子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

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2016.02.15
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カテゴリ: シュタイナー
反抗期のシュタイナー教育

わが娘も、あと1か月ほどで、小学校卒業です。
近頃は、かなり自分の意見がしっかりしてきて、好き嫌いもはっきりしてきました。
思春期に突入ですね~。
ということで、図書館で借りてきました「 反抗期のシュタイナー教育 」(著/ヘルマン・ケプケ)。

この本は、あるシュタイナー学校6年生のクラスについて、小説仕立てで描かれています。
その中に描かれる出来事や体験は、実際に起こったことに基づいているそうです。
訳者のまえがきには、こうあります。


 シュタイナー幼稚園の、柔らかな色彩に囲まれた夢のような環境に育った子どもたちは、そのまま問題なく育っていく、かのように思えます。けれども実際にはそうではありません。思春期には、今述べたようなさまざまな問題を見せるのです。
 けれどもそこからの展開が、シュタイナー教育ならではの深みを見せてくれます。」



こんなにも子どもたちの教育に全霊を傾けて打ち込んでいるなんて!と、うならされます。
もちろん、シュタイナー学校以外の先生が一生懸命でない、と言うつもりはありません。
ただ、シュタイナー学校の先生の真剣さは、想像を絶するものがあります。
それくらい言っても、過言ではないと思うのです。

また「子どもとはどういうものであるか」、「子どもの成長というものはどんな段階を通っていくか」について、徹底的にトレーニングを積んできているということも、シュタイナー学校教員の大きな特徴です。
日本の教職課程では、そのようなことに重点を置いて学ぶ機会は多くないのではないでしょうか。
私は教職課程をとっていないので正確なことはわかりませんが、「徹底的にトレーニングを積む」という印象はないような…。

そんなわけで、この本の中の、問題を解決しようと話し合う先生たちの会話も、専門的でかなり難しい。
神話や歴史、詩や聖書の引用などがよくでてくるので、日本人の私には親しみにくい感じがします。

それでも、これは!と思うポイントも何点かありましたよ。

私もぜひ取り入れたいと思うこと、それは「ユーモアを活かす」ということ。


でも、私の子育て中にも経験があります。
ユーモアを活かして話してあげた方が、子どもの心に届くという経験。
真面目くさってお説教するよりも、子どもが話に関心を持ちやすいわけです。
それが、思春期の子供たちには顕著だということですよ。
思春期って「権威」を嫌うものですものね~。


「教師は、いわば聖者のような、完全に上位にある立場から降りて、ある意味で、生徒と同じレベルでクラスに参加し、彼らのパートナーになることが必要なのです。そのときには、ユーモアがあると役に立ちます。ユーモアのセンスで生徒たちを喜ばせられるようになると、教師は、今までとは違った新しい種類の権威を獲得できるようになるのです。」

引用には「教師」とありますけど、親もそうだと思うんですよね。
思春期の子に対するとき、「上位にある立場を降り」た方がいい。
そして、子どもの「パートナー」であろうと努める。
そういうとき、子どもは心を開いて話を聞いてくれるような気がします。

私、ユーモアのセンスはあると思うんですよね!
よしよし、センスオブユーモアで、思春期を乗り越えるぞー!

「若者たちは、偏ったあり方で世界と関わるという荒波との闘いに時間を充分費やすと、自分自身という殻を通りぬけて世界を見ることができる、適切な知覚器官を得るのです。彼らはまるで、卵の殻を自分でつつき割って出てくるひな鳥のようです。最終的に彼らは立ち上がって、『わたしはここに居る!』と宣言するのです。」

むずかしい言い方ですけど、思春期は避けて通ってはならない、大切な大切なプロセスだということです。
問題が起こるなんて当たり前。
時間をかけてそれに取り組むことによって、自分を確立していくのですね。


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Last updated  2016.02.15 23:35:09
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