子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2010.07.19
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カテゴリ: 北米の児童文学
ふたりはきょうも

ときどきやってくる、やる気のでない日。
ちょっと動いては、すぐ横になりたくなってしまう。
そういう時は、ゆっくりでもできることを、一つずつこなしていくしかありません。

私の大好きな がまくんとかえるくん シリーズ3作目、「 ふたりはきょうも 」(アーノルド・ローベル作)の中に、「あした するよ」というエピソードがあります。

朝、目を覚ましたがまくんは、家の中が散らかっているのを見て、頭からすっぽり布団をかぶってしまいます。
かえるくんが、家に入ってきて言います。

「あした かたづけるよ。」とがまくん。
「だいどころの ながし よごれた おさらで いっぱいだよ。」
「あした するよ。」
「きみの いす ほこりだらけだ。」
「あした するよ。」
「きみの まど みがかなくちゃあ。」
「うえきには みずを あげなくちゃあ。」
「あした するってば!」
がまくんは、明日することを思って、ゆううつになってしまいました。
「でもね かえるくん。
もし いま すぐ ぼくがだよ、ズボンと うわぎを ひろいあげたら、あしたは もう ひろわないで いいんだろ?」

がまくんは、ズボンと上着を拾い上げて、たんすにしまいました。

こうしてふたりは、このやりとりを繰り返しながら、やるべきことを全部やってしまうのです。

今、目の前にある仕事に集中していれば、その仕事もあっという間に終わってしまいます。
そうして一つ、また一つと仕事をこなしていくうちに、やる気のなかった一日でも、ずいぶん仕事がはかどっているものです。


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灰色猫 立
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Last updated  2010.07.19 22:01:15 コメントを書く
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