に自分はどこまで応えられるのだろうと思った。
2006年12月27日
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雫井作品は目を通しておこうと文庫本を買ったのですが。。。はっきりいって、これはイマイチ。ミステリーの体裁であるけれど、スキー業界批判でしかないって気がする。自分がなぜ翻訳ものをあまり読まないのか、この作品を読んで解った。カタカナが多いからである。スキー業界はカタカナだらけ。選手の名前もスタッフも外人が多い。なぜか自分はカタカナを覚えられない。学習障害なのかもしれない。それで何回読んでも、この人物が誰だったかいちいち前に戻らなければならないのだ。しまいには、どうでもよくなって、適当に流して読んだ。 それに、プロの殺し屋が若き女剣士と柔道家にそんなに簡単にやられるかあ?このあたりは漫画でしかない。漫画ならもっと描き方があったのではないかと思う。大沢の「天使の・・・」シリーズの元女刑事ならまだその強さにリアリティがあった。ただ、なぜ日本の選手が続けてメダルを獲れないか、その秘密はよくわかった。こういう、スポーツ界の裏側って実際にあるのだろうな。
2006年12月08日
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